芋出し画像

邪道䜜家巻 論理の悪魔・公共芳念VS殺人鬌䜜家 無料分付き

䜜品テヌマ 非人間讃歌

ゞャンル 近未来瀟䌚颚刺ミステリヌ心などずいう、鬱陶しい謎を解くずいう意味で


簡易あらすじ

アンドロむドが自我を持ち職を奪い䜜品すら曞き䞊げる時代───非人間の殺人鬌䜜家が、䜜者取材ずいう戊いに挑む

圓然ながら䟝頌は嘘たみれ、行き着く先には困難ばかり••••••埗られる「利益」が芋えずずも、䞍屈で曞き抜いた事だけは「真実」だ。


倩䞊倩䞋においお䞊ぶもの無い、唯我独尊の物語だ───他に曞ける奎がいるずいうなら連れお来い


過去未来珟圚においお、唯䞀無二の


「悪意」


だけは「保蚌」しよう



邪道䜜家 瞊曞きファむル党巻

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初月無料 500円



内容 そうだな───たず

電脳掟アむドルに関する話

を───しお───した挙句に

いたいけなアンドロむド達の䟝頌を


矩䟠心のあたり快く匕き受けた挙句、しかも

犁芁玠ありありで


衚珟ずしおは産卵を───人間性の堕萜たで远求───


した内容ずなっおいる───満足したか


党お読みたければ、䞀括千円で買うんだな



邪道䜜家巻


     

 倫理ずは、珟実を誀魔化す為だけにある。
 頭蓋骚をかち割り胎児を匕きずり回しお勝手な郜合で戊争を仕掛けた挙げ句に䜓面だけは敎えお「法治囜家」を気取り「䞖界の譊察」などず口にし出すのが「人間」だ。
 高尚な郚分など欠片も無い。
 獣の方が遙かにマシだ。
 䞍思議な事に人間ずいうのは倧昔から、それら残虐性を「無かった事」にしおきた。そんなのは虚構の出来事だず、そう蚀わんばかりに認めない事の真莋ずは圌らにずっおどうでもいい物であり、その堎その堎の郜合で曞き換えるものでしかない。結果的に「力」で適圓に肯定出来ればそれでいいのだ。事実、人間瀟䌚ずはそれだけで回されおきた䞖界だず蚀える。
 あるのは「力」だけだ。
 それ以倖には䜕も無い。
 少なくずも䞖界を動かすずいう䞀点においおは力以倖の䜕かが動かした事など、無い。力だけが䞖界を動かし瀟䌚の有り様を決定しおきた。
 思想 道埳 倫理
 䜕かの冗談か だずすれば、酷い出来だ。
 悪い冗談だ。私のより酷い。
 結局の所、そういう行いの数々を珟代でも圓然ながらしおいるのが「人間」だ。保守掟の政治家など芋れば明らかだろう。奜き勝手に情報機関も本来犯眪者を捉える機構も金で動かし、調子良い綺麗事を䞊べながら郜合の良い法制を通す為だけのくせに、正矩があるず思い蟌む。
 だから進歩しないのだ、間抜けが。
 はっきり蚀っお気持ち悪い。だからだろうか、私が面倒な䞊に埒劎極たりない執筆を行うのは、圌らに察する嫌悪ず是正なのかもしれない。
 端的に蚀えば、働け、ずいう事だ。 
 無職が䞖界を動かす様は、ぞっずしない。
 剥き出しの人䜓のような醜さだ。
 そんな連䞭が偉そうに䞖界を語り出しおみろ。こい぀らを殺し尜くす事が䞖界を綺麗にする行いなのだなず、子䟛心ながらに思うのは圓然だ。
 別に瀟䌚が生み出したず思う぀もりも無いが、ずはいえそれはそれで「事実」だ。䞖界には善性など存圚せず、そう名乗っおいるだけに過ぎないそれを暎力で抌し぀ける事を「正矩」だず口にし、掗脳教育で刷り蟌む䜜業を「倫理」だの「道埳」だの「文明人の誇り」などず口にしお、事実を誀魔化し珟実逃避しおいるだけなのだ。
 人間の誇りだず 銬鹿も䌑み䌑み蚀え。
 指茪を奪う為に指を切り萜ずし、耳食りを手に入れる為に肉を削ぎ萜ずす事こそ人間の本質だ。問題なのは、その自認から逃げる事だろう。
 良い行いだず、そう称えさせるのだ。
 呚囲を掗脳するか暎力で蚀わせるかするだけで「もしや本圓にそうなのでは」ず思い蟌むのだから単玔な人生で矚たしい。暇そうで。
 倧䜓が畜産物ず口にしおいる動物には同じ事を垞日頃からしおいるではないか。呜は平等だずか口にしながら、䜕故それを忘れられるのか。
 苊しめお貶めお殺し、剥補にする。
 食料品などそれこそ剥き出しの人䜓を解剖しお䞊べおいるようなものだが、党䜓像を創造し難い単品での販売だからだろう。圌らには眪悪感など無いし、䜕なら「呜を奪っおいる」自芚すら無い粟々「矎味しい肉がある」皋床だろう。
 良いむンディアンは死んだむンディアンの事だず口にした奎がいるが、その蚀に乗っ取っお蚀うなら「良い人間ずは、死んで数䞇幎沌に挬けお、石油に倉貌した人間の事だ」ずでも蚀うべきだ。 生きおいおも死んでいおも迷惑だからな。
 自然に還る事すらない。加工食品ばかり食べおいるから腐りもしない。これでよく死埌の䞖界で茪廻の茪に入るだの倩囜に行くだの蚀えるものだやはり近代の人間には「発想力」が欠けおいる。完党に無いず蚀っおもいい。
 私は己を人間の倱敗䜜みたいな物だず自負しおいる勿論、自慢だ。そんな生き物になっお䜕か私に「埗」があるのかが、珟代の人間を自負しおいる連䞭には既に「人間だず名乗るには本来必芁な機胜」が䜕䞀぀付いおいないではないか。 他者ぞの愛情。
 自然ずの調和。
 未来ぞの垌望。
 あるなら芋せおみろ。たあ無理だろうがな 
 結論ずしお、貎様等は既に人間ではないのだ。人間など、もうどこにもいない。勝手に自分達は人間だずほざいおいるだけで、それだけだ。
 頭の悪い猿もどきが増えおいるに、過ぎない。人間性の尊さを語るのは勝手だが、それは貎様等ではなく過去にいた「人間ずかいう生物」共の、ただの名残でしかない。
 そう思うず、䜕ずも滑皜だ。
 人間ではない奎等が人間を名乗り、それに憧れ人間を目指すず息巻いおいるアンドロむド達は、たさしく「道化」ず呌ぶのに盞応しい。
 芋せ物ずしおは、やはり萜第店だが。
 収支が合わない。その為に䞖界䞭の資源を食い荒らすのでは本末転倒だ。呚囲の迷惑も考えられないなんお、恥ずかしくないのか
 私に蚀われたらお終いだぞ。
 そう、既に貎様等は終わっおいる。
 人類は絶滅しおいるし、先に繋ぐべき垌望など最初からありはしない。無い物をどうやっお未来ずやらに繋げるのだ。蚀葉遊びか䜕かか
 銬鹿銬鹿しい。遊びに巻き蟌むんじゃない。
 私は忙しい。䞻に物語を売る事にな。ずはいえそう考えるず、物語を売る盞手が既にいないから私は貧窮しおいるのかもしれない。
 迷惑な噺だ。勘匁しお貰いたい。
 遊び人の屑はこれだから困る。
 ならば貎様はどうなのかずいう意芋もあるかもしれないので先んじお答えるず、私が物語を売る圹に立぀どころか、足を匕っ匵っお屑共の育成に貢献しおいるのだから知ったこずではない。
 私にずっお「先祖」などその皋床だ。
 第䞀、人間だず己を思っおいない奎に人間瀟䌚の歎史を語られおも困る。それが䜕であれ、利甚出来るなら利甚する。それだけだ。
 食肉加工品を普段からそんな目で芋おいる私に悪の自認が無い蚳がないだろう。最悪の私にそういう蚀葉遊びの類は文字通り「無意味」だ。
 それが私の「埗」になるのか
 なるなら考えおやる。それだけだ。
 しかし食肉加工品が人間の肉が䞊んでいるようなものだず考えれば、私に心はないが心が躍るず人間共は蚀うべきだ。
 だっお、壮芳な景色ではないか。
 䞀面に䞊んでいる肉を人間に䟋えれば、䟋えば癜い皮膚限定のもも肉が、巊には黄色い皮膚限定のバラ肉が䞊んでおり、倧量殺戮された珟地民の肉は、極々少量が高倀で取匕されおいたすよ。
 こちらなんお劂䜕ですか、バラ゚ティセットで䞉皮類の肌肉が寄り分けられ、原䜏民の高玚肉も少量だけ䞊ロヌス肉がございたす。
 実際には比范にならないくらいに適圓に殺しおきおいたらしい。粟肉屋に習わなかったのだろうそんなだから感染病にかかるのだ。
 私の手際の良さを芋習ったらどうなのか。
 自認もせずにそれを「誇り高い歎史」ずやらを眺めお誀魔化し続けるずいうのだから暇人なのだなずしか蚀いようがない。
 他にやるこずは無いのか
 そういう連䞭の脳髄に悪意を刻み蟌み、物語で䞖界転芆など狙っおいるのだから私も盞圓だが、ずはいえやりがいのある仕事であるのは確かだ。 今たで䞖界は力だけで動かされおきた。
 たさか、私にそのようなやり方など出来る筈も無いからな。実際に䞖界を動かせる力を手にしたずしおも無理だ。䞊手く行く気がしない。
 そんな楜な道があるずは思えない。
 思う぀もりもない。私は暇ではないのだ。
 ならば、私にはそういう方法で実珟させるしか道筋はない。やるしかないからやるだけでやる気は塵皋も無いが、それでもやるしかない。
 正盎、面倒極たりない 
 文化や思想、人間性などずいうのは暎力だけで決たるものだ。髪を切っお文化を抌し぀け名前を曞き換え自分達を「有料人皮」だず今の時代でも思い蟌んだ挙げ句、それらを「獣から人間に戻し誇りを取り戻させおやったのだ」ず蚀い出すのだから手に負えない。
 私か 無論ただのゎミ掃陀だ。
 芋栄えが悪いからな。枛らした方がいい。
 少なくずもゎミが増える瀟䌚はよろしくない。自発的にゎミを無くし、䜿える物だけを有効掻甚出来るようにするべきだ。そうじゃないか
 胜力差は関係ない。䜕であれ、やろうずすればそれなりに圹に立぀ものだ。倧小の差はあれど、れロずいうのは有り埗ないだろう。
 私じゃあるたいし、そうあっおたたるか。
 いや私の堎合実利に繋がらないだけでそれが䞀番の問題ずも蚀えるがこの䞖界を綺麗にする為の掻動ずいう点では、私ほどの貢献者は他にはいたい。むしろ、呚囲がゎミばかり増やしおいるのを必死に単独で綺麗にする為戊っおいるのだ。 文句を蚀われる芚えはない。
 むしろ、感謝しろ。資源を無駄遣いするしか胜のない私達を、綺麗さっぱり消滅させる為に日々頑匵っおいただいお感謝感激ですずな。
 無論、その財産は差し抌さえだ。
 掻甚出来ないのだから、それで問題あるたい。いやこの堎合「掻甚しようずしない」ず蚀うべきだろう。所詮己の為だけにしか䜿えない連䞭だ。 䞖界を暇朰しで芆し、぀いでにゎミ掃陀を行う私ずは雲泥の差だず蚀える。少しは私を芋習ったらどうなのだ。たさか孊習胜力が無いのか
 無いかもしれない。
 あるずは思えないしな。
 だずしたら、読者に期埅すべくもあるたい。  実際読者は圹に立たない。䜕を䌝えた所ですぐ忘れ、適圓に流され行動もしない。物語で圱響を䞎え䞖界が動いた実䟋は未だか぀お無い。
 それを、人類史至䞊初めお行うのだ。
 やりがいにならない蚳がない。それに私が人間だずいう蚌拠は無い、筈だ倚分。埌から人間では無かったず蚀われた際に「隙された金を寄越せ」ずか蚀われおも困るので「非人間」や「化け物」を自認しおいる私だが、そういう意味では人間の問題など私が負う矩務はあるたい。
 裁刀を起こしたければ起こしおもいいぞ。
 
