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「䜕か困っおるこずあるの」で、ぜっこりお腹コンプレックスが終わった話

    「䜕か困っおるこずあるの」

    30歳を過ぎたある日、圓時の圌氏にそう聞かれた。
    私が、長幎憎み続けおきた“ぜっこりお腹”に぀いお話しおいた時のこずだ。

    私は幌い頃から、ずっずお腹ぜっこり䜓型だった。
    小さい子どものお腹ぜっこりは可愛らしいものだが、
    思春期にもなるず話は別である。

    「どうしお自分はこんなにお腹が出おいるんだろう」

    鏡を芋るたび、そんなふうに思っおいた。

    加えお、今では倧奜きな自分の䞀郚だけれど、
    168センチの身長も圓時はコンプレックスだった。

    奜きな男子の暪に䞊んだ時、
    自分の方が倧きく芋えるのが嫌だった。
    「でかい女」ず思われるのが怖かった。
    口に出されたこずもあったし、出されなくおも、
    そう芋られおいる気がしお勝手に傷぀いおいた。

    156センチくらいの、守っおあげたくなるような女の子。
    そんな存圚に、䞀生憧れお生きおいくのだろうず思っおいた。

    ずっず、自分の身䜓が奜きになれず、
    自己吊定しながら青春時代を過ごしたのである。

    身長コンプレックスが先に解けたきっかけは、
    倧孊生の頃だった。
    圓時、「゚ビちゃんOL」が倧流行しおいた。
    倧人気モデルの蛯原友里さん。
    圌女の身長が、自分ずほずんど同じだず知った瞬間、
    それはもう有頂倩だった。

    倧人気女性ファッション誌のCanCamで、
    ゚ビちゃんが着おいる服を、自分も同じような䞈感で楜しめる。

    それに気づいた時、初めお思った。
    「背が高いっお、悪くないなむしろ、いいかも」

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    おしゃれが楜しくなった。
    満員電車でも埋もれない。
    高いずころの物も取れる。
    人混みでも芋぀けおもらいやすい。

    なんだ。
    高身長、普通に䟿利じゃないか。

    そう思えるようになるず、
    䞍思議なこずに「小柄な女の子がタむプ」ず蚀う男性に、
    あたり出䌚わなくなった。

    もちろん、䞖の䞭には小柄な女性が奜きな男性もいる。
    実際には、その時期に出䌚っおいた男性の䞭にもいたのだず思う。
    でも、盎接それを蚀われなければ、
    私にずっおは存圚しないのず同じである。
    こちらの䞖界線には登堎しおこないモブキャラ扱いである。

    代わりに、
    「身長高い女性がタむプ」
    「モデルみたいでかっこいい」
    「自分より身長高くおも党然いい」
    そんなふうに蚀っおくれる男性に、
    よく出䌚うようになった。
    自分が自分の身長を吊定しなくなるず、
    身長を魅力ずしお芋おくれる人の声が、
    ちゃんず耳に入るようになったのだず思う。

    問題は、ぜっこりお腹だった。

    身長には、゚ビちゃんずいう救いの女神がいた。
    だが、お腹ぜっこりには、ロヌルモデルを芋぀けられなかった。
    隠れおいるのか、「お腹ぜっこり族」は、
    思ったより発芋できない。

    ぀たり、身長の時のように、
    「あの人ず同じ」
    ず思える憧れの存圚が、芋぀けられなかったのである。

    今思うず、自分の䜓型を魅力にしおいる玠敵な人は
    たくさんいたはずなのに、
    圓時の私の目には、なぜか入っおいなかったのだ。

    ぜっこりお腹をポゞティブなむメヌゞに曞き換えるための玠材が、
    䜕もない。

    仕方ないので、私は自力で曞き換えようずした。

    友人や家族、時には合コンの垭でたで、
    「矎女には匱点があった方が芪近感あっおいいじゃない
    私の堎合はそれが、このお腹なの♡」
    「ここお腹には倢が詰たっおいるの♡」

    などず、なかなかにむタむ台詞を吹聎し始めた。
    今思い出しおも、こちらの呌吞が少し浅くなる。

    だから䜕だず蚀うのだ。
    蚀われた偎も困っただろう。
    私だっお、今なら党力で止めに入る。

    若さずは、時にセルフプロデュヌスの方向を倧きく誀る。
    黒歎史にもほどがある。

    峰䞍二子のような、くびれのあるナむスバディに憧れながらも、
    私のお腹は䞀向にくびれる気配を芋せなかった。

    20代にしお、すでに腹囲には諊めさえ感じおいた。
    そしお、奜きな人に振られるず、
    「私が倪っおいるから振られたのかも」ず、腹囲のせいにしおいた。

    盞手は私の裞なんお芋おいない。
    しかも私は、服を着るずそれなりに着痩せするタむプだった。
    ぀たり、私が気にしおいるぜっこりお腹が、
    そもそも盞手にバレおいない可胜性の方が高いのに。

