
「脳科学で証明されている10のこと」って、本当?SNSの"脳科学"をチェックしてみました☝️✨
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SNSを見ていたら、こんな投稿が
流れてきました。
💡「脳科学で証明されている10の事」💡
①運がいいと思い込むと本当に良くなる
②ポジティブな言葉を使うとポジティブになる
③できると思い込むとできる
④夜にネガティブなことを考えない方がいい
⑤深呼吸でストレス軽減できる
⑥自然に触れるとストレスが解消される
⑦好奇心を追い続けると脳が若くなる
⑧自分に期待するとパフォーマンスが高くなる
⑨成功をイメージすると成功確率が上がる
⑩頑張りすぎるとパフォーマンスが下がる
全部ほんとっぽいと思いました。
でも、「脳科学で証明されている」と
書いてあるだけで、本当に
全部そうなのでしょうか。
気になったので、少し調べてみました。
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🌟①③⑨、思い込み系はまとめて見てみます🌟
「運がいいと思えば運が良くなる」
「できると思えばできる」
「成功をイメージすれば成功する」

構造が似ている3つです。
そのまま丸ごと信じるには、
少し注意が必要そうです。
③の「自分ならできそう」という感覚は、
心理学でいう自己効力感に近いものです。
自己効力感と行動やパフォーマンス
との関係は、さまざまな研究で扱われています。
⑨のイメージ練習も、スポーツ心理学で
研究されているテーマです。
2025年に発表されたメタ分析では、
86研究、3,593人のアスリートを対象に、
イメージ練習と運動パフォーマンスとの
関係が検討され、パフォーマンス向上との
関連が報告されています。
ただし、ここで大切なのは、
「イメージすれば、そのまま成功する」
という意味ではないことです。
イメージすることが、練習や行動の一部
として使われることで、結果につながる
可能性がある、という話です。
一方、①の「運がいい」については、
③や⑨とは少し性質が違います。
「自分は運がいい」と考えることで、
行動や物事の捉え方が変わる可能性
はありますが、
「思い込むだけで偶然の出来事まで
自分に有利になる」というところまでは、
科学的に示されているわけではありません。

②ポジティブな言葉を使うとポジティブになる
言葉を使うだけで、ポジティブな人間になれる。そこまで単純な話ではなさそうです。
ただ、セルフトーク(自分への声かけ)は、
実際に研究されているテーマです。
スポーツ分野のメタ分析では、
セルフトークを使った介入が
パフォーマンスにプラスの効果を示したと
報告されています。
単純な励ましだけでなく、動作や注意を
具体的に指示する言葉も研究の対象に
なっています。
課題の種類によって効果に差があることも
報告されていて、一律に「これが効く」
とは言い切れないようです。
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④夜にネガティブなことを考えない方がいい
夜になると、昼間なら流せたことを
延々考えてしまうことがあります。
🌕
心配や反すうと睡眠との関係については、
さまざまな研究があります。
ただ、「考えないようにしよう」と
無理に抑えれば、それですべて解決する
わけでもないようです。
「考えちゃダメ」というより、
「今は考える時間ではないから、明日の
自分に任せよう」くらいに考えるほうが、
現実的なのかもしれません。
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😩⑤深呼吸でストレス軽減できる😮💨
これは、この10個の中でも
比較的研究されているテーマです。
2023年のメタ分析では、呼吸法に
関する12件のランダム化比較試験、
785人を対象に検討した結果、
呼吸法を行ったグループでは、
対照群と比べて主観的なストレスが
低かったと報告されています。

「深呼吸をすればストレスが消える」
という意味ではありませんが、
特別な道具がなくてもできる方法として、
研究の対象になっていることは確かなようです。
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🌳⑥自然に触れるとストレスが解消される🌳
これも研究されているテーマです。
森林浴(自然環境での滞在)と
コルチゾール(ストレスホルモンの一種)の
関係を調べたメタ分析では、自然環境に
触れることと、コルチゾール値の低下との
関連が報告されています。
他の指標(血圧など)については、
研究によって結果にばらつきがあるようです。

