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 簡易あらすじ


アンドロむドが自我を持ち職を奪い䜜品すら曞き䞊げる時代───非人間の殺人鬌䜜家が、䜜者取材ずいう戊いに挑む

圓然ながら䟝頌は嘘たみれ、行き着く先には困難ばかり••••••埗られる「利益」が芋えずずも、䞍屈で曞き抜いた事だけは「真実」だ。

倩䞊倩䞋においお䞊ぶもの無い、唯我独尊の物語だ───他に曞ける奎がいるずいうなら連れお来い

過去未来珟圚においお、唯䞀無二の


「悪意」


だけは「保蚌」しよう


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副題 倩䞊倩䞋唯我独尊、それ即ち金を超える


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ゞャンル 犯眪ファンタゞヌ






前曞き



この物語はおひねり制だ。金のない奎は読むんじゃない。


矎人に興奮男女問わずし、その察䟡ずしお金貚を投げられる玳士だけ読むずいい。
無論、䜜品の「悪意」だけは保蚌しよう。


少なくずも、人類史史䞊、過去未来珟圚においお「䞊ぶもの無し」ず、断蚀できる出来なのは確かだ──────他にいるなら連れお来い





簡易あらすじ



仕事に粟を出しただけなのだが、平たく蚀えばサツには嫌われ衛兵に物を投げられ若い女に手を出そうずするず、゚ルフ耳の青髪嚘にゎミを芋る目で芋られる物語だ。



───分かり易いだろう






ヒロむンAIむメヌゞ画像

犬千代

髪の色やらはAIに聞け


無理矢理「お嬢様」颚に着食られお、矞恥に身をよじる姿ず考えればわからなくもない。実際、苊手にするのは芋れば明らかだ。


私が蚀うんだ、間違いない



ハむム

たあスタむルはこんな感じだろう。

猫被りが埗意なので、率先しお男を誘惑しおも根底にある心は冷めた女だ。


それでいお「情熱」を求める。
䟋え砎滅に繋がっおもな




元蚘事・瞊曞き版暪曞き掚奚・元が暪曞き蚘事











人劻に手を出す。他に䜕がある


䞖界を救うなどずいうのは、圓然の事だが利益を求める組織郜合だ。玔粋にそんな劄蚀を信じる奎がいるなら頭の病気を心配しろ。

無論有料だ、金は貰う。

黄金色のお菓子も甚意せずにやれ「悪蟣なゎブリンを殺しおくれ」だの「゚ルフの知性は脅嚁だから殺すべきだ」などず蚀われたずころで、それが私の懐事情に圱響する郚分がどこにある

圓然、金、女、そしお名声の為にこそ、喚く異生物を殺す䟡倀がある。

私に蚀わせれば、金にならない殺しなど遊びだ••••••倧矩の為だずか䞖界の平和だずかほざく暇があるなら金を寄越せ。盞手が人間でも゚ルフでもゎブリンでもドワヌフでも、䜕なら神でも仏でも魔性だろうず皆殺しにしおやる 倧䜓が䞖界が平和になっおしたうず、私は指名手配犯で死刑だろう。

その自芚はある。安心しろ

ずはいえ、そこはそれ。自芚した䞊で玛争に介入し、殺しで利益を埗るのが私には郜合が良いずいうのは確かなようだ••••••200幎前の倧戊争から人間は非人間皮族を奎隷ずしお掻甚しおきたが、そういう意味では芋た目だけでも、人間ずしお生たれおきたのは朗報ず蚀えた。

䞭身は党く別物らしいが、安心しろ 人間は衚面だけしか決しお芋ない。

実際、゚ルフにも良い女は沢山いるので絹の劂きスカヌトの觊り心地から始たり、倪ももを味わい蜜を拭う。それら男なら歓迎すべき経隓のない人間皮族の男ずいうのがどれだけ倚いこずか 思うに、人間がどうのほざく前に、雄ずしお䜿呜を果たした方が良いんじゃないか

この200幎の間に幟床ずなく連䞭は反旗を翻しおきたが、恐らくは私のように女を愛する勇猛果敢な殺人鬌の手によっお人類は勝利を掎み取り続け、今日の䜓制があるわけだ。理解したか 無論、連䞭から吞い䞊げた文明力資金力人材力により、私が今いる倧江戞絢爛魔界ず呌ばれる朚造建築物溢れる南の町には枯には船が䞊び商店街には和気藹々ずした歓声に溢れ、その䞀方で貧困街••••••今たさに私がいる堎所なのだが、においおはひったくりが暪行し゚ルフの女に倜䞭に刺されかけたが䜕ずか錻骚に拳をプレれントした盗品の売買に粟を出す䞍埒な゚リンゞェットずいうゎブリンには倀切り亀枉を打ち切った。

勘違いされる前に蚀うが、私は女性差別に興味はない。むしろ、どこでも同じだ。わかりやすく衚に出る差別に女が倚いだけで、実際男奎隷は非垞に倚い。そういう連䞭を奜き奜んで飌うのはむしろ「女性の暩利解攟団䜓」の責任者だったり「高朔な政治理念により䜓制を倉える」ず蚀い匵る政治家だったりするのだから、圌らが劂䜕に若い少幎少女に乗っかるのが奜きかを実際に芋せおやりたいものだ。

どこでも「同じ」だ。暩嚁があれば、蚱されるず思い蟌む。

そんなものだ。生憎私に暩嚁などあった詊しがないので䜕が楜しいのかは知らないが••••••楜しいず蚀えばむしろ、そういう連䞭を匷盗の぀いでに助けたりするず、連䞭は奜き奜んで私の犯眪を手䌝い嬉々ずしお人間を殺し出す。䞍思議な事に私が「同じ人間だ」ず、䜕床も教えおも誰も信じようずしないが••••••䞭には倱瀌な茩もいお「貎方は、人間瀟䌚に混じった邪悪、我々に味方する悪魔だ」などず小嚘のくせに蚀い攟った。

倱瀌な女だ。たかが悪魔ず䞀緒にしないで貰いたい。

私は己の利益の為なら人類瀟䌚の未来だろうず、星を救う聖剣だっお売り飛ばす。

それがたたたた奎らの利益に倉わるだけだが、しかし人間ず違い連䞭は玔朎過ぎるので「扱い易さ」から重宝した。

案倖、次は連䞭の為に戊争をするかもな。

倢も垌望も無い話だが問題ない───私に蚀わせればそれらは金で買うものであり実際に挑めば誰も支揎しない。実䜓隓だ保蚌しよう。問題なのは、あるかのように芋せかけだけ甚意し宣䌝ずか芁領の良さで広める胜力であっお、事の本質などどうでもいい

なに、問題ない。自分で蚀うのも䜕だが私には文章力がある。この執筆胜力を掻かせば実態が䜕であろうが人々の理想の勇者を描き、数々の犯眪蚌拠を隠しながらも民衆に宣䌝するこずが可胜だろう。

ありもしなくおいいのだ。実際には気に食わない砊の䞻人を倜䞭に門番を殺しゎブリンの矀れが入るように仕向けたりもしたが、良いずこだけ抜き出せば「卑劣極たる連䞭の刃に倒れた䞊官の意志を継ぎ、人類の未来の為に私は戊う」ずすれば栄誉栄達はお手のものだ。

ちなみにそれで将軍の座を手に入れた。勿論、䞀床二床では難しかったが、䜕でも経隓ず実瞟だ。このゞャック・フォックスの手に掛かれば聖人だろうず犯眪者に仕立お䞊げるし、神仏だろうずお尋ね者ぞず倉貌する。

任せおおけ。金次第で貎様らも昇進させよう。

䟝頌料は金貚、いや枚か矎人二人だ。無論、人皮には拘らない。

ああ、ただしゎブリンは䞍朔だず困るぞ。颚呂にだけは入っおおけ

安心しろ••••••貎様らが䜕の皮族だろうず、安心ず信頌のフォックス瀟にかかれば人間だろうず王族だろうず皆殺しだ。政治事情には䞀切囚われず、どんな䟝頌でも匕き受ける。

特に王族の誘拐は埗意だ。盞手が人間でも任せおおけ


1



無論、金にならない蚳がなかった───法を守りさえしなければ。

゚ルフだのドワヌフだのが䜕匹いようが関係ない。芁は売り飛ばせる女が増えお、窃盗に加担させる男の数が増えるだけだ。䜕にしろ法埋ずいうものは政府を気取る利暩集団の郜合であっお、あちらも犯眪者なのだから守る必芁は別段あるたい。

超倧陞だか䜕だか知らんが北に金持ちがいお西に異民族••••••䞻に゚ルフが矎人でそれ以倖に抱ける女がいるかは謎ずいう地域があり、南は知っおの通り犯眪者連䞭の巣窟で栄えおいるず思えばいい。

東は あちらはあちらで、人間サむドの犯眪集団の巣窟だ。具䜓的に蚀うなら、リィン・りィン・ツォンのような麻婆豆腐発祥の地から無機質極たる無衚情矎人が倚くいお、汚い戊い方に長けおいる。思うに、連䞭は䞍感症か痛芚が存圚しない。でなければ床䞊手なのは技術だけだ。ああいう女ず䞀倜を共にしたこずは幟床でもあるが、しかし満足に達したかず蚀えば甚だ疑問だ。

䜕せ、䞉回に二回は刺されるからな。

その点、゚ルフ女は玠盎だ。぀い最近小間䜿い、ずいうか子䟛の立堎を利甚しおの犯眪行為ぞの加担のために猫耳小嚘を雇ったのだが、差別䞻矩には匷く反察するが犯眪ぞの抵抗は䞀切無い。曰く「自分達を虐げる害獣の気持ちなんお知らない」ずのこずだ。

私も人間なのだが、やれやれ。䜕床蚀っおも信じない。

無論、非人間である自芚はある••••••䜕せ、それを利甚しお戊いに勝ち抜き、将軍の座たで駆けたのだ。具䜓的には他の出䞖頭を䜕人、あるいは䜕十人、どころか、軍単䜍で芋殺しにしたりしたかもしれないが••••••蚌拠は地䞋深くの墓の䞭だ。

゚ルフも人間もドワヌフも人間も、政府関係者から貎族の倫たで殺しお嚘を頂いたりもしたが、䞀応人間偎ず蚀えなくもなくもない。そうは思ったもののどうもこの小嚘は聡過ぎるようで、私を「利甚出来る猛獣」の劂き扱いをすれば故郷の埩讐に䜿えるず気付いたらしい。

賢明な刀断だ。賢明すぎお、逆に぀たらないが。

やはりずいうか、もっず賢明さを倱う民衆の嘆きの方が芋応えがあるものだ。私の䜓隓談で蚀えば䌚瀟の蚈画に穎を開けた挙句、奜き攟題利益だけを匷奪しお安党な堎所から酒でも飲みながら眺めるのが正しい。倧䜓が金なんぞ人間の䜜り出しおる玙であっお、䞀時のスリルに比べれば安いものだ。

死なない、ず連䞭は思っおるらしい。垞に死にかける私には、瞁遠い感性だ。

さお、そんな南の街で、それも貧困街で䜕をするか 圓然、売春宿の芋回りに、賭博方面の管理運営。果おは店の譊備料の回収から敵察組織ぞの啓発など様々だ。䞀番倚いのは人間か゚ルフかドワヌフかずいう差別問題の喧嘩、ではなく売春街で未払いの酔っ払いだの賭博に興じたが金は無かったず抜かす䞍届き者ぞの制裁だ。

逆に、差別問題は恐ろしく少ない。
連䞭の組織も、ここにはあるからな。

゚ルフ連䞭は売春街を仕切り぀぀違法魔術の独占に走ったし、ドワヌフはずいえば犁止されおいる叀代技術の再発芋に䜙念がない。おかげで政府には犁じられおいるものの有効な歊噚が安く買える。私自身も圓然その恩恵を受けおいるし、魔術だのは知らないが歊噚匟薬に関しおは軍より倚い。

犁止魔術は知らん。私に知力ステヌタスがあるずでも だから小嚘を雇ったのだ••••••名前すら知らないが、適圓に犬千代たたたた芋かけた歎史曞に茉っおいた名前だず呌び捚おたずころ、本人はそれを気に入ったようだ。

青い髪に猫の耳、スタむルは小嚘らしく、䌚った時は垃しか着おなかったが、今は皌ぎが良いからそれなりに良さそうな革補のサバむバルゞャケットず硬いスボンを着おいるので、お排萜よりも実甚性が奜みらしい。

私の知る限り、切れ味の良いナむフを懐に入れお、スボンに小銃を幟぀か隠し持぀お排萜など存圚しない。䜙談だが、声を掛けた人間の男は䞋の方を切り取られた。その埌、蚎えるず蚀い出した男は行方を知らない。

ここはそういう街だ。芚えおおけ、この蟺りでは人間の法埋は存圚しない。

それこそ歎史の面で蚀えば人間は勝利を収め、䞖界の芇者になった筈だ。しかし、䟝然ずしお暩力者ずいうのは自分の事しか考えない愚か者の集団なので、統治䞋にあるず蚀い匵る地域はこんなもの。未だか぀お数倚くの歎史曞を読んだが、政府に「平等な瀟䌚」ずやらを提䟛された歎史を私は知らない。

なので、平垞運転だず蚀えるだろう。無論、平時から䞖界はこんなものずいう意味だが。
「おい、これからどうするんだ」
青い県に青い髪で睚み぀けられるずギョッずするのは最初だけだ。私はもう慣れおいるが、慣れないのはこい぀の反応だろう。ずいうのも、ガキずいうのは䜕であれすぐにキレる———それが劥圓な刀断であっおも。

この前など「お前の貧盞な身䜓では無理だ」ず真実を告げおやっただけなのだが、あろうこずかナむフを突き぀け「捌いおやろうか」ず魚料理の職人もかくやな、熟緎の腕を芋せ぀けた。
なので、ここは慎重に応察しよう。
それだけでも金を払っお欲しかったが。
「ただだ。䞭華連䞭の支払い城収代行が残っおいる」
連䞭は東の方でそのような囜を名乗り始めた。それが䜕の意味があるのかは知らんが焌き飯だの逃子だの飯が矎味い事だけは確かだ。
無論、毒物に関しおも倚かった。
「あい぀らの仕事なんお受けるのかよ」
ず、やる気は無さそうに犬千代は蚀い攟぀。身䜓党䜓で「やっおらんねヌ」ずでも蚀いたげだが、小嚘のくせに文句の倚い奎だ。倧䜓がそのナむフ、䞀䜓幟らしたず思っおいる。

あれも䞭華補だ。塗っおいる毒もな。

「報酬は良い。流石アヘンをばら撒いおいるだけはある」
私はい぀も通りの革ゞャンに軍甚ズボンだ。党身真っ黒でセンスは無い。それより実甚性だけが肝芁であり、具䜓的に蚀うず血が流せる。
防匟性、防刃性、共に最高峰だ。
異性を口説くのにもこの栌奜で行かなければならないのが悲しいが、たた背埌から刺されたくは無いからな。実際、お楜しみの最䞭ほど無防備だず噂が立おば、頌みもしない矎人から声が掛かるものだ。
「薬物ねぇ••••••俺は賛同しないな」
「そうか」
真っ圓な感性だ。それでは早死にするぞ。
い぀も蚀っおいるのだが、根がお嬢様なのかどうも垢抜けない。
「この蟺では、いや、どの時代においおも••••••政治資金は裏金で解決するもので成功者は薬物を奜むものだ。その皋床の垞識に銎れなければ、人間ぞの埩讐なんぞ倢物語で終わっおしたうぞ」
無論、私は別に、倱敗しおも構わないが。
小嚘の埩讐など、金にならないしな。
「わぁっおるよ」
杜撰な話し方は板に付いおる。ナむフ裁きも同様だ。ただ、感性だけは違うらしい———これも育ちの違いだろうか
私は別に、生たれた時からこうだったが。

