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【短編ホラー】 夏の記憶…

    つきほ


    よしまるさんの企画に参加させていただきます☺️。
    【さぶいぼ選手権】※ホラーは苦手分野なので、創作を加えて物語風に。パートⅡ。
    あたたかい目でお願いします…。

            ***

    これは、小学校の頃のこと。

    今もですが、当時から私の母は毎日1時間程のウォーキングをしていました。

    基本は早朝。
    でも、夏の間だけは夕飯後に。

    私は昔から怖がりで。
    というか本当に怖いから、夜の留守番は好きではなくて。

    「まだまだ赤ちゃんねぇ」

    そう笑われても、毎日夜のウォーキングに着いて行っていました。


    そんな、ある8月のこと。

    「もうすぐお盆だね。今年も忙しくなるなぁ……」
    と、母。

    「今年はお手伝いするから、いろいろ任せてね!」

    夜は、声が闇に吸い込まれていくみたいで。
    ひそひそささやくように、そんな会話をしながら、山の近くの道を歩いていると……。

    どこからか、スゥっとホタルが飛んできたのです。

    「あ、ホタル!」

    流れてきた光の尾に、思わず大きな声が出ました。

    といっても。
    実家は田舎にあって、山水が豊富だからか、ゲンジボタルもヘイケボタルもあちらこちらの川で毎年見られます。

    ピークの時は、川面に映ってまるで天の川みたいになることも……。

    近年は、もうほとんどいなくなったてしまったけど……当時はそれが当たり前の風景で。
    でも不思議なことに毎日毎晩見ても、きれいなものはきれいで……。

    「やっぱり暑いから、この時期はそうなるよねぇ……」

    ヘロヘロというか、どこかさまようように飛んでいたホタルを指さし、私はそうつぶやきました。

    「ホタルいた?どこどこ?」

    と、子どもみたいな母。

    「見てなかったの?今あそこからこう光って飛んできてたから……そろそろ」

    そろそろまた光る頃だよと言おうとして……ホタルの軌道を辿っていた私の指は、山の斜面でピタリと止まりました。
    そこには、闇に潜むように佇む祠があって。

    ……あれ?と思ったのです。

    ホタルの時期は6月。
    それに、この道の近くに川はありません。

    なんとなく嫌な気持ちになりながら、そのまま少し待ったのですが……ホタルの光はそれきりで。とうとう見つけることはできませんでした。

    「もうっ、何か勘違いしたんじゃないの?」

    そう言った母は……翌日から熱が出てお盆までずっと寝込んでいました。

    あれはホタルだと思ったんだけどなぁ……。

    それでも。
    私は、それからも母の夜のウォーキングには必ず着いて行きました。

    あの頃はなぜか、一人で家にいると、金縛りにあったり、物が勝手に浮かんだりしたんですよ。

    一度、変な揺れ方をする地震があって、慌てて外に逃げたら……。
    玄関のドアの後ろ。
    私の家だけがグラグラみしみしいってたことがあって。
    だから留守番ってなんか怖くって。

    あれ、なんだったんだろうなぁ……。


    山根さん、ありがとうございました😊。

    COBIToさん、ありがとうございます😊。

    よしまるさんありがとうございます😊。


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    長い間…自分のために書いていた物語たちを、形に残そうと思い立ちnoteをはじめました。 自己紹介をご覧ください。 今は、創作エッセイや企画のお話しに参加させていただき、書くことを楽しんでいます。 不思議な余白が好き。 (長編は、児童文学寄りかも?) よろしくお願いします🌳。

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