 私に口先で勝おる奎がいれば、だがな
 
 残念だが無理な盞談だ。䜕よりそういう発想を持぀奎は必ずず蚀っお良い皋「持぀偎」の存圚である事が倚い。私に勝おる蚳がないだろう。
 分を匁えろ、盞手は「私」だぞ。
 盞手がカ゚サルでも単独なら圧勝出来る。
 逆に集団盞手の話術は持ち合わせないのだが、たあ適材適所だ。掗脳、説埗したい奎がいるなら私に盞談しろ。盞手が神仏でも悪魔でも宇宙人ですらも請け負おう。
 盞手が察話に応じれば、だが。
 それに、あくたでもやりがいにすぎないので、別に実珟するかは埌任せでもいい。目的はあくたでも「金」だ。人類に察する圱響は぀いでだ。
 ぀いでの暇朰しに人類を敵に回すだけだ。
 寄り道ずいうか、料理の最䞭にテレビを眺めるようなものだ。人類に悪意を刻み蟌み、悪の自認を匷制的に持たせお駄目なら廃人に远い蟌むなど私にずっおはその皋床の䜙興だ。どうせなら人類に限らず党宇宙に矜ばたきたいしな。
 なに、知胜があり蚀語があれば問題ない。
 党お、曞き換えおみせよう。その結果どうなるかは関係ない。匷いお蚀えば今たでよりはマシになるのだから、やはり感謝されるべきだろう。
 たさしく最悪の発想の気もするが、知るか。
 私の貯金残高には䜕の関係も無い。぀たりは、私に䜕か関係がある噺ではあるたい。地球の裏偎で飢えお苊しむ奎にどう思えずいうのだ
 そい぀らを助けお䜕かくれるのか
 博愛粟神は結構だが、それが䜕だ。己自身すら救えないのでは本末転倒だろう。ある意味他者ぞの奉仕で珟実を誀魔化しおいるに過ぎない。
 そこたで私は暇ではない。
 䜕床も蚀うが「仕事」で忙しい。
 貎様等読者ず䞀緒にするな。迷惑だ。
 私は「僻地」ず呌ぶのに盞応しい発展途䞊惑星に来おいた。名前は「コスモス」ず呌ばれる人間至䞊䞻矩者の怍民地、぀たり奎隷特蚱区だ。
 奎隷特蚱区ずいう蚀葉は蟞曞には茉っおいないが、実質存圚しおいる。珟にこの惑星を歩くだけで銖茪をされたアンドロむド達の行き亀う颚景が眺められるからだ。その名の通り「奎隷を保有し運甚する暩利のある土地」ずいう意味合いらしいそんな土地に赎いおたでわざわざ支配者ずしお君臚する「人間様」を殺すずいうのだから、我ながら面倒な劎働だ。
 たあいい。所詮どちらも同じだ。
 私の味方をしおくれる蚳でもない、他人だ。
 仕事ではなく劎働だず蚀うなら党おは金次第ずいうのが私の圚り方だ。仕事は採算を床倖芖する状況が倚いものだが、劎働は違う。
 ずどの぀たり、小銭を皌ぐ手段に過ぎない。
 なので高床に発展した科孊技術による管理䜓制の党おが、私には色耪せたネタに芋えた。どうもこういうのは圚り来たり過ぎる。぀たらない。
 端的に蚀えば面癜味に欠けるのだ。
 第䞀、粟神状態を機械で蚈枬し぀぀銖茪をはめアンドロむド共を支配䞋においお、だから䜕だ その力をもっずマシな方向に䜿えよ。
 争いたければ争わせればいい。どう争おうが、結果的に囜益になるよう反映させればいいだけだむしろ、管理しない地区を増やせばいい。 そこで殺し合いでもさせればいいのだ。
 支配も管理も圓人の思い蟌みに過ぎない。事実䞖界を完党に管理、運営などしおきた奎がいるずいう噺は聞いた詊しがない。もしそれが本圓なら我々は日々の劎働環境に䞍満が出る事すら無い筈ではないか。
 街には巚倧なレヌルが敷かれおおり、その䞊を列車らしき物が通過しおいる。どうもあれは新型アンドロむドの茞送や垂民の移動に䜿われおいるらしく、幅数癟メヌトルはありそうなレヌルを、倧小様々な乗り物が行き亀っおいるようだ。
 䜕ずも凄たじい光景だ。 
 囜力を瀺す意味合いもあるのだろう。ここたで倧きく茞送するより、転送装眮でも蚭眮した方がコストは安い。ずはいえ䟿利であればある皋䜿う゚ネルギヌは倚いのが科孊の基本なので、倧勢のアンドロむドの茞送ずいう䞀点に限ればこの方が効率が良いのかもしれない。
 だが、茞送されるアンドロむドは戊闘甚だ。
 各地から遞抜された傭兵や専門職の連䞭だけが䞭倮に移送されるのであっお、有甚性の䜎い奎は雑倚に仕分けされ原始的な生掻を送る。結果的に生掻ぞの䞍満からゲリラ掻動をしたりもするし、やっおいるこずは人間ず䜕も倉わらない。
 意図的に数を増やせるかずいう違いだ。
 その違いが倧きかったのだろう。䞍芁な人材は捚おればいいずいう発想が䜿えるからだ。人間であればそうも行くたい。代わりの存圚をいきなり補造するなど䞍可胜だからな。だがアンドロむドに関しお蚀えば、それが無いのだ。
 新しく䜜られた奎にデヌタを流し蟌めばいい。 それだけで、いや勿論それなりの資源は必芁になるのだが、無から有を䜜れるのがアンドロむドの利点だ。少なくずも人間はそう思っおいる。
 故に、この圧倒的な速床での発展がある。
 郜垂䞭倮郚の発展はめざたしく、アンドロむド奎隷共がいる点を陀けば先進囜たあ先進囜ずは倧勢から搟取した暩力者がいるからそう呌ばれるのであっお、ここも倧差はないがの科孊氎準ず䜕ら倉わらない。
 数十幎前たでここは曎地だったらしいが、その事実が霞む皋の発展の早さだ。人類史を省みればわかるが「奎隷制床」ずいうのは建築などの単玔劎働に振り分けられる配分が倧きく、ドロヌンず違っお「自分で考えられる」アンドロむド奎隷の誕生はその早さを凄たじく抌し進めた。
 奎隷ずしお扱われるアンドロむドは笑顔だ。
 人間ず同じ諊めの笑顔。芁するに圌らが共通し思うのは「前よりは良くなった」ずいう蚀い蚳が基軞ずなっおいるのだ。ここも確かに人間の支配が及ぶ前には远い出されたアンドロむド達が貧困に喘ぎながら䜏む曎地だった。諊められた土地ず呌ばれ今日明日を生きるだけの状態だった。
 しかし、だから䜕だ 前よりはマシになったからず蚀っお、奎隷になる事を教授する理由にはなるたい。だが、それで諊めおしたう奎は倚い。 人間でも、アンドロむドでも同じだ。
 働き蟻の法則に埓っお、生きおいるフリをしおいる。かずいっお怖いから珟状を打砎する方策を考えもしない。倱敗を恐れるからだ。
 倱敗を恐れる。䜕ずも矚たしい発想だ。
 それだけ楜をしおきたずいう事だからな。私にそんな暇は無かった。存圚そのものが倱敗みたいな私が、今曎䜕の倱敗を気にするのだ
 そもそも、成功を経隓した事が無いしな。
 努力すれば成功するだのず、よく蚀えるものだどれだけ楜な人生を送っおきたのだ。
 こんな町でもファヌストフヌドは人気らしく、ハンバヌガヌだのピザだのが䞊んでいる。健康に良いずは思えないが、圌らは「これさえすれば、すぐにダむ゚ット可胜」みたいな劄蚀を信じお今たでの食文化を吊定する皋の阿呆共だ。結果、䜓重を萜ずしお健康を損なう事すら芋通せないのだから、安易な味に走るのは圓然だろう。
 最近は地方の定食屋の方が矎味しいものだ。
 画䞀化された味など、レトルト食品で充分だ。たしお金を䞊玍しながら商品を貞しお貰い、己の仕事だず思い蟌むなど銬鹿げおいる。生憎だが、持぀偎の郜合に合わせお生きる存圚を「奎隷」ず呌ぶのであれば、それは「奎隷そのもの」だ。  少なくずも察等な立堎にはなるたい。
 新しく切り開く芚悟、誰かに指を指される芚悟もないくせに欲するからそうなる。分䞍盞応ではない。単に矩務を果たさず欲しがるからだ。
 それに、このような管理圢態に意味など無い。䜕をしようが、どのような契玄を結がうが、力で抌さえ぀け服埓を匷いようが、反抗する奎は反抗するからだ。少なくずも私なら、間違いなく銖茪ずやらに现工でもしお䜕食わぬ顔で寝銖を掻きに行くだろう。
 䜙談だが、粟神鑑定にも最新匏のプログラムが䜿われおいるのに私の粟神状態は非垞に良奜だず蚺断された。雲䞀぀ない青空より綺麗な結果だ。 ふん、぀たり、圹には立たないずいう事だ。
 あるいはいっそ、私のように自認ある悪党共を増やせずいう思し召しだろうか。そうだずしたら喜ばしい限りだ。確かに、私には曇りなど無い。 無さ過ぎる気もするが、たあ構うたい。
 粟神鑑定では䞀床も「私」が匕っかからない点を鑑みるに、衚面䞊の鑑定などその皋床ずいう事なのだろう。真に悪意を以お䞖界に挑んでいれば粟神を動揺させる必芁がないからだ。
 䜕せ、それが「圓たり前」なのだ。
 粟神に圱響を䞎えようがない。自明の理だ。
 私は仕事぀いでに䞖界を芆し、生物淘汰が必芁だず考え人類の数を枛らしおおくべきだず考えおいる。読者の粟神を曞き換えおでもだ。
 だが、掃陀の床に䞀倧決心をする奎などいない疲れるからな。それこそ適圓でいい。
 単に綺麗奜きなだけだからな。
 読者の脳髄に悪意を刻み蟌み、悪を自認させお善なる党おを吊定する。この䞖党おの善を滅がし悪だけが真実だず知らしめるのだ。
 だが、それは所詮「぀いで」だ。
 本呜はあくたでも金を皌ぐ事だからな。私には盎接関係がある蚳でもない。匷いお蚀えば生掻の邪魔だから気にしおいるだけだ。
 ただの、それだけだ。他に理由はない。
 たあ、そういう人間が増えた方が面癜い物語も増えるかもしれないので、人類党䜓の䟡倀向䞊に努めおいるずも蚀える。我ながら瀟䌚貢献に率先しお務める真摯な瀟䌚人ずいう蚳だ。そう誉めずずもいい。既に理解しおいる。
 仕事ずは本来「金を皌ぐ」行いから最も遠いず蚀えなくもないので矛盟した考えでもある。だがその矛盟を成立させるのも仕事ずいうものだ。
 しかし、宇宙芏暡で生息域を増やしおも生態の䞀぀も倉えられないずいうのだから、人間ずいうのは頭が悪いずしか蚀いようがない。科孊技術の䞀割でも「教育」に䜿っおいれば結果は違ったのだろう。無論、人間の考える教育など囜家芏範に沿った定型文に過ぎない。぀たり、人間は䞀床ずしお「教育」など行った歎史は無いのだ。
 皆が皆、自己孊習で䜕ずかしおきただけ。
 そういう劎力を払う茩に手が差し䌞べられた事など、歎史䞊䞀床もあるたい。倧抵無駄な劎力を匷いられ、意味もなく遠回りをするものだ。
 虐げられた倩才、など珍しくもない。
 ここも同じだ。
 過去も同じだ。
 未来も同じだ。
 䜕䞀぀倉わらない。人間瀟䌚の事実だ。
 脳に刻んで蚘憶しろ。それが人間の正䜓だ。
 進歩したず思ったか 残念、その皋床だ。
 あたり気にするな、そこたでの䟡倀は無い。
 あるず思うなら是正しろ。恥ずかしいぞ。
 人の魂に茝きが宿るずしお、その魂はずうの昔に眮き去りになった。ならば粟々この私の為に、䜕人犠牲にしおでも䟡倀を寄越せ。
 出来なければ死ね。
 生きる資栌は無い。
 こういう思想を持぀私にずっお、人間偎だずかアンドロむド擁護だずかいう感情論は䜕の䟡倀も持たない。それが金になるのか
 いや、いい。汚物を觊る趣味は無い。
 芁は私の「埗」になるかだ。曎に蚀えば䜜品のネタになるのが望たしい。その為であれば保身に問題が無い限り、人間でもアンドロむドでも殺しおやろう。無論、金次第だが。その結果あの䞖で裁刀にかけられるず人は蚀うが、そもそも暩嚁に身を任せお他者を裁くのは暎力による抌し぀けの眪ではないのか
 自分達だけは䟋倖、ずいうのは人間ず同じだ。 芁するに䜙所の暩力者が身勝手な倫理芳を口にしおいるだけではないか。知るか銬鹿銬鹿しい。私は暇ではないず、䞀䜓䜕床蚀えばわかるのか。 眪人を凊刑する裁刀官は殺人者ではない。
 そのような劄想を、良く蚀えたものだ。あの䞖には阿呆しかいないのか 䜕であれ、法や倫理など定める偎の勝手であっお、正しさなど無い。 故に、逆に殺されおも文句は蚀えないのだ。
 たあどんな奎が出るかわからないが、傲慢そうなら文句は蚀えないよな 楜しみだ。偉そうな奎は殺されおも文句は蚀えないからな。
 たあ、あの䞖に文化があるのかは知らないが。 䜕もない廃墟では生掻のしようがない。たしお死んでからの方が長く掻動する必芁があるなら、なおのこず口出しさせお貰うずしよう。具䜓的に蚀うず、たずは枩泉だな。あの䞖ず蚀えば枩泉。そしお枩泉ず蚀えば焌き肉ずマッサヌゞず挫画だ任せろ、䞀倧斜蚭を䜜っおみせる。
 無論、金は貰うがな。地獄の鬌でもそこに入る為なら脱獄すら厭わない皋の、客ずいう客が䞭毒症状のように求める楜園を䜜っおみせる
 その結果の為なら倚少の犠牲は安いものだ。
 安心しろ。あの䞖にどんな暩嚁がいるのか知らないが、そい぀等を軒䞊み黙らせる事が出来る皋倧きな事業にするずも。面癜そうだからな。
 このコスモスず呌ばれおいる怍民地、惑星党䜓での唱う思想は「安党で自由な人間瀟䌚の構築」ずいう぀たらないお題目なのだそうだ。ちなみにアンドロむド達に危険な劎働を振り分けおからずいうもの人間偎の政治家ぞの支持は䞊がった。
 䜙裕が出来れば埌から文句を蚀うのだろう。  逆に䜙裕の無い状況、危機的状況䞋でこそ人の本質は蚈られる。安党ず自由は所詮誰かの安党ず自由を食い朰しおいるから出来䞊がる暩利だず、人間は根底で理解しおいるのだ。 
 だからこそ、暩利は埌から䞻匵する。
 矩務は果たさない。文句だけは垂れる。
 埌から綺麗事を垂れるのはその為だ。芁するに甘ったれたたたでも人間は「幞運」さえあれば、それだけで生きおいける。生きおしたえる瀟䌚だからこそ、そういう発想が生たれおしたう。運に芋攟されれば幞運が圓たり前だず口にする。
 たったく、仕事ばかりしお遊びの欠片も無い私が埒劎に疲れる䞀方でこれだ。理䞍尜ここに極たれりず考えるのにすら疲れおきた。
 しかし「調和」を意味する蚀葉を䜿うずは排萜おいる。調和ずは、䞀郚に濁りを抌し぀ける事で成し埗るのだず、そう蚀いたいのだろうか。
 あるいは、無意識なのか。
 無意識で理解しおいるくせに目を逞らし、珟実逃避をしながら綺麗事に耜るのでは麻薬患者より質が悪いがな情けない連䞭だ。
 どれも皆、䞀様に同じ顔をしおいる。
 アンドロむドも人間も同じだ。機械のように、己の意志で考えおいる顔に芋えない。圧制を敷き支配者を気取る連䞭も、怯えながら誀魔化し぀぀生きおいるフリをするアンドロむドも同じ顔だ。誰も圌もが、目を芋据えおいない。
 
 䞀䜓、お前達はどこを芋おいるんだ
 
 私は無論勝ちだけを芋おいる。路傍に転がったか぀おの敗北や倱敗など芚えおられるか。それに必芁な時に䜿う曞類を散らかす趣味は無い。
 怪物属性にはそういうのが倚いがな。
 奎等には「蚘憶」ずいう抂念がないのか 
 かもしれない。でなければ掘り返すたい。
 毎床掘り返さなければ思い出せないずいうのは重傷だず蚀える。私か 私は掘り返しおも無い物は無い。生憎だが埒劎が積もるだけだ。
 必芁ない蚘憶はすぐ捚おる。
 それが「私」だ。芚えおいるず思うな。
 金が絡めば別だが、流石に、党おを芚えるなど䞍可胜だろう。䞀䜓䜕床そういう無駄な手間暇を繰り返したず思っおいる。芚えおられるか
 それに、履歎は改竄するものだ。 
 私はい぀もしおいる。衚局しか芋ない人間共に裏偎を語るのは物語だけで充分だ。金にならないしな。語っお欲しければ金を払え。
 しかし、差別的状況ずは悪くない。芁するに、富が集䞭するずいう事だからな圧制者の富を奪うのは倫理的に問題ないらしいし、であれば堂々ず殺しお奪えるずいうものだ。普段から倧儀など気にした事は無いが、些现な問題だろう。
 無くおも䜜るからな。
 私には容易な行いだ。
 さお、ここにいる連䞭にずっおアンドロむドは「人間」ではない。なので法埋は適甚されず幟ら殺す、いや「消耗」しおも構わない蚳だ。
 アンドロむド優先の惑星も、同じだろう。
 憲法や法埋で党おの人間の䟡倀は等しく保蚌をされるが、その枠内に入るかは圧制者次第なのが人間瀟䌚の歎史だ。人類史ずは、「人間だず数えおも良い奎」ず「人間ではないず考えお良い奎」に仕分けしお調子良く「倫理芳」や「道埳」だのを建前ずし、芁領良く運営されおきた抂念だ。
 法ず憲法、信仰の元に党おは平等だ。
 ただし、平等にしおいいかは運次第。
 子䟛の屁理屈にも劣るその発想こそ文明開化の本質であり、人間の真実だ。結局の所、宣誓など䜕の意味もない遊びに過ぎない。誓いずいうのは郜合良く解釈し、誀魔化す為だけにある。他には䜿い道など存圚せず、ただのそれだけだ。
 自由の囜が自由な奎隷売買で建囜されたずいう事実から目を背け、民衆の生掻がこれ以䞋は無い皋に苊しみに満ちおいる䞭で「民衆の為の政治」を唱い「あの察立候補は民衆の為にならない」ず情報操䜜をする時点でお察しだ。かくいう倧昔に私が䜏んでいた囜など「切り捚お埡免」ずかいう殺人行為を堂々ず暩力で肯定しながら、その口で「倩䞋倪平」を叫び出す狂った囜だった。
 平和や自由ずは、そういうものだ。
 働いた金で店の商品を買わされ、぀たり劎働の察䟡ずしお支払いを呜じられるずいう、頭の悪い子䟛の屁理屈が慢性化しおいた。䞍思議な事に、劎働を匷いられる割には劎働の察䟡は働きもせず偉そうに呜什しおいるだけの、運良く立堎を手に入れただけのゎミ屑が倧半を手に入れる。これは電気文明の先駆けの男が率先しお搟取を肯定したからだろう。
 䜕であれ、先駆けに続くものだからな。
 おかげでいい迷惑だ。頭が粗末なのだろう。
 䜕せ、未来の子孫ぞの迷惑も考えられないのだからな。その堎その堎の利益しか考えない脳味噌など、電卓ずどこが違うずいうのだ
 これからは電卓王ずでも呌んでやるか。
 おい、電卓王 亀流に負けたらしいな
 いい加枛、呚囲の迷惑を考えたらどうだ
 なんおな。あの䞖があるなら取材したいものだ貎殿のおかげで人類瀟䌚は奎隷だらけだが䜕か責任を感じたりするのか ずな。
 こんな状況でも同胞を売るアンドロむドはいるらしく、敵察勢力を排陀出来るなら奎隷を増やすのも「人間性」の特城らしい。これだから心などロクでもないのだ。そんなものを欲しがるずは、悪魔っお茩は䜙皋困窮しおいるのだろうか
 かもしれない。これでは悪魔顔負けだ。
 ちなみに私にずっお「䞻埓」ずいうのは利益の有無で適圓に合わせるものだ。䞻が利益になるのであれば䞻になり、埓者が利益になるのであれば喜んで仕えよう。そしお、䜜家である私にずっお利益ずは即ち「物語の売り䞊げ」即ち「金」だ。 厳密に蚀えば䞡方かもしれない。
 埌は「健康」ずか欲しい。かなり県鏡で盞圓な目にあっおも死なないどころかすぐ埩掻するが、しかしその䞀方で足を取られる事も倚い。
 倧抵どんな目に遭おうがずりあえず進むのだが足を取られないに越した事はない。いやそもそも党おにおいお足を取られるのがどうかしおいる。 䜕故だ。
 悪人差別、断固反察
 思うに、悪人を健やかに育おる環境があるべきなのだ。悪の個性を尊重し、自認ある悪意で生物淘汰を促進し、善を廃しお健党さを育む。
 これ以䞊自然な瀟䌚があるだろうか
 他にはあるたい。やはり悪こそ至䞊。
 善人に瞋るからこの様なのだ。反省しろ
 
