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サイドFIREの「サイド」が1年かけてようやく形になった話

    FIRE研究所を始めて、ついに役員報酬が発生しました。

    金額だけを見れば、大きなものではありません。

    でも、私にとってはかなり大きな出来事でした。

    なぜなら、FIRE研究所を始めてからここまで来るのに、約1年かかったからです。

    サイドFIREの「サイド」を探していた1年

    私はサイドFIREです。

    完全に働かなくてもいい状態を目指していたというよりは、資産収入を土台にしながら、自分にとって無理のない形で少しだけ働く。

    そんな生き方を目指していました。

    ただ、会社を辞めた直後からすぐに「これが自分のサイドの仕事です」と言えるものがあったわけではありません。

    むしろ、何をしたいのか。何なら続けられるのか。何なら嫌な気持ちにならずにできるのか。

    そこをずっと模索していたように思います。

    会社員時代の私は、収入を得るために我慢することが当たり前だと思っていました。

    嫌なことがあっても、生活のためには仕方がない。
    理不尽なことがあっても、給料をもらっている以上は耐えるしかない。

    そういうものだと思っていました。

    でも、FIREして会社から離れてみると、だんだん考え方が変わってきました。

    「お金を稼ぐこと」と「嫌なことを我慢すること」は、必ずしもセットではないのではないか。

    もちろん、楽なことだけをしてお金が入ってくるという意味ではありません。

    でも、自分が納得できること。自分の価値観に合っていること。誰かに喜んでもらえること。やっていて自分のエネルギーが減らないこと。

    そういう形でお金をいただく道も、もしかしたらあるのではないかと思うようになりました。

    FIRE研究所という場所が、少しずつ育っていった

    その中で始めたのが、FIRE研究所でした。

    最初は、ここまで大きくなるとはまったく思っていませんでした。

    ただ、FIREした人やFIREを目指す人が、安心して話せる場所があったらいいなと思っただけでした。

    会社を辞めたあとに何を感じるのか。
    資産形成の先にどんな生活があるのか。
    FIREして幸せなのか。
    働かない時間に、人は何を考えるのか。

    そういうことを、同じ目線で話せる場所がほしかったのです。

    気づけば、FIRE研究所にはたくさんの人が集まってくれるようになりました。

    本を出したり、YouTubeを始めたり、オフ会を開いたり、寺子屋が立ち上がったり、メンバー発のプロジェクトがどんどん動き出したり。

    最初は小さなコミュニティだったものが、少しずつ自分の想像を超える場所になっていきました。

    役員報酬をもらうことへの不安

    そして今回、ついに役員報酬が発生しました。

    繰り返しますが、金額としては大きなものではありません。

    ちなみに時給計算してみたら250円でした。

    また、この1年で2,000時間近くを費やしたことも計算に入れようと思いましたが、怖いのでやめました(笑)

    でも、私にとっては「サイドFIREのサイドの部分が、ようやく形になった」と感じる出来事でした。

    ただ、正直に言うと、役員報酬をもらうことには少し不安もありました。

    FIRE研究所は、もともと私が「こんな場所があったらいいな」と思って始めたコミュニティです。

    無料で運営してきたこともあり、自分が報酬をもらっていいのだろうか。メンバーにどう思われるのだろうか。お金をもらうことで、何か大事なものが変わってしまわないだろうか。