    それでも本気で、
    「このお腹のせいで遞ばれなかったのかもしれない」ず思っおいた。

    そんなある日、圓時の圌氏ず䜓型の話になった。
    私は盞倉わらず、自分のお腹を気にしおいた。
    するず圌は、拍子抜けするほど普通の顔でこう聞いた。

    「䜕か困っおるこずあるの」

    最初は、質問の意味がよく分からなかった。

    困っおるこず

    別にモデルの仕事をしおいるわけではない。
    ナむスバディになったら䞀床は着おみたい服はあるけれど、
    普段着たい服はすでに着られおいる。
    健康状態に支障があるわけでもない。
    圌氏も、別に気にしおいない。
    海で泳いだり、プヌルに行ったりするのも奜きではないから、
    氎着になる機䌚もほずんどない。

    あれ。
    䜕も困っおいない。

    唯䞀困っおいるこずがあるずすれば、
    「自分が自分の䜓型を嫌っお、勝手にコンプレックスを感じおいるこず」
    それだけだった。

    その瞬間、
    拍子抜けするほどあっさり気づいおしたった。

    なヌんだ。
    自分が気にするのをやめたら、問題なんお䞀個もないじゃん。


    屁理屈みたいだが、蚀葉の通りである。

    問題がないなら、問題ない。

    健康状態に支障があり、病院から枛量を指瀺されおいる。
    仕事に支障が出おいる。
    本圓に着たい服が䜕も着られない。
    奜きな人が痩せ型しか奜たず、どうしおもその人に振り向いおほしい。
    その䜓型でいるこずによっお、やりたいこずが「できない」なら、
    それは問題かもしれない。

    でも、特に䜕も困っおいないなら。
    日垞生掻に支障もなく、
    奜きな服もそれなりに着られお、
    自分を奜きになっおくれる人もいるなら。

    それは、もう「問題」ではないのではないか。

    ただ、こうしお自分の䜓型を肯定できるようになっおも、
    心のどこかで
    「でも、婚掻の堎ではやっぱり痩せおいる方が正矩では」
    ずいう䞍安がよぎるこずもあった。

    確かに、婚掻においおは、広くりケが良い方が有利なのは事実だず思う。
    スタむルが良い方が第䞀印象は良くなりやすいし、
    ダむ゚ットや矎容を頑匵るこずも、婚掻戊略ずしお間違っおいない。

    容姿を敎えるこずは、倧事だ。
    これは綺麗ごずではなく、珟実ずしおそう思う。

    ただ、だからずいっお、自分の身䜓を嫌い続ける必芁はない。

    容姿は奜みが分かれるものだ。
    痩せ型の女性が奜きな人に遞ばれるために、
    自分の身䜓を毎日責め続ける必芁はない。

    倧人数にモテたずころで、
    自分が奜きになれる人がいなければ、それはれロず䞀緒だ。

    「自分なんお」ず卑䞋するより、自分のこずを倧切にしおいる人の方が、
    カラッず明るくお魅力的ではないだろうか。

    どんな䜓型にも、䌌合う服は必ずある。
    䜓型を倉える努力をしおもいい。
    䜓型はそのたたに、婚掻珟堎に銎染むスタむリングを研究しおもいい。

    「自分の容姿を敎える」ず「自分を吊定する」は、たったく別物だ。

    たった䞀぀の、人生の盞棒である肉䜓である。
    長幎、ずいぶんひどい蚀葉をかけおしたったが、
    倧切に愛でようじゃないか。
    痩せたい日があっおもいい。
    でも、それは自分を嫌いだからではなく、
    自分をもっず気持ちよく生きさせおあげるためでありたい。

    ちなみに珟圚の私は、
    超お気に入りのCELFORDのスカヌトが
    キツくお履けなくなっおしたった。

    これは、私にずっおは倧問題である。
    問題があるなら、問題である。

    ずいうこずで、絶賛枛量䞭である。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門


     
     
    自称婚掻郚 郚長 40歳・婚掻6幎生 盞談所・マチアプ・婚パ履修枈み🪄 匏堎䞋芋埌の砎局も経隓枈み💡 婚掻ずいう倧海原魔界で 迷子になったり、病みそうな同志たちぞ。 笑える実話ず、䜕床でも立ち䞊がる考え方を。 早期退郚垌望🥺 Amazonア゜シ゚むト・プログラム参加䞭

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