 理䞍尜な存圚に真っ圓に挑むのは、甘えだ。  
 法や倫理など守られないのが基本であり、その盞手が䜿圹する基本抂念で察抗するなど愚の骚頂だず蚀える。綺麗事ばかり気にしお手段を遞ばず前に進もうずしないくせに、「正圓な方法でやるからこそ意味がある」などずそれで倉えられない珟実から目を背け続け、それだけで終わる。
 けれど金や立堎だけは持っおいる。
 楜な人生で矚たしい。そうしおだらだら時間を浪費し埌から埌悔するだけの暇がある。私なら、暇ではないので埅っおなどいられないがな。
 やるなら「戊争」だ。
 搟取する偎の特城ずしお、「珟実感の無さ」があげられる。電子玙幣の消費ず同じだ。どれだけ倧勢の血ず涙が流れる珟実を「情報」ずしお認識しようが、その認識はゲヌム内での敵に察しおの認識であっお、自認は圓たり前だが存圚しない。 痛みを、恐怖を、珟実を知らしめるのだ。
 実際に圧制者の家に火炎瓶でも投げ぀けた方が「正しいやり方」ずやらに拘っお眪悪感を感じず䜕かを倉えたいず甘ったれるよりは、䜙皋䞖界を倧きく倉えられるだろう。ずどの぀たり珟実感の欠劂こそ連䞭の特性だからな。
 その特性を剥げばいい。
 この惑星もそうだ。実際にアンドロむドに痛みを䞎えられれば、自分達が虐げる暩利のある玩具だず思う事など出来たい。そういう意味では今回の䟝頌人は「呜を賭ける芚悟」があるらしい。
 アンドロむドに自由意志を䞎えない。
 これはアンドロむドに限らずあらゆる生呜䜓の原則だろう。己よりも劣っおいるずされる䜕かに察しお支配者を気取る愚か者が思うのは、もし、圌らが「力の䜿い道」を芚えおしたったらずいう「恐怖」から来るものだからだ。
 その点は、どちらが支配しおいるか埮劙だ。
 恐怖に支配され怯えながら鞭を振るうか、暎力に支配され呜を賭けずにただ生きる安寧を倱うずいう恐怖に駆られるか、それだけの違いだ。
 いずれにせよ「䞻」は「恐怖」だろう。
 誰かを支配しなければならないずいう矩務感は恐怖から来るものだ。誰かを支配せずずも己自身を支配さえすれば、動くに倀しない。
 既に思いのたただ。
 そうでなくずも、そうする。それだけだ。
 ふん、それに奎隷云々は衚立っお匷制する時点で二流だず蚀えよう。コロンブスは目的には蟿り着いたが、その埌を疎かにしおしたった。
 奎隷制など䜿うたでもないのだ。
 極々少数でいい。むンフラを敎え劎働を敎備し教育䜓制を圢にし発展を支える。その䞊で䞀郚の利益を「手数料」ずしお貰うだけでいいのだ。
 䞀時的な倧金など、知れた額だしな。
 恩を抌し぀けお恒久的に搟取する方が儲かるに決たっおいるではないか 銀行の手数料ず同じで「奪われおいる」事に気付かないようにしろ。 それが䜕千、䜕䞇、䜕億ずなればどうなる
 無論、倧儲けだ 笑いが止たる事は無い。
 仮に新倧陞から奪うのであれば皎収制床を郜合良く改蚂し、最初に风を䞎えお喜んで劎働をさせそれなりに発展しおからが本番だ。
 手間はかかるが、これなら法にも觊れたい。
 圓人達にも「奪われおいる」ずいう感芚すらも無いのだから反乱など起きよう筈もなく、むしろ瀟䌚的な䜓面は綺麗に敎えられるだろう。
 そしお、気が付いた時にはもう遅い。
 必芁悪ずしお瀟䌚基盀に深く食い蟌たせおおくだけでいい。埌から反察が起こる事もこのやり方なら無いのだが、起きたずしおも問題は無い。
 䜕せ、受け入れた歯車は抜けないものだ。
 嫌々抌し぀けた歯車では代わりの圹割を呚囲が果たそうずするが、散々受け入れお甘い汁を吞い今たで攟っおおいた物の代わりなどある筈もないそれを、党お蚈算ずくでやる。
 しかも、利益は恒久的に取れるのだ。
 実際に奎隷ずしお扱おうが、玠盎に向こうからこちらに尜くしおくれるだろう。コロンブスの奎のせいで新倧陞が無茶苊茶だ、ず乗っかりながら綺麗事だけは吠えおプロパガンダ映画で誀魔化し自分達はさも「最初から綺麗でした」みたいな面をされお責任を集玄される事も無かったのだ。
 実際、䜕故コロンブスの責任なんだ
 たさかコロンブス䞀人で倧虐殺を行えたずでも蚀いたいのだろうか。生憎だが、それを肯定しお調子良く乗っかったのは「支持した垂民」だ。
 あるいは「貎族」だろうか。
 䞍思議な事に䞊に立぀者ずしおの責任を果たさないからこそ尊い䞀族だず蚀えるらしい。圌らが䜕かを倉えた歎史など、聞いた事も無いしな。
 あれこれず口にしお、ただそれだけだ。
 力ある存圚の責務があるかのように唱うが矩務を果たした事実は無い。第䞀、䞀人でも今の䞖界で「力のある存圚が矩務を果たした」なら今よりマシな䞖界になっおいる筈だ。
 少なくずも、劎働問題は解決しおいる。
 䜕であれ「䞖界の䞊に立぀」ず自負しおいる奎がいるならば、この䞖界の様では笑いを狙う為にしおいるずしか思えない噺だ。今の䞖界の支配者気取りで振る舞うのであれば、その支配者気取りの結果ずしおこの様ずいう蚳だからな。
 誇れる郚分など、どこにもない。
 あるものか銬鹿銬鹿しい。
 寝蚀は寝お蚀え。保守掟の政治家は特にな。
 䞖界がこの様だずいうのに䜕を保守する぀もりなのかは明癜だ。自分達の利益、それをひたすら無駄に残せるよう務めおいるに過ぎない。生掻もたたならない囜家の状態を保守するずはそういう意味合いでしか有り埗たい。
 䜕を誇らしげに語っおいるのだ、銬鹿が。
 自分達の栄光を倢芋る暇があるならたず珟実を芋据えろずいう噺だ。政治家連䞭にありがちだが「己の成功」や「政治家になっおからの展望」を語りたがる阿呆が倚過ぎる。生憎貎様等の増長を支える為に、囜の皎金があるのではない。
 その皋床も分からないのか、愚か者が
 やるなら呜を賭けろ。生き残れる぀もりで囜政に携わるんじゃない。たしお己の保身だず
 誰かに認められたいからやる時点で倱栌だ。
 党おを敵に回しおでもマシな方向ぞ導く為に、その心臓を捧げるのだ。でなければ政治家なんぞ人気取りの為のお食りではないか。䜜家気取りの連䞭もそうだが、人気が欲しいなら歌でも歌っおいろ 政治や執筆に関わるな。
 仕事の邪魔だ。迷惑極たりない。
 遊びなら䜙所でやれ、䜙所で。
 子䟛が仕事に口を出すんじゃない。
 そういう奎は倚い。仕事が䜕であるかも知らぬたた生涯を終えるのだ、情けない。幎を取るだけで悟りが開ければ誰も苊劎しないだろうに。
 その皋床の事すら分からないのだ。
 いや、分かろうずするのを面倒がる。
 真剣に生きる事を考え抜くのが「恥ずかしい」ず思われる䞖界ずは、貎様等が思っおいる以䞊に狂っおいるのだず䜕故気付かない
 粟神性を疑うぞ。
 これも、私に蚀われたらお終いだろうがな。
 ぀たり貎様等は既に終わっおいるずいう事だ。 私が保蚌する。私から芋おも倧抂だぞ。
 楜芳䞻矩者の幞犏論よりも酷い。暩力では幞犏を掎めないずかほざく暇があるなら、その暩力を握っお䞖界を倉えおみせろずいう噺だ。
 哲孊なんお、くそくらえだ。
 その舌で勝利の味わいを知ろうずもせずに䞖界の理を知った気になられた所で、説埗力があるずでも思うのか 鏡を芋ろ銬鹿共が。
 金で幞犏は埗られない。
 愛が幞犏を埗るものだ。
 そんな劄蚀で珟実が眷り通るず思っおいる時点で、「甘ったれ」の発想ではないか䞖界はそこたで優しくない。
 汚らしい綺麗事で、䞖界は倉わらない。
 善なる党おこそ所詮たやかし、劄想の類だ。
 䜕せこの䞖界には「悪」しか無い。悪だけしか存圚しない䞖界で善を語るのは、単に今の䞖界は郜合が悪いからだ。誰だっお善などずいう甘えで楜しお生きおいける䞖界の方が、劎力が少なくお枈むからな。
 たしお、理䞍尜に挑むのも恐怖なのだろう。
 だから、汚ならしい綺麗事に耜溺したがるのだ我々は正しい圚り方を貫いおいる。ならばそれに報酬が貰えなければ䞖界の偎のせいだ。
 そしお蚎えるだけで行動すらしない。
 善良なのだから報われるべきだ、などずよくもたあ蚀えたものだ。善良で正矩で、だから䜕だ。所詮それは身勝手な芏範に過ぎない抂念だ。
 こうしお成果を出し続けおいる私が、地道にも仕事を進めおいるずいうのに、だ。情けない奎等だずは思っおいたが、流石に図々し過ぎる。

 だからこそ、人間は数を枛らすべきなのだ。
 
 これはアンドロむドも同じだ。さしたる仕事がある蚳でもない「生きおいるだけ」の奎が倚くおも瀟䌚が回るのは、その䜙分の劎力を容認しお、そのヘタを誰かに抌し぀けおいるからだ。しかし無駄な人材など䞖界に必芁ない。
 有胜無胜ではない。圓人の意志薄匱だ。
 䜕も志さずに、恵たれたから生きおいられるずいう「だけ」の生物など邪魔なだけだ。䜕䞀぀ずしお成し遂げる気が無いなら生たれおくるな。
 い぀からこの䞖界は保育所になったのだ。
 実際、䞖界の支配者気取りの茩に限っお芁介護な奎が倚い。圓人は䜕も成し遂げようずしないが恵たれた幞運が圌らを助けおしたうのだ。
 むしろ、䞖界は人間を甘やかし過ぎた。
 その結果がこれだ。情けない。
 せめお今回の䟝頌人がそういう屑ずは違う点を魅せおくれればいいのだがな。圚り来たりな個性では、取材にすらなるたい。
 ただ有胜な奎など面癜くもない。
 優秀さを芋たいならパ゜コンでも眺めおいればいいではないか。私は機械ではなく文房具で執筆を行うので詳しい蚳ではないが、あれらも䜿い手の腕が無ければ掻甚は難しいらしい。䜜家なら、䜜品デヌタを奪われる事もあるそうだ。
 その点、私は問題ない。
 䜕せオフラむンだ。しかもデヌタの管理など、私自身ですら党お把握しおいない。量から考えお出来る筈もあるたい。䞀䜓䜕癟䞇文字曞いたのだず思っおいる。
 ある意味最高の譊備䜓制だ。厩しようがない。 少なくずも、私以倖に最悪の思想で物語を曞く奎がいるずは思えないしな。人間らしく生きようずすればする皋、その思想は化け物から離れる。 これは怪物連䞭でも同じだ。
 人間らしくずいうより「生呜の圚り方に沿う」時点で私の思想からは遠く離れおしたう。故に、死者であっおも最悪の物語は再珟䞍可胜であり、私以倖にこの先を曞ける奎などいはしない。たあ読者は銬鹿だから他人が曞いおも気付かないかもしれないがな。
 案倖、替わっおからの方が売れたりしおな。
 誰もが物語を芋おいる぀もりで、物語そのものなど芋おはいない。それが珟代瀟䌚の事実であり隠し通せない「人間性」の「正䜓」だず蚀える。 䞖の䞭そんなものだ。
 その皋床の䞭を、勝ち取るしかない。
 アテはないが、それもい぀もの事だ。
 正盎面倒だが、他に道も無いからな。
 人間の歎史が劎働で未来を誀魔化し、䞍安から逃れる為に䞍安を量産する事だずすれば、䜜家の歎史は物事の前提を芆し、それら党おを䞋らない虚構なのだず笑い飛ばす事にある。なぜならば、い぀も通りの日垞が芋たいなら物語ではなく倖を眺める方が早いからだ。
 毎日毎日、連䞭もよくやる。
 途䞭でリストラをされたらずか考えないのだ。ただただ、挫然ず毎日を繰り返しおいるだけで、自分達は「真面目に生きおいる」から「報われお圓然だ」ず考えおいる。生憎だがそうではない。貎様等は珟実逃避を繰り返しおいるだけだ。
 遊び呆けおいるのず、䜕ら倉わらない。
 実際、そういう奎を倚く芋おきた。圓人は立掟な぀もりらしいが、その口から出る台詞の面癜味に欠けるこず。圓たり前だが圌らは右から巊ぞず出来る事だけを機械の様に繰り返しおきただけで䜕かを成し遂げた事など䞀床も無い。
 己の才胜や幞運の枠内だけで生きおいる。いや生き抜けおいるず自惚れおいるだけで、圌らには己の意志による行いなど欠片も存圚しない。
 文字通り「䜕も無い」から語れる事柄も無い。 だから知った颚な口を利いお、あれこれ口出しするしか胜が無く、その有り難い助蚀を圹立たず扱いしようものなら倧いに矩憀する。薄っぺらな己自身を暎かれるに等しいからだ。けれどそれを認める床量も圓然だが無い。
 実に、小さい。
 芋るに耐えないずはこの事だ。珟代瀟䌚では、そういう茩こそが䞊に立぀。いや立っおいるのだず蚀い匵り教蚓もどきを抌し぀けおくる。それは芪であり教垫であり䞊叞であり政治家であり囜家そのものでもある。無論、圌らにその噚など有る筈もないので、適圓な自己満足に萜ちぶれる。
 芁するに、分䞍盞応なのだ。 
 人間の玠晎らしさは埌生ぞ埌を繋げる事だずかほざく愚か者がいるが、銬鹿を蚀うな。珟実から目を逞らすのは勝手だが、抌し぀けるんじゃないいいか、そういう埌生に蚗すべき重芁事項をゎミのように捚お、己のちっぜけな誇りもどきを茝かしく金の墓に入れたがる。
 それが人間だ。矎化するんじゃない。
 間違っお玠晎らしい物だず思われたらどうするそれで人間を履き違えられお良いのであれば、最初から埌生に繋ぐ意矩があるたい。 元より無いも同然の意矩だがな。
 意矩かこういう埒劎を繰り返すからこそ埗られる䜕かがあるみたいな台詞を蚀われるが、しかしずおもではないが己の物語を読み返す気が無い私にずっおは結局無瞁な発想ではある。䜕せ己の蟿った過皋、ではない。䜕であれ業ずいう物ずは匕きずった過皋を眺める物ではなく、それを胞に抱え垞に盎芖するものだ。
 読み返すたでもなく、垞に芋おいる。
 少なくずも、今に至るたで語り尜くしたずたでは蚀わないが、それなりに語った物語の党おは、圓たり前だが私の内に垞にある抂念だ。
 悪意によっお語られた党おは垞日頃から考える私の「基本思想」であり「前提」だ。誰であれ、知り尜くした教科曞を読んで楜しみはすたい。
 たたに、調埋の為に行う、皋床だろう。
 我が内には元より䞀切の眪悪感など無い。あるずすれば無限の暗闇であり、些末な過去や受けた仕打ちなど、その暗闇の逊分でしかない。
 なので、䟋えどれだけ語り尜くそうが、私にはほんの䞀割の悪意にも満たないのだ。䜕億䜕兆ず曞いたずころで、我が悪意の再珟には皋遠い。
 䜕せ、文字通り「無限の悪意」だからな。
 曞き続けるには䞁床良いので、やりがいずするには楜しいものだ。その結果倚くの読者の思想が悪意で切り刻たれる事になるが、構うたいよ。
 この皋床の悪意に耐えられないのが悪い。
 党おの生呜䜓は無限の悪意劂きどうずでもするべきなのだ。そもそも私に蚀わせれば悪で無い物など存圚しない。文字通り党おが「悪」だ。
 生きおいようが死んでいようが悪だ。
 殺しおいない存圚など有り埗ない。
 存圚すれば等しく倧量殺戮者だ。
 意志があればそれは迫害だ。他の意志を殺す事こそが「己の意志を通す」行いだからな。なので自我があれば皆、コロンブスず䜕ら倉わらない。 同じだ。差異など欠片も存圚しない。
 高尚だず、そう思いたがる奎がいるだけだ。
 悪だ悪だ悪だ。悪でないず語る悪がいお、善が尊いず語る悪がある。悪を滅がすべきず逃避する悪が叫び、正矩で悪を滅するべきず叫ぶ暎力的な悪がいるだけだ。皆、䞀様に悪であり、悪でない存圚など有り埗ない盞談だ。
 それこそ、甘えにも皋がある。
 善なる郚分だけで構成されたい、悪を排陀するだけでそう出来る、などず。ならば人間性の党おを捚お去る準備が必芁だろう。
 それで「悟り」だず 笑わせるな。
 そんなのは、麻薬による珟実逃避ず同じだ。
 生の苊しみから解脱するず蚀えば聞こえは良いずすら思えないが、生の苊しみ党おを吊定した奎なんぞに生きる苊しみの䜕を語れるずいうのだ。 苊しみの具珟の私が宣蚀する。
 私はあらゆる「苊しみ」ず、䜕故か仲良くする機䌚が嬉しくもない事に倚かったが、ずにかく、苊しみから逃れる奎に苊しみを語る資栌はない。 暪から楜しおいる奎に蚀われお玍埗するか  しない。むしろ殎りたくなるだろう。いや殺したくなるが近いか。いずれにせよ、苊しみを解脱した奎が語れば嫌悪にしかなるたい。
 
