
息子と挑戦――帰省スライダー③
昨夜の続きです。
ウォータースライダー。
正直、苦手だ。
もし「ナスを食べれば、ウォータースライダーを免除する」と言われたら、迷わず生のナスでもボリボリ完食する。
それくらい怖い。
俺はジェットコースターは涙目になる。
バイクやクルマは平気。
自分でスピードを制御できないものはダメだ。
ちなみにスキーもスピードが出ると、制御不能になる。
義姉はノリノリ。
姪はパス。
娘もパス。
妻もパス。
というか、そもそも水着を持ってない。
息子「お父さんと一緒なら」
おー、そう来たか。
昔親子スライダーで一緒に滑った記憶があるのだろう。
親子スライダーなら俺も平気だ。
「急流すべり」のレベルは分からんが、息子も一緒に滑れるレベルなら、何とかなるだろう。
というわけで、義姉、息子、俺で急流すべりに向かう。
「急流すべりは今年から、おひとりずつになりました」
非情な看板を発見。
眉毛がハの字になる男2人。
でもまあ、ここまで来たからにはやってみるか。
滑り終えた人から浮き輪を受け取る。
サンダルを脱ぎ、階段を昇る。
ジャングルの急流がモチーフなのか、スピーカーから鳥や動物の鳴き声。
さすが動物園。
チラッと急流を見ると、大の大人が「うわー」と叫んでいる。
急流だよ、急流。
息子は大丈夫なのか?
息子の運動神経のなさは半端じゃない。
幹「浮き輪の取っ手から手を離さないでね。もし離しちゃったら、そのまま滑ればいいから。怖かったら叫んでもいいから。叫んで笑えば、怖さは減るから」
息子への注意の長さも半端じゃない。
そう、カンの良いみなさんはお気づきだが、この注意は俺自身にも言っている。
俺自身、不安でたまらないから。
ひさびさに腹痛がしてきた。
滑る順番は義姉→息子→俺。
息子には「ケガするなよー。事故になるなよー」という思いを隠し、笑顔で送り出す。
俺の番。
まあ、何事もなくスタートできるということは、息子は無事に滑り終えたのだろう。
浮き輪に身を預ける。
係員「行ってらっしゃーい」
滑る。
スピードが出る。
曲がる。
傾く。
跳ねる。
ゴール。
まあまあ、何とかなった。
息子も平然としている。
思ってたよりも平気だった。
空いてたので、3人でもう一度滑る。
一度体験すれば余裕。
何事もそんなもんだ。
息子のお蔭で克服できた。
パラソルに戻り、子どもたちが親子スライダーに行く。
義姉と俺は見守り。
その後息子と姪はパラソルで休憩。
義姉、娘、俺で波のプールに行く。
波が終わってプールから上がり、サンダルを履く。
なぜか息子と姪のサンダルもプールサイドにある。
パラソルにいるはずでは?
パラソルに行く。
妻「さっき追いかけて行ったよ」
はぐれた。
続く。
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