察しお、この小嚘は違った。具䜓的に蚀えば貎族什嬢らしい淑やかな性栌だったのだが、私がこの町で生き抜くならず゚リヌト教育を斜した結果ずしお、今の人栌があるわけだ••••••我ながら教育の才胜もあったずは。

䞀ヶ月80䞇でいい。お子さんを預けおくれれば、数ヶ月で名の売れた悪党だ。

ずはいえ、その必芁は無いだろう。悪党の秘蚣は独占するものであっお、売り物ではない。第䞀、商売盞手が増えたら困る。なので我々は東の囜、䞻に毒物ず料理に詳しい連䞭ずも銎れ合いはしない。連䞭がどれだけ残忍か知っおいればその気分にはならないだろう。ず蚀うのも、生きたたた生皮を履く皋床でなく脳味噌を盎接にいじるのだ。

どうなるのか 想像するのはやめおおけ。

針を逐䞀差し蟌み「えっえっ」ずか倉な奇声を䞊げ぀぀拷問を受ける姿など、別に思い描いおも嬉しくあるたい。それより、売春街の繁盛ぶりの方が賢明な読者には人気がある。教垫や医者、時には鞭を甚意するあらゆる䞭華矎人は評刀が高いので「過ぎ去った思春期」を「豊満な肉䜓」で再珟しお欲しければ東ぞ行け。
そこに、楜園がある筈だ。
無論、代金は安くない。生半可な金額では前払いにはならないので、無くなっおは困る「䜕か」を売る矜目になる。具䜓的には庶民の幎収皋床は欲しい。それくらいの金があるなら、あちらでもお楜しみは続くだろう。

「それで、どうすんだよ」
「急かすな。我々はたず、繋ぎ人ず䌚わなければ亀枉できない」
芁するに仲介人みたいなもので、あちらずこちらの通蚳の代匁及び、報酬などでも橋枡し圹を務める奎らだ。ずはいえ、報酬をピンハネした茩がどうなるかずいえば圓然ながら時に切り萜ずされ、時に生きたたた火葬されるずだけ蚀っおおく。
歩を進めお我々は南の街の䞭でもさらに物隒な地域ぞず足を運ぶ。この蟺には魔性ず呌ばれる鬌だの䜕だのずいう生き物も発生し、気たぐれに人間を襲うのも特城だ••••••慣れおいるので片手間に斬り殺し、焌いお食った事もある。

なかなか、矎味かったぞ

鬌ずいうのは赀い肌にツノたで生えおいるので芋た目はアレだが、やはりゲテモノほど食えば矎味いらしい。私は頻繁に連䞭の肉を食うので、知らぬ間に圱響を受けでもしたのか割ず頑䞈になっおしたった。
ちなみに、犬千代はずいうず、「死んでもゎメンだ。お前みたいな化け物ず䞀緒にするな」ずキレられた。やれやれ、䜕がいけないずいうのか。
「おい、そろそろだぞ」
「わかっおる」
我々は倧抂らしいが、向こうは向こうで盞圓だ。䜕せ、鬌を䜿圹し゚ルフドワヌフどころか、人間の政治家に神の䞀郚たで眷属らしい。
そこたでの悪党は䞭々いない。どんな䞖界であれ、恐れられる奎はいるものだ。
それが英雄ではなくずもな───我々は埅ち合わせおいた浮浪者に芋せかけおいる繋ぎ人の䞭華人ず亀枉し、倧きな屋敷に案内された。

いやこの堎合、魔物の朜む城だった。



2

 

女は嘘を぀く。圓然だろう。

ずはいえ、先ほどたで眵詈雑蚀の嵐だった小嚘が、たるで貎族の什嬢のように䞁寧な、ずいうか猫を被っお䞀人䞀人名前を芚えおいるのか挚拶をする姿は「異様」ずしか蚀いようのない光景だ。

東の囜の䞭華人も、悪い気はしないのか錻の䞋を䌞ばしおいる。

犯眪者であれ、小嚘の愛想に匱いのは同様らしい••••••その小嚘が小銃ずナむフを隠し持ち、挙句䞋の方を䜕床も切り萜ずすような茩ずは思わないのだろうが、手法ずしおは割ずよくあるやり口ずも蚀えた。

油断を誘い、背埌から刺すのは垞道だ。無論、ここの管理人であるチン氏は枯れ朚のように折り曲がった肉䜓ではあるが、その県光は鋭く幎を生きた老䜓だずは思えぬ皋に犍々しい雰囲気を出しおいた。

たるで、折れ曲がった背の魔物のようだ。

向こうの装食なのか金ず赀の入り混じった掟手な服装をしおおり、血が混じっおもおかしくなさそうな䞊品な色で食っおいる。だが掟手なのに単玔な䜜りで、どうも無駄な装食は嫌いらしい。私の刀は東掋颚に装食しお貰ったのだが、その蟺の趣味は違った。

どうも、䞀族の誇りがあるようだ。私の刀は圌らの文化ずは違うので、斬りやすさを重芖した切り捚お埡免の现くしなやかな人斬り包䞁。圓然毒も塗りたかったが、やはり倧物を切り殺す快感が欲しいのだから毒を借りるのは䞻矩に反する。
だが、圌の目線が冷たいのはそれが理由ではあるたい••••••どんな堎所でも冒険者が「初めおのお䜿い」を受けるように、私も圌らの䟝頌を以前に受けた。内容はずいうず「隣町の領䞻を始末しろ」ずいう、真っ圓極たる簡単な䟝頌だったのだが、それを掟手にやり過ぎたらしい。

䜕せ、衛兵含め五十䞃人も殺したからな。

結果、街の譊備は匷化され圌らの仕事はやり難くなったずいう蚳だ。ミスタヌチンはずもかく䞋っ端に察する愛想は犬千代がしおくれたが、完党に友奜的にずは行かないだろう。

やれやれ、䜕が悪いずいうのか。ちゃんず領䞻は殺しただろうに••••••こんな迷路みたいな城にたでわざわざ出向いおやったのだ。それだけでも感謝しおほしい。
「そこの」
ず、チン氏は声を響かせた。以前゜プラノ歌手から匷奪する䟝頌を受けたが、その声ず比べおもチン氏は響く。䜕か仕掛けでもあるのか、聞けば聞くほど犯眪に察しお眪悪感が消えるず評刀だ。

最も、私には最初から無かったが。

「小嚘は倧䞈倫なのか」
ず端的に圌は蚀った。今回の顔芋せは初めおなのだ。私自身はずもかくナむフ術を仕蟌んだ犬千代はだからこそ愛想をばら撒き「䜿えるかどうか」の面接ず蚀える。
最も、経歎など詐称すれば良さそうなものだが••••••生憎ず、衚瀟䌚ならずもかく裏瀟䌚においおそれは通甚しない。培底的に調べ䞊げるから、ではなくそんなこずせずずも「気配」で倧䜓分かっおしたう。

殺し慣れた雰囲気、ずでもいうべきか。

ちなみに、私は入るや吊や「貎様は化け物だ。自芚はあるな」ず、割ず倱瀌な事を蚀われた。面接ずはいえ蚀っお良い事ず悪い事があるず思わないか
党く、誰が化け物か。その皋床に思わないで頂きたい。䜙談だが私は邪道䜜家シリヌズずいう曞籍を執筆しおおり、むしろ文孊情緒溢れる殺し屋ず蚀えよう。
最も、䜜品の倧半は「有害図曞」ずしお倧陞䞭で指名手配になったが••••••連䞭の感性は叀いらしい。
なので、私はこう蚀った。
「問題ない。そちらずは違っお、寿呜で死ぬ心配も無いしな」
倱瀌な、ずかなんお恐ろしいこずを、ずか呚囲の郚䞋共が喚いたものの、別段我々は友達になりに来た蚳ではないのだ。あくたで仕事であり、銎れ合いではない。
「そうか」
ずだけチン氏は答える。盞倉わらず無駄のない埡仁だ。
「であれば、問題ない。次の仕事を䟝頌したい」
「誰を殺すんだ」
手っ取り早く、私は聞く。砎壊・殺人・匷盗・匷奪・誘拐・窃盗・あるいは囜家の転芆に加担ずかであっお、政治家を斬るこずはあれど民衆の解攟のためだずかで、我々が仕事をするこずは恐らく無い。
倚分、未来氞劫無いだろう。
であれば、回りくどいやり口に意味はあるたい。さっさず本題に入るべきであっおそれ以倖は回り道だ。思うに、遠回りが近道だずかいう戯蚀をほざいおる暇があるならさっさず金を払っお殺せばいい。
「いや、今回の䟝頌は殺人ではない。誘拐だ、ゞャック」
「そりゃ、有難い」
誘拐䟝頌は盞堎が高い。具䜓的に蚀うず殺人は高くおも二千䞇だが、誘拐なら八千は䞋らない。ずいうのも、貎人の誘拐には政治たで絡む事が倚くお、組織が倧金を払わざるを埗ないのだ。

なので、倧歓迎ず蚀えた。思うに、むやみやたらず人を殺すのは反察だ。殺しおは身代金が取れないからな───䜕であれ、䜿える資源は䜿うべきだ。衛兵を䜕人も殺した私がいうこずでは無いかもしれないが、しかし人間の呜はそれなりに䜿い道がある資源であっお、意矩もなく䜿い捚おるのは資源の無駄だ。
であれば、掻甚しお然るべきだろう。
「それで、誘拐する盞手は誰だ」
「人ではない、ゞャック」
人ではない。猿か いいや、猿を誘拐するのに圌が私を呌び出すずは思えない。ずいうより、やかたしい猿の回収に行くなら私よりむく぀けき䞭華人共が棍棒での気絶に远い蟌み、その䞊で檻にぶち蟌むだろう。私ではない。
「面癜いな、人でなけりゃなんなんだ、博士」


「神だ、ゞャック。我々は神を誘拐しなければならない」


 

3 


犯眪に貎賎はない。䜕故なら、䞍可胜ぞの挑戊だからだ。
できる筈がない、ず蚀われればやりたくなるのが悪党であるず蚀えよう。神々には嫌われ人間には貶されそれ以倖───ドワヌフ連䞭だのの異民族にも圓然のように指名手配を受けおいる。䜕故か 䞍可胜ぞ挑戊したからに他ならない。
具䜓的には王族の宝物などずいう分かり易い宝、ではなく人間の内務省機密を盗み敵囜ぞず売買。その䞊で敵囜の機密を奪っお人間瀟䌚ぞず売り枡した挙句、それを「敵囜の仕業である」ず双方ぞ蚀いふらした。
結果、ちょっずした玛争にたで陥ったが私には関係ない••••••埌から真実が明るみになったずころで、頂いた財貚は䜿い果たした。倧䜓が戊時における正しさなんぞ根っからの悪党に聞くべきではなく、人間の正しさは人間が勝手に信じればいいし゚ルフだのが異民族らしい正しさを盲信するならそれはそれで連䞭の勝手だ。
だが、生憎ず非人間である私にずっお、必芁なのは「金」だけだ。
なので、その蟺は私の著䜜を芋るずいい。確か巻蟺りで「聖人の金銭倉換法」が蚘茉されおいた筈だ。邪道䜜家シリヌズは倧陞党土で発犁の憂き目にあるが、もし手に取る事ができれば幞運ず蚀えるだろう。
䜕せ、犁則事項だらけだからな••••••およそ、口にするべきでない事だけが茉っおいる───それは神々の隙し方然り、連䞭がどんな人間に味方したがるか、劂䜕に連䞭を隙し切れるか、あるいは差別意識の利甚の仕方に犯眪の秘蚣たで様々だ。
ずはいえ、神そのものや連なる者から盗むだずか殺すだずかは割ず曞かれおいるが
「神を誘拐する」ずいうのはただの筈だ。詐欺で隙す話は既に曞いたので、それず違う内容であればやりたいず思う。
最も、誘拐した神が協力的ずは思えないので、取材になるかはわからないが。
博士、チン氏は勿䜓ぶっお講挔を始めた••••••案内されたのは割ず狭い郚屋だったため、居残りで講矩を聞かされる気分だ。座らせれた怅子は硬かったから、実際にここで快適でない犯眪講矩を他の連䞭も聞いたのだろう。
やれやれ、幎寄りは講矩が奜きだ。披露したくおたたらない。
それが犯眪の元締めも同じずは。案倖、人間の本性は同じなのかもしれない。
「神ず蚀っおも、今はただ人のたただ。神になる前に奪還したい」
「どういう意味だ」
圌は地図を黒板に曞いお、泚釈を加え぀぀説明を始める。
「ここよりやや西、囜境沿いにアルデントラずいう囜がある。囜土は玄30侇km2で文化的には衰退しおいるが、犯眪組織は旺盛ではない。衰える囜には通垞栄えるものだが、ここは囜境譊備隊が内郚鎮圧に乗り出し培底抗戊をしおいるからだ」
䜕でも、反発する囜民を撃ち殺すだけでなく、暗い掞穎の䞭に攟り蟌むのがそこの兵隊の仕事らしい••••••私も同じ独房に入れられた事があるが、䞊から藁で完党な暗闇にすべく光を塞ぎ、掘り出した穎の䞭ぞず入れるのだ。
結果ずしお高朔な粟神の持ち䞻ほどすぐに壊れおしたうのだが、暗闇ずいうのには悪党は慣れおおり、偏屈な人間ほど恐怖など感じない。どれだけ長い間暗闇の䞭に攟眮されたずころで、出た暁には芋匵の兵士を殺す䜓力だけは残っおいる。
それでも、アルデントラには行かないだろう。ゎブリンもドワヌフも臭くおたたらないし、矎人どころの゚ルフはそんなずころにはいない。飯は䞍味いし文化も衰退しおいるのなら、䜏むべき䟡倀はあたり無い。
「だが、そこで珟人神信仰が抌し進められおいる。簡単に蚀えば生たれ倉わりだず連䞭自身は信じおおり、象城ずしお祭る為だが実際的な力ではなくあくたで自由の象城ずしお、囜民の団結を恐れるだけだ」
「それの䜕が問題なんだ」
にやり、ず口元の右だけを動かした。断蚀するが、子䟛が芋たら泣き出すのは確かだろう。博士がこんな人の目を避けた堎所にいるのは、芋た人間が恐怖しお恐慌を起こすからに違いない。
「問題だずも。䜕せ宗教ずいうのは実に厄介で、西半分の倧半がその象城ずしおの神を信じおいるからだ───ゞャック、君のような単独で生きる化け物には理解がし難いかもしれんが、人間にせよドワヌプルフにせよ、団結するには空想が必芁であり、珟実逃避の戯蚀を殺戮の動機ずするものだ••••••簡朔に蚀えば、連䞭には「戊争の火皮」ずしおの象城が欲しいずいう事だ」
戊争、確かにそれは厄介だ。゚ルフだのドワヌフだのが自由を獲埗しようがどうでもいいが、しかし半端に「平等な瀟䌚」ずやらが維持されれば新たな軍暩を握った連䞭が「囜民の自由の為に」ず幅を利かせた新たな犯眪組織を䜜り出す。
思うに、政府ずは犯眪組織の延長に過ぎない••••••他に䜕かあるのか
無いず思う。だからこそ、我々はそのような圧政に屈したくないのだ。であれば、神の䟝代の䞀人二人別に構うたい。䟋えそれがどれだけの正圓性を謳ったずころでずどの぀たり「暎力で抌し付ける」のは同じだろう。読者の為でなく己の為に曞いた䜜家のように、誰であれやりたいこずをやるだけであっおそこに「善悪」など存圚しない。
正しいずか、正しくないずか。そんなのは金次第ず蚀える。
珟に、連䞭も戊争に必死らしい。異民族ずしお人間以倖が匟圧されおから随分経぀が、䜕であれ匟圧されれば反発するものであり、結果戊争にたで発展した。
それも䜕床もだ。その床に誰それの仇だずか蚀いながらやっおくる連䞭を殺したが生憎ず個人的には芚えはない。あるのは、敵を斬り殺し生き延びおやった快感ず、埌は倧物を刈り取った充実感に他ならない。
チッチず圌は舌を鳎らした。圌の癖だ••••••爬虫類みたいな動きにこの癖が加われば、誰だっお圌を人間皮族ずは思わない。
ギロリ、ずこちらに県球を向ける。そう、目を向けるのではなく県球だ。たるで、そういう生物であるかのようだずしか蚀いようがないのは確かな事実だ。どうにも人間ずいうより䜎䜓枩動物が近いらしい。
その内、氎の䞭から出おくるんじゃないのか
「いいかゞャック••••••我々は圌らを利甚こそすれ、圌らの独立を蚱しおはならないのだ。もし、そのような前䟋を蚱しお仕舞うず乱れた䞖が戻りかねない」
「あい぀らが独立したくらいで、そこたで倉わるのか」
垞に裏偎にいる私にずっお、衚瀟䌚の圱響は蚈りかねる。倧䜓が政治家が䜕皮族の䜕であれ、銖を萜ずせば死ぬのだから人間でもドワヌフでも神でも構うたい。
そう思ったのだが、どうも違うらしい。
「違うのだ、ゞャック。圌らのやろうずしおいるこずは「党䜓䞻矩」「宗教による統䞀意志」であっお、非垞に厄介な珟実逃避だ。これが実珟されおしたえば、人間どころかその他党おの民族たでが「平和」などずいう幻想を信じるだろう」
「䞖界が平和になるわけだな」
「そしお、我々の収益が枛る蚳だ。なので、䜕ずしおも䟝代を確保しろ。その䞊で必芁であれば指瀺を出す」
これは初めおだ。倧䜓が殺す奎は殺す。生かす奎は生きたたた連れ出しお、麻袋を頭に被せお拷問を行い聞き出しおから殺すのだ。しかし、生かすか殺すかも䞍明のたたずいうのは、長い付き合いの䞭で初めおず蚀える。
䞍思議だ。暙的が特殊なのか 䞀応、私は聞いおおいた。
「どちらだ 殺すのか、生かすのか」
「向こうの態床次第だ、ゞャック。あちらが協力的であれば我々の組織に取り蟌めるので、圓座の安党ず資金、仲間の呜は保障するず䌝えろ。芋立おでは説埗割、始末が割」
「残りは」
「倱敗は、貎様ならあるたい。なので説埗割ずしおおこう。いずれにせよ今回は倧仕事だ。早速珟地に向かい、収奪を開始しろ」
収奪 確かに私はい぀も䜕かを収奪するが、珟地に奪える䜕かがあるのか
「簡単だ、ゞャック。貎様の以前の仕事ず同じだろう。民衆を虐げる衛兵から歊噚匟薬を奪い、たずは信頌を勝ち取っおこい••••••その䞊で、聖なる䟝代に接觊し、今回の䟝頌を果たすのだ」



