IT/Web業界の職種別・年収相場まとめ【2026年最新版】
※本記事はプロモーションを含みます。
はじめに|「エンジニアは稼げる」は職種によって差が大きい
「IT業界に転職すれば年収が上がる」という話をよく耳にしますが、これは職種によってかなり事情が異なります。同じ「エンジニア」という括りでも、未経験からのスタート年収が400万円台の職種もあれば、経験を積めば1,000万円を超えるレンジが視野に入る職種もあります。
筆者自身はいずれの職種の実務経験もない個人事業主ですが、複数の事業運営を通じて「専門性の高さと報酬の関係」には日常的に触れている立場です。この記事は特定職種の実体験を語るものではなく、求人サイトの統計・給与データベースなど公開情報を横断的に整理し、職種別の年収相場をまとめたものです。
この記事で分かること:
主要8職種(Webエンジニア・インフラエンジニア・データサイエンティスト・AIエンジニア・Webデザイナー・Webディレクター・セキュリティエンジニア・QAエンジニア)の年収相場
未経験スタート時の年収目安と、経験を積んだ場合の伸び方
年収を上げるために意識したいポイント
前提として、以下で紹介する金額はすべて調査時点・調査元による「目安」であり、個人の経験・スキル・企業規模・地域によって大きく変動する点をご了承ください。
1. Webエンジニア|未経験スタート後の伸びしろが大きい
未経験からエンジニアに転身した人の平均年収は約470万円というデータがあります。経験年数別に見ると、2年目で380万〜450万円、3年目で450万〜550万円、4年目で550万〜650万円という調査もあり、実務経験を積むごとに着実に上がっていく傾向がうかがえます。一方で、Webエンジニアは未経験でも参入しやすい分、他のITエンジニア職種と比べると年収水準はやや低めになりやすいとも指摘されています。
年収を上げるポイント:年齢よりもスキル・実績との相関が強いとされる職種のため、モダンな技術スタックの習得や、上流工程(設計・要件定義)への関与実績を積み上げることが重要とされます。
2. インフラエンジニア|安定した相場で未経験からも狙いやすい
インフラエンジニアの平均年収は約497万円、相場のレンジは400万〜700万円程度とされています。Webエンジニアと近い水準ですが、前職の業務知識を活かして転職しやすい職種のため、30代以降の転換先としても年収面で無理のない選択肢になりやすいとされます。
年収を上げるポイント:クラウド(AWS・Azure等)の資格・実務経験が年収アップに直結しやすい領域とされ、オンプレミスからクラウド案件へのシフトが年収レンジを引き上げる要因になっています。
3. データサイエンティスト|専門性の高さが年収に直結
データサイエンティストの年収レンジは調査によって幅があり、600万〜940万円程度とする調査もあれば、600万〜1,200万円程度まで見込む調査もあります。他の職種と比べて中央値・上限ともに高く、専門性の高さがそのまま報酬に反映されやすい職種といえます。
年収を上げるポイント:統計・機械学習の技術力に加え、ビジネス課題を定義し経営層に提案できる力が高年収帯への鍵とされています。未経験からの直接参入は難易度が高い分、到達後の年収水準は魅力的です。
4. AIエンジニア|スキル次第で高年収帯が狙える
AIエンジニアの平均年収は約543万円とされる一方、相場のレンジとしては700万〜1,200万円以上まで見込む調査もあり、スキル・経験によっては1,000万円を超える例も珍しくないとされています。生成AIの普及で需要が拡大している分、平均値と上位レンジの差が大きいのが特徴です。
年収を上げるポイント:機械学習・深層学習の専門スキルに加え、生成AIの実務活用実績(業務自動化・プロダクト実装等)が今後の年収アップ要因になりやすいと考えられます。
5. Webデザイナー|経験を重ねて着実に伸ばすタイプ
Webデザイナーの平均年収は390万〜420万円程度とする調査が多く、年代別では20代365万円、30代433万円、40代462万円という調査もあります。8職種の中では相場が控えめな部類ですが、ディレクション業務やマネジメント職への展開で年収を伸ばす道が用意されています。
年収を上げるポイント:デザインスキルだけでなく、UI/UX設計・コーディング・ディレクションなど周辺スキルを掛け合わせることで年収レンジを引き上げやすいとされます。
