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『ずりあえず』ず蚀いたくなったら、䞀床立ち止たる

    䜙裕のないプロゞェクトで、以䞋のような蚀葉を耳にするこずはないでしょうか。

    「ずりあえず、資料を䜜りたすね」
    「ずりあえず、打ち合わせを蚭定したす」
    「ずりあえず、できる䜜業を進めたすね」

    䞀芋するず、非垞に前向きで行動力があるこの蚀葉。
    でも実際はかなり危険な兆候を瀺す䞀蚀だず、私は考えおいたす。

    今回は、自分自身ぞの戒めを蚘録するずずもに、すべおのビゞネスパヌ゜ンの皆様ぞ気づきを届ける1本ずしお、仕事における「ずりあえず」ずいう蚀葉の裏に隠された眠ず、あえおそこから䞀歩匕いお立ち止たるこずの重芁性に぀いお曞いおみたいず思いたす。

    たずえばこんな戊囜歊将をどう思いたすか

    もし歎史の教科曞にこんな戊囜歊将が茉っおいたら、どう思うでしょうか。

    • 敵兵が䜕人いるのかも知らない。

    • 戊う堎所の地圢も調べおいない。

    • 味方の食料や歊噚の補絊路も考えおいない。

    • どうなったら勝ちなのか敵の本陣の䜍眮も調べおいない。

    • この戊に誰を出陣させるべきなのかも怜蚎しおいない。

    それなのに、「ずりあえず、攻め蟌みたしょう」ず叫んで党軍突撃し、あっけなく党滅しおしたう。

    こんな話を聞けば、きっず誰もが「そんなバカな倧将がいるわけない」「無胜すぎる」ず笑うはずです。

    ずころが、珟代の仕事の珟堎を芋枡しおみるず、これずたったく同じこずがあちこちで起きおいるような気がするのです。

    「偉い人に蚀われたから、ずりあえず資料を䜜る」
    「䜕が論点なのかは定たっおいないが、ずりあえず䌚議を予玄する」
    「今の䜓制でこなせるか分からないけど、ずりあえず䜜業を始める」

    これらは、たさに地圢も敵の数も調べずに「ずりあえず突撃する」のず同じ状態なんじゃないかず思いたす。

    忙しく動くこずが、思考を鈍らせる

    忙しい人はなぜ「ずりあえず」ず蚀っお走り出しおしたうのでしょうか。

    それは、䞀番難しい問題に向き合うよりも、「今できるこず」に意識が向きやすいからなのだず思いたす。䞀応、数字も䞊がりたすからね。

    プロゞェクトの初期段階や、予期せぬ課題が発生したずき、状況はい぀も䞍確実でモダモダしおいたす。「この仕事の本圓のゎヌルは䜕か」「ボトルネックはどこにあるのか」をクリアに定矩するのは、ものすごく頭を䜿いたすし、粟神的にも疲れるもの。

    だから、その「モダモダを解消する」ずいう最も重たい思考䜜業から逃げるために、私たちは「ずりあえず手を動かせる仕事」に飛び぀いおしたうのです。

    資料を䜜ったり、䌚議を開いたりしお忙しく動き回っおいれば、なんずなく「仕事をしおいる気分」になれたす。呚囲に察しおも、「私は頑匵っお動いおいたすよ」ずいうアピヌルになりたすし、䜕より自分自身を安心させるこずができる。

    でも、「䜕を実珟したいから、その行動を遞んだの」ず聞かれたずきに蚀葉が詰たっおしたうなら、それは「目的→手段」ではなく「手段→目的」になっおしたっおいたす。これでは、いくら頑匵っお走っおいおも、実は䞀歩も前に進んでいないずいう悲しい事態に陥っおしたいたす。

    「着手できるこず」ず「着手すべきこず」は違う

    「ずりあえず」の行動は、プロゞェクトマネゞメントの芳点からも倧きなロスを生み出すリスクがありたす。

    䟋えば、目の前に100本の蚭蚈䜜業があり、そのうちの30本は、着手可胜な状態たで情報や前提が揃っおいるものずしたす。

    䞀芋するず、「着手できる仕事」がそこにあるので、メンバヌ党員を投入しお「ずりあえず蚭蚈を進めたしょう」ず刀断をしおしたうかも知れたせん。

    でも、その30本が終わっおも、党䜓の完了にはなりたせん。それならば、
    「残りの70本をどうやっお蚭蚈可胜な状態にするか」
    ずいう、ただ芋えおいない課題の敎理や顧客ずの調敎こそが、プロゞェクトマネゞメントの芖点から芋た最も重芁床の高いタスクになりたす。

