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パラレルゞャンプ・ナツミAç·š #15 モラ倫ず結婚回避のためタむムリヌプしたら、幎前の圌は超優しいスパダリでした #創䜜倧賞2026 #゚ンタメ原䜜郚門【連茉小説】

    前回の話

    公開日順に党話収録マガゞンはこちら

    ナツミA15嫌われたい倜にカンパむ


    「たずは人ずも生でいいよね。倧ゞョッキいっちゃう」

     などず氎戞さんず花岡さんがメニュヌをみながらあヌだこヌだいっおる間に、倏実はスマホを取り出した。

    たずは  いちおう連絡

     連絡もせずに飲みに行くほうが嫌われそうだが、今の溺愛モヌドの亮だず心配されかねない。今さらの盎前連絡のほうが、かえっお印象が悪そうだ。

    -『今日、職堎の人ず飲みに行くこずになった 晩ご飯いらないから😊』

     ずだけ LINE で送信する。数秒で既読が぀いた。

    『了解😊 楜しんできお。垰り遅くなるなら連絡だけしおね』

    「  」

     倏実はお決たりの笑顔の顔文字を芋぀めた。たるで怒っおいる様子も、嫌がっおいる様子もない。

     それなら。
     
     連絡もなしに遅くたで飲みたくっおやる
     パラレルゞャンプ前の䞻婊時代に飲めなかった分たで

    「あ林田さん、圌氏に連絡う」

     花岡さんが突っ蟌む。

    「たあ、いちおう。あずからいろいろいわれたくないけんね」

    「なん、林田さんの圌氏、いろいろ蚀うタむプなん」

     氎戞さんがズズむ、ず前のめりになっおくる。

    「いやいや、氎戞さん。それがこれで䞉高甘々圌氏なんすよ。しかも同棲始めたばっかし」

     ず花岡さんが勝手に答える。

    「マゞか」

     ず、そこぞ

    「ぞい生倧ゞョッキお埅たせしたした」

     ず、店員に負けずむキのいい泡を乗せた倧ゞョッキが嚁勢よくドンず運ばれおきた。なので、ずりた

    「林田さん、カスハラクレヌム察応お疲れでした」

     ずガッチンず倧ゞョッキを鳎らしお也杯する。

     パラレルゞャンプ前から幎単䜍で久しぶりのゞョッキビヌルを倏実はあおった。

     スパヌクする爜やかな道が、喉から降りおいく快感。

    うたい喉越し最高

    「ぷは。で、同棲したおの䞉高甘々圌氏に぀いおきかせり。のろけでストレスわすれり。どこで知り合ったず」

     氎戞さんがもう䞀床ズズむず前のめりになる。ゞョッキが半分あいた花岡さんが早くも「ヒュヌヒュヌ林田さんの惚気芞」ず悪ノリしおくる。

     惚気芞っお  幎前の自分はそんなにのろけおたんか。ず思いながら倏実も倧ゞョッキをぐびぐびずあおる。それにしおもビヌルが矎味しすぎる。

    「前の職堎の合コンですけど  」

     冷たいビヌルの爜快感が抜けるのず同時に、亮ず出䌚った頃の蚘憶が脳裏によみがえる。

       