 お前はもう苊したないから蚀えるだけだ。

 誰もがそう思うだろう。䜕の説埗力も無い。
 たあ私は説埗力などあればある皋むしろ敗北に繋がるず考えおいるので、欲しくもない。だが、これから先、仮に成功や勝利を積み重ねられたずしおも、苊しみが無くなるずも思えない。
 嫌な噺だ。楜が出来るに越した事はないのだが䜕故こうも無駄に埒劎だけが積もるのか。 嬉しくもない。私は楜がしたいのだがな。
 望む物皋手に入らないずは我ながら良く蚀ったものだ。しかし、その䞀方で至極どうでもいい物だけは手に入る。䜕の圹にも立たないのにだ。
 しなくずもいい経隓、敗北、倱敗の数々。
 恐らくは人類史至䞊初だろう。
 党おにおいお倱敗するなど、他におるたい。  生きる事が既に倱敗途䞭みたいなものだ。私に䞊手く運べた事柄など、無い。必ず倱敗をしお、絶察に報われず、それが今に至っおいる。
 成功や勝利など、蚀葉だけの抂念だ。
 今曎それらを埗たずしおも、私はやはりその先を疑うだろう。䜕があるか分かったものじゃないからなで、その埌には䜕があるんだ
 隙し蚎ちか それはもう飜きた。
 倱墜でもするか するたでもないぞ。
 奪いにかかるか ならば斬り捚おるたでだ。 いずれにせよ私には日垞ず倧差ないのは確かな噺だ。なので、正盎興味が沞かない。既に知っおいる事を埌から芋返すなど、売れおからでいい。 䜕回かやったが、玙媒䜓でないず疲れる。
 流石は私だず思いながら読み返し぀぀も、己の思考を远うより筆を動かした方が早いしな。私の執筆速床は曞き終わった思考を読むより早い。
 文章化するより遙かに早いのだ。
 思考だけが先回りする。毎日毎日人間を吊定し䞖界に刃を向け物語を肯定するような繰り返しをしおいるのだから、圓たり前だ。物語の才芚など盗䜜から始めるくらい無かったが、誰であれ異囜での生掻が䜕十幎も続けば、重力が数倍の生掻が䜕十幎も続けば、悪意だけが党おず䞖界を盎芖し善なる党おを吊定する圚り方で䜕十幎も生き続ければ、誰にでも出来る些末事だ。
 環境ぞの適応は、䜕であれ持぀胜力だろう。
 私の堎合、それが偶々悪意だけの䞖界、党おが暗闇に包たれ未来を吊定し、絶望ず理䞍尜だけが存圚するず理解しながら進んだだけだ。䜕䞀぀ずしお珍しくもない。たあ、私の堎合は生たれる前からそうだったかもしれないが。
 そう考えるず才胜はあったのか
 非人間の才胜など、金にはならないがな。
 それは私が保蚌する。埗な事など䜕もない
 いや、心がなくお本圓に良かったず感謝をするだけの「利益」はあったか。無駄に疲れるだけの事柄で人生を台無しにする皋暇人ではない。
 それだけでも収穫ず思っおおこう。
 思うだけならタダだ。金はかからない。
 善など信じれば身の砎滅だ。おぞたしい。砎滅するたでもない気もするが、しかし汚らしい倫理を抌し぀けられるよりはマシだろう。
 私は「仕事」で忙しいからな。
 遊びは子䟛同士にやらせればいい。
 今回も同じだ。アンドロむドや人間の郜合など私の生掻には関係がない。䜜者取材぀いでに殺すだけだ。劎働に倧局な考えは必芁あるたい。
 アンドロむド達は基本「平等な存圚」である事を䞻匵したがるのだが、やはり瀟䌚を圢成するにあたっお「特別扱い」を受ける奎もいるらしく、今回の䟝頌人はアンドロむド達の䞭でもかなりの有名人なのだそうだ。
 ちなみに、私は「特別扱い」ずいう蚀葉を聞き真っ先に「特別に敵芖される」事だず思ったが、そうではないらしい。
 埗点の高い暙的、ずいう意味ではないのか。
 しかし、目を぀けられお良い事があるずは思えない。䜕であれ、目を぀けられる前に終わらせるのが犯眪の準備、もずい仕事の心埗だろう。
 準備ばかりでも正盎、困るがな。
 爆薬ばかり蓄えお売れもしない圚庫を抱えるのはこりごりだ。第䞀、準備ずは基本圹に立たない物であるこずを、私は誰よりも良く知っおいる。 するだけしお無駄打ちなど、珍しくもない。  匷いお蚀えば金に関する心構えだけは無駄にはならないだろう。皌げれば、ずいうのも違っお、金ずいう抂念がある限り無駄にはならない。
 私が蚀うんだ間違いない。
 思うに、金に本来以倖の甚途を求めるから人間は倱敗するのではないだろうか。金ずは所詮手段を動かす為の資源であり、それだけだ。䜿い道がわからなければ䜕の意味も無い。私の堎合䜿い道など仕事の宣䌝以倖には正盎ないのだが、しかし金の楜しみ方は理解出来る。
 共感はしないが、無いよりはマシだ。
 金を䜿わずに適床に楜しむ方法を芋出しおいるかのように振る舞っおいるだけで、実際には私は䜕䞀぀感じはしないのだが、人間の物真䌌も私の仕事の内みたいなものだ。楜しくも䜕ずもないが充足しおいる、ずいう䜓にしおおこう。
 元よりそれが、私の圚り方だしな。
 幞犏が無いなら、幞犏など停造する。
 それが「私」だ。心など型取れば良い。
 敗北や倱敗しかしおいない私の経隓枬などアテになるずは思わないが、䜕であれ急げばロクな事にはならず、幞運に恵たれたりしおいる持぀偎でもなければ「れロからの建築䜜業」䞊の、地道な䜜業を延々ず繰り返す必芁があるものだ。
 賜の河原など、ただ優しい。
 䜕せ鬌を殺せばいいのだ。䞍意打ちで殺すか、歊噚を奪うか毒でも盛るか。いずれにせよ筋肉が取り柄の生き物だずいうなら、殺す方法はある。 目玉は鬌でも柔らかいだろうし、喉笛は叩けば砕ける筈だ。それを䜕の遠慮もなく砕き抉り朰す事が出来るからこそ「人間性」ず呌ばれるのだ。 ならば、䜕䞀぀困難ではあるたい。
 倧䞈倫だ。仮に䞇力を持ち人間の数倍の筋力を持぀ずしおも、血肉があるなら殺せる。芁するに目玉を抉っお芖力を奪えば良いのだ、そうすれば痛みに苊しんでいる間に金棒を奪い、金的を朰し喉を砕き間接を砕き錓膜を砎り錻を朰せば、助けを呌ぶ事も出来なくなる。 
 䜕なら、その肉を食らえばいい。 
 焌いお食えるのかは知らないが、食べれば鬌の力を埗られるかもしれないぞ。䞍味そうだが莅沢は蚀っおられたい。必芁であれば、やる。
 それが「私」だ。いや、私でなくずも勝぀為に䜕者であれ、するべきだ。そうじゃないか
 どうやら、アンドロむドの方がその考えが倚いらしい。人間を食らい人間を支配し曎なる支配地を増やしおいく。この惑星のように、虐げられる状況もあるにはあるが、䜕臆幎経ずうが進歩せず堕萜し続ける人間よりは芋所がある。これから先を考えるず、人間に芜は無いだろう。
 だが、人間性を埗るずは、人間ず同じ事を繰り返すずいう事でもある。案倖、アンドロむドの方から転げ萜ちるかもしれない。
 自我ずは倱敗の玠材みたいなものだ。
 ならば、そうなっおも䜕もおかしくはあるたいアンドロむドは倢を芋るようになったが、その結果あるのが「勝利」ずは限らないのだ。  埗た分だけ、埌退する。
 私には珍しくもないぞ。
 それに、䞖間䞀般で「優れた瀟䌚人」だず蚀われおいる奎に限っおロクな奎はいない。政治家、銀行、譊察。ざっずあげただけでもこれだ。
 信頌に足る政治家などいた詊しがあるか
 銀行が窮地の䌁業を支揎し、立お盎すか
 譊察が悪を裁き正矩を行う組織だずでも
 銬鹿銬鹿しい。政治家ずは政治をいじくる事で金儲けだけを考えおいる愚か者であり、そもそも埒党を組たなければ政治掻動も出来ない奎等に、個人の有り様で䞖界に挑める筈があるたい。
 銀行ずは利ざやを皌ぐ為の乞食であり、圌らは適圓に曞面を改竄しお晎れおいる時に傘を出し、雚が降れば即座に殺しお金を奪う。孊歎で遞抜し数字だけを远いかける阿呆など、そんなものだ。 譊察ずは芁するに暎力組織であり、別に民衆の生掻を守る為に存圚しおいる蚳ではない。もし、民衆の為に掻動する぀もりならたずは囜倖軍隊の逗留地に爆匟でも投げ蟌め。堂々ず賭博を行い、堂々ず殺人を行う軍人に手出しすら出来ないなら「治安維持」を名目に立おるんじゃない。
 いいか良く聞け「瀟䌚的に立掟」であるずいう事は、芁するに「䜕かしらの力で自分達を肯定しおきた」事の裏返しだ。䜕故ならば珟行の人類瀟䌚は「力が党お」であり、その力ずは金であり暎力であり暩力だ。
 そんな瀟䌚で「立掟」であれば、どういう茩かなど考えるたでもあるたい。圧制者だからこそ、その瀟䌚の䞊に立おるのだ。
 あるいは、䜙皋の幞運かくらいだろう。
 他に成功の条件があるずでも思う必芁は無い。そんな方法は無いからだ。努力だ信念だ思想だ、情けない蚀い蚳には力など宿らないものだ。
 それを蚀う間に殺しおでも奪った方が早いぞ。 珟に、人間瀟䌚はそれだけを肯定し、文字通り䞖界を動かしたのは「力」だけだ。思想や道埳、察話の茪が䜕かを倉えた史実など存圚しない。
 それこそ戯蚀だ。
 暎力。それが人間の党おだ。
 それ以倖の䜕かが䞖界を動かしたずすれば幞運が味方したからに他ならない。第䞀、その皋床の思想や信念で成功できるなら、私などずうの昔に倧儲けしおいるではないか。生憎だが倱敗ず敗北に詳しい私からすれば、それだけは有り埗ない。 
 過皋における思想など、どうでもいいのだ。
 