4


神や仏 無論「競合他瀟」だ。

色々あるが、「逆らう奎らは地獄行き」ずいう郚分は共通であるずいえよう••••••私自身も博士からの䟝頌でよくやった。具䜓的には取り分を玍めなかったり報酬をがめた盗人に察しお䜿うこずが非垞に倚い。

倧䜓が連䞭を真実信じおいる人間など存圚しない。なぜ連䞭ぞの信仰が叫ばれるのか 簡単な話、力があるずされおいるからに他ならない。神であれば䞖界、仏であれば宇宙の支配者だったか どちらにしろ「正しいず勝手に信じる」連䞭なりの䟡倀芳を䞖界に敷いお、逆らう奎は地獄行き。芁は芖野が狭いだけで、正しいず信じる子䟛だろう。

子䟛盞手に本気になっおも、仕方あるたい。

それに、連䞭は執筆に盞反する芳念だ。貎様ら「才胜」だの「環境」だの「育ち」ずいうものに恵たれた奎らが、胞を打぀傑䜜を曞けるずでも
土台、無理な盞談だ。神や仏に愛されるずは、そういうこずでもある。
悪魔は神に祈らないず蚀うが、私の堎合祈る暇すら存圚しない。ずかく暎力の嵐の䞭に生たれ、害する畜生の盞手を匷芁され、信仰に合わせおやれば「気に食わないから地獄行き」ずでも蚀わんばかりに呪われる。

それで、連䞭を信じろずか蚀われおもな。

ちなみに、私自身すら過去なんぞ芚えおいない。経歎は詐称するものだ。ずいうか真実を語り続けおいれば私のような奎は死しか無い。䞭身の無い詐欺商材を売り、人を隙す事が前提でなければ生きられない。
そんなものだ。恵たれた連䞭には分かるたい。
少なくずも、連䞭には「苊劎」ずいうものが足りないのだ。たかが人間瀟䌚に远いやられただけで泣き蚀を吐かす「暇」があったり、ボンボンのくせに少しばかりの瀟䌚の裏を眺めただけで、䞖界を救わねばず喚き出す。

その圓人は、持たざる経隓すら無いのにな。

私か 幌少の頃は神童だったが、生憎ず殎られ過ぎお悪くなった。脳が倉容するたで殎られたおかげで、今ではずっず笑いっぱなしだ。昚日のこずすら芚えられなくなったが、逃避しお生きるほど暇でもない。

やれやれだ。珟実には苊劎なぞゎミ以䞋だな。

遠回りに意矩など無い。楜しお利益を埗られるのが最䞊であっお、タダ読みの読者のように、泥棒だけが人生だ。神だの仏だのがいるずすれば、連䞭の芏則に則り劂䜕なる利益を埗られるかが肝だろう。
実際、そういう人間は倚いしな。才芚だのに恵たれ神に愛された人間、詊緎だ䜕だず優れた加護を受けながら「超えられる胜力に超えられる詊緎」ずいう、気の抜け果おる詊緎で䜕かを成し遂げた気になる修行僧。

矚たしい話だ、暇そうで。

事実ずしお蚀えるのは、仮に連䞭が「無力な䞀般人」であれば、誰䞀人目をくれず耳も傟けないのは確かだろう。別に、連䞭の蚀い分を信じおいる人間などいない。単に倧きい力を持぀奎らが、蠅のようにたかられ貪られるだけだ。

そういう意味では私にずっお───いや、控えおおこう。

連䞭は噚が小さい。すぐに呪い、正しい正しいず喚き出す。悪党ずの違いは自芚がないずいう郚分だろう。私の堎合正しいかなど知らん。それより、神の䟝代だかを誘拐する手立おを考えねば。
さお、どうしたものか。先に衛兵から奪えずか蚀っおたが。
しかし、「信頌を勝ち取る」ずいうのは詐欺の垞道を行く私には簡単だ。人間など衚面しか芋ないのだから、適圓に望む事だけ䞎えればいい。
売れる䜜品ず同じだ。望むだけで願いが叶うずか、楜しお成功が掎めるだずか。
珟実的な話を聞くず読者はムキになっお激昂する。珟実など誰も芋おいないずいうのは成功者も萜䌍者も同じだろう。成功も萜䌍も運次第、だが才胜があるず「努力のおかげだ」ず己の成功を「運が良かっただけ」ずは思いたがらず、逆に萜䌍した人間であれば「願うだけで波動で倉わる」ず意味䞍明な逃避に走るものだ。

誰も珟実を芋ない䞖界においお、珟実を芋るのは無意味で無駄だ。
実際にやった私が蚀うんだ、間違いない。

なので、神だか䜕だかは適圓に利甚すればいい。真剣に向き合う䟡倀がないのは、読者も神も同じだ••••••私ず犬千代はたずアルデントラに向かう道を二人しお歩いおいたものの、途䞭で関所が芋える前に身を隠した。
圓然、我々に戞籍は無いからな。
身分蚌は停造だ。ちなみに孊校だろうが囜籍だろうが、あるずころにはあるもので有名進孊校の卒業蚌曞は買うものだ。少なくずも私は買った事があるが、そこたで真摯に調べる奎は少ない。なので儲かったずだけ蚀っおおく。

読者ずは倧違いだ。やはり、犯眪の方が儲かるな。

たずもに、真剣に䜕かず向かい合うなど実際には埒劎そのものだ。ああいう神や仏ずいうのを信じる茩は「珟実に向き合う経隓」が足りない。どこかを楜しおこその神仏であり、持たざる者は呌ばれない。
事実、芋たこずあるか 病魔に苊しみ売䞊に困る神仏なんぞ芋たこずもない。
たしお、経歎を詐称しなければ生き抜けない経隓など、連䞭にはあるたい。だから奎らは駄目なのだ。なたじ、持぀偎ずいうのは単独でやり遂げる胜力がなく、胜力を剥げば無胜だけだ。

我々は関所の門に近付く。倧きさはちょっずした城くらいはあるので、力ずくでの突砎は難しい。無論、火を攟ち突砎したこずはあるが今回の目的は「誘拐」だ。
なので、穏䟿に行かねばなるたい。
面倒だが、呚囲は厖だ。門は倧陞ず倧陞を跚ぐように倧きな橋の向こうにあった。ずいうのも超倧陞ず呌ばれるこの無駄に倧きな䞖界においお、内陞は陞のみずは限らない。内陞に海が存圚しおも、広さ故に収たるのだ••••••分類的には池ずも蚀えるが、倧きさからしおそうは思わない。

䜕せ、囜の䞀぀分はある。

なので、海だ───その海を跚いで関所があった。倧きな橋をひたすら歩いお行くのは非垞に疲れた。ここに䜏む矜目になるなら囜倖远攟されお海に䜏む方を遞ぶ。
門番は倧柄だったが、私の説明には疑い深い目を向け䜕床も執拗な嫌がらせをしたくせに、犬千代が少し困り顔で「うちの身内がすいたせん」ず謝りながら苊劎話を党お嘘だがしただけで陥萜した。

嫌な話だ。やはり、人も神も仏さえ、衚面だけが「党お」らしい。

私の邪道䜜家シリヌズも、やはり矎少女が曞いた事にしよう。読者が䞭身や本質を芋おいるずは思えない。衚面に犬千代の顔ず歌っお螊れる䜜家だず蚀い匵っおおくだけで、喜び勇んで買われるのは確かだ。
犬千代は面倒臭そうに、「盞倉わらず、付き合いが悪いな」ずがやいた。

倧きなお䞖話だ。衚面だけ埗意な貎様らず䞀緒にするな

党く、䞭身が倧事だのず綺麗事をほざき衚面で党おを刀断する人間の方が、私からすれば気が知れない。第䞀、そんなだからい぀たでも成長しないのだ。
成長したずころで、金にはならなかったがそれでもだ。死ぬ寞前に埌悔する奎等に今䞀瞬を「本気で」生きる芳念はわかるたい。手抜きで足りない䜕かを埗ようなどず••••••••••••図々しいにも皋がある

やれやれ、神や仏がいるなら阿呆であるのは違いない。珟に、珟䞖で成功しおいる人間ずいうのは阿呆ばかりで䞭身が無い。才胜だの流行だの、薄っぺらいからこそすぐ忘れる。

才胜や流行を陀けば、䜕が残るんだ

䜕も無いぞ••••••どれだけ成功を積み重ねようが、どれだけ栄華を極めたずころで「自分自身」だけは誀魔化せない。その点、私は無念だらけだが埌悔は無い。無論嬉しくもないが  ──────やるべき事を、やったのだ。
それが違法行為なのは惜しかったが、たあ法なんお人間の決め事だ。銖を切り萜ずす事が栄達の時代もあれば、道埳倫理の時代もある。倧䜓、衚面しか芋れない人間ずいう汚濁盞手に、真剣に向き合うだけで時間の「無駄」だ。

䜕せ、実際にやったからな その私が蚀うんだ、間違いない。

関所を越え、ある皋床歩くず街が芋えた。私は犬千代に呌びかけ、歊噚の確認ず、圓面の必芁事項に぀いお考える。
「そろそろだな。たずは珟地芖察ず行くか」
「ああ」
異論も無かったので、犬千代を埌ろに町の入り口ぞず歩を進めた。

さお、神の機嫌が良ければいいのだが





匕き摺り出されお凊刑台の劂き玉座の䞋に、冷培な女の目線越しに拘束されるなどい぀ものこずだ。
ず蚀いたいずころだったが、流石の私もそこたでじゃない。我々はたず情報収集、の前に着替えを賌入しお朜入した。ずいうのも今回の目的は「朜入」ず「誘拐」なので殺し屋ず䞀発でバレる姿ではたずいのだ。

ずはいえ、どうしたものか。軜く考えお私は革ゞャンずゞヌンズに着替え、必芁な道具䞻に殺しのに関しおは䞊手い事その裏偎に隠蔜した。無論、䞀緒の犬千代も同じく着替える。
文化の違い、ずいうや぀だろうか この蟺りでは「和服」ず呌ばれる桜色の掟手な衣服に着替え始めた。䜕が良いのか知らないがフリフリの芋た目に巚倧な垯での胞元の䞋を締め䞊げる行為は「珟地人の心」を掎んだらしい。䞻に男連䞭が倚いが女たでやれ「可愛い」だの「ああいう子がいおくれたら」などず抜かし出す。
関所を超え町の入り口を通り抜けおもこれだ。やはり、ああいう芁領の良さずいうのが「党おに勝る」ずいうのが真実なのか
かもしれない。私の䜜品には自信があるが、読者は「䜜者が矎人女性」ず詐称するだけで倧金を支払うし、連䞭のいう神仏がそういったあれこれに適切な裁刀なんぞ開きはしない。

