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妊娠3回、出産2回

    ちょり☺︎

    私が初めて妊娠したのは11年前。
    発覚したのは4月だったと思う。

    その時私は当時の彼である元夫と交際して2ヶ月。
    4つ年下という事もあり、
    社会経験も2年目というまだまだ駆け出しの彼に、
    かなり愛されて過ごしていた。

    半ば同棲といった形で彼が私の家にいる事も多くなったある日、
    私はふと気がついたのだ。

    あれ、今月遅れてるかも。

    私の生理周期は保健体育の教科書並み。
    何なら排卵のタイミングも、
    何となくなら体の調子で判断ができる。

    確かに少しタイミング的にも重なっているかもしれない。

    そう思い、
    私は人生で初めてドラッグストアで妊娠検査薬を購入した。

    結構冷静であったことは覚えている。
    思い当たる節がありすぎる故、
    どんな結果でもちゃんと受け止めようとすぐに思うことができた。

    結果はチェックラインが検査キットに2本。
    陽性であった。

    それをきっかけに、
    私たちは結婚を決めた。

    何も知識がなかった私だが、
    産婦人科を受診しなくてはならないということはわかっていた。

    尿検査、内診、膣内エコー。
    私が告げられた内容は、
    妊娠6週目、予定日は12月19日。
    2週間後の診察で、
    心拍が確認できれば母子手帳を役所でもらうこと。

    …という内容だった。

    交際期間が2ヶ月とスピード婚となったが、
    その時の私たちは何となくそうなる気がしていたから、
    喜びの気持ちしかなかった。

    職場には伝えなかった。

    入籍日は伝えたほうが良いかもしれないと思ったが、
    予定している日まで1ヶ月ある。

    そう思いながらも、
    このお腹の中に一つの命が宿っているのだと…
    愛おしい気持ちでお腹を撫でて過ごしていた。

    しかし、
    産婦人科受診から1週間後に、
    下着にピンク色のシミが付いていることに気がついた。
    心配になり、病院へ連絡。

    その日のうちに受診することができた。

    前回初めてみたエコー。
    黒い袋だけだったものに、
    小さな米粒のような丸が入っていた。

    おー!!!
    これが赤ちゃん?

    そう思った次の瞬間に、
    私は打ちのめされるのだった。

    「残念ですが、心拍が確認できません。
     恐らく稽留流産でしょう。
     誰が悪いわけでも無いんですよ。」

    …え。
    何?

    稽留流産とは、
    もともとの卵の持つ遺伝子が成長するだけの強いものでなかった場合、育たなくなってしまうことのようだ。

    ショックだった。
    処置はその日にはできない為、
    少し日を空けて行うこととなった。

    元夫も私も号泣。
    そんな形でスタートしたが、
    私たちは結婚を決めた。

    その時初めて職場に状況を報告した。
    処置のためにお休みが欲しいこと。
    入籍をすること。

    良いことと良くなかったこととの報告が一気に押し寄せて、
    当時の上司は少し複雑そうな表情だったことを
    今でもよく覚えている。

    最初の妊娠がわかってから3ヶ月後に、
    長男を妊娠。
    その2年後に長女を妊娠。

    ありがたいことにご縁があり、
    今私はこうして2児の母となった。

    家族を続けることはできなかったけれど、
    子供達に会わせてくれた元夫には感謝している。


    何となくなのだが…
    1回目の妊娠は男の子だったのでは無いかと私は感じている。

    無事に産んであげられていたら、
    恐らく長男はこの世にはいなかったかもしれない。
    人生のタイミングとは、
    予測がつかないものだ。

    …と、何となく健康診断の問診票を書きながら。
    こんなエピソードを綴っている。
    毎年書かされる質問項目のたびに、
    私はその時のことを思い出す。

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    2人の子を持つシングルマザー。 アパレル業界にて中間管理職を担うも、 抑うつ状態との診断で5ヶ月間の休職、復帰。 現在、交際4年のパートナーと共に、 【家族】として過ごすが、 いろんな問題に振り回されて日々奮闘中。 世間から見たらあべこべな、 私たち「家族」について綴ります。