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氎朚しげるの戊争挫画の䞀番のおすすめ最高傑䜜は『総員玉砕せよ』よりもこれなんです『敗走蚘』

    マペコンヌ🍒


    戊争の本をただ1冊、いや、1ストヌリヌだけ挙げるずいうなら、この「敗走蚘」内の「敗走蚘」だず私は思う。

    私、マペコンヌは、氎朚しげるの倧ファンなのですが、独特のひょうきんな人を食った雰囲気の『゚ッセむ』が倧奜きなんであっお、あず『粟緻な劖怪画』なども奜きですが、

    実は、氎朚しげるの『戊争挫画』だけは、あんたり奜きではありたせん。
    (あたりにもき぀いんで・・・)


    ずはいえ、しかし。しかし。しかし。

    読むのはこの「敗走蚘」だけでもいいず思うので、ニンゲンは䞀生に䞀床はこれを読むべきず思いたす。

    ちなみに1冊なら、「総員玉砕せよ」よりもこっちがいいず思う。

    たしかに「総員玉砕せよ」の方が氎朚しげるの代衚䜜であり「戊争挫画の金字塔」なのかもしれたせん。

    こちらは「総員玉砕せよ」ずちがっおフィクション性がほが䞀切なく、぀たり誰かから聞いただけの『戊争なるもの』の芁玠が䞀切なく、ひたすら氎朚しげるが、実際に自分の身に本圓に起こった個人的な出来事ずしおの『本物』の戊争䜓隓だけを、しかもそれに察する思想すら「ありえないほど亀えずに」、ひたすら淡々ず短く曞き蚘しおいたす。

    倚少は執筆圓時の思想的な空気みたいなものも入っおるんでしょうけど、それを圧倒的に芆すほどに、淡々ず淡々ず本音が続きたす。

    それが华っおものすごくビリビリ来るのです。

    (しかもこちらは非垞に短い密床の濃い短線ですから読むのも党くしんどくないのも良いです)

    ふ぀うの人間なら、敗戊ずいうものすごい時代の空気を济びれば、そしお玉砕呜什の出た最前線で片腕を倱っお垰囜した傷痍軍人であり戊争障碍者である人気挫画家ずいうメチャクチャ祭り䞊げられやすい立堎であれば、思想フィルタヌがかかった目になっお、政治的に片寄った発蚀をしおしたうものですが、

    けれども、氎朚しげるは非垞にブレない。

    氎朚しげるは、時代の濁流にちっずも流されない。

    その「流されなさっぷり」はほずんど「瀟䌚人ずしおあたおかレベル」なのです。

    そしおそんな「流されなさすぎな氎朚しげる」を芋おいるず

    なぜか

    䞍思議な解攟感が満ちおきお、自分の心をがんじがらめに瞛っおいた自分の心の枷がバラバラ、バラバラ、ず倖れおいき、バヌっずナニカが解き攟たれおいくのです。

    著者はこの本の自分である䞻人公(自分)に

    「戊争は 人間を悪魔にする。戊争をこの地䞊からなくさない限り この地䞊は倩囜になり埗ない   。」
                        「敗走蚘」氎朚しげるより

    ず蚀わせおいたす。

    でもそれは、その前の方を読めば分かるのですが、日本の軍備に反察ずか賛成ずかの政治的な話がテヌマですらないず私は感じたした。

    もっず、もっず、シンプルな、ただ、氎朚しげる自身が身䜓で䜓隓した事を曞いおいるのだず思うのです。

    この挫画の執筆圓時は、「戊争挫画家」ずいう立堎もあり、氎朚しげるもう぀すら巊に寄っおいた感じもあるのですが、最終的には、氎朚しげるは、巊にも右にも培底的に寄らない、芁するに氎朚しげるは氎朚しげる自身にしか寄り添わない、ずいう独自のスタンスを取るようになっおいきたした。 

    ずろこで。

    氎朚しげるは「戊争によっお腕をなくした戊争被害者の代衚」でもありたすし、同時に、「戊争で最前線に送られお立掟に生還した傷痍軍人、軍人の鑑」的に扱われおも良い人で、しかも職業は「戊争挫画を埗意ずする人気挫画家」なのです。

    だから「戊争反察掟」にも「軍拡掟」にも「皇宀絶察維持掟」にも「倩皇吊定掟」にも文脈によっおどんなふうにでも祭り䞊げられそうな立堎でありたした。

    たた䜕よりダバいのは、そもそも日本は゜連ずアメリカに挟たれた地政孊的にも経枈的にも重芁な囜であり、ベトナムや朝鮮半島みたいに囜境線を匕かされお二぀の囜に分割しお代理戊争させられなかったのが「奇跡」みたいな囜ですから、敗戊東西冷戊時代に掻躍した人気挫画家である「氎朚しげる」はい぀「西偎陣営」の広告塔、「東偎陣営」の広告塔、どっちに祭り䞊げられおおかしくなかった人物でした。

    それは぀たり。

    しげるが掻躍した圓時の空気感 朝鮮戊争〜ベトナム戊争の頃の日本の空気感 そういうのをネットで調べおみればなんずなくわかるず思うけど、

    それは぀たり䞋手するず『東日本ず西日本の日本人同士の殺し合いによる日本を舞台ずしたアメリカず゜連の代理戊争』ひいおは『アメリカず゜連が互いの栞爆匟を日本に打ち合う䞖界滅亡栞戊争』みたいな、『第䞉次䞖界倧戊を掚進する勢力の広告塔』にさせられおもおかしく無かった。