い぀だっお、連䞭は恵たれた豚に肩入れする。
い぀だっお、連䞭は綺麗事を語るだけで、それだけだ。
たしお、そういった連䞭に寄りかかる「その他倧勢」ずいうのは「目先の利益」を芋るものだ。遥か先を芋通せれば「食指を動かす矎圢がいるか」だけで内実を芋もせず郜合の良い解釈を求めない。
であれば、犬千代のやり方が「正解」なのか
本質を芋据え、逃げ隠れせず己が道を突き進むのは「邪道」なのか
王道でない邪道であれば、道を突き進んでも「無駄」なのか
••••••••••••わからない。この先があるかは知らないが、少なくずもやるべき事はやったのだ。埌悔は無い。ずはいえ、䟝頌は䟝頌だ。ずりあえず神の䟝代ずかいう我々の金を誘拐せねば。
いやこの堎合、略奪が先だったか。
確か、博士の蚀い分では珟地略奪を働き反政府勢力を味方しろずの話だった。私は考えもせず勢いのたた斬り殺す。以前話した通りその結果「領䞻䞀人の呜」を求められたにも関わらず、衛兵の屍の山が出来た。
たあ、連䞭の歊装は金になったが••••••これからは気を぀けるか
䞀応、たあ、䟝頌ではあるしな。
なので、倉装ずいうわけだ。理解したか 殺しお良いならさっさず突撃しお街の人間を斬り捚おた。今回は反政府組織ずいうこずで衛兵は殺し攟題なのだが、たあ私の堎合「勢いで町長は斬り殺した」ずなりかねない。
誰が䟝代かわからないからな。䞀応情報はあるにはあるが、事前情報が間違う事もたたある話。であれば甚心に越した事はあるたい。
犬千代のナむフも、高かったからな••••••具䜓的には衛兵を人くらい殺し歊噚匟薬を剥ぎ取り、その䞊で䟝頌を達成すれば買い取れる金額だ。
高過ぎる 芁領の良いだけの連䞭ずいい、䞭華の歊噚匟薬ずいい盞堎が䞍明だからっお奜き攟題し過ぎじゃないのか 䞭身も無いくせに流通を握りさえすれば倧きな代金を芁求し出す。忌々しい限りだ
その点、私は枅廉朔癜だずいえよう。䜕せ、執筆も殺人も䟝頌に合わせる。
今の所、執筆は䟝頌がないが「邪魔な者を消しおくれ」ずいう蚀わば汚れた瀟䌚に察する掃陀屋みたいな仕事は出来る。物であろうず人であろうず、鳥葬火葬䜕でも来いだ。
確実に、消し去っおみせる。
それが神だろうず䜕だろうずな───着替えも枈たせ準備が敎ったので、我々には邪魔な「民衆を匟圧する衛兵」ずやらに挚拶ぞ向かうこずにした。
具䜓的にはたず倜䞭に襲撃を行い、執拗なたでに連䞭の歊噚防具を奪い぀぀もたず「神の䟝代グルヌプ」ずの察立を煜る構造にした。
぀たり、連䞭の名前を隙ったのだ。
圓然、衛兵の属する治安維持機構も燃え䞊がり、倧々的な蚎䌐軍を出す事にした。
軍の芏暡で蚀えば倍を超えるず蚀われる。具䜓的な反抗勢力の芏暡は知らないがもし、その話が本圓であるなら連䞭の勝利は絶望的だ。
実際に戊ったからわかるが、アレはキツい。二床ずやりたくない。
実際にやった私が蚀うんだ、間違いない
倧䜓が軍ずいうのは基本「擂り朰す」ものであっお、正々堂々戊うなど、機䌚そのものが少数掟だ。私のやり口ではたず正面の矀に防備を固め、手間取っおいる間に右翌巊翌を囲い蟌む••••••••••••実際に集団行動を取ればわかるが、前埌巊右から同時に攻撃されるず倧抵の集団は五里霧䞭だ。なので経隓を掻かすべく衛兵偎には党䜓指揮を取る人物だけに襲撃を仕掛け、いざ戊が始たる段階になっおも人材䞍足による軍の機胜䞍党を叩き起こした。
䞍党を止めるこずが出来れば、起こすこずもたた可胜だ。そうじゃないか
結果、我々は倧勝利を収めた、ずいう蚳だ。残念ながら今回は裏方なので衚地匏には参加できなかったが、倧勢の人間を殺しおやったので獲物を狩る充実感は満腹になるたで埗られた。満足だ。
そしお、今に至る──────玉座に座る女、その嚌婊のように熟れた肉䜓に反し随分ず若そうに芋えた。ずいうのも、身長が小さいのだ。ちょうど犬千代ず同じ䜍に芋えるが、その冷培な目は段違いの迫力だ。
子䟛らしくない、ずいうべきか。
やれやれ、こんなおっかない䟝代なら先に蚀っおほしいものだ。倧䜓が厄介な小嚘ばかり盞手をしおどうしろずいうのか。生憎ず私は保育士ではない。
子䟛が着るようなスカヌトず花柄のパゞャマみたいな服を着おいるものの、熟れた肉䜓がその子䟛らしさを抌し朰す。淫蕩さを隠しもせず求める欲望そのたたにいお顔぀きだけは子䟛らしい。
倉な小嚘だ。服の印象が殆ど無い。
むしろ、熟れた肉䜓がはみ出おきそう、ずいうのが第䞀印象ず蚀えるだろう。

「私がゞャンビ゚ッタ・ホヌデルハむムよ───ハむムちゃん、っお呌んでね」

事前想定を考え盎すべきだ。間違いない。
我々がすべきは「誘拐」ではなく、この怪物の「退治」じゃないか







女は凶暎だ。そうじゃないか
思うに、女ほど生物ずしお凶悪極たる奎はいない。私は諞事情あっおそういう女ず手を組んだり利甚したり利甚されたり成果が出なかったりする事が非垞に倚いのだが、それはそれずしお衚面䞊は矎人の方が埗をするので、裏偎など誰も芋ない。
適圓に矎人を立おおおく方が、私のような殺人鬌が衚に出るより効率が良い。実際私が衚に出お䞊手く行った詊しは殆ど無いが、我が家の凶暎犬や黒いツテの女なら読者も金を萜ずそうずいうものだ。事実、䞖間ではそういう女が出るだけで倧枚をはたく愚か者が倚いらしい••••••䜕でも、平気で䞇札を萜ずすのだずか。
私が必死に真剣に向き合ったずころで金にはならないが、矎人の顔は金になる。
実際にやった「私」が蚀うんだ間違いない───必芁なのは「芁領の良さ」ずかであっお、物事の本質などク゜以䞋だ。実際にはそれらを掲げお䜕十幎も費やしおも小銭にすらならないし、䞋半身の欲望に埓い金を払われる方が未来がある。
人間ずは、そういうものだ。いやこの堎合、盞察する女は人間ではないのだが。
「それで、どうしおかしら」
ず我々を衛兵に匕っ匵っおこさせた女は蚀う。ゞャンビ゚ッタ、䜕だったか••••••人の名前を芚えるのは苊手だ。昔、女の名前が分からず適圓に䞊べ立おたずころ、号泣され戊犯扱いを受けたこずがある。
分からん話だ。非人間の殺人鬌に䜕を望むのやら。
思った以䞊にこの町の譊備は厳しく、わざわざ服を買い替えたでしたが玠性が既に割れおいた。どうやら軍事もそれなりの手腕らしく、想定そのものが䞍味かった。
神ずしお祀られ぀぀ある女を攫うずかいう話だったが、冗談じゃない──────この女は軍人だ。赀い髪、赀い県光、豊満な肉䜓ず淫蕩さだけではない。手玉に取った男に跚り、それを扱う事にも手慣れおいる。
䜕故わかるのかっお 䌚う女が皆そうだったからに決たっおいる
なので、䞖界の女は倧抵そうだず思っおいる。実䜓隓だ保蚌しよう。ではなく珟状確認だったか。自称「ハむムちゃん」ずやらは協力的な筈だず蚀われおいた事前の情報には反し、我々を手錠ず鞭で歓迎した。こんな女が神の䟝代になるなら鉛玉で賜銭を払っお撃ち殺した方がマシだず思う。
䞖も末だ。それは読者も同じか
かもしれない。どこも衚面さえ良ければ、本質的な問題は芋逃すものだ。むしろ、そんなものを非人間の私が芋おいる時点で䞖も末だろう。人間にしろ゚ルフにしろあたり友奜的には芋えないその女は、舌舐めずりし぀぀私達二人を吟味する。
「面癜いわね。ここにたかだか二人で攻め蟌んでくるだなんお、ある意味脱垜だわ──────貎方たち銬鹿なの」
倱瀌な女だ。ここたで苊劎しおやっおきたずいうのにな。
たあ、博士の䟝頌は倧抵こんなものだ。裏事情を毎回話されないので予想倖の危機に陥る事には慣れおいる。案の定ここの安普請な神になりかけだかの女が軍事力に長けた茩で、自前の兵団や探りを入れる為の隠密兵たで甚意しおいるだなんお教えるどころか匂わせもしなかった。぀たり、ここで捕たるのも予定調和ずいう蚳だ。
嫌な調和だが、倧䜓䟝頌ずはそういうものだ。たあ金にならなければ䜕であれ投げ出すのも私なので、その蟺の責任感は金次第ず蚀える。今回の䟝頌にしたっお利益にならなければ、たあ、知らん。
貎様ら金にならない読者に、感謝の念を抱くのか
殺しも同じだ。いやこの堎合、自称神の誘拐だったか。

「争う意思は無い。たずは話し合おうじゃないか」
蚀っおはみた。蚀っただけだ。䜕であれ蚀うだけならタダだからな。金も払わない読者でさえも、評論家のように垂れるだけならやる。であれば、䟋えその気ならばすぐに手錠を匕き千切り殺しにかかれるずしおも、それはそれずしお平和的解決ずやらを癟回に䞀床くらいは詊しお良かろう。
無論、面倒ならすぐ殺すかもしれないが、䟝頌は䟝頌だ。
前にも蚀ったが、殺害より誘拐の方が金になる••••••なので私にずっおこの神だかの女を殺そうずする別勢力は、卑劣な犯眪者ずいう蚳だ。であれば狙われおいるであろうこの女の護衛ずしお、歊力を売り蟌むのもなくはない。
いや無いか どっちでもいいが。

「知っおるわよ。博士の䜿いでしょう 貎方達を埅っおいたの」

蚀っお、手錠で繋がれた私の倀螏みをし぀぀、鞭で地面を叩き砕いた。
いや本圓に砕いたのだ。魔術だかが盛んな囜ず聞かされおいたのに、こうも原始的極たる野人の囜ずは。やはり田舎には来るべきではない。
矎人はいたが、倧人の女ずいうにはただ若いしな。具䜓的に蚀うずチビだ。
やはり、身長のある倧人の女がいい••••••発育は良いかもしれんが倧人の女の察応ずいうのが足りおいない。倧䜓が初察面で鞭ず兵隊ずいうのはどうなんだ
「出来れば、もっず淑やかな埅ち方をしお欲しかったが」
「あらそう ごめんなさい。私、育ちも生たれもこの街しか知らないから」
胞を揺らしながら自称ハむムちゃんは答えた。博士ずやりずりがあるのは想定しおいたが、しかし、ここたで街を掌握しおいる女が䞀䜓䜕を望むのだろう
話を聞く限り、文字通り「党おの栄華」を埗おいるずの話だ。簡朔にいえばこの街においおは身分制床が完成しおおり、祭祀職が実暩を振るい軍事が䞋に぀くずいう分かりやすい構造らしい。
この蟺はどこも同じだ。䞍思議ず、軍事より祭叞の方が力を持぀。
それが時代の珟人神ずなれば、その力が猛烈なのは、想像に難くない。人間ずいうのは䞍思議なもので、信仰する神の為ならず頌たれもしないのに殺人を犯し、金にもならないのに人に抌し付け金にならないからず金をせびる。
矚たしい話だ。暇そうで。少しは私もあやかりたい。
そんな圌女はずいうず、䞀喝しお兵を䞋がらせ我々二人の耳元ぞず躙り寄る。無論蚀うたでもないが、隣の犬千代の気分は最悪だ。わざわざ瞛られお抵抗せず暙的に近づくだなんおず、やり方に呪いの蚀葉を吐いおいる。
そんな我々に、圌女は蚀う。
「䟝頌を出すわ」
「 䟝頌を受けたのは我々だが」
「そうじゃないの。これは博士も承諟枈みよ。元々私がお金を払っお、博士を通しお䟝頌したから」
どういうこずだ••••••そんな回りくどいやり口に、意味があるのか
ず思ったが、状況を芋れば想像は぀く。䜕せ、生たれを遞べない䞖の䞭だからな。
「ええ、そちらの想像通り、私を自由の身にしお欲しいのよ」







いわゆる犯眪者のレッテルを貌られおいるが、そんな私にも譲れない物がある。
それは「己の道」を阻害されない、ずいう郚分だ••••••むしろ、この点にだけ関しお蚀うなら犯眪者の方が真摯だろう。時間前、私は怜問所を朜入任務実際には貎人の誘拐だがの為に停造した蚌明曞ず停造した経歎、぀たりい぀も通り嘘八癟の話で抌し通ろうずしたものの、情報戊で既に先を行かれ即座に襲い掛かられた。
開き盎りはしおも、被害者ヅラはしない。ずいうか、そんなこずをしおいたら私は幎䞭被害者ヅラだ。第䞀、誘拐にしおもそうだが盞手は圓然それなりの組織であるこずが倚く、むしろ情報戊で党お勝利するなど有り埗ない。
想定内だ。なので私は眵詈雑蚀を吐く衛兵の顔面を叩き割った。鎧で䜕の皮族かはわからなかったが、拳で鎧ごず頭を朰せば䜕の皮族であれ死ぬだろう。珟に、その䜕かしらの皮族の衛兵は壁に叩き぀けられ動かない。続いお他の衛兵にも手を出し結局はたた倧勢の衛兵を叩き殺し぀぀も、その方が暙的に近づけるず思いわざわざ捕たっお今牢にいるずいう蚳だ。
だが、それはそれずしお私の道、私の自由を奪われるのは埡免蒙る。勝手に誘拐の為に朜入しずいお身勝手な奎だず思われるかもしれないが、それはそれこれはこれずいう䟿利な蚀葉があるのを知らないのか
無論、私は知っおいる。故に脱獄した。
芋枡すず、我々が連れおこられた堎所は倧理石で出来た倧きな屋敷で、恐らく元々金持ちの家か䜕かだったものを芁塞に䜜り替えたらしい。所々に生掻の跡が芋えるが歊装した衛兵が巡回する屋敷など誰も䜏たないだろう。
たしお、魔術だの魔物だの。連䞭は暇なのか
以前も蚀ったが、魔術だの䜕だのに぀いお䞀ミリも私は知らん。そのような科孊で蚌明出来ない理論など知ったこずか 第䞀別に理解しようがしたいが銖を斬り萜ずせば死ぬのだから、そこたで拘泥する必芁もあるたい。
䜙談だが、金持ち連䞭の集䌚堎でもあるらしい。䞀緒に来おいる、ずいうか䞀緒に捕らえられた青髪の猫耳嚘、ナむフは倚いがスタむルに乏しい犬千代はそれら集䌚ずいう名の麻薬乱亀を冷たい目で眺めおいた。
牢を出おすぐ、ずたでは行かなかったがそれなりに移動したずころ、むせ返る銙の匂いず嬌声の嵐が倧広間らしい郚屋で行われおおり、゚ルフも人間も仲良く欲望の枊に耜溺しおいる。
どの皮族も同じだ。目先の欲望を突き぀ければ、いずも容易く蚀いなりになる。
その点、我々が誘拐する予定だったハむムずかいう小嚘は聡いらしい。自分達には誇り高い皮族ずいう䜓裁だけが残っおおり、実態ずしおは腐敗した䞊局郚は人間ず深い繋がりがあり、隣囜ポルドアずの宗教戊争は抱ける女を増やす為。ちなみに、そのポルドアずかいう囜にはダヌク゚ルフなる皮族がいるらしく、䜕でも歊噚歊装に魔術ずやらを付䞎し、殺す事が埗意らしい。
••••••最も、賢明な読者はそのような瑣末事に興味はあるたい。だから読者の興味ある郚分を抜粋するず、耐色の匷気女が倚くおただの゚ルフず違い、现身ではあるが肉䜓の感床は良い、ずだけ芚えおおけ。
実際、奎らは敏感だ。山奥に䜏んでいるからなのか、気配探知に長けおいる。
実際に詊したが、割ず男性経隓は少ないらしく、䞀床萜ちれば早かった。
䜕が、ずいうのは読者の想像に任せよう。たあ、匷いお蚀えば゚ルフでもダヌクな゚ルフでも、女は挔出に匱いずだけ語っおおく。
衚面ず実態は、䜕であれ違うものだ。攫う予定だった神の䟝代ずやらが、実際には䞊局階玚の人圢であるのも倉わらない。ずいうのも、人間は衚面しか芋ないからだ••••••衚面だけ敎えれば、䜕であれ金を払う。
䞭身など誰も気にしないし、考えるのも億劫だ。
䞭身に手に入れる茩も次第に向き合わなくなっおいく。䜕せ、金にならなければ、考える奎もいないのだ。であれば、衚面だけ敎え利益を啜り、囜庫から金を盗んで政治家になるのが正しい道だ。
そんな䞭で、䜕かを掎むにはどうするか 向き合うのは無駄だ。実際に詊した私が蚀うんだ間違いない••••••それより、衚面を敎え利益を確保し、賭博などの本胜に付け蟌み獣ずしお扱う以倖に道は無い。
実際、獣だ。連䞭自身は自分の意志で考えおる぀もりらしいが、぀もりなだけだ。実際には物を芋お金を払うような考えはないし、ただただ目先の吊るされた糞ぞず埓うのみ。読者の䟋に挏れず゚ルフも同じだったようで、傀儡政府が幟床ず候補の女を「捧げ物」ずしお、差し出しおきたのが実情らしい。
自由を埗たい。誰でも考える事だ。
••••••芋た目が猫なのに猛犬のような犬千代ず違い、ハむムずかいう女は芋た目が犬なのに䞭身は飢えた虎らしい。可愛げがないのはどちらも同じだ。
無論、本人の前では蚀わないが••••••ナむフが滑っおも困る。
皮族の責任、みたいなものは呚囲の身勝手であっお、ハむム自身は倧しお気にしおいないらしい。その蟺は私も同じだ。人間皮族の誇りずやらは圹に立たない。倧䜓人間瀟䌚においお䜕床も蚀ったが人ずしお扱われた事など無いし、自分を人間だず思った事など䞀床もない。たしお、人ずしお生きた事など有り埗ない。
異皮族でもない筈なのに、ひたすら迫害されおきたからな••••••••••••考えおみれば䞍思議な話だ。たあ、今になっお思うず「䞀人だけ人間の圢をした、人間ならば有り埗ない発想の奎がいる」ずいうのが実情かもしれない。
䜕せ、幌少期から殺人に抵抗が無かったからな。
むしろ、我慢するのには苊劎した。銬鹿な子䟛は刺激したら危ないずいう事すらも分からないのか、自分が匷いず蚀いたいが為にこちらを刺激しおくるのだ。しかし殺しおしたえば眪に問われる。生憎ず田舎では逃げおおせる事が難しいし、それに䟝頌もないから金にもならない。
仕方ないので、我慢するしかない蚳だ••••••無論、䜕床かやりかけたが。
そんな私からすれば、乱亀パヌティの䞀぀二぀、珍しくもない。人間が痎態を晒すのはい぀もの事だ。むしろ、安心すら芚える。物語から勇気を貰っお孊んで成長、敬意ず共に金を払う読者なんお、珟実には存圚しない。
いたら取材したいくらいだ。実際には、䞀円も払わずたかるだけだったが。





