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CCNA 200-301、参考書の章順は捨てていい ── 公式の配点で決める学習順と、演習環境の選び方

    CCNAの資格の相談で最初に来るのが「どこから手を付ければいいですか」です。


    参考書は章の順に並んでいます。あれは体系の順であって、配点の順ではありません。時間が限られているなら、重い分野から当たったほうがいい。学習の順番は、そこで決まります。


    順番は、公式の数字だけで決められます。

    公式が出している配点


    Ciscoが公開している Exam Topics に、分野ごとの比率が明記されています。

    • 1.0 Network Fundamentals ── 20%


    • 2.0 Network Access ── 20%


    • 3.0 IP Connectivity ── 25%


    • 4.0 IP Services ── 10%


    • 5.0 Security Fundamentals ── 15%


    • 6.0 Automation and Programmability ── 10%


    同じ文書の冒頭に、試験が120分であることも書かれています。問題数は公表されていないので、何問取れば、という組み方はできません。使える手がかりは比率だけです。


    出典:Cisco「CCNA Exam v1.1 (200-301)」(確認日 2026-09-05)


    https://learningcontent.cisco.com/documents/marketing/exam-topics/200-301-CCNA-v1.1.pdf


    受験の条件も先に見ておく


    CCNAの認定ページには、前提資格は無し、受験料はUS$400、試験時間は120分と書かれています。合否は online で48時間以内に確認でき、認定の有効期間は3年です。


    ただし受験料は、同じシスコのサイトでも表示が分かれています。試験ページ(exams/ccna.html)には$US300と出ています。どちらも確認日は2026年9月5日です。申し込み画面で確かめてください。


    出典:Cisco「CCNA」(確認日 2026-09-05)


    不合格だったときの扱いも公表されています。Associateレベルの筆記試験に落ちた場合、再受験までに5暦日待つ必要があります。合格した同じ試験を受け直すには180日以上空ける、という規定もあります。


    出典:Cisco「Exam, Testing, and Certification Policies」(確認日 2026-09-05)


    5日空くということは、落ちたら次の受験日が1週間近く後ろにずれるということです。日程を先に組む人ほど、ここは効きます。

    配点から決める学習順


    1.0・2.0・3.0 の3分野で65%。ここが本体です。


    第1手は1.0のネットワークの基礎、20%。OSI/TCP-IP、ケーブルとインタフェース、IPv4とIPv6のアドレッシングとサブネット。サブネットは3.0でルーティングテーブルを読むたびに使います。曖昧なまま進むと、後半で必ず戻ってくることになります。


    第2手は2.0のネットワークアクセス、20%。VLANとトランク、EtherChannel、Rapid PVST+、無線LANの構成。手を動かす量が一番多い分野です。読むだけで済ませず、打って show で確かめてください。


    第3手は3.0のIPコネクティビティ、25%。単独で最も重い分野です。スタティックルート、シングルエリアOSPFv2、FHRP。1.0が入っていれば素直に伸び、飛ばして来ると詰まります。順番が効くのはこの2つの関係です。


    第4手は5.0のセキュリティの基礎、15%。ACL、ポートセキュリティ、AAA、無線セキュリティ。ACLは2.0・3.0の設定と地続きなので、ネットワーク側の直後が効率的です。


    最後が4.0と6.0で、それぞれ10%。NAT・NTP・DHCP・SNMP・Syslog・QoS・SSH、そして REST API・JSON・構成管理ツール。範囲が狭く区切りやすいので、まとまった時間が取れない日に回せます。


    なお配点順は優先度であって、捨て分野を作る話ではありません。20%をゼロにして残りで埋める組み方は危険です。

    落とし穴は「読めるが打てない」


    CCNAは選択式だけでなく、Cisco IOS のコマンドを入力する形式でも問われます。


    設定例を読んで理解した気になっていても、白紙のプロンプトを前にすると手が止まります。学習の環境は、この入力形式にどれだけ付き合ってくれるかで選ぶことになります。

    演習環境は打つ量で選ぶ


    IT資格道場のCCNA問題集は1,960問です。内訳は選択式1,600問、複数選択112問、コマンド入力式120問。ここに複数ステップの実技課題120問とドラッグ&ドロップ8問が加わります。読むだけで終わらない形式が全体の1割強を占めます。


    加えて、白紙のIOSプロンプトに自由入力して設定を完成させるラボが8本。打ったコマンドが running-config に残り、設定できたかどうかで採点されます。公式のExam Topicsに紐づけた頻出コマンド帳も180コマンドぶん載っています。


    価格は2,980円(税込)の買い切りで、学習期間を月単位で区切られません。この中に学習用テキスト・頻出度別ノート・暗記用ノートの3種類のPDFが追加料金なしで含まれます。無料で50問ためせるので、今の到達点を測るのに使ってください。


    学習順は配点に従う。演習は打つ量が確保できるかで選ぶ。CCNAはこの2つでほぼ組み立てられる試験です。


     
     
    エンジニア歴14年のインフラエンジニアです。ネットワーク系を機関で教える立場となりましたので、その際に利用している問題集を販売いたします。

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