メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【創作エッセイ】 『丸刈りーだ』 〜アマノ文筆クラブ〜

    つきほ

    甘野さん、企画に参加させていただきます☺️。
    ●今回のタイトル…「丸刈りーだ」

            ***

    どうでもいい話だが……息子が髪を切ってくれない。

    面倒なのか。
    恥ずかしいのか。

    「お金がもったいないからまだいい」と言うのを放っておいたら……とうとうぼさぼさロン毛になってしまった。

    私の髪より長くね?

    ツーブロックの面影は、微塵もない。

    小さい頃からずっと、私が適当にカットしていたのが良くなかったのか……。
    あまりに無頓着すぎる。

    このままだと、陰キャまっしぐら……。


    ……よし、仕方がない!
    私は、引き出しの奥からバリカンを取り出した。

    今日も美容院に行かないと言ったら……久々にやってやる。
    もちろん、丸刈り一択だ。


    「何か悪いことでもやらかしたの?」
    「やーい、丸刈りーだ!」

    みんなにいじられ、余計に恥ずかしい思いをするがいい。

    そして、刈り立ての芝みたいだと、たくさん頭を撫でられて来なさい。

    そんなの、今しかないんだから。


    でも。
    ……たいてい、親の心子知らずだ。
    そして、だいたいタイミングは被る。

    「ただいま〜」

    息子はその日、ドレッドヘアになって帰宅した。

    「やっとこの髪型にできた。明日、みんなに何て言われるかなぁ」

    子の心親知らず。
    いじられるのも楽しみにしていた。


    とりあえず……学校からの呼び出しだけは勘弁していただきたい。
    確か大丈夫、だったはず……。


    甘野さん、紹介ありがとうございました☺️。


     
     
     
    長い間…自分のために書いていた物語たちを、形に残そうと思い立ちnoteをはじめました。 自己紹介をご覧ください。 今は、創作エッセイや企画のお話しに参加させていただき、書くことを楽しんでいます。 不思議な余白が好き。 (長編は、児童文学寄りかも?) よろしくお願いします🌳。

    あなたへのおすすめ