誘拐のコツは、たず「玛れさせる」事にある───それが由緒正しい方法だ。
䟋えば、以前の仕事でいうず誘拐された䜓になる人材雇甚が盛んだった。どういう事かずいえば官憲に「行方䞍明者が出た」ずなれば圓然その人物を探しにくる。しかし、䜕人も䜕人も行方䞍明が続いた䞊で、捜査埌に䜕も手掛かりが掎めない。
譊察ずお組織だ。サボる奎もいれば賄賂を受け取る奎もいる。そんな圓たり前の事すら、䞀般人ずやらは知らないものだ。だが、我々瀟䌚の裏偎にいる者にずっおは組織の匱点はし぀こく突く。しかしその䞀方で、以倖なほど「䞀般人」を誘拐するような事態は少ない。
カネにならないし、䜕より仕事ずしお小さい••••••生憎、匱い者いじめがしたい蚳ではない。やるなら「倧きな偉業」を成し遂げたい。



なので、必然政治関係者は倚かった。
そのケヌスではたず「誘拐される圹」が䜕人も行方䞍明になった䜓で話を広め、山奥では獣に食われたのかもしれないず颚評を立おおおく。
その䞊で、目的の政治家先生を拉臎する蚳だ──────おかげで、実にスマヌトな倜の仕事だった。
8本目の指ず巊耳の錓膜が、改革案を退けたずだけ蚀っおおく••••••これ以䞊、人間が台頭するのは困るのだ。ずいうのも、䞀郚の金持ちだけが肥え倪る瀟䌚ずいうのは、乱す䜙地すら限られる。であれば、異皮族を匟圧する法案を通さず、反乱を煜••••••もずい、自由を䞎えお察立する囜家があった方が面癜い
この蟺は「博士」も同じだ──────我々がやるべきは「䞍可胜ぞの挑戊」であっお、䞀般人を誘拐するような、そんなちたい犯眪に興味は無い。

誰にでも出来る。それは「぀たらない」からだ••••••逆に、難問が甚意されれば、䟋え地の果おでも飛んで行く。異皮族だろうが゚ルフだろうが、敵が人類だろうず関係無い。
むしろ、やる気が出る。そういうものだ。

さお、この蟺で皮明かしをしよう。回りくどい語り口で話を逞らしたのは、圓然他にやる事があるからだ。具䜓的には我々が捕らえられた屋敷で乱亀パヌティヌに興じおいる奎等から、必芁な人材も攫っおいく。
圓然、目的の神の䟝代ずやらも䞀緒にだ。
蚀わば、匷制亡呜を、それも未だか぀おない芏暡で行う蚳だ。ハむ厶ずかいう女は、最初からこれを狙っおいた──────ただ単に逃亡するだけでは、その「先」が無いからだ。
であれば、必芁な人材ごず、囜倖に居を構えれば良い。そんな無茶苊茶が通るかずいえば金ず人材、埌は政治だ。そしお、囜内倖での䞻芁人物が集たるこの機を狙っお、我々が手助けしようずいう蚳だ。

蚀わば、人助けだな 

賞賛しおくれおいいぞ たあ、実際にやった事は噚物砎損、衛兵の殺害、貎人誘拐に爆砎工䜜ず数え䞊げればキリが無いが。
爆砎は圓然、今からやる。
そしおやった。捕たる事は予定に入っおいたので、あらかじめ脱出路の「逆」に爆砎物を䌏せおいた。私だけではどうにもならないが、ハむムずいうあの女は魔術ずいう胡散臭い物に詳しいからこそ、今回暙的になったのだ。
であれば、倧芏暡な事は難しくずも「倖から着火」くらいは問題ない。出来なかったらどうする぀もりだったずいう声が隣の猫耳嚘から聞こえたが、たあそれはそれこれはこれだ。その堎合、掟手に行く぀もりだったず蚀っおおく。

䜕にせよ、隒ぎを起こさなければ、集団逃走など出来ないからな••••••パニックを起こす連䞭に避難を促す衛兵の歊装をかっぱらった我々が代わりに指瀺を出し、甚意しおいた倧型の銬車に荷物のように詰め蟌んだ。
元々、薬物での乱亀なぞしおいたのが幞いしたのか、事前想定より速やかに誘導出来た。ずいうのも動物みたいに乱れおたからか光に矀がる蛟みたいに我々の「避難先」ぞず、我先にず走ったのだ。

圓然、女子䟛を抌しのけおも、必死にな
たるでバッファロヌの矀れだった。意倖なほど速やかに終わったので達成感は少なかったが、しかしあれは芋応えがあった
たるで、いや、たさに動物だ。人間なぞ䞀皮剝けば、本胜に動かされる獣に過ぎない。
隣の猫耳嚘、犬千代に「これで党郚か」ず確認する。
青い髪を揺らし、䞍愉快そうに人間の痎態を眺めながら「そうだよ」ずぶっきらがうに奎は答えた。
ならば問題ない。これで新囜家蚭立くらいは可胜だろう。
我々の手で、人類の歎史を曞き換えた蚳だ。゚ルフが独立しようずどうでもいいがしかし──────この手で、利益が為に、忌々しい瀟䌚構造そのものを、前代未聞ず呌べる芏暡の誘拐蚈画で倉革しおやる偉業ず蚀えた
それを実感出来る、悪くない仕事だった••••••我々が劂䜕に政治ぞ貢献しおいるのか、良く分かる䟋の䞀぀ず蚀えるだろう。

最も、それが人間の為になるかは知らなかったが••••••䜕でも返報性の原理ずいう「受けた恩は返す」心理が人間にはあるらしい。
私は生たれおこのかた悪意以倖は受けた詊しが無いので「善意の真䌌事」ではあるものの、ずはいえタダで悪党の生き方に぀いお、それも実甚的な詳しいやり方たで教えるのだから良いんじゃないか
なあに、私の著䜜を読んだ埌でもいいぞ 誠意は札束で払っおくれ。


それが「立掟な倧人」ずいうものだ──────違うか 
少なくずも、神だの仏だのに愛されるだけの地力の無い善人共ずは違い、䟋え䞖界党おに指差されようずも胞を匵っお生きおいる。
そのやり方を、教えおやる。
続きが芋たければ、金を払え







䟝頌を果たせば報酬が貰える───それが犯眪であろうずも。
真っ圓な人間ずやらは報酬も貰わず働くずいうのだから倧したものだ。思うに劎働ずいうのは奎隷であっお、自身の働きに応じた金額が貰えないものを「仕事」ずは呌ぶたい。私が執筆しおいる䜜品にしろ犯眪にせよ、本来であれば察䟡ずは䞀定ではなく、個々人によっお倉動する。
だが、倧半の人間は䞀定にしたがる。そしお、倧半の堎合は払わずに枈たせようずする。䞍思議だ。䜕の為に金を皌いでいるのだ 金は䜿うものであっお、貯めお喜ぶものではない。䜿い果たせるなら、䜿うべきだ。
明日、生きおいるずは限らないしな。
特に、私のような逞れ者の堎合は。
「よくやったゞャック••••••これが報酬だ」
テヌブルの䞊にどさっ ず音を立おお支払われるこの感芚がたたらない。䜕故だかこの時だけは党身で音を感じ、札束の感觊を目だけではなく肌感芚で味わう。
無論、匂いも同様だ••••••束になった札束の匂いはたたらない。
逆に、読者連䞭は金を払った詊しがない。陜気なこの頃には子䟛が䌑みらしいのでもしや「本圓は子䟛なのに、倧人のフリで読んでいる」のではず疑っおいる──────そもそも、いい歳した倧人であれば、自分で読んで自分で刀断しお金を払っおおくべきだ。
であれば、やはり子䟛なのかもしれない。子䟛読者より金だ。であれば、犯眪行為が増えるのも玍埗だずいえよう。䜕せ、真っ圓にやっおもタダで盗たれ、正圓化し挙句に忘れられる。
貰うだけ貰っお、䜕もしない。
衚面䞊若い女を立おるこずの倚い私だが、女を立おようが賭博以倖で連䞭が支払う事はない。であれば、隣囜の政治家の癟二癟攫った方が「真っ圓な経枈掻動」だずさえ蚀えるだろう••••••••••••読者ず違っお「未払い」だけは無いからな
䟋の狭い郚屋の䞭で、぀ら぀らずそんなこずを考えおいた。しかし隣の猫耳嚘はずいうず故郷の埩讐にしか興味がないらしく、金より情報を、ずせっ぀いおいる。
ただただ駄目だな。これでは成功すたい。
そう思った私はたあたあ人手ずしお圹立った小嚘に「ずりあえず金を受け取れば、先で圹立぀こずになる。本圓に埩讐したいならもっず珟実的な策を考えろよ」ず、本圓の事を教えおやった。
ギッ ず芪の仇よりムカ぀く盞手を芋るかのように睚んだ埌、圌女は自分の分である分け前を片手で鷲掎み匷奪───ずおも䟝頌金を受け取るずは思えない態床で、官憲から逃げ出すかの劂く郚屋を出た。
どこであれ、真実は耳に痛いもの。なので、犯眪者も同じずいう事だ。
••••••その八぀圓たりを私に向けるのは勘匁しお欲しかったが、ずりあえずこれで䜜品の喧䌝費くらいにはなるだろう。蚀うたでもないが非人間の私にあるのは良い女を抱く事よりも、基本的には䜜品である。
どこに、どれだけ茪廻転生ずやらを繰り返したずころで、曞いお売る以倖など党お瑣末事だ。その為なら殺人の䞀぀二぀、䞖界の転芆でも救枈でも手段は䞀぀も遞ばない。
たあ、報酬の倧半は銀行ぞ振り蟌たれるので、珟時点での金は䜿うのだが。思うに金を䜿わない奎に金運など降りおこない。叀臭くカビの生えた玙幣を持぀奎なんぞに金の女神が埮笑むのか
無理だず思う。なのでじゃんじゃん投資しろ。
具䜓的にはおひねりだ。盞撲を芋おおひねりを投げるなら、物語に感服しお投げおも良い筈だ••••••狭い䟡倀芳で進歩しないから駄目なのだ貎様らは
党く、いい歳しお恥ずかしくないのか 真っ圓な人間であれば支払う金くらいはあるだろうに──────非人間の私に蚀われたらお終いだぞ

さお、ずりあえずはこの金で飲んで食っお抱くずしよう。たあ、疲れおいる時には抱くのは割ず遠慮したい。倧䜓この街には物隒な女が倚いのだ。
「埅お」
頭の䞭で誰にするか、いや食べお寝るかず考えおいたずころぞ博士の鋭い声が突き刺さった──────聞く者党おが安らがない、実に神経質な声だった。
「それで、䟋の女のほうはどうだった」
「䜕のこずかな」
ずがけるな、ず端的に圌は詰め寄る。䜕であれ最䜎限、必芁な事のみを通達する。圌の癖だが、悪癖ずも蚀えた••••••実際、その癖を嫌っお離れたり裏切ったりする悪党の数は実に倚い。
回りくどいやり口や、蚈画的か぀政治的犯眪ずいうのは、ただの匷盗や攟火犯には合わないのだ。私の䜜品が凡俗の読者に合わないように、犯眪にも合う合わないがある。そしお圌は、倧半の犯眪者には合わない。
思考が先を行き過ぎるからだ。良く分かる。
「ハむ厶ず名乗るあの女は、実際にはこちらで建囜する぀もりは曎々無い。人材だけ売り枡し自由を謳歌する぀もりだろう」
そう、あの女はその぀もりだ。私には良く分かる。埡倧局な組織は「䜿う」ものであっお䟋えば博士を打倒し組織を乗っ取る気分にはならないのだ。
面倒な䞊に、性に合わない。単独での技胜を掻かし、獲物を刈り取り達成を埗る。
前に、人食い民族を狩り殺しおやった事があるが、あれは䞭々の獲物だった。郚屋に匕き蟌もっお蚈画を緎るのは向いおいない。
頌たれおも埡免だ。幎䞭、郚屋で蚈画立案に走るなど、䜕かの刑眰ずしか思えない。
「わかっおいるず思うが、攟眮するには戊力ずしお倧き過ぎる。どうするにせよ、管理者が必芁だ」
「そちらで匕き取れば良いだろう」
無論、その぀もりで実行した。これ以䞊小嚘の面倒は埡免だ。
カネにならないし疲れる。
だが、予想倖の蚀葉が来た。
「駄目だ。こちらで䜿うには合わない茩だ。私の蚈画に起甚する事はあるだろうが、普段小嚘を拷問する事はあっおも面倒を芋る斜蚭にはなっおいない」
「そりゃそうだが、郚倖者ずしお雇えば良いだけだろう」
そういう雇われなど幟らでもいる──────特に、毒ず飯ず薬が盛んな、東の囜には幟らでも。
「圓初はその぀もりだったが••••••残念だが、政治的圱響が倧き過ぎる。貎様は良くやっおくれたし、圌女も想定以䞊に協力した。だが協力の幅が倧き過ぎお、䞖間に䞎える圱響が想定を超えおいる。
組織ずしおは成功したが、䜕であれ成功し過ぎるのは問題だ。身動きが取れなくなるからな」
成功や勝利に瞁が少ない私にはわからん話だ••••••䜜家ずしお成功し過ぎお、远跡者に狙われるみたいな話だろうか

私なら、立堎的に狩りにしお良い盞手が自分から来るなど喜び勇んで殺すだろうが。

衚面䞊は、敏腕矎人の女流䜜家が曞いた䜓にすればいいしな。倧䜓が䞭身など、読者が本圓に芋おいるのか

それなら尚曎救い難い。読んで金も払わないのだから。そんな私の気持ちも無芖しお博士は端的にこう蚀った。
「やはり死んだ䜓で利甚する方が、望たしいず刀断した──────駄目だ、ゞャック。貎様の方で、しばらくは匕き受けろ」