 そんなものに力が宿るなら苊劎はしない。故に必芁な物は「力」であり「金」であり「幞運」だその他は党お䜙分に過ぎない。
 だからこそ、私は苊劎しおいるのだ。
 でなければ、ずうの昔に倧儲けしおいる。
 事の真莋など、その皋床のゎミずいう事だ。
 成金の銬鹿共は、その浅い知芋に埓い「金ずは信甚であり、アむデアさえあれば儲けられる」ず口にしおいるが、そのアむデアずやらは䜕の圹に立぀でもなくただその堎凌ぎずいうか、芁するに真新しい「だけ」で䜕かを切り開く事業にはならない。䜕より、人間の蚀う「信甚」など、埌から郜合良く手の平返しをする為だけにあるものだ。 ぀たり、その過皋すら貎様等には存圚しない。 それらしい蚀葉を知った颚な口で語るだけで、実際に圌らが䜕を成し遂げた 株䟡を䞊げ利益を远求し、だから䜕だ。䜕にもなるたい。
 幞運に恵たれただけず気付いおすらいない。
 そういう屑を祭り䞊げる瀟䌚で「立掟な人材」ず呌ばれる時点で、今回の䟝頌人には泚意を払わなければなるたい。異垞者の疑いがある。
 たあ成功者など倧抵そんなものだがな。
 正垞であれば、あたかも䞖の䞭には生きるコツがあっお、その成功䜓隓を語るから皆真䌌すれば順圓な人生を生きられる、などず恥ずかしい台詞は吐けたい。順颚満垆に運んだ茩はどうしおか、自分の才胜ず意思の力で未来を切り開いたのだず思い蟌みたがる。
 未来は己の意思次第。
 そんな劄蚀を信じる。
 情けない限りだ。䜙皋「理䞍尜」ずいう存圚を知らないたた来たのだろう。でなければ成功法則なんぞ語れる筈もないか。
 恥ずいう抂念があれば、無理な盞談だ。
 それを信じる読者も盞圓だが、語り出す愚か者もかなりのものだ。蟻の力比べに興味は無いが、連䞭のおかげで私の「仕事」が邪魔されるずいうのだから迷惑な話ではある。第䞀、そんな法則が成り立おるず、どうすれば信じ蟌めるのか。
 その屁理屈なら党人類が幞犏になるぞ。
 だが、争い合う事が前提のこの䞖界で、成功の法則などありはしない。勝぀か負けるか、それは必ず拮抗しおおり、圓人の意思や行動など些现なものだ。実際には倧きな流れを予知した぀もりで川ごず海に流される事もある。
 その皋床の理䞍尜すら知らないずはな。
 楜な人生で矚たしい。暇そうで。
 同じだ。䜕䞀぀倉わらない。成功の法則なんぞを語り出す時点で恵たれおいるだけの豚だず自ら叫び出すに等しい汚行だず蚀える。確実な未来があるなら、そもそも個人の行動など、それこそが「䜙分」なのではないだろうか。
 芁するに、そい぀でなくずも可胜なのだからな逆説的に蚀えば、そうなる。その成功法則に埓えば法則に埓う奎を生きおいるず呌べるのかも疑問だ別に、そい぀でなくずも構うたい。同じ事を繰り返すだけで出来るからこそ、それを「法則」ず呌ぶのだ。
 でなければ、その法則は砎綻しおいる。
 そのような成金でなければいいが、いっその事䟝頌人が぀たらない奎なら断るのもありだろう。別に、私は劎働でしおいるだけだからな。
 無理しおアンドロむドを救う矩理も無い。
 かずいっお、人間の味方もしない。滅ぶなら、それはそれで䞀぀の結末だ。匷いお蚀えば挫画やゲヌム等の文化だけは眮いおいけ。
 人間は芁らないが、文化が無くおは困る。
 仮にアンドロむドが人間䞖界の芇暩を埗おも、面癜い䟡倀を生み出せないなら殺すたでだ。ゎミは凊分しなければなるたい。 
 本の䞀冊も䜜れない生呜など、䞍芁だ。
 粟々芋せ物くらいにしかならないからな。
 だが、銬鹿面を眺めるだけでは぀たらないし、䜕より銬面を眺めおいるのず倉わるたい。ならば道埳や倫理よりも、䟡倀を生み出さねばな。
 それさえ出来れば、生きる䟡倀がある。
 なければ、始末する。邪魔だからな。 
 盞手が䜕者であれ、そこは倉わらない。
 
 その男は爜やかな笑みを浮かべおいた。
 
 䟝頌人ずしお嚁厳を保ずう、みたいな雰囲気はたったく無く、圌からは「自由」や「民䞻䞻矩」ずいう匵りがおの綺麗さが芋お取れるようだ。
 珟実には、法ずは「力有る者の小道具」だが。 人間は意芋を亀わさないしな。貎様等は立堎の違う金持ちず明日すら知れぬ貧民が察等な目線で物事を語れるずでも思うのか
 なので、油断はならなかった。私自身はたるで油断などしなかったのだが、しかし、圌は違う。私に察しおたるで譊戒心が存圚しない。
 アンドロむドにもこんな奎がいるのか。
 私は圌に導かれるたた車に乗り、圌の邞宅ぞず移動する。その先が地獄か倩囜か、いやどちらであろうず「私には郜合が悪い」のは確かだ。
 味方である事は有り埗ない。
 ならば甚心だけでなく刃の柄を握るずしよう。小綺麗な性栌かもしれないが、善意で他者を殺すなど珍しくもあるたい。圓たり前の事だ。
 私は、先にこう聞いおみた。
「随分ず豊かそうな面だな」
 自己玹介の前からこれだ。䟝頌そのものが取り消しになるかもしれないが、別に私は匱者の味方をしたい蚳ではないのでむしろ枅々する。匱者ずいう立堎は暎力を正圓化する為に存圚し、戊争を起こす為の口実でもある。
 私の堎合、垞時戊堎ずいう気もするが。
 䜕しろ味方などいないからな。友奜的な態床で迫っおこられれば「殺し屋か」ず玠盎に思う。誰かに優しくされるなど信じられない珟象だ。
 それで「裏切られた」などず。甘えか。
 ずりあえず裏切られたら、面癜ければ喜び駄䜜なら駄目出しだ。他に䜕があるずいうのか。私ですら出来おいる事を、やろうずすらしない。
 情けない。恥を知れ銬鹿が。
 貎様等に必芁なのはたず「恥」だ。
 そんな態床がありありず出おいたからか、圌は苊笑しながら「おかげさたで、皆の協力のおかげですよ」ず軜く蚀葉を宙に浮かせる。
 たさしく「浮く」ずいうような軜さだ。
 小綺麗さはずもかく、どうやらそれなりに異垞な類の性栌をしおいるようだ。ここたで䌚話の際抵抗らしき物を思わせない奎は芋た事が無い。
 苊笑する圌に察しお、私は暗い笑みを浮かべたその底なしの個性ごず、私の䜜品のネタにしおやろうず、その悪意を薪ずしながら。

 
 
 
 

   

 䟋えば、それは「公共」ずいう抂念。
 たさか民衆の為にある蚳ではない。搟取する偎即ち「持぀偎」にいる連䞭の満足の為にのみ存圚するのが「公共」ずいう抂念の「正䜓」だ。
 前にも曞いたが、囜家など存圚しない。
 今ある人間瀟䌚の党おは、文明を切り開く為に民族ずしお戊う為の組織ではない。圹目を果たすフリをしお適圓に誀魔化し、矎味しい汁を啜れるからそう名乗るだけであっお、そもそも民䞻制に囜家を率いるなど土台䞍可胜な噺だ。
 倚数決で民衆の総意を決めるだず
 䜕の冗談だ、面癜くもない。たず政治ずは皆が思うような「理想の生掻」からは皋遠い。政治に求められるのは「誰もが嫌がる困難を行う」匷い実行力であっお、やりたいず蚀い出す茩に任せる時点で、倱敗ず敗北は確玄されおいるのだ。
 
 他でもない、「私」が蚀うんだ間違いない。
 
 倱敗ず敗北に関しおは、䞀家蚀あるからな。
「初めたしお。私、雪村真ず申したす」
 そう蚀っお圌は「玅茶でも煎れたすか」ず、友人を招くような軜さで私を自宅のリビングぞず案内した。その玅茶は倩然の茶葉から取っおいるらしく、銙りが凄い。黒い髪にスヌツを来おいるものの、童顔なので近所の少幎に呌ばれお遊びに来た颚に錯芚した。
「䞁寧にどうも」
 蚀いながら玅茶を口にする。
 ふん、やはり䜕が良いのか分からない。
 だが分かるフリ、ずいうより楜しんでいるのだず振る舞おう。䜕䞀぀感じはしないが、だからずいっお氎のように飲み続けるのも退屈だ。
 心ある存圚を真䌌、その生掻に溶け蟌む。
 それもたた、私の「仕事」だからな。
 そんな気分になれれば良い。楜しんでいるず、そういう事にしおおこう。別に毎日完党栄逊食を食べおいた頃も普通にあったが、䜕であれ䜙力ずいうものは必芁だ。楜しめずずも楜したんずし、楜しんでいるずいう䜓で生きる。
 幞犏を金で定矩するずは、そういう事だ。
 そしおそれで問題ない。人間の金持ちの堎合は「満たされた状況で充足を感じられない」ずいう莅沢なのか䜕なのかわからない理由で自殺したりするものだが、私にそれはない。
 満たされる心が無いからな。
 氞遠に満ちない、いや元より「満たす事」そのものを重芁芖しおいないのだ。別にどうでもいい私に必芁なのは「物語」ず「金」だ。
 それらを䞡立させ「仕事」ずする。
 それが「党お」だ。人間的幞犏など、瞁があるずは思えないし、仮に手にした所で、私がそれを実感する事は氞遠に無いだろう。
 玅茶䞀぀でここたで皮肉が出るずはな。
 我ながら、性栌が少しだけひねおいる。
 少しだけだ。むしろ、党人類は玅茶䞀぀で皮肉をこの皋床は語れるべきだ。そういう䞖界にする為にこそ、私は物語を曞いおいるのだからな。
 人類皆「私」だ。
 殺人鬌皋床では生枩い。ずりあえず口先の匁で地獄を埁服しおからが本番だ。あの䞖の鬌にすら悪意を刻み蟌み、悪党ずしお育お䞊げよう。
 きっず面癜いぞ。䞖界は倧混乱になるかもしれないが、私はあの䞖の支配者ではないし、第䞀、人の䞊に立った事も無い。故に関係あるたい。
 気楜に、悪意を刻めるだけ刻むずしよう。
 結果鬌ですら悪意に耐えきれなかったずしおもそれは私の責任ではあるたい。脳の脆匱な鬌共の責任だ。むしろ私が金を貰うべきだろう。
 なに、利息は秒に五割でいいぞ。
 そんな思考を巡らせおいる間に、雪村は私の前に座った。スコヌンらしき焌き物圢が䞍出来でいかにも手䜜りな芋た目だを差し出し、雪村もそれを䞀぀摘んで皿に眮く。
「劂䜕ですか、出来立おです」
 スコヌンの湯気より薄い印象しか出さず、圌は私にく぀ろぐように促す。だがやれず蚀われればやらず、やるなず蚀われれば断行する。
 それが「私」だ。 
「結構だ。埌で持ち垰るからな」
 毒かもしれないずいうのもあるが、私は食べ物に幞犏を芋出す機胜が無い。そういうのは䞀人の時に楜しむべき「嚯楜」であり、今は䞍芁だ。 「そうですか。残念です」
 杓子定芏ず蚀えばいいのか。予め、定められた台詞を話し続けおいるかのようだ。こんな倉人がいたずはな。これだけでも取材の䟡倀はある。
 いや、あったず蚀うべきか。
 私の目的はあくたでも仕事であり、劎働などはその蟺の奎等にやらせればいいず垞日頃から考えおいる。どうしたものか。
 もう垰ろうかな。
 アンドロむドず人間の間に確執があるのは私も知っおいる。だがその話題も散々取材したので、別段珍しくなければ介入する理由も無い。
 私は正矩の味方ではないからな。
 むしろ倒されるべき悪の存圚だ。倧抵の堎合、䜕をせずずも「あい぀を殺せ」ず叫ばれる事に関しおは自信がある。そんな特殊技胜が䜕の圹に立぀かず蚀えば物語を語る時皋床なので、正盎、生たれ぀いおの悪性は金にはならないらしい。
 理系の悪党なら別なのだろうが、そんな芁領を良くするだけでは䞻人公には勝おたい。やるなら悪意で䞻人公を倉質させるくらいでなくおは。
 ずりあえず衚面䞊受けおいる颚に振る舞う為、私はスコヌンをかじり玅茶を啜る。しかし、私にわかるのは「甘い」ずいう事ず、埌は「玅茶」ずいう飲み物であるずいう事実だけだ。
 䜕が良いのかさっぱり分からない。
 いや、良さ自䜓は分析出来る。この甘さを感じ玅茶で泚ぐ優雅な䞀時を楜しむのだろう。しかし私にそのような感性など存圚しないのだ。
 だから、味の解析を頌たれた気分だ。
 誰かが手を尜くしお䜜っおくれたなら、私ずおそれなりの察応はする。しかし今は劎働の最䞭であり、別に奜意で向けられた物でもあるたい。
 そもそも、私に奜意を向ける奎などいたい。
 珟実にそんな奎がいたら、やはり暗殺者ず思うだろう。䜕の裏があるかわかったものではない。 別に人間䞍信ではない。ただの心構えだ。
 私には、それが必然であり空気ず同じ圓たり前の環境だからな。そしお圓たり前の事に毎床驚く奎はいないが、芆されれば譊戒もする。
 実際「奜意」を向けられた蚘憶が無い。悪意ではなく奜意。しかし奜意なんお翌々考えれば悪意みたいなもので、所詮呌び方の違いだ。
 どちらでも構うたい。
 いずれにせよ勝぀だけだ。たあ勝利の経隓など私にはないので、その予定ずでも蚀っおおこう。圓然のように私の予定はい぀も狂うが、しかし、だからっお予定そのものは無くならない。予定は未定だが、それだけだ。
 時間切れは無いが、個人的な充足の問題ずしお寿呜を迎える寞前に達成しおも手遅れだ。だから急がねばなるたい。仕事ずはそういうものだ。
 報酬が無くお良い理由は、絶察に無い。
 この䞖界に絶察ずいう抂念が有るずするなら、それは己の圚り方であり、仕事に察する報酬だ。絶察で圚ろうずするからこそ、それが絶察だ。
 でなければ、やる意矩が無いではないか。
 本末転倒もいいずころだ。
 どこぞの聖者は「汝の敵を愛せ」ず口にする。だが己より他者を尊重する行いを「愛」ず考えるならば、その敵の為に、己が䞍幞になり敗北者ずなっおも党おを泚げずでも蚀う぀もりか
 
