友達と初めて山に登った。ここから登山が始まるかもしれない
友達と初めて、一緒に山に登った。
選んだのは高尾山。
本格的な登山というより、「久しぶりに会う友達と、どこか歩きに行こうか」というところから始まった計画だった。
しかも当日まで心配だったのが天気。
雨が降るかもしれない。
せっかく予定を合わせたのだから行きたい。でも、雨の山を無理して歩くほどの装備も経験もない。
天気予報を何度も確認しながら迎えた当日だった。
ところが、いざ歩き始めてみると雨は降らない。
むしろ曇っていたおかげで、真夏の高尾山としては歩きやすかった。
結果的には、山を歩いている間はまったく雨に当たらなかった。
そして帰りの電車に乗ったころ、外は土砂降り。
なんとも運のいい一日になった。
最初はケーブルカーを使った。
最初から「登山なんだから全部歩かなければ」なんて考えない。
歩きたいところを歩いて、食べたいものを食べて、楽しもう。
そんなゆるい登山だった。

途中では、ごま団子を食べた。
汗をかいた身体に、甘さと味噌の塩気がおいしい。

薬王院を通り、山頂へ。

標高599メートル。
それほど高い山ではないけれど、自分の足で山頂まで歩いてみると、やっぱり嬉しい。
友達と話しながら歩いていると、距離もそれほど長く感じない。
一人で歩くのとは、また違う楽しさがある。

そして今回、特に気に入ったのが帰りに歩いた4号路だった。

土の道を歩き、木々の間を抜けていく。
さっきまで観光客の多い高尾山を歩いていたのに、少しルートを変えただけで急に山らしくなる。
足元を見ながら一歩ずつ下りる。
ときどき立ち止まって、周りを見る。
見えるのは、ほとんど緑。

そして吊り橋。

今回の写真の中でも、この風景がかなり好きだ。
橋の向こうまで緑が続いている。
「登山って、こういうところを歩くことなのかな」
そんなことを少し思った。
これまでにも山を歩いたことはある。
でも、友達と一緒に「登山を楽しむ」という感覚は、今回が初めてだった。
山頂に着くことだけが楽しいわけではない。
歩きながら話すこと。
ちょっと疲れること。
立ち止まって景色を見ること。
「こっちの道に行ってみようか」と相談すること。
そんな時間そのものが楽しい。
下山してからは、とろろ蕎麦。
もちろんビールも。

歩いたあとの蕎麦とビールはうまい。
そのあとアウトドアショップを覗いた。
登山した直後に登山靴を見ると、いつもと見え方が違う。
「こういう靴があったら、もう少しちゃんとした山にも行けるかな」
なんて考えてしまう。

そしてTAKAO COFFEEでエスプレッソソフトクリーム。

最後は高尾山温泉へ。
山を歩いて、食べて、買い物をして、温泉に入る。
露天風呂、サウナ、水風呂、繰り返し1時間ぐらい居ただろうか?
気づけば朝から夕方まで、かなり充実した一日になっていた。
そして高尾山口駅から電車に乗る。
しばらくすると、外は土砂降りになった。
「いやあ、よかったな」
山の中でこの雨に降られていたら、ずいぶん違う一日になっていただろう。
最後の最後まで、天気にも恵まれた。
今回、高尾山に登って何か大きなことを成し遂げたわけではない。
599メートルの山だし、帰りはリフトも使った。
でも、それでいい。
むしろ今回よかったのは、「登山って楽しいかもしれない」と思えたことだった。
山を歩く。
友達と話す。
緑の中で汗をかく。
途中でおいしいものを食べる。
下りてきたら温泉に入る。
そして次はどこへ行こうかと考える。
そんな楽しみ方なら、これからも続けてみたい。
今回が、友達との最初の登山。
数年後に振り返ったとき、
「そういえば、高尾山から始まったんだよな」
と言っているかもしれない。
そんな一日になった。
おまけ

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!