冒険野郎マクガイバーになってみた
アメリカのドラマで「冒険野郎マクガイバー(英タイトル:MacGyver)」というのがあるんだけど、主人公のマクガイバーは、ピンチに陥ると科学や物理の知識を駆使し、その場にある身近な材料を使って、思いもよらない方法で困難を切り抜けていく。銃や特殊な道具に頼るのではなく、針金や電池、薬品など、普通なら見過ごしてしまうようなものまで利用してしまうのが、このドラマの面白いところ。
そんなマクガイバーのエピソードの中で、カーバイドランタンのシーンが出てくる。むき出しの炎が出ているランタンがとても印象的で、どういう仕組みなのかが気になった。

そこで調べていたところ、いわき市に「みろく沢炭砿資料館」というところがあって、そこでカーバイドランタンの点火を見せてくれるとのこと。
そうと分かればさっそく現場へ。



カーバイドに水を滴下させると可燃ガスであるアセチレンが発生するとのこと。それを利用し、水滴が落ちるタイミングを変えることで光量を変えるような仕組みになっているらしい。



水滴が落ちる速度を調整すると反応が進み、炎の勢いも結構強くなった。
これはすごい・・・。

これは手に提げるランタンタイプなので、ヘルメットに装着するものではないが、まさにマクガイバーで見た炎そのものだ。


さて、この資料館にはカーバイドランタン以外にももちろん展示物があった。それらもちょっと撮影した。もちろん、ストロボライティング撮影で。


一番驚いたのが、手回し式(ゼンマイ巻き)の蓄音機。
電気を全く使っていないのに音量もそこそこ大きく聞こえる。

金属製の針が、力点・支点・作用点を介して鼓膜様の金属コーンに振動を伝え、それがアームを兼ねたパイプを通って音を本体に共鳴させているらしい。なお、針の耐久性はさすがにダイヤモンド製よりも劣るために数回の使用で交換が必要とのこと。

それから先代館長が作ったというデッキ付き電気機関車(EF18?)。戦後すぐに事故で墜落したB29のジュラルミン製の破片を使って製作したらしい。モータを付けて走行することもできたとのこと。

この電気機関車、よく見てみると、緩み防止のためにダブルナットや緩み止めクリップを設置してあるので、かなり実用(走行)を意識した造りになっていることが分かる。
それから、4号M磁石式電話機(手回し式の黒電話)。
子供の頃、祖父母の家にダイヤルの無い電話機を見たことはあったけど、さすがに手回し式のは無かったなあ。

最後に、石炭の地層が見られるところもあったのでそこも撮影。