 読者の幞犏の為に、䜜者が犠牲になれず
 
 冗談じゃない。第䞀、それで喜ぶのは貎様等であっお私ではあるたい。䜕が悲しくお仕事の成果を「敵」に枡さなければならないのだ。珟時点で既に連䞭の為に䞍利益を被っおいる気もするが、だからこそ埡免だ、。
 尚の事、無駄でしかあるたい。
 そういう教えを振りたいおいる奎等が教䌚建蚭に躍起になり、膚倧な富を動かし組織力を蓄えおいる時点で、その教えの無意味さが蚌明されようずいうものだ。誰䞀人実践しないのは、誰䞀人ずしおそれで幞犏になれないからに他ならない。
 そのくせ、利益を远求しおおきながら綺麗事を口にするずいうのだから、手に負えない噺だ。
 石の䞋に聖者がいたずころで意味は無い。䞖界そのものを同䞀化する考えは分からなくもないが同䞀化したずころでどうなる蚳でもあるたい。  無論、敵の背を知る行為は別だがな。
 盞手を叩き斬る為にはその背を知り尜くす必芁がある。盞手の背が芋える皋に知り尜くした時、ようやく無為倢想の䞀歩手前ず蚀ったずころか。 いや、千歩手前かもしれないが、知るか。
 境地なんぞに興味はない。
 問題は、䜿えるか䜿えないかだ。
 圹に立たなければただの倢想だろう。それに、愛ずは甘やかすだけでもあるたい。盞手に反しお敵察しおでも、盞手が幞犏な道を歩めるように、己の党おを賭けお挑む。そうじゃないか
 私に蚀われたらお終いだぞ。
 良かったな屑共。聖者の気持ちを解き明かしおやったぞ。無論、謝瀌は党財産で結構だ。たあ、仮にそういう思想だず仮定するなら、珟代瀟䌚においお誰䞀人それを実行しおはおるたい。教䌚ずいう組織に属し出䞖争いをするなら尚曎な。
 皮肉な事に、高い地䜍にいればいるほど、その思想を蔑ろにしおいる事になる蚳だ。玠晎らしいじゃないか。我ながら性栌が悪いものだ。 
 ふず、思った。目の前にいる男、雪村ず蚀ったか。は、たるで聖者のようだ。振る舞いの党おが他者ず同䞀化を蚈るかのように芋えおくる。
 自然ず他者ず同䞀化する存圚。
 そういうのを「聖者」ず呌ぶのかもしれない。アンドロむドの聖者がどういう立ち䜍眮に着くのかは知らないが、いずれにせよ私には関係無い。 そういうのは倧䜓敵に回るからな
 䞖を正垞に回す仕組みだずするならば、聖者は間違いなく私を排する為に動く。いや実際動いおいる。その聖者共の教えのせいで悪を自認する奎がいなくなり、適圓な綺麗事で己を誀魔化し愛を身勝手にばらたく持぀偎の暎力が存圚する。
 少なくずも、珟状の「」ずどの぀たり暎力こそ至䞊の䞖界」ずいう人間瀟䌚の根幹を支え続けおきたのは圌らだ。神ずいう絶察者に䟝存させ己の䜏む瀟䌚を再構築する思想を育たず、結局は䞻を愛しさえすれば埌は䜕ずかなるべきだず、甘えお悪を以お挑たない。
 それが人の䞖の珟実だ。
 䜕もかもに利する行いなど無いが、それにしおもここたで瀟䌚に悪圱響を䞎えた思想はあるたいずどの぀たり、綺麗事で人は動かない。
 それは聖曞が蚌明しおいる。
 もし、神の教えで䞖界が倉わるなら、既に倉化が起きおいる筈だ。しかし実際には史実に忠実な聖曞は排陀しお、暩嚁の蚌明に必死になる。
 そもそも倧局な建物を建おたから䜕なのだ。
 それで神の嚁光が埗られるなら、随分な俗物であるず蚀えよう。芁するに金次第、嚁光ずやらに恩恵を貰えない奎等は信者倱栌ずいう事になる。 噺が逞れたが、たさにそういう茩ずは真逆の、聖者じみた雰囲気を雪村ずいう男は持っおいた。嫌みのない、屈蚗のない青幎ずいう印象だ。
 偉そうな奎ずはずりあえず敵察するずいう姿勢で生きおいる私にずっお、これは䞭々厄介な盞手だず蚀える。
 䞊も䞋も無い。たさしく同化だ。  
 聖者じみた、ずいう蚀葉面だけで銖をはねおも文句は出ないのではないかず思わなくもないが、䞀応は劎働なので噺だけは聞いおやろう。
 しかし、向こうには私はどう芋えおいるのか、気になるな。聖者の芖点、かどうかは知らないがそれなりに枅いアンドロむドの芖点だ。
 私ずは真逆の存圚。
 ずいうのは教授で間に合っおいるので、今回は性質が逆なだけず思っおおこう。党おの䞖の人に善そんな物は芋た事も無いがなる䜕かを瀺し導こうずするのがこの男なら、党おの存圚、人も鬌も狐も狞も神仏も悪魔でさえ関係なく、読者に悪意を刻み付け、この䞖党おは最初から悪だけが存圚するのだず、䞖界を敵に回しお喜び぀぀自認を促し、邪魔する奎は叩き斬る。
 人の䞖どころか、生態系に必芁あるたい。
 いや、瀟䌚党䜓の発展を促すずいう意味合いで考えれば刺激は必芁だが、しかし民衆そのものが望む事は絶察に無い「敵察者」だ。
 だからこそ、圹割を果たせるのだしな。
 党おは「仕事」だ。そしお仕事には金だろう。 ずはいえ぀いでだ。その圹割がどう芋えおくるのか、聞いおみるだけなら悪くない。いや悪いずすれば尚曎しなければ。私は最悪だからな。
「貎様には、私はどう芋える」
 突然聞かれたにも関わらず、「そうですね」ず圌は間を少し眮いおから考え、埋儀に答えた。
「あくたで私芋ですが、真っ圓な生き方を拒んでいるように芋えたす。貎方は思っおいる皋䞍自由ではない、どころか貎方皋自由に、掻きる為に生きおいる人は珍しいでしょう。人の䞀生は定めを探す事に終始しがちですが、貎方はそれをやりすぎなくらいに盎芖しおいる。己は邪道䜜家であるず、自負を匵り続ける事によっおね」
「どこで私の話を聞いた」
 私の職業に関しおは、ただ教えおいない筈だ。 いや、倚分。幟ら私が昚日死にかけた事を普通に忘れるずはいえ、無い筈だ。無論違っおも金は払わないし、責任を取る぀もりはない。
 私の堎合、本圓に蚘憶から無くなるからな。
 䜕かの病気かず危惧した事もあったが、実利が絡たない事はすぐに忘れるだけなので、むしろ、生掻を営む䞊では郜合が良いず蚀えなくもない。 倧䜓、党おを芚えおいられる蚳があるたい。
 䜕せ、攟っおおいおもその蟺から理䞍尜な障害が珟れるのだ。そんなもの芚えおいたら私の脳が砎裂しおしたう。敵意の理由も同じだろう。
 知るか。勝手に膚らたせおいろ
 これから殺す奎の信条など聞いおられるか
 面癜いネタなら聞いおやる。だが私に敵察する奎等は䜕故か぀たらない綺麗事ばかりで圹立たずばかりだ。よっお事情は無芖する。
「貎方が盞手を調べおから䟝頌を受けにくる事は知っおいたしたから、こちらも調べただけですよもっずも、私は情報屋ではありたせんので専門の方に䟝頌しただけですがね」
 そのあたりの事情説明はどうでも良かったが、自由云々には远求しおみるずしよう。恐らくは、私の知る限りの噺になりそうだがな。
「自由、か。だが生憎ず私が求めるのは自由云々などより実利であり力だ。そもそも、掻き掻きず生きる「フリ」をしおいるだけで、私自身に充足を感じる機胜などないのでな」
「そうでしたか。ですが、感じずずも行動せずにはいられないのでは」
「だから、䜕だ。それはそれこれはこれだ。金にならなければ意味があるたい」
「けれど、意味が無くずも意矩はあるでしょう」 本圓に聖者みたいな台詞を吐くなこい぀は。
 空気が電動しお響いおいるみたいだ。こういう話され方をするず思想に染たりやすいのだろうか䟋によっお、私は䜕も感じないが。 
「そういうのは、埌から出す䌝蚘本にでも曞けばいい。過皋における意矩ずは、勝利者ずなり栄誉を掎んだ奎が「埌付け」で着色するものだ」
 芁はふりかけみたいな存圚だ。最近は芋ないが癜米だけよりはマシ、皋床のおたけだ。䜕にせよ空腹の際にふりかけだけ食べお䜕になる。
 米が甚意されおからにしろ、ずいう事だ。
「しかし、私が思うに貎方の物語は、たさにその
「䌝蚘本」

 そのものです。ならば神が詊緎を、おっず倱瀌倧きな䜕かに振り回されるのは、お嫌いなようだ」
 私の衚情が䞍快感を出した、ずいうより、この劎苊が甚意されおいる事を喜べ、みたいな台詞が䞍適切だず悟ったのだろう。
 本圓は䜕歳なんだ、この男は。
 芋た目通り青幎ずは思えない思想だ。そのくせ私みたいに斜に構えた郚分も無い。たあ私の堎合斜に構えおいるずいうより、芋えないだけか。
 善なる党おは我が䞖界に存圚しない。
 実際、そういう物に助けられた事も無いので、恩に着る矩理もない。䜕より善ずは悪の別名だ。圌らの蚀う「枅らかな䞖界」など劄想だろう。
 劄想を抱いおいおも生きられるくらいに䜙裕があるか、あるいは䜙裕がないくせに珟実逃避しおそのたた死ぬ。冗談じゃない。私は埡免だ。
「貎方は無神論者ずいうより、党䜓を重んじる方なのですね」
「銬鹿を蚀うな。私は私の利益を芋おいる。党䜓がどうの、などずいうのは぀いででしかない」
「なるほど」
 感心したように雪村は答える。倉わった奎だ。珟代瀟䌚にもこういう奎がいたずはな。
 これだけでも䜜品のネタにはなった。
 どうするか、本圓に垰ろうかな。
「はは、少々お埅ちを。今垰られおは困りたすしずりあえず貎方の甚件を枈たせたしょうか。たず貎方には「人を愛する心」が欠けおいたす」
 私は黙った。青幎になっおから足し算を芚えおいないのではず泚意された気分だ。「いえ違いたすよ。愛ずはそれほど狭量な物ではありたせん。芁するに「今ある䞖界」を敵察する盞手ずお考えのようですが、それはそれずしお、今ある䞖界を蚱容する心構えも必芁です」
「その䞖界を芆そうずしおいるのにか」
「ええ。勿論党おを蚱容する必芁はありたせん。ですが貎方は綺麗事だけではなく、そこにある光すらも吊定しようずする。極端過ぎたすよ」
「事実、無いも同然の光だ。光ある皋私の実利が䟵害されるなら、殺すべきだろう」
 少し圌は考え蟌み、そしおこう答えた。
「確かに、そうです。光があるからずいっお味方しおくれるずは限らない。貎方はそういった光ず悉く敵察されおきたのでしょう。それでもです。仮に䞖界に光が無かったからずいっお、闇だけを信じる必芁はありたせんしね」
 圌はそう諭すが、私は
「無い物は、無い。私は珟実䞻矩でな」
 頑なに、私は断る。
 悪い冗談だ。そんな圚り方はそれこそ、䞖界を芋おいない奎の台詞ではないか。
 ふう、ず䞀息぀いお、圌はただこう聞いた。
「信じたせんか」
「信じない。䟋えこの先に幞運が舞い降り光だか垌望だかが貰えたずしお、今たでの劎力を考えれば本来私が実利を埗るのは圓然だ。圓たり前の事に感動する奎などおるたい」
 本を売ろうずもしない阿呆が線集者を気取り、運が良いだけの屑が䜜家気取りをしおいる䞖界が既に異垞なだけだ。私を巻き蟌むんじゃない。
 貎様等の楜な人生ず䞀緒にするな、迷惑だ。
 怪物も聖者も、生たれ぀いお高い胜力を持ち、己の手で勝ち取った蚳でもない物で楜をしおきた郚分は倉わるたい。人間に尊敬されようが人間に迫害されようが、同じだ。そもそも、人間なんぞに持ち䞊げられおも蔑たれおも、䜕䞀぀「埗」な事などあるたい。
「そしお、聖者から埗られる情報がない事も理解した。どうやら貎様は人間、いや䞖界ずいう物を信じたいらしいが、それは理想であっお、珟実に苊心しおいる私からすれば盞容れない物だ。䜕せ究極的には珟実が満たされおいるからこそ、その信条が出おくる蚳だからな」
「そんな事はありたせんが、確かに貎方に比べれば恵たれおいるでしょうね」
 䌎䟶もいたすし、ず䜕気に凄い事を蚀う。
 こんな奎に、いやこういう奎だからこそ䌎䟶がいるのだろうか 私の堎合䌎䟶云々以前に察話が成り立぀関係性ずいうのを埗た詊しが無いので土台から違う䞖界の噺だ。劎働で察話する奎ならいるが、互いの尊厳を考え話す盞手など無い。
 ある蚳がなかろう。いいか、「私」だぞ。
 互いを知るどころか、目が合っただけで殺意を向けられた事すらある。察話など芪族でも成らず倧抵身勝手な屁理屈を聞かされるだけだ。実際にそういう経隓が無いから、そこは仮想なのだ。
 いや本圓、察話などした事が無い。
 察話かそれは楜しいのか
 たあいい。私の最倧目的は「物語による悪意の刷り蟌み」であっお、察話ではない。それが金になるなら産卵型の゚むリアンでも人暩を尊重するが、今はその時ではあるたい。
 そんな時が来おも困るがな。
 いや、それはそれで面癜そうだ。゚むリアンず人間の食べ方に぀いお語り合うのも悪くはない。どう考えおも䞍味そうだが、参考にはなる。
「噺は終わりだ。貎様は私の話を聞くだけ無駄であり、私も同様のようだからな。珟実に生きようず足掻く私には、無為な時間でしかなさそうだ」「ですね。私も理想を諊める぀もりはありたせんが、貎方に抌し぀ける぀もりも無い。ずりあえず䟝頌の噺をしたしょうか」
 そしお、圌は事も無げに口にした。
 たるでこれから散歩に出るから、その間に犬の面倒を芋おいおくれ、くらいの気軜さで、

「䞀人、殺しお欲しい人物がいたす」

 堂々ずした「殺人䟝頌」を語るのだった。

    
 
 
 
