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「データが消えた」は「見えなくなった」だけかも知れません HDD編

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    みなさまこんにちは。
    今年は本当に、人生始まって以来の重大な夏バテのようです。
    頭が重い。考えが回らない。体が動かない。
    ここが我慢のしどころっていうところでしょうか。
    というわけで、頑張ってまいりましょう。

    久しぶりにデータ復旧の話題を

    先日始めましたYouTube配信でもまずデータ復旧の話題を持ってきたのですが、これは配信でも述べましたが緊急性の高いご依頼ってYouTubeでも述べましたがデータ復旧の方が圧倒的に多いんですね。

    というわけでデータ復旧の話題を今日は久しぶりにお届けしようかと思います。

    まずはHDDの話からまいりましょう。HDDの中身というのはだいたいこんな感じというのはもうご存じの方も多いんではないでしょうか。

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    HDDの中身

    データは、丸い円盤に磁力で書き込まれています。円盤は、現在出回っているもののほとんどは強化ガラスに金属を蒸着させたものが使われていると思います。

    余談ですが、この円盤、上の写真ですと何やらグレーの冴えない色にしか見えませんが、実際に壊れたHDDなどを開けてみてください。やや黄色みを帯びた虹色に輝いていて本当にきれいです。特殊な工具が必要なことが多いですが、1回は見ておくといいんじゃないかと思います。

    この円盤のことをプラッターと言いますが、プラッターが1枚しか入っていないことはまれです。通常2枚、3枚、それ以上と入っています。

    そしてアーム状のものが伸びていますが、これの先端に取り付けられたヘッドが、磁気で書き込んだり磁気を感じ取って読み出したりしているわけですね。

    物理的に壊れたのか、単に磁気が乱れただけなのか

    ここがまず大きな分岐点になります。物理的に壊れた障害を「物理障害」、磁気が乱れただけなのを「論理障害」と言います。

    論理障害の場合

    デジタルデータが不便なところではあるんですが、本文はちゃんと残っているのに、いわば目次にあたるところが乱れただけで本文を読み取れなくなってしまいます。これが一番軽い論理障害です。この場合、目次を再構築してやるだけで再び読めるようになります。

    目次が再構築不可能ということになりますと、本文の方を読み取っていくことになります。デジタル記録媒体の性質上、ひとつのデータだから1カ所に書き込まれているだろう、ということは成立しません。結構あちこちに分散されて書き込まれていることになります。ただ、その分散されたデータのひとつひとつは、前書き(ヘッダー)と後書き(フッター)がありますので、これを手がかりに並べ直すことは可能です。

    物理障害の場合

    近年、コンピュータの世界から「機械的なもの」がどんどん減っていっていて「電子的なもの」に置き換わっていっているように思います。代表的なのが、HDDからSSDへの移行ですね。

    で、HDDなんですが、機械であるという性質から、当然寿命があります。困るのは、HDDの中のどこが壊れているかわからないし、どこが壊れていても通常の方法ではデータの読み書きができないという点です。

    壊れやすいのは、読み書きヘッドを精密にコントロールする機構の部分や、プラッターを回転させるモーターです。

    こういう「プラッターそのものに傷はない」場合、プラッターそのものにアクセスすれば、物理的障害にしてはわかりやすい手順でデータを復旧させることができます。

    さらに運が良ければ、弊社でストックしております故障したHDDのなかで、まだ動くパーツが取れたりもしますので、それに交換して一時的に動くように組み立て直すことができることがあります。そしてその間に、急いで外部の媒体にコピーするわけですね。

    非常に不運な場合ですが、プラッターに傷がついてしまうことがあります。こうなりますと、プラッターの磁気を非常に高い精度でチェックして、01のデータを極力元どおりになるようにチェックしていくという作業になります。

    YouTubeの方で、配信第1回はHDDと光ディスクのデータ復旧についてお話を申し上げましたが、この配信で述べ忘れてしまったんですが(次回追加情報としてお話ししようとは思っていますが)プラッターに傷が残ってしまう場合、つまりプラッターの中心から外周に向けての傷という場合があります。だいたいのディスクが円周状に記録をしていくことを考えますと、こちらは「まだしも」というレベルではありますがダメージとしては軽いということが言えるのではないかと思います。

    一番深刻なのが、ヘッドがプラッタに接触し、円形の傷がついてしまった場合です。これは技術的に本当に難しいことになります。ですが、社外秘の技術ということになりますので詳しくは述べられませんが、弊社ではこの円形の傷に関しては技術に自信を持っておりますので、ご相談をご検討ください。

    普段から気をつけるべきことは?

    HDDの障害は、ほとんどの場合何らかのサインが事前に出てきます。普段使っているときから、起動・終了するとき、アクセスするとき、そういうときに「カチャン」という音がしないかどうか確認してみてください。するようになってきたら「あ~そろそろだな~」と覚悟はしておいてください。

    そして本式にHDDが異常を発生させた場合、その現れは本当に様々です。わかりやすいのは、起動や終了がやたらに遅くなる。関係ないデバイスの調子が悪くなる。YouTubeを視聴中に動画が停止して「ビー」という音がする。

    つまり「何が原因だかわからないけれども、最近どうもPCの調子が悪い」というときには、HDDを疑ってみるのもひとつの手ではあると思います。

    データ復旧業務は「修理」ではありません

    データ復旧業務に「修理お願いします」という言葉でお申し込みいただくことも多いんですが、HDDを含めて全て本体を修理することではありません。データだけを何とか他の記録媒体に保存することです。

    HDDでもSSDでもそうだと思うんですが、読み出せなくなったものを復旧させるためにメーカーがパーツ単位で売ってくれるかというとそういうことではありませんし、解決というのはあくまでも「中のデータだけを別の媒体に移す」のがゴールになります。

    というわけで、ご利用いただければと思います。よろしくお願いいたします。

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    このnoteの質問箱からのお問い合わせも歓迎いたします。

    LinkedInなんかもぼちぼちやっております。

    https://www.linkedin.com/in/tadaomurashima/

    時々ご覧いただければ幸いです。

    配信もやっています。基本、日曜夜8時を目指します。

    https://www.youtube.com/@%E6%9D%91%E5%B3%B6%E5%94%AF%E6%9C%97

    もしよろしければご覧下さい。しかしYouTube配信って、結構手間がいるんですね…。

    目次を貼っておきますので、他の記事もご覧になってください。

    では今日はこの辺で。

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