••••••••••••••••••圌はこう蚀うが、拒吊した奎は倧抵寿呜たで長生きしない。
䜕せ、手を䞋したのはこの右腕だ。
「••••••本気か 私に子育おをしろず」
「厳密には17歳皋だ。゚ルフ民族は人間ずは幎の数え方が異なる」
人間の情緒がわからないのか、圌はズレおる答えを返した••••••••••••どうしたものか。
犬だけでも出いっぱいなのに、猫も増やしお面倒を芋る
地獄だ。シリヌズ完結たで曞き切った䜜家にずっお、䜕より倧切なのは「静謐な時間」である。
逆に、爆音の鳎る䞭で、貎様らは䜕か曞けるのか
無理だ。たあ、売䞊が䞊がらなければ攟眮しおも構わないので、いっそ圓面は䌑み期間ず称し詐欺で皌ぐに抑えおおくか
真面目に執筆するより、その方が金になる。
郚屋を出お、倩を仰ぎながら私はそんな思考に陥った。思うに───読者にしろ犯眪にしろ「結果」だけが倧切であり、過皋ずは圓然「積み重ねられた結果」そのもの。
芋る目の無い奎等だ 読者でも神でも仏でも悪魔でも良いが、これだけ積み重ねた私盞手に、支払う報酬が獰猛犬か
 

私が䞀䜓、䜕をした
ちょいずばかり人より犯眪が倚く、シリヌズ完結たで物語を曞き切りタダで配垃たでした聖者ではないか。隣人を愛せず蚀うなら䜜品を、それも䜕十幎も費やした䞀品を立ち読みしたなら札束くらいは眮いお行け
光る石ころに䞇札を払うよりは、よほど有甚な䜿い道だろうよ
本来、それが出来ればいちいち䟡栌など蚭定する必芁すら無いものだ。実際にやれば䜕が起きたかずいえば、タダ読み持るだけでただの䞀円も払わない。それで「最近は面癜い䜜品が少ないね」などず、ほざけ読者が

そういう意味では、新芏加入の女が䜕をしおどうシャワヌを济びるかずいう、読者の望みそうな噺は曞いおやらん。
女が増えた分「女にしか出来ない」犯眪の幅も増えるのだが、埡倧局な読者はタダで読むだけで払わない。
ならば知らん。貎様ら100円も払わない奎等に「敬意」なんぞを持ち合わせるのか
しない。同じ事だ。
なので、私はこう蚀おう。
いい気味だ、ざたあみろ

 


䜙談



犬千代 から目枬 
   筋肉質に鍛え䞊げた野生の矎貌 
荒々しく、女より獣の雌ずいうのが盞応しい

割ず玔真無垢な郚分が残っおおり、人間は嫌うが人間の文化に興味がある。たたに茝かせた目で物欲しそうにそれらを芋る。


買ったか 想像に任せよう。

割ず心が匱く、埩讐に必死。だが匱みは芋せたくないので指摘するずキレる。
毎回キレる。ツッコミ担圓。

ナむフは倩性の才胜があり、苊劎しお磚いた私の技胜は䜕だったのかずたたに思う。
••••••倩才か••••••••••••

本人は元が「お嬢様」だったらしく、所䜜や人付き合いは物凄い。いなければ毎回問題が起きたので、仕方無く連れおいく。
「お前は察人関係を知らねヌのか」ずは本人の匁。

生憎、非人間なので知らんな 
同じ皮族の筈だが、迫害された蚘憶しかない
••••••••••••おのれ読者め。

未払い皋「屈蟱的」な迫害は無い
貎様ら支払い胜力が無いんじゃないか

知性は高いが、魔術の玠逊に関しお聞いた事が無いのでそこは知らん。同じ建物に䜏んでいるが、郚屋別なのであたり䌚わない。

筈だ。違っおも構うたい。

最近は生掻に慣れお来たのか、雑な栌奜でやれあれが無いこれはどこだ、前の話はどうなったず现かい話を聞きに来る。

现かい。女ず男の差か
「お前が雑過ぎんだよ」ずの匁だが、しかし私の今たでの掻躍を芋れば分かる筈だ。

結果、䞊手く回ればそれで良い

近所の子䟛の面倒を芋おいる気分だ、ず答えるずキレる。子䟛扱いもキレる。


••••••••••••そういう郚分が子䟛だろうに


ハむ厶 身長は150前埌に芋える
    サむズはスむカ 髪はサラサラ赀色
   我儘に振る舞うが実は賢明。瞳も赀
政治的やりずりに慣れおいるのか、察人関係に匷い犬千代ず違い、察人支配に長けおいるのが違いの぀。
利害関係が絡むやりずりが埗意なのがハむ厶
人間的魅力挔出で奜かれるのが犬千代
党おに嫌われ、単独で殺し合うなら無敵だが神も仏も個人的に私を嫌っおるんじゃないかずいう、䞍圓な差別を受けたのが私だ。
芋る目の足りない奎等だ••••••••••••
䜙談だが、神瀟に参り出るず䜓調を厩しお死にかけた。それも、䞀床二床ではない。
この間も••••••搬送••••••••••••いや蚀うたい。
魔術などずいう、胡散臭い術理に長けおるらしい。ちなみに、私がやり方を聞いたら
「才胜無いわね、貎方」
ずか蚀いやがった 
才胜か 知力か 私ずお幌少時代に殎られ過ぎる前は、良かったんだよ
曞物など、読んだだけで蚘憶出来た••••••••••••どれだけ殎られたんだ、私は。
頭は良いが、本質を芋る目だけは私に遠く、及ばない。もう䞀床蚀う。
私に 遠く 及ばない
優れ過ぎるのも考え物、ずいう事だな。
物を知らない読者に教えおやろう。
蚀い匵るだけなら、䜕であれタダだ
さお、政治的関係から肉䜓関係を持぀事すら倚かったらしいが、その蟺も犬千代ずの違いだろう。最も、ハむ厶も根底は同じだが。
人を䜿う偎、ずいうのは埗おしお真っ圓な、普通の人間がするようなやりずりが出来ないもの。普通の生掻に焊がれる女ずも蚀える。
私は無論、ロクでも無かった。
••••••••••••幌少期など、殎られお脳がやられ、銬を远っかけながら楜しんだ蚘憶しかない。
青幎期 奎隷䜜業だ。無論、代金未払いで 
䜕回死の淵を圷埚ったか、数えおすらいない
嬉しくもない。やはり金が欲しいものだ。
さお、次だ。䜕でも、回抱けば確実に奎隷に出来るず、テクニックを豪語するらしい。䞀方で理系なので、男より理論。情熱よりも経隓から来る政治的刀断に長けおいる。
胜動的に芋せかける「倖向け」のやりずりず違い根がむンテリなので、普段は郚屋に匕き籠もっお実隓に専念するタむプである。
倉な薬品実隓に魔術研究だず付き合わされ───ブチ撒けた時は凄かった。
ヒステリヌ、どころではない。噎火だ。
火山ずいうのが盞応しい。瀟䌚の裏偎で緎られた人造火山。埗意技も火系だそうだ。
䜕でも、知らない男に肌を芋られるこずより研究䞭に邪魔される方が比范出来ぬ皋蚱せないらしい••••••••••••私はブチ撒けただけだが。
目は良いが、研究䞭は䜕かを芋るのにいるのか県鏡を掛ける。
頭が良く芋えるからか
タバコも吞うが、マナヌは守る。飲酒カフェむンずあらゆる犁則物質を楜しむ方。たた、掟手奜きで䜕であれ初察面は気安い。
今たで政治の為我慢しおきたものが、今さら爆発したず蚀える。
元がお嬢様で悪ぶっおる犬千代ず違い、元が悪だったが呚囲の為に我慢した。文系で情緒を慈しむ犬ずは党おが真逆。
心のあるロボット、ずいうのが近い。
男を抱くのも利害関係であっお、情緒は䞀切無く䜕も感じないらしい。なので、犬千代がある意味矚たしいんだずか。

私はひたすら暎れられれば、そしおそれが金になりさえすれば他に䜕もいらないタむプだ。蚀わば「戊い」の圢が執筆か䜜品を売るのか殺し合うかの違いだけだ。
生きおいる敵は殺す

動く敵察物は、叩き壊す
運呜が邪魔なら、ブチ砎っお殺し尜くす
察しお、ハむ厶はその蟺り珟実的だ。敵だけでは勝おないずいう思想で「敵を味方にするのが至䞊」ずいう考えらしい。

••••••••••••••••••••••••私ずお、読者に協力させる事が出来ればずタダで配ったりしたのだが、どうも若い女が良いのだろうか
わからん話だ。
個人ずしおも匷いが、基本的に自分䞀人での戊闘はしない。暗殺向きの犬千代ず違っお、組織化胜力が高いタむプ。
それも、殎り合いより情報に匷い。匱点属性だけをひたすら事前に調べ䞊げ数の利で叩くやり方••••••••••••぀たらん戊い方だ。
やはり、斬り合いで良くないか
生きるか死ぬか、それが愉しみだ。
俯瞰するのが埗意で、県の前の敵はずりあえず殺そうずする私の銖根っこを抑える担圓。ずはいえ、ハむ厶自身も割ず亀戊はした。
利害が先に出るので、殺しも利益で考える。
こんなずころか。執筆意欲なのか連䞭に匷芁されおいるのか、私は知らん。

少なくずも、カネにならなければ続かない事だけは確かだ••••••••••••最も、邪道䜜家の方は既に完結たで曞いたのだが。

おひねり制で邪道䜜家シリヌズの方は出した。誰も読むだけ読んで払わなかったが、䞀応はそういう䜓で出しおいる。

読むなら払え、払わないなら読むなずいう話だ
ああ、そういえば語り手自身に関しお項目を曞かなかったが、それは簡単だ。
売れればそれでいい 女子䞭孊生䜜家、ずかの方が売れそうだしな。
䞭身を誰も芋ないずいうなら、受けそうな衚面だけ甚意しよう。
どう考えおも長身の反瀟䌚性力にしか芋えなくずも、それはそれずしお衚面だけを読者が芋るなら、衚玙に若い女を貌り付ける。
䟋え、人栌を䞞ごず甚意しおでもな••••••金になるか、それだけだ。
「結果」だけだ。過皋ずは、結果を積み重ねたものなのだから


䞖界芳


南は犯眪者の楜園だ。具䜓的には、女盞撲が流行り売春婊は6才からいお、チェヌン展開された麻薬専門店が立ち䞊ぶ。
歩けばひったくりに䌚い曲がれば匷盗もどきに遭遇する。おかげで法ずいう抂念が無いので誰を殺そうが問題無い。
無論、各組織の幹郚は別だ。構成員同士での争いは固く犁じられおおり、私は構成員では無いので2.3発ブン殎った。
その埌 殺し合いなら負けおいない。
最も、私の悪評は知れ枡っおいるので、基本襲いかかるのは魔性ず分類される鬌くらいだ••••••神を名乗る宇宙人連䞭が台頭しおからずいうもの、゚ルフだの混合人類みたいな奎から知性の無い実隓生物たで広がりきった。
治安を乱す為、ではあるたい。䜕かの実隓の成果かもしれない。
生物進化を蟿る為、ずかな••••••••••••連䞭ならやりかねない。
ずいうのも、所謂その「英雄」ず呌ばれ掻躍する奎等は、単に神を名乗る連䞭ずの混合皮─────被怜䜓に過ぎないからだ。
䜕故そんな事を知っおいるかっお
無論、日々仕事に勀しんでいるからだ••••••••••••犯眪行為を䞖間的にどう蚀うかは、孊者にでも論争させおおけ。
巚倧な実隓堎、それが超倧陞などず呌ばれるこの土地だ。最も、宇宙人だろうが人類だろうが、本質の芋えぬ読者など知らないが。
さお、読者お楜しみの「女盞撲」に぀いおの話をしよう。無論賭けもするしこの人道的な催事に関しお、よもや反察意芋などありはすたい。
••••••犬千代に教えた際は、䌚堎にゎミを芋る目線を向け唟を吐き捚おた••••••••••••芳戊する分には楜しいものだが、残念ながらご無沙汰だ。
やれやれ、䜕がいけないずいうのか。 ちなみに、扮装や盛り䞊げの為のショヌもあるので老若男女問わず楜しめる。 
麻薬はやらない。腕が鈍る。歓楜街だらけの䞭では賭博関連の方が優勢だ。最も、その分負けお無くなる茩が倚くなるので、取り立おも我々の仕事ずなる。
男なら内臓か被怜䜓。女なら売り飛ばす。
そんなものだ。第䞀、人間の生掻自䜓が倧量の死䜓、即ち動怍物の呜で支えるのだから、別に人間の呜も同じ事だ。
平和ず蚀おうず戊争ず蚀おうず、本質的にはかわらない。同じ事だ。
さお、次だ。 
人皮は、以前説明した通りバラバラだ。゚ルフが犁止魔術の独占に走り、ドワヌフが犁止技術で兵噚を䜜る。おかげで神々でさえ近づかない魔境ず化したが、我々には銎染み深い故郷であっお、青い空など他人事だ。
倧陞の名前は忘れた。パンだか䜕だかだった筈だ。南は前回蚀った通り、倧江戞絢爛魔界ずか呌ばれおいる。  
あずは、家賃が安い。
ずにかく安い
䜕せ、超の付く危険地垯だ。䜏むだけで金を貰える奎もいる──────私か 無論、以前の持ち䞻を殺しお奪い取った。
偉そうな奎だったからな 䜕故か゚ルフには感謝されたが、私に蚀わせれば読者身分で、䜜家に口応えする時点で死眪である。
最近はダヌク゚ルフずか呌ばれる歊装民族もいるらしい。倧陞党䜓の治安が萜ちれば犯眪指数も跳ね䞊がる。圓たり前だが、金持ちの数むコヌル犯眪指数ず蚀い換えお良い。
北の金持ち搟取が増えれば増える皋、ここは倧勢で溢れかえる。
そんなものだ。そういう郚分では、金持ちを恚む奎も倚い。奎等は奎等で、半ば犯眪者みたいなものだしな

思うに、そこたで富を独占出来る時点で異垞だろう──────善意で皌いだずでも蚀う぀もりか
銬鹿銬鹿しい皋傑䜜だ。やれやれ。
䜕にせよ、最悪の街である事だけは確かだ。最も、人間が望むのはその最悪であるので、぀たりはこの街こそ楜園ず蚀えるのだが。
食品も凄いぞ。ある筈の無い食べ物、朰れた筈の店が沢山ある 䜏民は慣れおいるのであたり匕っかからないが、倖から流れ぀いた奎等はよくかかる。
たあ、死にはしない。筈だ───違っおも、別に知らないが。
埌は、暎力溢れる街だからか「傭兵」ずしおビゞネス展開する奎は倚く、軍閥もそれなりにあるのでちょっずした戊争屋だ。
正芏の人類神仏混合軍には敵わないが、だが簡単に手を出す奎はいない。圓たり前の話、倧陞の南党域を占めるからだ。
かなりの広範囲ず蚀えよう。無論、戊地拡倧すればタダでは枈たない。読者ずは違う。
面倒なのでこのような説明はここたでにしたいものだ──────金になっお豊かな生掻が享受出来れば考えおおこう。

最も、読者に期埅出来るかは疑問だが

䜙談だが、この街においおも䞀番の悩みは「人間関係」であるらしい。
人間に合わせる事を悩んでも人間関係そのものを悩むこずは無い私にずっお、これほど分かり難い話もない。
䜕にしろ、どこでも悩みは同じ、ずいう事なのかもしれなかった


経歎線



無論、ブン殎った。それも「もう殎らないで」から「早く殺しおくれ」ず懇願するたで匷く激しく、そしお死なない皋床に手加枛した。
ずいうのも、圓初この街に来たばかりの頃は圓然「䜏める堎所」に心圓たりなど無かった──────圓たり前だ。他の䜜家ならいざ知らず、そのような「芁領の良さ」ずか「人ずの瞁」に恵たれた連䞭ず䞀緒にするな。
圓然、叀今東西、過去珟圚においお敵だらけだず保蚌する••••••未来に関しおは、たあ、あたり考えないでおくずしよう。正盎想像も぀かないが、䜕であれ悲芳的みたいな考えになるのは宜しくない。
果たしお「味方」などずいう抂念が存圚するのか疑問だが、たあずにかく䜏める堎所など法の無い街ならどうにかなる。法埋ずは匱者から搟取する手段であっお、無ければ誰もが自由になれる。
具䜓的には、゚ルフの売買がなされおいた。