「自然に行けばストレスが完全に消える」
という話ではありませんが、木を見る、
空を見る、少し歩く。そうした時間が、
ストレスに影響する可能性が研究されている、
というくらいに受け取るのがよさそうです。
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💛⑦好奇心を追い続けると脳が若くなる💛
これも、言葉としてはかなり魅力的です。
好奇心と認知機能や心理的健康との
関係は研究されています。
ただ、「好奇心を持てば脳年齢が若返る」と
まで言い切るには、少し距離がありそうです。
「これなんだろう?」「やってみたい」。
そう思うこと自体は、日々を少し面白く
してくれます。そこは、科学的な効果とは別に、悪くないところかもしれません。
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⑧自分に期待するとパフォーマンスが高くなる
これも自己効力感に近い話です。
「自分ならできそう」という感覚が、
行動やパフォーマンスと関連することは
研究されています。
ただし、「自信さえ持てば結果が出る」と
いうことではありません。

準備、練習、環境、経験など、
さまざまな要素が関係しています。
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✨⑩頑張りすぎるとパフォーマンスが下がる✨
「人には休息が必要」という部分は
理解しやすい話です。
ただ、「休めば必ずパフォーマンスが上がる」
というほど単純でもないようです。
休憩によって疲労や活力が改善する
可能性はありますが、パフォーマンスへの
影響は、休憩の長さや仕事内容などに
よっても変わるとされています。
休む=サボる、でもなく、休めば
全部うまくいく、でもない。

疲れたら回復する。まずは、
そのくらいの意味で考えておくのがよさそう。
⸻
調べてみて思ったことがあります。
この10個、全部がでたらめ
だったわけではありませんでした。
むしろ、「研究されていること」を
SNS向けにかなりシンプルにまとめたもの。
そんな感じに近いのかもしれません。

ただ、「関連がある」ことと「証明されている」
ことは同じではありません。
「こういう傾向がある」と
「これをすれば必ずこうなる」も違います。
だから、「脳科学で証明されています!」
という投稿を見たときは、
少し立ち止まってみることにしました。
信じない、というより、「へえ。本当かな?」
くらいの距離感で。
科学は、「絶対こうです!」と
言い切るためのものというより、
「今のところ、わかっていることはここまでです」を少しずつ積み重ねていくものなのかも。
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🐰とはいえ、正直に言います。
ここまで調べておいてなんですが、
それでも、手っ取り早く幸せに
なりたい気持ちはあります。😁
深呼吸。自然。休む。前向きな言葉。
どれも研究されています。わかります。
わかるのですが、地味?
そして、即効性があるか‥。
「これさえやれば人生絶好調」
というものがあるなら、誰か教えてほしい。
そう思ってしまいます。
積み重ねるものだと頭ではわかっていても、
「これ」をひとつだけ、今すぐ知りたい。
そんな気持ちも、どこかにあります。

さっきまで「一歩引いて見よう」なんて
書いていたのに、数分後には
「じゃあ結局、何をすればいいの?」と
検索窓に手が伸びます。🤪
地道にやるしかないとわかっているけど、
それでも近道が欲しいと思う。
近道を探すのをやめなくてもいい?
ただ、見つからなくても、
落ち込まないように。🙂
⸻
🐰moci moci的結論🐰
「脳科学で証明された!」には、
一回軽くツッコんでみる。
そのくらいの鈍感力と好奇心を、
両方持っていたいと思います。
手っ取り早く幸せになりたい気持ちも、
否定しなくていいのかもしれません。
ただ、その中身は、深呼吸ひとつだったり、
空を眺めることだったり、今日は
少し早く寝ることだったり。
……幸せとは、思っていたより
地味なものなのかもしれません。

でも、地味なものほど、案外、
毎日続けられるものなのかも?😁