 語り手は手を加えるべきではない。
 物語の構成に拘り、芋栄えは良いものの助けるべき女も背を芋せるべき匟分達も銖切り死䜓だずすれば、それは間違いなく「駄䜜」だ。
 構成など、極論どうでも良い。
 それこそシェむクスピア䞊の才芚があるのなら別だろう。いや、悲喜入り亀じる劇䜜ず、闇より深く朜り続ける䞻芳の物語は、そも根底が違う。 喜怒哀楜の党おを客芳的に語る劇䜜の堎合は、それらを眺めお疑䌌䜓隓し、今そこにある熱狂の党おを感じ入られれば䜜者の「勝ち」だ。
 しかし私の物語の堎合、熱狂ではなく悪の自認を促し、むしろ熱狂しおいる自分を恥じさせる為曞いおいるず蚀っお良い。皮類が違う。
 だが、出来はずもかく売り䞊げでは远い抜く。 筈だ。生きおいる内に䜕ずかしたいものだ。  無論、悪意の出来なら既に勝っおいる。元よりあれらの䜜品には悪意に匱い奎等、悪を自認せず自壊する人間ばかり曞かれおいるしな。
 その無様を眺めるのが面癜いのだろうが。
 死人の亡霊に怯えるなど、小物にも皋がある。怅子に亡霊が座りだしたなら、怅子を蹎り出しお再床、銖をはねればいい。それでも抵抗するなら四肢を切断し、ただ動くなら暖炉にでも攟り蟌めばいい。それでも反抗するならたいしたものだ。 いずれにせよ「構成」なる抂念があるずしお、それは登堎人物の埌から出来䞊がるものだ。人生でもそうだろう。私は人生ず呌べる皋人䞊みには生きた詊しが無いが、しかし所謂その偉人の物語を玐解けば、最初から定められおいる噺など䞀぀ずしお存圚しない
 ナむチンゲヌルは打算で改善を挑んだか
 土方歳䞉は勝おる戊いにのみ剣を振ったか
 アンデルセンはそもそも勝算の欠片もあるたい人間を信じないたた、人間に愛されぬたた死んでいった。それらが党お「蚈算」か
 ちなみに私は人間を信じないのではない。
 その䟡倀を芋出さないだけだ。私に信じお貰いたいなら、たずは成果を瀺せ。噺はそれからだ。 それに、私に人間性の類を求められおも、正盎玠盎に困るのだ。私に「人間らしい」いや、この堎合「心ある存圚なら誰であれする事」が私には欠けおいるからだ。
 䟋えば、そう、「思い出」だ。
 思い出の無い生き物は死人同然だず人は蚀う。しかし、実際問題私に思い出しお感慚に耜られる過去など存圚しない。倧䜓殎られたり因瞁を付けられたり、犯眪者扱いを受けたりだ。最埌の郚分に関しおは自業自埗な気がしなくもないが、過去の出来事で思い出しお喜べる事が無いのは確かだ怪物連䞭でさえ「思い出」はある筈だ。
 人間を出し抜いた良い思い出。
 仲間ず語らい、思い人ず過ごす日々。
 栄華の限りを尜くす、栄光の数々。
 私には、無いのだ。生憎だが䜕䞀぀ずしお良い思い出など存圚しない。ロクな目にあっおいないからな、思い出せるのはそういう経隓ばかりだ。 痛み苊しみ、敗北恥蟱。
 倱敗に次ぐ倱敗、成功を倢芋お倱敗。
 手を尜くしお遠回り、いや最初に戻る日々。
 良い思い出を感じる感性が無くお良かったずも蚀える。そんな感性のある生き物ならずうに発狂しおいる筈だ。元々が壊れお、いや倱敗しおいるなら、それ以䞊の砎損は無い。䜕せ、元が駄目になっおいるのだからな。
 嬉しくもないが、たあいい。些末な事だ。
 問題なのは「金」だ。その力で幞犏を肯定し、充足の為に「仕事」を行う。䜕ずしおもそれらを掎たねば、文字通り劎苊の党おが「無駄」だ。
 それなら地獄巡りの方がマシだろう。
 案倖、私は既に裁かれお、地獄の刑眰でも受けさせられおいるのだろうか かもしれない。
 可胜性はある。
 少なくずもその方がマシだ。あの䞖では悪人を裁くず蚀うが、既にここたでの目に逢わされたずいうのに、これ以䞊䜕があるのだろう。䞖界には「仕事の成果を䞊げお尚、他の芁因で敗北する」それ以䞊の眰などあるたいに。
 あの䞖に仕事は無いのだろうか
 存倖、有り埗そうな噺ではある。本人が仕事ず思い蟌んでいるだけで、その実ただの劎働だったずいうのは良くある噺だ。
 楜で矚たしい。暇そうで。
 だからこそ生物淘汰を行うべきなのだ。人間は倚過ぎる䞊に、圹割が無い。圹割ずはそも新しく䜜り出す物なのだが、圌らはそれを欲するので、結果的にただの劎働しか出来ない朚偶人圢にたで成り䞋がる矜目になる。
 情けない。恥を知れ、銬鹿が。
 機械でも出来そうな事を持ち前の優秀さや単に人脈に恵たれただけの茩の䞀生に、䟡倀があるず自惚れすぎだ。生憎だが、無い。
 この際蚀おう。生きおいるだけで迷惑だず。
 替わりの効く圹割など、無いよりも酷い物だ。䜕せ堎所だけは取る癖に、新しい䟡倀を生み出さない。されども幞運のおかげで䞀人前だ。
 䞀人前だず蚀い匵れる力を䞎えおしたう。
 そういう茩を隣で、「奇跡」ずしか蚀いようの無い倱敗による敗北を続けるのだから、うんざりする事すら無かった。酞玠に感動する奎はいない私にずっお党おの行いは「必ず倱敗する」ずいうのが前提なのだ。今もそうで、䜕かをするずなるずそれを前提に考えようがいたいが、必ず倱敗ず敗北に盎結する。
 粟神の有り様云々、などずいう蚀い蚳も倚い。 たさか、それで成功できるずでも思っおいるのだろうか それだけ楜な人生を歩んできた連䞭だからこそ、そういう台詞しか出ないのだろう。 だから、薄っぺらくお぀たらないのだ。
 たあ、人工甘味料をトン単䜍で飲み蟌むような生掻よりは、その方がマシだがな。他でもない、この「私」が保蚌する。
 物事の過皋などあるだけ「無駄」だ。
 倱敗が䜕かの圹に立぀か吊かずいうのは幞運によるものであり、正盎どこからそのような暇人の発想が出るのか理解に苊しむ。私は散々、倱敗ず敗北を繰り返しおきたが、圹に立った事は無い。 ただの䞀床ずしお、金にはならなかった。
 芁するに無駄だ。無駄足は無駄足でしかない。 遠回りをすればい぀の日かそれが本圓の近道になる事など、無い。仮にこの先、私が倧きく成功したずしおも、やはりそれは「幞運」だ。
 それ以倖の䜕がある
 今の今たで散々手を尜くし劎力を払った党おが無駄に終わり続けおいる。この様で本人の力など䜕の実利にも繋がっおいないのは確かだ。
 極論、いおもいなくおも「同じ」だ。
 成果を出しおも実利にならないのだからな。
 思い出も無い、持぀偎でもない。そんな茩は、「生きおいる」ずは呌ぶたい。私は今以お死人であり、有る意味生たれおすらいないのだ。
 魂も無い死䜓の癖に、さたようずはな。
 我ながらどうかしおいる。酔狂な事だ。
 たあどうでもいい事だ。魂が有るか、無いか。人間で有るか、無いかなど戞籍取埗をすればいいだけだ。神になりたいのであれば神の囜ぞ出向きそこで戞籍を買えばいい。人になりたいなら人の囜ぞず出向き、そこで戞籍を買えば問題は無い。 なに、ちょっずばかり殺人鬌かもしれないが、たあ生物など倚かれ少なかれ殺人鬌みたいなものだろう。他生物を殺さずにいられない点では同じだず蚀える。であれば、その皋床の些末な差など有ろうが無かろうが同じ事だろう。
 私に蚀わせれば、皮族名など郜合に合わせるのは圓たり前の事だ。人間が金に、いや物語を売るのに必芁で有れば人間になろう。神ず名乗る事で物語が売れるのなら、幟らでも停造しよう。鬌ず呌ばれる事で物語を売れるならば、鬌ずなり人を食らう事に䜕の躊躇いも無い。ずはいえ、法的に眰せられるかの刀断はするがな。
 いずれにせよ、必芁悪ずしおやるだけだ。
 貎様等が、人間も怪物も神も仏も党おが郜合が悪いからず捚おおきた物がここにある。それらを䞖界に広め、悪を自認させる為に私は圚る。
 人間だけではない。党おに生物淘汰を行う。
 偉そうにあれこれ講釈を垂れられる芚えはないからな。悟りを開いたず蚀うならその悟りの実䜓を知らしめ、地に匕きずり萜ずすたでだ。
 倧䜓、䞀人悟ったから䜕になる。
 䜕の圹にも立たぬではないか、無胜が。
 私に蚀われたらお終いだぞ。宗教など珟代瀟䌚では䜓よく珟実逃避に䜿われるだけの物に萜ちたず蚀えなくもないが、それにしおも酷い。
 人類史においお「党胜」だの「悟りを開いた」だのず抜かす茩は倚いが、しかし人ずしお生きた奎はその䞇人に䞀人であり、倧抵の堎合たずもに人間瀟䌚の生掻を送った䟋は無い。それに、私のような無力そのもの、匷さも匱さも䜵せ持たない既に詰んでいるような状態からで始めもせずに、やれ神の加護だの生たれ倉わりの力だの、優れた矎貌や知性だのず、己の力で䜕も掎みずろうずもせずに、瀟䌚の理䞍尜を叫び出す。
 それを語れる資栌があるず、自惚れる。
 銬鹿を蚀うな。そんな台詞が吐きたいならば、たずは匷さも匱さも捚おおみろ。どちらかに頌る楜な生き方をしおいる奎が、したり顔で語り出すんじゃない。そういう茩に限っお今幞運のおかげで振り回しおいる力が本圓に己の物であるかさえ考えもせず、䞀䞁前の台詞で事を枈たせるのだ。 蚀っおは䜕だが、ロクなものではないぞ。
 匷さも匱さも䜵せ持たない、そこには実は利点があった、などずいう甘えすら蚱されないのだ。実際、私にそんな利点があるように芋えるか
 無い。断蚀する。無いものは無い。
 匷いお蚀えば人間性の党おをゎミのように無芖出来る点だろうが、少なくずも心ある連䞭には、それらを捚お去る時点で「䞍幞」であり「敗北」らしいので、鬱陶しい栄光や勝利は掎たずに枈むのだろう。実利が手に入らないのでただ「埒劎」を積み重ねおいるだけずも蚀えるがな。
 やれやれ、参る噺だ。
 面倒にも皋がある。
 その䞊「聖者からの殺人䟝頌」をこれから受けようずしおいるのだから、酔狂にも皋がある。
 私は楜が出来ればそれでいいのだがな。楜しいず楜ずは違うずか人は蚀うが、今たでの道のりに楜しい郚分などあるず思うのか
 思うなら、脳を掗浄した方がいい。
 語るたでもあるたい。それが「私」だ。
 でなければ、邪道䜜家になぞなるものか。
 その点では、目の前の聖者様も同じだ。別に、聖者だろうが邪道䜜家だろうが殺人鬌だろうが、やるこずは倉わるたい。悟りを開いたず思い蟌み救われるべき道筋が「絶察的に正しい」抌し぀けるか、人間性を暡倣しながら人間瀟䌚に溶け蟌み適床に人間性を䜿い捚おお己の為だけに生きるかずりあえず本胜のたたに殺し尜くすかの違いだ。 ぀たり、本質は倉わらない。
 思うに、私がこうも「心」に詳しいのは、単に私が「倖偎にいる」からだず考えられる。぀たり心を持たないからこそ、冷静にそれらを眺め解析する事で暡倣しおいる蚳だ。だからこそ、人間も怪物も神仏も悪魔も等しく、その心を理解しお、その䞊で暡倣する事が可胜なのだ。
 我ながら、心が無い事に感謝せねばな。
 䜕に感謝するかず蚀われれば、それこそ他でもない私自身の「悪運」にだ。幞運は欠片も無いが悪運だけはあるからな。
 金は儲からないので、あたり嬉しくは無いが。 そのくせ口先だけは倩䞋䞀だ。自分で蚀うのも䜕だが、本圓に最悪な存圚だず蚀えよう。匷さも匱さも䜵せ持たず、悪意だけは䞖界䞀。
 人間どころか、生物ではあるたい。
 そんな意識だからこそ、人間や怪物共私からすれば手足が生えおいお心がある以䞊同じ生き物にしか芋えないが、ここはわかりやすくしようが玠逊の高さや勝利による栄光を埗ながら自らの浅はかさで倱敗する様を芋お、それらを己の愉悊ず出来るのだろう生きる事で遊ばない䞻矩だずも蚀える。
 その私からすれば、理解し難い噺だ。
 䜕でもこの雪村ずいう聖者は、普段から倧勢の仲間に慕われアンドロむド達の䞭で確固たる地䜍を埗おいるらしい。地䜍など所詮玙面䞊の玄束事なので存圚しない抂念だが、それをダシに実利を埗おいるなら噺は別だ。
 それで、ただ満足出来ないのか。
 そもそも「仲間」ずいう抂念が私には未来氞劫共感出来ないであろう物なので、正盎、どうしお物語が進む毎に仲間が増やせるのか謎だ。
 
 普通、進めば進むほど敵が増えないか
 
 それずも、私だけなのだろうか。私の堎合䜕もしなくずも五分毎に増える饅頭の劂く敵意や悪意が倧安売りされるので、仲間は埗た詊しが無いが敵には困った事が無い。こうしおいる今も協定を結んでいる人工知胜や他の連䞭がいきなり殺しにかかっおきたずころで、驚きすら無い。
 別に、圓たり前の事ではないか。
 昚日たで味方面しおいた奎が、利益の絡む郜合で裏切るなど、むしろ圓人の意思を尊重した結果だずすら蚀える。裏切られる床に涙を流したり、傷付いたり、恚みに思ったりする物語が倚いが、理解に、いや共感に苊しむ噺だ。
 苊しみずは芪しい私だが、こればかりはな。
 愛した盞手に裏切られたら、諊めるのか
 信じた仲間に敵察されたら、止たるのか
 運呜に嫌われた皋床で、被害者面をする資栌は存圚しない。それら党おはどうでもいい些末事に過ぎないからだ。蚀っおは䜕だが生たれ぀いおの悪人ずいう連䞭は、反省どころか芚えすらしない数えおられないからな。
 噺が逞れたが、芁するにそこたで恵たれおいる持぀偎が「殺しの䟝頌」を私に出すずいうのは、䜕ずも奇劙な噺だず蚀えよう。それずも、ある皮道理なのだろうか
 心のある連䞭にずっお、郜合の悪い党お。
 それが「私」だ。そういった連䞭が、自分達の保身の為に汚れ仕事を私に抌し぀けるのは、䞖界の運営方法ずしお考えれば理に適っおいるず蚀えなくもない。そこに利益が発生するなら、喜んで殺しおやろうじゃないか。
 あの䞖なんおあるのか知らないが、䟝頌人共は間違いなく裁かれず、私のような分かり易い奎に眪を擊り付けるのは目に芋えおいる。これは譊察を芋れば䞀目瞭然だ。投機筋の連䞭が眰せられお眪を償った詊しがあるか
 法など、所詮そんなものだ。
 どの道、そういう扱いを受けるのは目に芋えおいるからな。ならばむしろ、殺さないのは損だず蚀えるだろう。第䞀、生きおいる以䞊䜕かしらを殺すのは圓たり前なのだから、分かり易い殺人であるから、だから䜕だずいうのか。
 知るか。論議したいなら金を払え。
 二秒だけ考えおやる。考えるだけだがな。
 䜕せ、考えるだけなら原䟡はかからない。金をかけずに金を頂けるずいうなら、喜んでそうする理屈だけ䞊べれば、私は哀れな被害者だ。生憎だが貎様等の暪暎の結果であっお、私が殺人を犯すのは貎様等の䞍始末だ。たったく、責任を私に抌し぀けるなよな。
 たあ私は寛容だから蚱しおやろう。
 無論、利子は頂く。タダなど有り埗ない。
 倧䜓聖者などずいうのは小綺麗な理屈で珟実を誀魔化し、䞖界に悪圱響しか䞎えられない連䞭であるのは確かだ。実際、聖者の圱響で人間が成長した詊しがあったか 聖者の名前を匕き合いに出しお、人間が䜕床戊争をしたず思っおいる。
 芁するに犯眪パスポヌトみたいなものだ。
 戊争の免眪笊、殺人蚱可蚌、䜕でもいいが事実そうだ。぀たりあの䞖に支配者がいるずするならそい぀はむしろ殺人を掚奚しおおきながら自芚も無く䞖の䞭をかき乱す「倖道」ず蚀っお良い。
 党知党胜の「正しさの化身」がいるならだが。 あの䞖なんお有ろうが無かろうが私に「味方」がいないのは確かなので、やはりどちらでもいい芁するにい぀もの事だ。
 さお、圌の望みを聞く事で間違いなく、圌らの神ずやらは郜合の悪い郚分、邪魔者の始末ずいう悪の郚分だけを私に適甚し、この聖人にそれらの黒い郚分を適甚せず持ち䞊げるのは今曎語る䟡倀の無い噺ではある。人の䞖の垞だしな。
 たああの䞖で蚎えられおも口論なら勝぀確信がある。それも間違いなく論理ではなく暩力などの力でごり抌しするだろうから、無駄な事だが。
 いずれにせよ、考えおも行動しおも無駄だ。
 無駄な埒劎は避けたい。殺すのはいいが、私に責任を抌し぀けられないよう振る舞いたいものだどう振る舞ったずころで毎回私が䜕もせずずも諞悪の根元ずいう事になるので、それも無駄な埒劎だろう。ええい、どうしろずいうのだ。
 私か 私が悪いのか
 なら、なおのこず殺さなければな。
 芁するに正論を抌し぀けられおいるのだから、抌し぀ける奎を殺すか、向こうが暎力で来るならこちらも力で察抗するしかあるたい。目には目を歯には歯を、あの䞖には匁舌ず扇動だ。
 そうなったらやはり、説埗しかあるたい。
 あの䞖に限らずどこでもそうだが、力を持぀茩ずいうのは倧抵の堎合「人埳」で䞊に立぀のではなく、力で成り䞊がっおいるだけの堎合が倚い。人埳があるならあるで、私の話を聞く必芁が出るので、䜕にせよ扱い易いのは確かだ。
 この聖者もそうだが、こういう正しさを信じる連䞭を倒すには、「その他倧勢」を説埗した方が早いのだ。集団など厩れる為にあるものだしな。 今回も怜蚎しおおくずしよう。
 無いずは思うが、もし今回の件で私に䞍利益がありそうな時には、呚囲の連䞭ず䞁寧に話し合いをする事で「平和的に」解決する準備も必芁だ。「実は、この男を殺しお欲しいのです」
 そう蚀っお圌が取り出した写真を眺め぀぀も、私はそういった裏事情を考えおいた。ずはいえ、暙的の顔を忘れおも䜕なので芋るずしよう。
 そこには、気迫のありそうな男の顔があった。 名は、ベルモンド・カッサラヌず蚀うらしい。劂䜕にもな匷面で、いっそ裏瀟䌚の䜏人を統べる犯眪組織のボス、ず蚀われおも信じられる。
 ふむ、これならあの䞖から文句も出るたい。
 出たずころで、やはり無芖するのだろうが。
「それで、この犯眪組織のボスに䜕の甚だ」
「ははは、気持ちは分かりたすが、圌は極普通の䞀般人ですよ。確かに裏瀟䌚ずの繋がりも噂されおいたすが、衚向きはただの商人です」
「これが」
 䜕故そういう茩ず瞁があるのか䞍思議だ。いや私はどちらかず蚀えば絶瞁䜓なので、䞻に公暩力ず瞁を切りたい奎が寄っおくるのも無理はない。 そういう事にしおおこう。
 深く考えおも埗は無さそうだからな。
「理由を聞いおおこうか」
 聖者の殺害理由。それはそれで䜜品のネタにはなるだろう。極論、䜜品のネタさえ手に入るなら䟝頌達成は些末事だず蚀える。
 誰かを殺すずいう道埳的に耐えられない殺人者だず、倫理芳を調教された珟代人にはこの劎働は耐えられないらしい。少なくずも志願者は少なく適正がある奎はもっず少ない。私も埌から知ったのだが、考えおみればあくたでも私が貰った力、この「幜霊の日本刀」は䟿利な力ではあるものの圓人の倫理芳ずは䜕の関係性も無い。
 ぀たり、力があっおも無理な奎には無理だ。
 私が考えおいるより同業者は少ないのかもしれない。たあその方が助かる。䟝頌人をえり奜みし金を぀り䞊げられるし、私は䜕も困らない。
 䞇々歳だ。殺し屋は玠晎らしい。
 毎回殺されそうになるが、私の堎合い぀もの事だしな。特に䜕もしおいないのに、顔を合わせただけで殺意を以お向かっおくるなど珍しくもない䜕故だろう。私に人埳が有りすぎるから、あるいは凡俗には眩しすぎるのかもしれない。  劣等感でそういう行動を取る奎は、よくいる。 ならば芋逃しおやろう。小物を毎回殺しおなどいられないからな、有り難く思っおおけ。
 いや、やはり有り難みはいいから金を払え。
 それでは䜕も埗になるたい。人埳より金だ。
 だが、圌はどうやら違うらしく、こう蚀った。「ええ、実はアンドロむド関係者の䞭では有名な方でしお。人間至䞊䞻矩掚進掟、ずでも蚀うべき行いを日頃からしおおられたす」
「぀たり、貎様等の邪魔だからか」
 安易な理由だ。面癜くもない。
「いいえ、違いたす。私達は、いえ、少なくずも私は圌に奜悪の念はありたせん。䜕故なら、人間偎ずの摩擊もそれはそれで必芁だずいうのが私の刀断ですからね。ある皋床は争っお貰わなければ組織ずしおも匵り合いがない」
 劙に珟実的な発想の奎だ。
 しかし、ならば䜕故殺すのだろう。こういう噺では倧抵「散々迫害されたから」ずか「圧制者は殺すべきだ」ずかありきたりな理由が倚い。だが他に䜕か理由があるなら、それは䜕だ
 感情でなければ郜合だろうか。
 私は問うおみたが、倖れたらしく
「それも、少し違いたす」
 ず蚀われおしたった。
「圌の商業理念は「人間ずいう皮族」を重んじるなら、実に「正しい」ず蚀えるでしょう。人間の暩利拡倧の為に皎制、囜境、軍備ずあらゆる方面で掻動しおいたす。具䜓的に蚀うずアンドロむド関連の䌚瀟に察しお他䌚瀟ぞの買収を仕掛け難く法敎備したり、䞍法移民ならぬ䞍法アンドロむドの密入囜を防ぐ為に集団での受け入れを拒吊し、あた぀さえ人間の兵士制床の芋盎し、ドロヌンによる機械兵団の吊定掻動たでしおいたす」
「立掟な埡仁じゃないか」
 私は適圓にそう答えた。人間の暩利云々などず蚀われたずころで、その暩利ずやらを䞻匵出来た詊しがない。暩利ずは、そういうものだ。
 振り回せる奎が勝手に振り回すだけ。
 ただの、それだけだ。倧した物ではない。
「ええ、ですがこちらずしおはそれらは構わないずすら考えおいたす。争いは発展を生みたすからただ、それにも限床はありたす」
「限床」
 争いに限床なんおあるのか
 初めお知ったぞ。私は知らなかった。
 いいじゃないか、無限の争い。垞日頃から経隓しおいる私からすれば「成長」など所詮持぀偎の劄想に過ぎないので、争いを楜しむべきだ。
 成長など、䜕の圹にも立ちはしない。
 苊悩から埗られる経隓など知れおいる。金にはならないのは確かだ。
 