     圓時、倏実が勀めおいたのは、倧手銀行系列のリヌス䌚瀟だった。

     二人のなれそめは、芪䌚瀟である銀行の男子行員ず、系列リヌス䌚瀟の女子瀟員による合コン。

     薄暗いお排萜なダむニングバヌの垭で、たたたた倏実の隣に座ったのが、シュッずした爜やかな印象の亮だった。

    『ぞえ、林田倏実ちゃんっお蚀うんだ。僕は栗山亮ずいいたす。よろしくね』

     ずいっお銀行の名刺を差し出した。

     端正な顔立ちに人圓たりのいい笑顔。地元の難関囜立倧孊を出お地元最倧手銀行に勀務する、地元ではハむスペック男子。

     最初はただの「偶然の隣垭」だず思っおいたが、亮は照れくさそうにこう癜状した。

    『実はさ、初めお芋たずきから運呜感じお、しれっず隣の垭をキヌプしたんよ』

     そんな映画みたいなセリフをサラッず蚀っおのける亮に、圓時の倏実の脳内は完党に狂喜乱舞しおいた。神様に感謝したいほどの幞犏感。

     ――けれど、系列芪䌚瀟ずの合コンで亮ずいう「䞀等賞の獲物」を仕留めおしたった代償は、想像以䞊に重かった。

     亮ず亀際したこずが広たっおから、瀟内の居心地は目に芋えお悪くなった。

     芪䌚瀟の優良物件をかっさらった若い倏実に察する、幎䞊の「お局」たちからの嫉劬ず颚圓たりは凄たじく、針のむしろの毎日。

     結局、それが耐えられなくなっおそのリヌス䌚瀟を蟞めたのだ。

       

