
「奇跡の推し活」制作日記 Day7|遠くなっていく推し
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は7ページ目。
ずっと応援してきた彼らは、じゅんやが想像していた以上に大きな存在になっていきます。
■ どんどん大きくなる彼ら

彼らの人気はさらに大きくなっていった。
10万人。
50万人。
そして100万人。
動画には企業のスポンサーがつき
テレビにも出演するようになった。
街を歩けば巨大な広告が目に入る。
書店へ行けば彼らの本が並んでいる。
かつて小さな会場でイベントをしていた五人が
いつの間にか誰もが知る存在になっていた。
■ 登録者数200万人
そしてついに登録者数は200万人を超えた。
じゅんやは自分のことのようにうれしかった。
「ほらな。絶対売れるって思ってたんだ」
誰に言うでもなく画面に向かってつぶやく。
まだ誰も彼らを知らなかった頃からじゅんやは信じていた。
「絶対有名になる」
あの頃の予感は本当になった。
■ 昔から知っていた宝物
もちろん自分が彼らを育てたわけではない。
そんなことはじゅんやにも分かっている。
彼らが努力して彼ら自身の力でここまで来た。
それでも――
まだ誰も知らなかった宝物を自分だけは昔から知っていた。
そんな感覚がじゅんやは好きだった。
彼らが成功するたびに
少しだけ自分まで誇らしい気持ちになった。
■ 少しずつ遠くなる
ところが。
人気が大きくなるほど
変わっていくものもあった。
イベントの会場はどんどん大きくなった。
ファンの数もどんどん増えていった。
かつては直接話すこともできた。
名前を呼んでもらえた。
すぐ近くで笑い合うこともできた。
けれど彼らが大きな存在になるほど――
じゅんやと彼らとの距離も
少しずつ大きくなっていった。
7ページ目では、推しが成功していく「喜び」と、その裏側で生まれ始める「寂しさ」を描いています。
ずっと夢見ていた成功なのに、遠くへ行ってしまったようにも感じる。
次回もどうぞお楽しみに。