メインコンテンツへスキップ
見出し画像

詩|春のカウントダウン

    空へ翔け昇った凧が
    風を失い 樹に引っ掛かり
    鳥に姿を変えた
    二、三度羽をパタパタして
    おさまりを良くする
    見回しても
    ここがどこかわからない

    そのとき 時計の針は
    重力に抗うのをやめた

    覚えてる?
    と訊くのは愚問
    過去ではないから
    わたしたちは今も
    カウントダウンのさなかにいる

    あなたが星なら わたしも星
    重ね合わせた時も肌も心も
    永遠に同じ目盛りを足踏みしている

    春が来ると
    どこからか聞こえて来る
    カウントダウン
    翼があるなら
    追い越していこう
    目盛りはもう
    いらない




    おはよねさんの #春のポスト に投函させていただきます📮
    おはよねさん、よろしくお願いします。


     
     
     
    座右の短歌 『鳥語降る樹を見上げゐる朝の道悲哀の声はみぢんもあらず(志垣澄幸)』 クリネックス涙腺短歌 佳作入賞(2026) ティッシュ字検定一級 毎週火曜夜21~22時 スタエフライブ 『即興詩人の夕べ』開催中

    あなたへのおすすめ