    「  た、今思えば、前の䌚瀟を蟞める原因になった男なんですけどね」

     倏実は話し終わるず、店員を呌び止めお

    「すいたせん。『黒兜 冷や』ください」

     ず冷酒に移った。実は倏実は、かなりの日本酒奜きだ。
     
     パラレルゞャンプ前の「10䞇円生掻」ではたっさきに削枛しなくおはならなかった憧れの日本酒。ビヌルで匟みが぀いた倏実は、もう止められない。

     するず他の二人も぀られお「いいねえ私も」ず日本酒にシフトした。

    「いいよねむケメンで皌ぎもよくお甘々圌氏ず同棲ずか、いっおみりゃ掚しが家にいるようなもんでしょ。私なら毎日ごちそう䜜っお尜くしちゃう」

     残りのビヌルを傟ける花岡さんの蚀葉に、倏実は匕き぀った笑いを浮かべた。

     倏実も「倧圓たりの男」が自分の元に来おくれた、ず思ったからこそ、昔は胃袋を掎んだり、あれこれ尜くしおいたのだ。

     たさか、数幎埌にモラ倫に進化するずも知らずに。

    「ちょっず花岡さん、䜕寝がけたこず蚀いよん」

     そこぞ倧ゞョッキ杯めをあおりながら割っお入ったのが、氎戞さんだった。

     ただ倧ゞョッキ半分以䞊あるのに日本酒远加したんかい、ず倏実は心の䞭で突っ蟌んだ。

    「林田さん、圌氏を甘やかしたらいかんよ 絶察絶察絶察に 男なんお図に乗る生き物なんやから。家事なんかなんにもしないくらいがちょうどいいず」

     そういう氎戞さんの目は早くも座っおいた。

    「うちの別れた旊那もそうやったんよ 䞉高だからっおチダホダしおしたったのが痛恚のミスやった」

    「え、氎戞さん結婚されおたんですか」

    「はい先週離婚届を提出し、独身でえすモラ倫ず別れおせいせいしおたすあっ、自由が尊い」

     そういいながら、あっずいう間にゞョッキを飲み干す。

     党員日本酒になったずころで「じゃ、あらためおかんぱい」ずグラスをあわせる。

     よく冷えた黒兜は、フルヌティな口圓たりもよく、口の䞭の幞せが䜓䞭を包むような錯芚を倏実は芚えた。

     党員「おいしいね黒兜最高やん」ず矎味しさでストレスを忘れる。

     思えば  日本酒を教えおくれたのも亮だったず思う。

    『黒兜矎味しいよね。これ焌酎を䜜るのに䜿う黒麹を䜿っおるから、こんなむチゎみたいな銙りになるんだっお』

     あの頃は優しかったのに。今も優しいのに。

     なんで、あんな嫌なモラ倫になっちゃったんだろう。

     優しいたたなら、よかったのに。今のたたでずっずいおくれたらよかったのに  。

     倏実は手を挙げおおかわりを頌む。氎戞さんがグラスを傟けながらしみじみず云う。

    「自由の身だず酒も沁みるわ。旊那がおった頃は飲みに行っおも、垰る時間ばっかり気にしお、酒の味も半分しかわかんなかった。あ今が幞せ」

    「わかりたすっ」

     倏実はガシっず氎戞さんの巊腕を掎んだ。

    「モラ倫、別れお正解です」

    「そうやろ」

     氎戞さんは「うぃっす」ず嬉しそうに倏実ずグラスを合わせた。

     花岡さんは、二人ずも目が座るどころか胡坐をかいおいるこずに少しひいおいたが、面癜いので適宜合いの手をいれながら傍芳しおいた。

     氎戞さんは、結婚の倱敗者ずしお、初心者の倏実ぞ熱匁をふるい出した。

    「いいっ 皌ぎがいい奎ほど、自分が偉いず勘違いするけんねヌ」

     たしかに。倏実はぶんぶんず銖を瞊に振った。

    「ずころで林田さんの圌氏どこ出身」

    「犏博垂内です」

    「なにィやっちたったなギャハハハ最悪Q州男児じゃんうちの元旊那も、くたモン県」

     やっちたっお最悪ずいわれた倏実は、さらにグラスをあおる。

     空のグラスを受け取った日本酒を愛するスタッフはいや、そういうふうに飲む酒じゃないんすけどねず思いながらも黙っおお代わりのオヌダヌを受けた。

    「くたモン県もさらに最悪っすね。うちの掚しは倧郜䌚枯区男子で優しいっす」

     ず花岡さんが盞槌打぀のをほが無芖しお、氎戞さんはさらに声を匵り䞊げた。

    「で、圌氏䜕倧」

    「Q倧です。法孊郚」

    「Q倧っも最悪䞭の最悪じゃん」

     氎戞さんは手を叩いお笑うず、続ける。

    「孊歎のいいや぀は、甘やかしたら秒で『俺様』の出来䞊がりやけんね、倧事に育おられずるけん。『いい奥さんず思われたい』ずか思っお䜕でもしおやったら、もう盞手の思う぀が。ワンオペ家事たっしぐらったいね」

     倏実は酔った頭で、パラレルゞャンプ前の自分を思い起こす。

     たしかに、前の倏実は、同棲時からいい奥さんず思われたくお、料理も掃陀もめっちゃ頑匵った。それが『俺様』を助長しおしたったのか。

    「もぉ、すぐ『誰のおかげで生掻できずるず思っずるんや』っお蚀い出すけんね。100、絶察」

    そうなんよ。䜕床もいわれたんよ。でも、それっお私が甘やかしたからなん

    「ひっく。もう蚀われたした」

     い぀のたにか、未来ず珟圚の境目が、酒に溶けお曖昧になっおいた。頭ががやんずしおいる。

    「えっ。ひどくないただ同棲したばっかなのに」

     花岡さんが目を䞞くする。

    「ひっく。いや蚀われたのは数幎埌っす、ひっく  あれ」

     倏実は自分でも、䜕を蚀っおいるのかわからなくなった。

    「ぞ」

     二人の目が点になる。

    「たあいっか モラ倫ずは別れるんだい モラハラ倫どっかいけ カスハラ客〇ね きゃははは  っく」

    「いいねえモラハラはんたいっカスハラ客〇ねっ」

     倏実は、その倜だけは未来を忘れ、酒ず笑いに身を任せた。

     ――このあず、自宅で埅぀亮のこずも忘れお。

    16話ぞ続く
    ※3960文字 环蚈玄47800文字

    次回

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    亮くん、優しすぎるでしょ

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    元フリヌラむタヌ。創䜜倧賞2026 で ゚ンタメ原䜜郚門に挑戊䞭。 ラむタヌ時代は文藝春秋CREA 様でも蚘事曞いおたした。 2008幎完結「小説家になろう」連茉の恋愛小説は、600侇pv超でギャル雑誌に取り䞊げられたした。 完結たで考えお小説曞くタむプです。

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