なに 売春宿ではないかだず
銬鹿め 魔術だの䜕だのが䜿える連䞭に関しお蚀えば、技胜を掻かした方が金になる••••••••••••最も、そういう需芁が枛る蚳では無いので売られた埌は知らないが。
無論、私が気にしたのはそこではない。
ずりあえず軜い芖察でもしおみようかず、蚀わば顔芋せの段階だった。運営者はゎブリンず人間の掛け合わせなのか、䜓長5メヌトルはある倧型の男だったのだが、その男が

「现っちろい人間皮族だなァ••••••家で本でも読んでるのがお䌌合い

ず、奎の遺蚀は「そこ」たでにした。
物語を軜く芋た時点で、それも邪道䜜家に察しおナメた態床を取った時点で、奎の寿呜は決たっおいる。たしお、あざ笑うなど「殺しおくれ」ずいうサむンだろう。
サむンは受け取った。私はノヌコンだがやるず決めた事はやる䞻矩だ。実際、邪道䜜家シリヌズは完結たで曞いたしな。
å…š23冊、环蚈500䞇文字は曞いた。それに比べればゎブリンを叩きのめすなど容易い事だ──────なので、容赊はしなかった。
善悪なんぞどうでもいいが、物語をコケにし䜜家を軜んじる奎は蚱せない。そも私に蚱す機胜があるか疑問だ。ずにかく、私は䌑たず匛たず、四六時䞭奎をブン殎った。
最初は反抗的だったが、次第にそれも収たり「蚱しお」ずか「悪かった」ずかほざいおいたが、生憎ず免眪は無い。読者もそうだが、金を払わない読者ず物語を軜んじる茩は死刑以倖に有り埗ない。
いや 無期懲圹の極刑だ それも、地獄の鬌すら裞足で逃げ出す無間地獄が盞応しい••••••それが䜕であろうずな。
そういう意味では、人間の信仰する神仏連䞭も「有眪」だず蚀えるだろう。蚳のわからん英雄だの䜕だのを莔屓し、肝心の物語──────人類史より遥かに䟡倀ある宝に䞀円たりずも払わないのだ。
極刑だ 決しお蚱さん
それら、物語業界に関する思いを蟌めながら殎り続けた蚳だ••••••蚀わば「愛の鞭」であり「奉仕粟神」のたたものず蚀えよう。
物は蚀いようだ。そこは任せろ
どうずでも、解釈しおくれよう

䜕なら、䞖界に貢献した報酬ずしお聖人刀定しおくれおいい。最も、私が祀られた教䌚に十字軍は来おも神など知らん。
仏も同様だ。悟ったから、だから䜕だず蚀うのか••••••••••••衆生を救えなければ蟞めるそうなので、案倖倱業したのやもしれない。
血を吐きながら戯蚀を䜕か蚀っおた気もしたが、私の耳には入らなかった。ただ、呚りの銖茪に繋がれた゚ルフ連䞭は違ったらしく
「あの、もうその蟺りで••••••」
ず、この私を静止した。
なので、私は聞いおやる事にした。無論、゚ルフだろうが人間だろうが読者だろうが神仏だろうが区別は無い。䞀切無い。
怯える垃切れ䞀枚の゚ルフ盞手に
「お前は••••••物語を、どう思う」
ずだけ聞いた。
少し逡巡しおから、圌女は
「物語••••••ですか あの、青い鳥ずか絵本にある」
「そうだ」
同じ事を確認するんじゃない。むラむラしお憂晎らしの為だけに銖を切り萜ずしおやろうか、ずさえ思った。
だが、人間ず察応は違っおいた。
ひたわりのような笑顔ず金の矎しいず評刀な髪をたなびかせ぀぀、
「いいですよね、物語 ああいう埡話には倢がありたす」
だから奜きです、ず。
••••••••••••私の物語にずお倢はある 倚少非人間向きなだけで、それなら売れたっお良い筈だ。
そうは思ったが、たあ䞀応傘䞋ず蚀えなくもない。であるので私は敵意を抑えた。
その埌、圌女らは博士の組織に接収されお、今では立掟な悪党ずしお䞃面六臂の倧掻躍を遂げた。蚀わば、人間リサむクルだな。
この堎合、人間ではなく゚ルフだったが。
ふん 倢ず垌望だけが物語 たさか。䜕であれ野望ず悪意が無ければ぀たらない。
私の堎合、ちょいずばかり倚いだけだ。

蟛い物奜きず同じだ。過ぎたるは曎に匷し。

であれば、悪意を刻み぀けおも構うたい。
その埌、色々あっお゚ルフの䟝頌づおに今の獰猛犬がいる蚳だ。

ゎブリンはどうなったか さぁな••••••••••••耇雑骚折だけでも100ヶ所は超える。䜕せ、日䞭殎ったのだ。あれで無事な生物がいれば、そい぀は䞍老䞍死か䜕かだろう。最も、それでも死ぬくらいには殎ったが。

それなりに街の顔圹だったらしく、私に喧嘩をふっかける奎はいなかった。残念だ。やるなら殎り甲斐のある盞手が良い。


敵がいなければ、殎れないからな


䜕故か、゚ルフの評刀は䞊がったが──────その蟺は関係ない話だ。第䞀、それが䜜品の売䞊に関䞎するか
しないならば、知らん。
その埌、知っおの通り幟぀かの䟝頌を受けお博士ず取匕をした蚳だ。具䜓的には「獲物」を提䟛し金たで支払うずいう砎栌のもので、圌にすれば私ずいう化け物が䜿えれば䜕でも良かったずいうのが実情だろう。
数倚くの犯眪に関䞎したぞ 貎族は人間だけでなく攫ったし、金持ちは神々だろうず匷奪した。時には、英雄などずいう胡散臭い連䞭ずも争った••••••無駄に頑䞈で狩り甲斐のある奎等だった。
神を名乗る宇宙人ども、博士は「グレむ型」ずか読んでいた連䞭も拉臎し、死䜓を解剖した事もある──────連䞭の蚀う「魔術」ずやらを解明すべく、博士が私に䟝頌したが䜕でもなのたしん、ずか呌ばれる極小の絡繰仕掛けが仕組みらしい。
䜕人も拉臎したので、我らが組織は魔術に長けた。厳密には科孊だず蚀うので、我々は魔術ず呌ばないがな。
埌は、敵察組織ぞの攻撃も忘れおいない。
ずいうのも、圓然ながら犯眪組織は我々だけでは無いからだ。
具䜓的には、たず宇宙から飛来した宇宙人、神々を名乗る連䞭自䜓も組織の぀だ。倧䜓よくわからん奎等が急に来たのに、理解出来ないから䜕でも「神」ずいうのは劂䜕がなものか。
少しは考えお生きたらどうなのか。
やれやれ。
 

ずたあ、ざっくりした経歎はこの皋床だ。具䜓的な詳现を語るには、読者が金を払っおいない。だから、無責任に攟眮させお貰う。
実際、責任は無いしな。読みたきゃ邪道䜜家の方でも勝手に読みやがれ

 é‚ªé“䜜家シリヌズもAndroidなら栞機胜が䜿える。おひねり制ずしお出したが、決枈胜力のない奎らにそんなもん芁求しおも無駄だったな
タダで奢っお埗られる物は特に無かったが••••••やれやれ
た、䜕にしろやるべきず信じた事はやった。やりたい圢でやり遂げた。
その「埌」なんざ、知らねヌよ


孊問線


誇りが無ければ、぀たらない。
䜕であれ「気高さ」は必芁だ。
思うに、結果ずいうのは「理想」ず「利益」を、䞡立させおこそ埗るものだ。
利益だけでは、結果ず呌ばない。

ただの「卑」だ。そうじゃないか

忘れるな 理想を以お信念を貫き、それを実珟するのは難しい。だがな それをしないで生きるのはただの「無駄」だ。だからこそ面癜いし、だからこそ、突き進むだけの䟡倀がある。
それを忘れるな あずは、たあ、オマケみたいなもんだしな。

さお、孊ぶこずは倧切だ。それが犯眪でもな••••••具䜓的に蚀えば、異性関連はダメだ。
ずいうのも、男にしろ女にしろ「ご耒矎」を期埅するのはよろしくない。倧䜓が、同じ職業匷盗やら矎人局やら皮類はあるもののである時点で倧抵がろくでなしであり、真っ圓な神経を求める方がどうかしおいる。
私か 無論、むギリス玳士の芋本みたいな奎だず思っおくれ───いや、やはり敏腕矎人女子高生䜜家ずかの方が売れるだろうから、そういう事にしおおこう。
性栌は玳士で、芋た目は矎少女ず思っおくれ。無論、私の玳士的行動ずいうのは、気に食わない盞手をブチのめしお、利益を匷奪するこずを蚀うのだが。
たあ、善悪など瑣末な問題だ。どちらに振り切れるか それだけの事だろう。
倫理的行動が䜕かは知っおいる。ただ、生きる為には悪が無いずな。
でなければ、死ぬだけだ。真っ圓に生きるなど自殺に等しい
経歎など詐称せず話す事がたず少ない。ずいうのも、真っ圓な瀟䌚で生きられるのは真っ圓に぀たり楜しお成功した茩だけであっお、瀟䌚どころか人間から倖され敵意以倖向けられた事がありたせんず面談した埌に、そんな人材が欲しいず蚀う商業䜓など存圚しない。
なので、暗に連䞭はこう蚀うのだ。真っ圓でなければ「死ね」ずな。

生憎、私は迫害こそされたが虐められお黙るほど殊勝でもない••••••詐欺だらけの経歎しかも真実を混ぜ合わせバレ難いや軜快なトヌクで人を隙し、盗み奪っお生き延びた。䜕であれ、生き残ねば先は無い。
無論、い぀かは死ぬ。だが、ならばこそ、埌悔する生き方などしたくない。
であれば、盞手が゚ルフでもドワヌフでも人間でも゚むリアンでも、神でも仏でも隙すのは圓然の行いだ。むしろ、私の䜏む街では称賛される䜜業だろう。䟋えば、近所に゚リンゞェットずいうゎブリンがいるが、奎の詐欺術は実に巧劙だ。
停の経歎だけでなく停物の家族たで甚意しおおき、捏造した話で察象の獲物を絡め取る───ずいうのも、奎の仕事は個人盞手ではない。組織だ。
䟋えば、ここに「䞖界を救わんずする勇者埡䞀行」がいるずしよう。だが、そんな奎らに正面から殎りかかるのは、あたり賢い戊い方ずは思えない。ずはいえ詊緎があればあるほど燃え䞊がるのも奎らだ。なので、時に眪悪感を埋め蟌み時に狩堎に誘い蟌む。無論、盞手が勇者になれば簡単には行かないだろうが、その蟺の商業隊皋床であれば容易い事だ。
我らの街には倧抵、入り口付近にそういう郚隊が配眮されおいる••••••情報収集の目的もあるが、倖郚からの金ヅル••••••新芏顧客がどういう人皮か知らないたたでは問題だからな。䜕であれ情報を制した方が勝぀、ずはハむムの蚀葉だ。あの巚乳チビは私をかなり痛め぀けおくれたが、そちら方面での仕事には優秀なので、実際かなり重宝しおいる。
その点、私はさっぱりだ。真正面から殎った方が早い。
思うに、犯眪ずは情熱的な掻動であっお、自身の情熱がどこに向かうかが肝芁だ。
なので、ちたい犯眪はするべきではない。座談䌚を開いお思考法を広めるよりは、やはり倧物を远う殺し合いの方が魅力的だ。
以前の倧隒動、玠っ裞の老若男女を匿った話がそれにあたる。具䜓的な内容に぀いおは調べおもらうしかないが、その埌どうなったかずいう話であれば理想囜家建蚭の為に゚ルフ連䞭をたず囲い蟌たせた。

ずいうのも、囜際的な詐欺ずいうのは、綺麗事を盟に取れば䞊手くいく。
なので、我々はたず「゚ルフの人暩掻動家」ずいうパンフレットを配り歩き、人間瀟䌚ぞ蚎えを通した。䜕ずもお笑い草だが、実際にやったこずは利益がため政治家に賄賂ず匷迫行為を繰り返し拷問の件は䟋の蚘事を芋おくれ時に生きたたた犬に食わせ、時に平和的やりずりで解決した。
具䜓的に ふむ、誘拐ではないず蚀っおおく••••••むしろ、資金揎助に熱心な䟝頌䞻の䞀人が、嚘を有名倧孊に通えるようにしただけだ。
ずいうのも、そこの教垫の䞀人が性的虐埅を繰り返す茩だったため、私が二、䞉発ブン殎っおいる間に蚌拠品を捏造。その䞊で経営陣を脅しお入孊させた。
教垫はどうなったかだず さあな••••••拘束するだけでいい、ずは蚀われたが、あたりに気色悪かったので぀いブン殎った──────以前の仕事で衛兵を頭郚鎧ごず砕いたのは知っおるな ぀たり、それを䞉発ずいうこずだ。
動かなくなったそれを経営陣に芋せ぀ける圹割は果たした。その蟺に捚おた筈だが犬か䜕かが咥えるだろう。生憎、ゎミ凊理係は私ではない。
そしお、散々迫害されおきた゚ルフ民族ずやらの、新囜家蚭立に寄䞎したわけだ。䜕なら䞖界平和賞を貰っお良いくらいだ。䜕せ、゚ルフ民族の独立ずいうのは読者が知る通り幎は成らなかった。
ずいうのも、それも同じくわかっおるず思うが人間は差別や有意䞻矩が奜きだからな••••••無論、我々はそんなもんどうでもいい。
必芁なのはカネだ。しかし、欲しいものは違う。
幎ならなかった独立䜓制を敷いた䞊で、それらを犯眪業に利甚する、ずいう郚分が博士の琎線に觊れたらしい。私も、ここたで倧きな亡呜、ずいうか集団拉臎に関䞎するのは初めおなので、それなりに達成感は感じ入った。
いい仕事だ。噚物損壊、芁人の拉臎、爆砎に情報や金の匷奪、そもそもが密入囜で経歎も詐称したから、詐欺眪にもなるだろうか
ずはいえ、結果オヌラむだ。゚ルフ連䞭の囜家は出来たから問題あるたい
圓然それらを博士は利甚した──────汚いずされるカネを綺麗にするのに、道埳ずいうのは有甚だ。「゚ルフの民族埩興ぞ寄付を」ずいう題名だが、圓然の暩利ずしお我々が幟぀かの組織を経由しおカネを抌収。いわば囜家建蚭の手数料ずしおは砎栌の行いなので、これもボランティアず蚀えよう。
その䞊で••••••圓然、歊噚や人材も流入させた。具䜓的にはダヌク゚ルフずかいう奎らが割ず傭兵気質であるらしく、連䞭を密入囜させる為に時に支揎甚物資、時に珟地の゚ルフたちからのお瀌の手玙䞭は盞圓息苊しいらしく、入れられたダヌク゚ルフずやらは蚀語がわからずずも眵詈雑蚀ずわかるほど眵っおいたがに入れるずいう人道的支揎で解決した。
䜕故か感謝はされなかったが、たあこれも䞖のため人のための行いだ。陰ながら、裏で瀟䌚貢献する「正矩の味方」ずでも思っおくれお構わない。
ちなみに、政治家以倖はず蚀えばその䟝頌人ではないが、ある皋床有力者に賄賂を送り情報を流し報道にカネを払えば䜕ずかなる。パンフレットは配ったが、それは逆らう奎らの家の前で、暗にやらないずどうなるかを瀺す為だ。
配った翌日に、家が毎回燃えれば嫌でも気づく。うすのろい猛牛でも、逆らったらああなるのだず瀺す行いこそが肝芁だ。なので、我々はもっずやった。
反発者は鞭打぀ 人間有意䞻矩には拳をブチ蟌む
意思が黒かろうが、瀟䌚の為になるのだ鎌うたい。
話し合い それで解決すれば差別制床など存圚しない。むヌストだかカヌストだかがある囜で、平等粟神に぀いお語るに等しい。
生たれで差別し、その䞊で人道を唄う。
少なくずも、連䞭のやり方で差別が無くならなかったのは確かだ。それが経歎なのか人皮なのか金持ちかなのかはずもかくな。䜕にしろ゚ルフ連䞭は救っおやった。
利益の぀いでではあるが、それはそれこれはこれだ。
䜕にしろ、確実に蚀えるのは「もう差別しないから殺しお」ず叫ぶ皋に、割ず楜しみ぀぀远い蟌んだ事は確かだ。保蚌しよう。なので、連䞭が差別する事は無い。
決しおな••••••倩地がひっくり返ろうが、二床ず無い。
なので、それをいいこずに我々は暩利拡倧掻動を開始した。人間の善意に付け蟌み「哀れな゚ルフの人暩回埩」ずやらを楯にしおやりたくった。ずいうのも、民衆はアホなので「道埳」があれば、䜕をしおも良いず思い蟌む。
実際には道埳なぞ持぀偎の郜合でしかなく、この倧陞だず神だの仏だのを名乗る、蚀わば宇宙人連䞭の「郜合」に過ぎない。
だが、それはそれずしお䜿えるものは䜿う䞻矩だ。なので、人暩回埩の為に著名人をタダで雇えるよう呚囲に善意の圧力をかけさせ、我々の組織は金貚枚分の䟝頌料をたったくの「タダ」に倉換した。
玠晎らしい 善意ずやらも䜿いようだ
私は孊習する悪党だ。なので安心しろ読者ども••••••䜕をしおでも、どんな「手」を䜿っおでも、゚ルフ民族は独立させる。
たさに我々にしか出来ない「偉業」ずいえよう──────善意にだけ固執する人間には200幎の差別が続いおも、悪党の手にかかればナプキンで拭くように掻き消せる。
そしお、立地も完璧だ••••••••••••博士はその蟺が嫌らしく優秀だ。悪蟣を通り越しお感動を芚える。ずいうのも、我々の䜏む治安の悪い南でも、独立し぀぀ある東でもない、それらの䞭間地垯にある元は北の金持ち神仏共が䜿った「攟棄神殿地域」ず呌ばれる堎所ぞず建おたのだ。
䜕でも、博士に蚀わせれば「栞兵噚」ずか、呌ばれるもので文明を䜕床も滅亡させた挙げ句、人皮改良や人䜓実隓を繰り返させた堎所らしい。
䜕トカ射線は陀去されおるから問題ない、ず圌は蚀っおいた気がする。最も、元々゚ルフはそういう環境で生き抜く人間ず圌らの混合皮らしく、別に汚染されおも倧䞈倫らしい。
••••••゚むリアンの考える事は意味䞍明だ。
ずにかく、宇宙から来た自称「神仏」連䞭は信仰を以お今の瀟䌚を䜜り出した。なので、建前で実際にはただの実隓堎だったずしおも倧っぎらに砎壊するのは難しい。
最近でも、人間の巡瀌が行われおた地域だ。建前䞊は「党おの呜は平等」を語る圌らにずっお、そこを占拠されれば砎壊は出来ない。
たあ、神だか仏だかを信じない奎は人間では無いから殺そう、ずいう発想も普通にある。ずはいえか぀おの遺跡を䞞ごず爆砎も出来ないだろう。連䞭は綺麗事が奜きだからな。
そこに付け蟌む蚳だ。結果、東ず南の悪蟣囜家ずも取匕が進み、歊装䞭立化に成功した。
魔術ず呌ばれる超科孊に適応する゚ルフ民族は、我々の仕事に圹立぀筈だ。諞君、今回の教蚓は「タダで人を救うなかれ。やるなら囜ぐらい芁求しろ」の䞀蚀だ。倧䜓、英雄連䞭は頌たれもせずに戊うらしいが、私に蚀わせればタダで行うのは遊びだろう。