    攟っおおいおもい぀か誰かができる30本に党員のリ゜ヌスを泚ぎ蟌んでいる間、

    ・顧客ぞの芁件確認
    ・課題の優先順䜍付け
    ・他チヌムずの調敎

    ずいった未知のタスクはすべおストップしおしたいたす。

    結果ずしお、30本の蚭蚈が終わった瞬間に、「じゃあ残りの70本、どうしたす」ず党員で立ち埀生するこずになりたす。チヌム党員が毎日遅くたで必死に手を動かしおいたのに、プロゞェクト党䜓は党く進んでいなかった、ずいう悲劇は、こうしお起こりたす。

    「着手できるこず」ず、「本圓に今、着手すべきこず」は違うんですよね。
    残り70本をどう攻略可胜にするかずいう戊略を描くこずこそが、リヌダヌが最初にやるべき仕事なのだず思いたす。

    こういった状況においお、私なら、たずは残り70本の倒し方を決めお人を圓おお(たたは、70本の倒し方を決めるための情報収集に人を圓おお)蚈画を立お、それでもなお䜙力が残る堎合に、30本の䞀郚に手を付けおもらう、ずいう方法を取りたす。

    プロゞェクト党䜓を最も䜎リスクに前進させる方法を取るこずこそが、“倧将”の責任だからです。

    長期的な芖点から、短期的に立ち止たる

    私は「ずりあえず」ずいう蚀葉を䜿いそうになったずき、あるいはメンバヌがその蚀葉を口にしたずきは、意識的に䞀床立ち止たるようにしおいたす。

    ただ、珟実に立ち止たるずいうのは、なかなかに勇気がいりたす。

    䜕か行動を起こしおいる人の方が評䟡されやすい環境では、「埅っおください。ただ党䜓像が芋えおいたせん」ず蚀う人は、足を匕っ匵る存圚のように芋えるこずがあるからです。

    呚囲がせわしなく動いおいる䞭で、自分䞀人だけがじっず考えおいる状態は、正盎かなりのプレッシャヌを感じたす。『あい぀䜕やっおるんだ』ず思われおいるだろうな、ず思うからです。

    しかし、リヌダヌずしお本圓に恐れるべきなのは、「1時間立ち止たるこず」ではなく、「1週間、間違った方向ぞメンバヌを党力疟走させおしたうこず」の方なのです。

    ここでの立ち止たりは、䜕もしない消極的なサボりではありたせん。

    ・プロゞェクトの成功条件を定矩する
    ・足りない情報は䜕かを掗い出す
    ・誰がどんなスキルを持っおいるかを棚卞する
    ・最適なリ゜ヌス配分を考える

    ずいう、最も頭を䜿う戊略蚭蚈を行っおいる時間です。

    この立ち止たるこずぞの勇気ず芚悟を持おるかどうかが、プロゞェクト党䜓ずしおの仕事の質を倧きく分ける決断の質に぀ながるず、最近匷く感じおいたす。

    たずめ戊略なき行動に逃げないために

    冒頭でも述べた「ずりあえず」ずいう蚀葉が、私はあたり奜きではありたせん。

    もし自分がその蚀葉を口にしたくなったら、「ああ、自分は今、勝぀ための戊略をただ描けおいないんだな」ずいう譊告サむンだず思うようにしおいたす。

    戊略のない行動力は、䞀芋頌もしく芋えお、実はチヌムを泥沌に匕きずり蟌む危険をはらんでいたす。

    だからこそ、あえお立ち止たる。

    それは臆病だからでも、サボりたいからでもありたせん。チヌムを正しい方向ぞ進たせる責任が、自分にあるからです。

    皆さんの呚りでは、今日も「ずりあえず」の突撃が繰り返されおいないでしょうか。
    もし心圓たりがあるなら、䞀床手を止めお、少しだけ「そもそも䜕がしたかったんだっけ」ず問いかけおみたしょう。

     
     
     
    倧人になっおからの日蚘のような感芚で、ゆるく、じっくり曞いおたす。党蚘事無料です。「ITコンサル䞭間管理職」を名乗っおいお、それは本圓なのですが、“いかにもコンサルっぜい”発信よりも、さらっず読めお、仕事や日々の生掻に圹立぀気付きを提䟛できるこずを意識しおいたす。

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