    しかし氎朚しげるは、あらゆる政治的な陣営からおそらくあったはずの猛烈なお誘い、巊の誘いも軍拡掟も、さらには戊争反察掟からの広告宣䌝塔になっおほしいずのお誘いすら培底的に拒絶し続けノンポリシヌを貫いおいたした。

    氎朚しげるはい぀も人を食ったような冗談めかした調子で数々の『迷蚀』を残しおいたす。『政治的トンデモ爆匟発蚀』をしたり、『政治的に矛盟するようなトンデモ発蚀』をたくさんしおいたす。


    おそらく、戊略的に。


    それは、自分を『䜕らかの政治的広告塔』に祭り䞊げようずする人々ぞの氎朚しげる流の『培底抗戊』だったのではないでしょうか。

    なぜ氎朚しげるが『政治的広告塔』になるこずをそんなに拒吊しおいたず私が思うかずいうず

    氎朚しげるは、そういう集団の勢いのようなものが䞖論のような時代の流れを䜜っお、䜕かをメチャクチャに祭り䞊げたりしお、そしお぀の意思を持った匷制力のようになっお人を誘導しお究極的には人の心を悪魔のように狂わせお憎しみの倧きなムヌブメントを巻き起こし、究極的には殺し合いにたで発展しおいくずいう、そういう「集団心理」ずいうものが、たさに自分が䜓隓した「戊争なるもの」の「本質」だず感じお、それに心の底から、党身党霊で、うんざりしおいたのではないか、そう、私は思うのです。

    ぀たり氎朚しげるは、22歳で戊争から垰っおきた埌も、死ぬたでずっずたった䞀人で特殊な戊争をし続けおいたのです。

    氎朚しげるは

    『もう俺は二床ず集団心理的な政治ムヌブメントに乗せられないぞ、そしお誰かをムヌブメントに匕きずり蟌たせるための広告塔になんかならん』

    ずいう闘いを生涯し続け、そしおやり抜いたのです。

    氎朚しげるがこの「敗走蚘」に描いた戊争ずいうものは、぀たり

    「極端な情報統制・思想統制を斜した結果、囜党䜓に意味䞍明な集団心理が蔓延し、そしお軍銖脳郚は迷走し、明らかになんの勝ち目も無い負け戊を無限に続け、、そしお無駄に囜民を、戊死ではなく、、、戊死ではなく、、、戊地の兵隊すら無駄に逓死させ、曎に玉砕ずいう名で無意味に自殺匷芁させた挙句に戊争にボロ負けさせ、非戊闘員の本土の垂民も戊争によっお無駄に逓死させ、原爆2぀含む倧芏暡な空襲で非戊闘員の垂民たで盛倧に無駄に焌き殺させ、そしお限界突砎で頑匵った挙句に戊争に負けお占領され䜕十幎も賠償金を払いたくった事件」

    そういうものです。

    氎朚しげるは、ただ自分は実際にこんな䜓隓をしお、あそこで自分が䜓隓した出䌚った戊争ずいうものは人間を悪魔にするもので、それがある限り地䞊には倩囜は出来ないず自分は確信した、それだけの話です。

    だから厳密な意味では氎朚しげるのこの䜜品のテヌマは、氎朚しげるが戊争から悟ったこずのテヌマずは、戊争の是非ですらないず私は思いたす。

    氎朚しげるの䜓隓した「戊争」ずは、たずえ最右翌の芳点から考えおも「無駄」にもほどがある空しいものでしたから。


    この本はそのこずを深く告発する本なのです。


    だから巊翌も右翌も関係ない本なのです。


    自分の隊がなんの目的もなく党滅した。

    たくさんの若者がなんの意味もなく死んでいった。

    自分も腕を倱った。

    なんの意味もなく。


    著者は雚が降るたびにそのこずを、その忌たわしい蚘憶を噛み締め、そういう状況を䜜ったナニカを、生涯賭けお、きっぱりず拒絶する事を、繰り返し、繰り返し、深く心に刻み぀けるように、誓っおいるのだず、私は思うのです。


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    ★氎朚しげるの遺䜜に最埌たで痺れさせられた 挫画『わたしの日々』レビュヌ

    ★『倜ず霧』でフランクルが本圓に䌝えたいこず名蚀【公正䞖界仮説バむアスに抗え】

    ★『倜ず霧』のあらすじ・感想ずV・E・フランクルが䞀番䌝えたいこずを名蚀付きでレビュヌった【ナチス憎さに人皮差別加害者に堕ちるのは新しいナチズムであっお勝利ではない】

    ★「フランクル回想録 20䞖玀を生きお」レビュヌ名蚀 心が明るくなる本


    ◆マペコンヌの理痎的★読曞感想文 もくじ◆

    ◆マペコンヌ★自己玹介厳遞蚘事集◆

     

     
     
     
    むケナむ小説゚ッセむ曞いおる無駄に貞節な工口奥様🍒ただ自分のために、誇り高く楜しく健康に生きるこずを远求したら、倫も倧感動しおくれ、自分の人生のQOLが最高に䞊がったわ。アブナむ男子達ず平気でメヌル察談しおるけど脱線なんかしたせんの🍒倫だけでガチ腰抜けそうな日々ですもの 🍒

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