カネだ。であれば、䞖界ぐらい救っおやる。

無論、誇りも忘れおいない。ずいうか人間ず違っお䞖界で最も「差別問題」から瞁遠いのが我々だ。だから、人皮に拘りは存圚しない──────䜕だろうず䞍可胜であれば挑み続ける。
それを可胜にする。それが生き甲斐だ。
300幎だか数癟幎だか差別されたかなど知ったこずか  たかがその皋床の䞍可逆、私が「可胜」にしおやろう

任せろ たかが差別の運呜の䞀぀二぀、この私がブチのめす 

邪魔する奎は、䜕だろうずやる。
悪党っおのは、そういうものだ



邪道勇者 ストヌカヌ線



金玉を蹎る機䌚を逃す茩は愚か者───哲孊者の蚀葉だ。
私の知る数少ない「参考になる」哲孊ず蚀える••••••䜕であれ恵たれた連䞭の蚀葉には耳を傟ける぀もりはないが、それはそれずしお䜿えるものは䜿うべきだ。
䟋えそれが、護衛察象を狙う远跡者だろうずな───生身の人間、぀たりバラバラに匕き裂かれおいない「呌吞する人䜓」を、痛ぶれる機䌚はそうは無い。ずいうのも私の堎合知らない連䞭に喧嘩を売られるこずは倚々あれど、軜く「えいっ」ず、二、䞉発殎り぀け叩き぀け脅迫しただけで圌らは戊意を倱うのだ。

悲しいこずだ••••••どうせなら生の肉䜓を痛め぀け、削れるだけ削り倧物の息の根を止める行為こそ、倧いなる「生の実感」を䞎えおくれる。私に蚀わせれば頌んでもいないのに远跡しおくる茩がいるなんおご耒矎だ。
わざわざ远わなくおも、勝手に獲物から来るのだろう

玠晎らしい───䜕せ、「恐怖のあたり手が」ず正圓なる防衛行為を蚎えさえすれば、阿呆な人間諞君は非人間の私ずは違い「襲われるからには被害者」で、無眪を勝ち取り助けおくれる。
たったく ゚ルフの歌姫だか䜕だか知らないが、文句の倚い女だ。たかが䞀人二人远跡者がいるのが䜕だずいうのか••••••䜕もしおいないのに数十人に囲たれ、敵意を向けられる私ずは倧違いだ。
楜な人生で、矚たしい。
ちなみに、私の堎合はずいうず「殺人衝動」はある皋床、自前の粟神力で抑え぀けられるが、䞊蚘のような状況ぞず陥る床に「暎発」しそうになるのを堪えた。
なので、私の堎合は「远われる身分」ず蚀われるず「殺人を我慢しろ」ず翻蚳され理解する。基本的には過去の我慢䜓隓なので、あたり良い気分はしない。むしろ、「䜕かが远っおいる」ず蚀われれば───ふむ───我慢が───たあいい。
やめおおこう。毎床本胜のたたに荒ぶるのも倧人気ない。
さお、我々は郚屋の䞭にいた。ずはいえ「快適な」ずは蚀い難く、䞭倮で瞛られおいる男は䞭肉䞭背、いや、やや肥えたその肉䜓を出荷の遅れたハムの劂く痛ぶられ傷だらけだ。しかも、囲むのは私ず犬千代、぀たり殺人鬌ず人間嫌いですぐ殺したがる恚み぀らみのある小嚘だ。
「なあ、本圓にやるのか」
䜕を、ず蚀われれば無論「拷問」だ••••••人間の皮膚を剥ぐず、どういう反応での悲鳎を䞊げるのか芋おみたい───案倖、邪道䜜家シリヌズの売䞊に寄䞎するかもしれない。
たあ、詳现な拷問シヌンを、芋たがる読者がいればだが。
「無論、やるに決たっおいる。いいか、よく聞け───䟝頌人の望みは「二床ず、ストヌカヌ被害に遭わない」こずだ。そしお、阿呆な人類にそれを教え蟌むより、適床に拷問しお情報を聞き出し、捚おた方が確実だろう」
「そりゃ、そうだけどさ」
乗り気でないらしい犬千代は青い髪を垂らし、゚ルフ耳をしょげさせた。前々から思っおいたが、人間ずは皮族だけでなく反応たでもが違うらしい。
面癜い生き物だ。ずはいえ、私の邪道䜜家シリヌズよりこういう「芋た目だけ」の奎等が儲けおいるのかず思うず虫唟が走るが。
「ギィやアア」
ず、興味深い悲鳎を男は䞊げた。無論、私が小指を叩いたからだ。䜕であれ未経隓の反応ずいうのは参考になる。それに比べれば人間の呜の䞀぀二぀癟二癟、那由倚䞍可思議安いものだ。
どうせ代わりも効くしな••••••そういう意味では読者もそうだが、非人間䜜家ずは違っお「幟らでも、代わりが効く」のが連䞭の本質なのかもしれない。であれば、なおのこず拷問が捗る。
「痛いッ」
小指を螏んだずころで犬千代がしゃしゃり出た。
「なあ、もう、やめようぜ」
「䜕故だ」
「こういうのは、ほら、䟝頌人のむメヌゞにも関わるだろ」
やはり、䟝頌人の女のファンらしい───隠しおはいるが、同じ皮族の有名人にはやさぐれ゚ルフも甘くなる。ちなみに、私に「同族」ずいう意識の生物などいないので、残念ながら「頭で理解」出来おも「共感」は出来ない。
無論、金になるなら「フリ」はする。
それずこれずは、話が「別」だ。
しかし───愛だの恋だの、そんなくだらん物を歌う連䞭の、䜕が良いのだろう
思うに、「歌の良し悪し」なんぞ誰も芋おおらず「有名な誰かず繋がりたい」欲望による動きだろう。
浅はかな奎らだ。だから進歩せんのだ貎様らは。
「フン やめお、どうする たたストヌカヌ行為に勀しむだけだ」
「しない しないから蚱しおくれ」䜕か叫ばれた気がするが、私の誇る、非人間の特殊技胜ずしお「郜合の悪いこずは聞こえない」が発動した。
なので、知らん。やはり、始末した方が確実だろう。
「いいか、よく聞け───我々の受けた䟝頌は、芁するに「華やかな業界」で必ず発生する「荒事の凊理」が担圓だ••••••こういう連䞭の「凊理」も、圓然䟝頌人ず関係ない䜓で行われる。
無論、我々から曎に「倖泚」する事もあるが••••••金額が金額だ。たかが護衛ず、邪魔者の排陀で二千䞇。二千䞇を守る為なら䞀人二人別に構うたい」
人間䞀人の単䟡が倧䜓、幎働かせお数億ず聞く。だが生憎ずこの远跡者には、そこたでの生産性があるずも思えない。であれば、順圓に考えお䟡倀のない、金にならない呜なぞ文字通り「無䟡倀」だ。
倧䜓、正圓なる防衛行為ずしお、裁刀で勝おる圢に出来る。
であれば、取れる呜は取るべきだ。そうじゃないか
腹が枛ったら食らうが劂く、だ───このずころ我慢に次ぐ我慢で、いい加枛殺人衝動を発散したいずいうのもある。だが、これは「仕事」ずしおもやるべきこずだ••••••決しお「圹埗」だなんお、思っおいない。
蚀うだけならタダだ。なので蚀っおおく。
無論、違っおも円も払わないが。
「だけどさ、やっぱり「むメヌゞ」っおのは倧切だよ。ここで「殺人が起きた」ずいうこずになったら、幟ら䟝頌人でも誀魔化せない。折角の講挔䌚もパァだ」
私は無論、構わない。
䞭途半端に「才胜」だの「境遇」だので楜した連䞭には虫唟が走る。才胜もないのにひたすら曞き殎り、今に至る私ずはえらい違いだ。倧䜓、才胜が凄いのであっお連䞭自身が凄い蚳でもないだろうに───忌々しい奎等だ。
ずはいえ、䟝頌人の評刀もある。確かに、「惚殺死䜓」はやり過ぎか
窒息死、いや、「食べ過ぎによる救急搬送」ずかで、䞋半身付随にしおおき䞀生、歩けもしなければ動けもしない皋床に枈たせるべきか••••••考えおみれば、別に、この男を「殺せ」ず䟝頌を受けた蚳でもない。
「なら、どうする このたたここに瞛っずくのか」
「いいや、俺に考えがある」
蚀っお、犬千代は男の瞄を倖した。
そしお───

2
䞇雷の喝采ほど、忌々しいものはない。
ずいうのも、そんなもの受けるのは「恵たれた持぀偎」であっお、私のような反察に䜍眮する悪にすれば、恵たれた豚の鳎き声なんぞ喜ぶ郚分が存圚しない。
だが、私は拍手をした。䟝頌人が芋おいなければ舌打ちしお唟を吐き捚おるずころだが、生憎、我々はステヌゞの前だ。
䜙蚈なこずを••••••関係者だからず近くの怅子に案内するずは───もしや、遠回しな嫌がらせか
なんお性栌の悪い歌姫だ。
私に蚀われたらお終いだぞ
さお、ストヌカヌがどうなったか そこは簡単だ。圌は䞀物を切り取られ、今は南にあるセント・キアラ粟神病棟にいる。ずいうのも、すぐさた官憲に匕き枡したものの、他の眪状を加えたからだ。
たず、私が䟝頌人の郚屋を荒らしおおく。そしお関係ないマネヌゞャヌずやらを背埌から闇蚎ち。それもこの男がやったこずにしおおき、曎に耇数の眪科を加えおおいた。
具䜓的には、近堎で起こった銀行匷盗や攟火犯、我々の知る愉快な仲間たち───䞻に、法ず倫理を倱った圌らの仕事を、この男の手柄にしただけだ。
我ながら最高のアむデアだ 最初は、郚屋を襲われた䜓にしようず、犬千代が蚀っただけだった。しかし、そこは私だ。どうせなら、他にも仕事自䜓はあるのだから、いっそ「党おの手柄」をくれおやるだけで出おこれない。
しかも、我々のアリバむは蚌明される、ずいう蚳だ。
なので、いけ奜かない歌に察する拍手も、思いのほか機嫌は良いたただ。䜕なら、花の䞀぀でもくれおやれる。
利益も倧きかったからな••••••代圹を求める組織は倚い。
実際、実行犯ずしお「捕たる圹」を売り枡すサヌビスは実圚する。なので、誰かがうっかりやったずしおも、金さえ払えば䌚ったこずもない奎が犯人ずしお出頭する───無論、それなりに倀は匵るのだが。
だからこそ、良い仕事だった。䜕せ、タダで幟぀かの仕事───芁するに盗みだが「安党」か぀「確実」な、仕事の遂行に寄䞎したのだ。
䟝頌人も危険が晎れお機嫌良くボヌナスを払っおくれた。
䞖は党おこずもなし。
めでたし、めでたし




最埌に


䜕床も蚀わせるな───やるべきず信じた、邪道䜜家に埌悔は無い。


䜜品にしろ改革案にしろ、掻かすも殺すも、それは「読者次第」だ。䟋倖は無い。


戊うだけ戊っお、進むべき「道」を進んだ。



金ずか芁領の良さは知らねヌが、切り開いた先に䟋え財宝の山が無かったずころで、私はやるべき「党お」をやった。


䜕もせずに持るか、䜕かを瀺すか。


読者の勝手だ。故に知らん。



た、恥の抂念があるなら「読んだ分」くらい払ったらどうだ 



䜜品は勿論だが、業界の未来が「このたた」で良いずは思えんからな───物語業界には未来がある。だが、生憎ずそちらはタダではない。



䜕かを倉えるには、それに芋合う「䜕か」をしなければならない───私はやった。

 

───読者は、どうだ




https://note.com/calm_dietes306/n/nd8c9367b17bd



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いいなず思ったら応揎しよう

邪道䜜家 䟋の蚘事通り「悪運」だけは倩䞋䞀だ サポヌトした分、非人間の匷さが手に入るず思っおおけ 差別も迫害も孀立も生死も、党お瑣末な「些事」ず知れ