6. Webディレクター|マネジメント要素が年収を押し上げる
Webディレクターの平均年収は約499万円というデータがあり、同じ制作職であるWebデザイナーよりやや高い水準になる傾向があるとされます。プロジェクト全体を管理する役割の性質上、経験を積むとPM(プロジェクトマネージャー)職への展開もしやすく、そこからさらに年収レンジが上がることもあります。
年収を上げるポイント:案件規模のマネジメント経験・予算管理経験が評価されやすく、制作進行だけでなくクライアントとの折衝・提案力を磨くことが年収アップにつながるとされます。
7. セキュリティエンジニア|専門性の高さで500万円台からスタート
セキュリティエンジニアの平均年収は496万〜511万円程度、中央値は550万円程度とする調査があります。専門性の高い職種のため、他の未経験可の職種と比べて相場のベースラインが高めです。
年収を上げるポイント:情報処理安全確保支援士などの資格取得、インシデント対応・脆弱性診断の実務経験が年収アップに直結しやすいとされます。
8. QAエンジニア|品質保証の専門性が評価される
QAエンジニアの国内平均年収は550万円程度とするデータがあり、未経験からの参入がしやすい職種の中では相場が高めに位置づけられています。
年収を上げるポイント:テスト設計・自動化ツールの知見、マネジメント(QAチームのリード経験)が年収アップの鍵になるとされます。
職種別年収相場 比較表
Webエンジニア:約470万円(未経験スタート時)/380万〜650万円程度/未経験からの狙いやすさ:高い
インフラエンジニア:約497万円/400万〜700万円程度/未経験からの狙いやすさ:高い
データサイエンティスト:調査により幅あり/600万〜1,200万円程度/未経験からの狙いやすさ:低い
AIエンジニア:約543万円/700万〜1,200万円以上/未経験からの狙いやすさ:低い
Webデザイナー:390万〜420万円程度/365万〜462万円程度(年代別)/未経験からの狙いやすさ:中程度
Webディレクター:約499万円/職種内で幅あり/未経験からの狙いやすさ:中程度
セキュリティエンジニア:496万〜511万円程度/中央値550万円程度/未経験からの狙いやすさ:低い
QAエンジニア:約550万円/職種内で幅あり/未経験からの狙いやすさ:高い
※上記は複数の調査データを横断的に整理した目安であり、調査元・集計方法によって数値に幅があります。実際の年収は経験・スキル・企業規模・雇用形態によって大きく変動します。
年収を左右する3つの共通要因
職種を問わず、年収を左右する要因には共通する部分があります。
1. 経験年数とスキルの掛け算:特にWebエンジニアのように未経験参入がしやすい職種ほど、年収は年齢よりもスキル・実績との相関が強いとされます。転職後も学習を継続できるかが中長期の年収を左右します。
2. 雇用形態(正社員かフリーランスか):本記事は正社員としての年収相場を中心に整理していますが、フリーランスとして独立した場合の案件単価相場は別記事で扱っています。専門性が高まった段階でフリーランス案件との比較検討をする価値があります。
3. 企業規模・業界:自社開発企業・受託開発企業・SIerなど、所属する企業の形態によっても年収水準は変わるとされます。同じ職種でも求人ごとの条件を比較することが重要です。
まとめ|「未経験の入りやすさ」と「将来の年収」は別軸で考える
職種選びをするとき、「未経験からの入りやすさ」と「将来的な年収の伸びしろ」は必ずしも一致しません。Webエンジニアやインフラエンジニア、QAエンジニアは未経験からの間口が広い一方、データサイエンティストやAIエンジニアは専門性の分だけ参入障壁が高く、その分到達後の年収レンジも高くなる傾向があります。
自分がどの職種に向いているかは、前回の職種診断記事でチェックした上で、今回の年収相場も踏まえて「入りやすさ」と「将来の年収」のバランスで検討してみてください。具体的な求人・案件は、転職エージェントやプログラミングスクールの比較記事もあわせて参考にしていただくと、より現実的な判断材料になるはずです。
※本記事はプロモーションを含みます。掲載している年収データは2026年7月時点の公開情報に基づく目安であり、調査元によって数値に幅があります。最新の正確な情報は各社公式サイト・求人情報・転職エージェントへの相談でご確認ください。
