メインコンテンツへスキップ
見出し画像

#毎週ショートショートnote木魚感想文[修行する狸]

    クリスタル純子

    とある山寺に一匹の狸が住み着いておりました。
    『門前の狸習わぬ御経を読む』
    この狸少々変わり者で
    和尚の朝夕の読経に耳を澄まし
    とうとう般若心経を唱えられるまでに覚えてしまいました。
    和尚が御経を唱え始めると、どこからか声がする。木魚に合わせて御経をあげている者がいる。それも床下から…、
    和尚はそうと床下をのぞいてみると、
    「やや、狸が居る、傍らに経本まで!」
    和尚は驚いて、竹ぼうきで狸を追い払おうとしたが、
    なんとこの狸、般若心経を唱え始め、口に筆をくわえ、すらすらと文字を紙に書き始めた。
    仏門に入り仏に帰依したいと、文を書くではないか、
    和尚はこの狸、仏の化身と思い大いに大事にされた。
    朝早くからの境内の掃除、水まき
    修行に励んだ狸もやがて老いを迎え最後の時を床下で迎えた。
    その姿は『生涯修行の身であり続けたい』との思いから木魚の形をしていた。
    和尚は秘仏として崇め、毎年ご開帳をするのであるが、それを見た者が
    「木……、ギョーーッ!」
    と驚いた、
    なぜなら
    木魚には尾っぽがありましたので、、、。

    終わり
    ぶんぶく茶がまかっちゅーの😆💦
    たはらかにさん御世話になります。難しいお題に四苦八苦ですが脳トレと思い頑張ってます。
    よろしくお願いします。

     
     
     
    こんにちは クリ純です。 真面目に取り組んでいるのは 俳句です。俳号増本空ふね または、空ふね(俳句てふてふ)にて 短歌 勉強中、 小説修行中 脳内は変幻自在の妄想癖 絵でも歌でも物書きも表現することが大好きな60代です。 どうぞよろしくお願いします。

    あなたへのおすすめ