    そんなことを、よくFIRE研究所の中で相談していました。

    すると、メンバーのみなさんは口をそろえて、

    「そんなの、みかんさんがもらうのが当然でしょ」

    と言ってくれました。

    これは本当に嬉しかったです。

    自分では少し後ろめたさのようなものを感じていた部分を、メンバーのみなさんが自然に肯定してくれた。

    それだけで、かなり気持ちが楽になりました。

    お金をもらえたことも、もちろん嬉しいです。

    でも、それ以上に嬉しかったのは、FIRE研究所のみなさんが、私の活動をちゃんと価値あるものとして見てくれていたことでした。

    私は別に、ものすごいビジネスを作りたかったわけではありません。

    売上を最大化したかったわけでもありません。

    ただ、FIRE後の人生を考える中で、自分にとって自然な形で、誰かの役に立てることを探していました。

    それが少しずつ形になって、結果として報酬につながった。

    そのことが嬉しかったのです。

    お金の面は、できるだけクリアにしたい

    また、お金の面については、できるだけクリアにしておきたいという思いもありました。

    FIRE研究所は無料のコミュニティとして始まりましたが、法人化し、売上が発生し、役員報酬を支払うようになると、当然ながらお金の管理も必要になります。

    自分ひとりの感覚だけで判断するのではなく、できるだけ透明性を持って運営したい。

    そう思って、FIRE研究所では会計・監査チームも組んでいます。

    メンバーは、簿記1級を持っている方、米国公認会計士の資格を持っている方、実際に会社経営をしている方など。

    本当にありがたいことに、専門性のあるメンバーが関わってくれています。

    役員報酬についても、単に「自分が欲しいからもらう」という話ではありません。

    法人として必要な手続きを整え、お金の流れを確認し、会計・監査チームにも相談しながら進めています。

    だからこそ、今回の役員報酬は、私にとって「お金をもらえた」というだけの話ではありませんでした。

    FIRE研究所が、少しずつちゃんとした組織になってきた。

    そして、その中で自分の役割に対して報酬を受け取る段階に来た。

    そんな意味を持つ出来事だったように思います。

    待ってくれた妻への感謝

    ここまで1年かかりました。

    この1年、私はずっと模索していました。

    何を仕事にするのか。
    どこまでお金を求めるのか。
    無料で続ける部分と、収益化する部分をどう考えるのか。
    自分が楽しく続けられる範囲はどこなのか。

    すぐに答えは出ませんでした。

    でも、焦らずに試行錯誤する時間がありました。

    そして、その時間を待ってくれた妻には本当に感謝しています。

    会社を辞めて、すぐに安定した収入があるわけではない。これから何をするのかも、はっきり決まっているわけではない。それでも、私が自分なりの働き方を探す時間を、妻は見守ってくれました。

    これは本当にありがたいことです。

    サイドFIREといっても、本人だけの話ではありません。

    夫婦で生活している以上、片方の選択はもう片方にも影響します。

    だからこそ、自分がこの1年を自由に模索できたのは、妻の理解があったからだと思っています。

    夫婦で「嫌なことをせずに月10万円」という目標

    そしてもう一つ、我が家には小さな目標がありました。

    それは、夫婦で嫌なことは一切せずに、2人で合計月10万円(1人5万円)を稼ぐこと。

    この目標も、今回達成することができました。
    ちなみに妻はずっと前から達成しています(笑)
    私は役員報酬と本やnoteの売上でやっと5万円を超えたところです。

    月10万円という金額も、人によっては大きく見えたり、小さく見えたりすると思います。

    でも、我が家にとって大事なのは金額の大きさだけではありません。

    嫌なことをしない。
    無理をしない。
    誰かと比較しない。
    生活のために自分をすり減らさない。

    そのうえで、月10万円を生み出せたことに意味があります。

    FIRE後の生活で大事なのは、収入を最大化することではないと思っています。

    もちろん、お金は大事です。

    でも、せっかく会社を辞めて自由な時間を手に入れたのに、また自分に合わない働き方に戻ってしまったら、何のためのFIREだったのか分かりません。

    だから私は、これからも「嫌なことをしない」を大事にしたいです。

    無理に拡大しない。
    無理に売上を追わない。
    無理に自分を大きく見せない。

    そうではなくて、

    自分が楽しいと思えること。
    誰かに喜んでもらえること。
    続けていて、自分の人生が少し豊かになること。

    そういうものを、少しずつ育てていきたいと思っています。

    役員報酬は、1年の模索が形になった証拠

    今回の役員報酬は、ただのお金ではありません。

    この1年の模索が、少しだけ形になった証拠です。

    FIRE研究所を始めてよかった。焦らずに続けてきてよかった。背中を押してくれるメンバーに恵まれてよかった。そして、待ってくれた妻には本当に感謝しています。

    サイドFIREの「サイド」は、すぐに見つかるものではないのかもしれません。

    少なくとも、私にとってはそうでした。

    でも、自分の価値観に合うものを探し続けていれば、少しずつ形になっていく。

    今回の出来事を通じて、そんなことを感じました。

    これからも、嫌なことはしない。

    でも、何もしないわけではない。

    自分たちらしい形で、楽しく、無理なく、少しずつ価値を生み出していく。

    そんな夫婦の生き方を、これからも続けていきたいと思います。

    さいごに

    役員報酬が発生したのが、ちょうどFIRE研究所を始めて1年経ったタイミングだったので、何か運命的なものを感じました。

    報酬が発生したと言っても、私が法人設立費用として投入した数十万円や、とりあえず何かあったとき用に基金として入れている数十万円のことを考えると、いったいいつになったらプラスになるのやら、という状態です(笑)

    それでも続けてこられた大きな要因は、妻の理解に加え、株式市場が絶好調だったこともあります。

    そういう意味で、私は本当に運がいいなと思います。

    会社員時代もFIREしてからもそうですが、調子のいいときに徹底的に準備をして、調子が悪くなっても焦らずに対応する。

    結局、そういうことが大切なのかなと思いました。


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    みなさま、レビューをいただけると、私嬉しくて飛び跳ねてしまいますのでお待ちしております(笑)
    おしまい!


     
     
    2025年1月に35歳でFIREという名の無職になりました。450日間の無職生活を満喫後、一般社団法人FIRE研究所を設立したので無職卒業。私のこれからの人生どうなることやら~。

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