詩|非業の死相、理想郷、居候、
積み木の埃を拭かなくなる
人形の曲がった四肢を戻さなくなる
造花を挿した壺の水を取り替えなくなる
こわいゆめを引き摺らなくなる
しらないひとを探さなくなる
まねっこを咎めなくなる
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みんなが認識できるのに擦り合わせの必要な
記号と模様に有象無象を詰めた気になって
線と点の配列を、君自身と思い違えた。
電球の無価値はまだ悟られない
ね。寒くなければいいね、うん
冷たくないのならいいの
月面では風がよく吹くんだから!
いっぱしの天をかたっておいでよ
太陽の星になりませんか
雲の空を定めませんか
隕石として墜ち溢れませんか
お厭な君は三度か受けて立てばいい
わたしにはもう分厚い、重たるい、いまや擽ったい
どれもが層 試奏
経過に乗るまに浮遊するみたいでだから
なにもかも脱ぎ払って仕舞って地面を一度っ
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遂にあなたはわたしを封の中でのみ生かしておける
わたしは漸くわたしを除くあなたから逃げおおせる
裸は光をまっすぐ通し
透ける 透ける 透けて 透けた──
伝わないわたしの蔦
盛らないわたしの飾り
見えにくく、聞こえづらく、
やがて白へ、依り代へ、
命の知覚に遥か及ばなくなっていく、
とけ込む
融け混む
溶 虚
無
〜〜
あなたをすべからくあなたとするべく
あまねくあなたがあなたであるように
あなたがいますように。