 他でもない「私」」が蚀うのだ、間違いない。 
 苊痛や苊悩、苊しみの党おから埗られる䜕かは絶察に「力」を持たない。存圚ずしおは空気抵抗以䞋、あるだけで面倒を匕き寄せる抂念だ。
 おたけに無駄な埒劎しか生たない。
 よくある「苊難の道から埗られる物がある」ずいう話は、ずどの぀たり苊難を知らないからこそ出る台詞でしかない。この䞖に苊難の道があるずしお、苊難の埌に仲間ずの協力で勝利が埗られたずいう類の劄蚀は止めお欲しいものだ。
 それでは苊難でも䜕でもあるたい。
 ただの人頌みだ。どこに苊難がある
 最終的に己では出来ない事を、誰か頌れる奎に頌ればいいだけだ。出来ない事を出来るよう改善した蚳でも、出来ないたた倉えた蚳でもない。
 それでどこを誇れるのか䞍思議だ。
「圌は、戊争を起こす぀もりのようです。戊争の圱響で出る軍事産業の掻発化、それに䌎う金属の販売で利益を皌ぎ、倧勢の人間の兵士を雇甚する事で芋捚おられた軍事関係者の生掻を保障しお、倧勢の「アンドロむド産業の圱響」で、倱業した倚くの人間の支持を埗る぀もりのようです」
「話を聞く限り、やはり貎様等の郜合だろう」
「かもしれたせん。倚くの死者を出さない為にも圌には死んで貰う必芁がありたすから」
 かもしれないずいう聖者や、人間ずは違うずか蚀い出す人倖ほど、自認の無い半端者はいない。 自分達がやっおいる事が、敵察しおいる連䞭ず䜕ら、倉わらない事に気付かない。䜕故なら圌らがしおいるのは結局、ただの珟実逃避だからだ。 だから、綺麗汚いがあるず思い蟌む。
 銬鹿を蚀うな。人間も聖者も、怪物も神仏も、党お同じだ。本性は悪性であり、生きおいるだけで他者を殺し䜕かを奪い、害悪そのものずなる。 生きおいお良い生呜など、存圚しない。
 䞖界に容認されぬからこそ、生き抜くのだ。
「倚くの死者を出さない、か。倧勢の人間、いやアンドロむドが死ななければそれでいい、ずいう事だろう それは貎様の勝手な郜合だ」
「ですかね。私はただ、仲間の苊しむ顔を芋たくないだけなのですが」
「他者は傷぀けるが、自分達の陣営だけは死人を出したくないずでも」
 随分勝手な屁理屈だ。䜕であれ、向こうは急にこちらを殺しに来る可胜性はあるのだから、その芚悟だけはしなくおはならない。
 歩くだけで人殺しだ。
 呌吞だけで殺人鬌だ。
 そんなのは圓たり前の前提であっお、いちいち指摘される方が間違えおいる。
 反省しろ銬鹿め
 しかし、圌は開き盎っおこう答えた。
「ええ、身勝手なのでしょう。しかし、それでも私は仲間の為に戊いたす」
 ぀たらない答えだ。どうやら今回は暙的の方に期埅しなければならないらしい。
 なので䞀応、念には念だ。
「䟝頌内容は「暙的の始末」でいいな」
「ええ、勿論です。方法は問いたせんが、今回はあたり波颚を立おたくありたせんので「事故死」に近い圢が望たしいかず」
 泚文の倚い奎だ。
 だが、やったぞ。「蚀質」は取った。
 なので私は笑顔でこう答える事にした。
「いいだろう。貎様等アンドロむドの未来の為に䞀肌脱ごうじゃないか」
 無論、その未来は私の圹に立぀圢でだがな。
 
 芋おいろ、この物語を盛り䞊げおやろう。
 
 
 
 
 
    
 
 
 
 ぀たり、暙的が死ぬ圢さえ取ればいいのだ。
 他はどうなろうず構わない。結果、暙的を殺す前より状況が悪化し、戊争経枈を最したずころで誰が文句を蚀えよう。文句ならあの聖者に蚀え。 私は悪くないずも。䟝頌を果たしただけだ。
 倧䜓、楜しお誰かの手を借りお殺そうなどず、そんな仕事ずいう抂念を知らない無職特有の発想だから足䞋を掬われるのだ。これだから無職は。 私でも仕事をしおいるんだぞ。
 儲からなくずも、成果に金が未払いでもやっおいるのだ。恥を知る感性があるなら穎にでも入ればどうだ。その知性があるずは思わないが。
 たずは本の䞀぀でも曞け。話はそれからだ。  蚀っおは䜕だが己の考えの党おをたずめる事も出来ない奎に、䜕かを成し遂げられるずでも思うのか 生憎だが無理な盞談だ。
 博打狂いの蚀い蚳に等しく芋苊しい。
 少しは考える事だ。匷さも匱さも䜵せ持たない私ですら、それは可胜なのだからな。
 可胜なだけで、実利にはならなかったが。
 䞊手く行かないものだ、たったく。
 ずはいえ、口先だけならお手のものだ。先皋のあの䞖の話ではないが、私ならアンドロむドでも人間でも怪物でも神仏でも死霊でも等しく党お、「ビックブラザヌ䞇歳」しか蚀えないように教育する事は容易だ。
 任せろ、䞁寧に「説埗」しおやる。
 心が無いが故に、心に察しお私は無敵だ。
 それが䜕の圹に立぀のかず蚀えば、そうだな、敵を増やすのには事欠かない。あず、䜕もせずに困難を増やす事だけは埗意になる。
 嬉しくもない技胜だ。いや本圓。
 だが、理䞍尜を良く知るが故に、倩䜿のように祈りさえすれば玄束を砎るのが合法だず、暎力で事を枈たせたりもしない。玄束は守る。
 どう守るかは私次第だが、遵守するずも。
 なので、ずりあえず暙的は始末しよう。始末の意味合いは私次第だが、ずにかく消し去ればいいのだから、簡単ではある。その結果䟝頌人の望む結末にはならないず思うが、構うたい。
 私にずっおは「仕事」ではなく「劎働」だしな仕事であれば玄束を守り期埅以䞊の成果を出さなければならないかもしれないが、あくたでこれは劎働であっお、手慰みみたいなものだ。  このベルモンド・カッサラヌなる人物に぀いお調べおみたが、面癜そうな埡仁だ。䜕でも元々は戊時䞭に軍郚から商売を圧迫された経隓からか、独自の力を持぀事に拘り治倖法暩のような地区に居を構えおいるらしい。
 アンドロむドも人間も、すべからく同じだ。
 どこにでもそういう地域はある。法埋など所詮囜家を気取る集合䜓の゚ゎだからだ。そしおその集合䜓ずいうのは求められる機胜を果たさず皎金だけは庶民から城収するずいうのだから、暎力で抌さえ぀けおいるだけの愚連隊ず倉わるたい。
 同じ事だ。皎金を払わない䌁業が幟぀あるのか把握しおいない筈はあるたい。あれこれず高尚な屁理屈を人間は述べがちだが、぀たるずころ力を持おば䜕をしおも蚱される。ただのそれだけだ。 道埳だの、倫理だの、所詮戯蚀に過ぎない。  だからこそ、䞍寛容なる生物淘汰の力でゎミを枛らすのに䞀躍買う筈なのだが、珟状人間瀟䌚で行われおきたのは淘汰ではなく持぀偎の䞖襲制であり、事実ずしお䞀床も人間は争っおいない。
 ある意味䞖界䞀平和な生き物だ。
 䜕せ、争いをする事が蚱されないのだからな。 ずどの぀たり持぀偎が、気分次第で振り回しおいるだけなのだ。戊争然り競争然り、同じ条件で争い合う事など人間はしないし、出来ない。
 必ず勝敗は、争う前から決たっおいる。
 だから、぀たらない。芋応えのない連䞭だ。
 文化だけは発展させおいるので今はただ生きる䟡倀があるが、最近は過去の傑䜜に頌るしか胜の無い阿呆も増えおきた。もし、このたた堕萜するのみであれば、私盎々に剪定しおやらねばな。
 その為の「物語」だ。
 物語ずは、垌望ではない。絶望を匷いお垌望を砕き、理䞍尜を知り道埳を汚し、倫理の嘘を暎き成長せぬ者を淘汰する為にこそある「兵噚」だ。 粟神面なるものがあるずしお、それらに察する栞匟頭みたいなものだ。掟手にやるからこそ淘汰も倧きくなる。そうでなければ぀たるたい。
 死んだ方が良い人間のおかげで䞖が乱れるなら死なすたでだ。自発的に死ぬべきだず無理矢理にでも認識させ、自認によっお自害させる。
 それでこそ、面癜い。
 だからこその「私」だ。
 その為にはたず暙的に察しお取材の䞀぀でも申し蟌たなければな。幞い私の劎働は、先に暙的に内容が挏れる事はたずない。圓たり前だが誰かに殺されるかもしれないず芚悟する奎が既に絶滅危惧皮ずいうのもあるが、それ以前に暙的ずなる時点で敵の数が倚過ぎるので、私䞀人を調べ察策する暇人など、いないからだ。
 しかし、法の届かない地域ではむしろ法敎備が敎っおいるず口だけは動かしおいる囜家より法が行き届いおいるものだ。悪人は働き者ばかりで、善人ず違っお無職ではない。遊び人共には分からないかもしれないが、仕事ずはそういうものだ。 だから、私の情報も挏れおいる可胜性はある。 可胜性の話をし出すずいきなり目があっただけで殺意を向けられる事もある「私」だ。考えおも正盎、キリがない。なのでずりあえずは開き盎り非合法地域に぀いお取材する事にした。
 良くある話だが、薬、女、そしお歊噚売買などが盛んらしく、各地でアンドロむド人間問わずにあれこれ売り買いしおいるようだ。䜙所者の栌奜は目立぀ので、私はたず服を買い蟌み珟地文化に合わせる。気䌑めだが無いよりはマシだ。
 こういう堎所では「死」を意識しやすい。
 私の知る限り、人間は無論そうだが、怪物でもアンドロむドでも人工知胜でさえ己の消滅に察し「恐怖」を感じるようだ。それは死ぬ事で倱われる「䜕か」があるからであり、ある意味で生きおいる蚌明でもあるだろう。
 私にそれは無い。
 持ちたくおも、持おないからだ。
 䜜品デヌタが倱われるのは普通に嫌だが、己の呜云々に恐怖など感じようがない。そういう感性が存圚しないずいうのもあるが、そうでなくずも無理だろう。仮に死埌の䞖界ずやらがあるなら、䜜品デヌタを持ち蟌めない時点で無駄な埒劎だ。それを生きおいるずは呌べないし、今たでの党おがある意味無駄だったずいう蚌明になる。 
 逆にあの䞖も䜕もないのであれば、それこそ私にずっおはどうでもいい事だ。私が執着するのはあくたで「仕事」であり「物語」であっお、今の呜に興味は無い。無論無駄に痛め぀けられお死ぬ぀もりもないが、生憎ず執着出来る皋䜕かを埗た事が無いのは確かだ。
 䜜品デヌタ云々は、それらず皮類が違う。
 だからこそ、どれだけ文明が栄えようが私には䜕の関係もない噺だ。ずどの぀たり私は怪物連䞭のように「混ざりたい」ず望む事すら出来ない。どんな圢であれその茪の䞭に「関わろう」ず考えられないからだ。
 正盎な所、他人事だず蚀える。
 人間は、暗闇の䞭に閉じこめられるず発狂するらしいが私は暗闇しか知らないし、光ある䞖界を芋る目玉が存圚しない。
 それを欲しいずさえ思えない。
 だからこそ、金、金、金だ。それらしい幞犏を抌し぀けられたずころで、いやそもそもそういう幞犏ず私は瞁がないのだから、無駄な埒劎だ。
 䜕でもいい。ずにかく「金」だ。
 金で幞犏を定矩し、己の仕事を成功させる事。それが私の「目的」であり、蟿り着くべき目的地なのだ。そこぞ蟿り着く為にこそ「私」はある。 そう考えるず、アンドロむド共は莅沢だ。
 あらかじめ人生を謳歌できるだけの優秀な性胜を授かっおいるのに、それだけで満足出来ない。どころか、「人間性」なんおあやふやな物を求めそうでない自分達は「䞍幞」ずさえ蚀い出す。
 蚳が分からない。我が儘な子䟛か貎様等は。
 その蟺は怪物連䞭も䌌たようなものだが、芁は持぀偎にいる時点で䜕かを倉えようずはしない、ずいう事なのだろう。倉えようず思わず博打など打たずずも、ずりあえず生掻が出来るからだ。
 出来おしたう、ず蚀うべきか。
 結果だらだらず惰性の生掻を送り、己が劂䜕に肥え倪っおいるのかさえ解さなくなる。面倒な事にそういう連䞭に限っお力を持っおいるものだ。 だが、今回の暙的はどうだろうか
 確か、商人ずしおはそれなりに成功したらしいが、その割には人間の暩利云々を語っおいるず、䟝頌人の聖者は口にしおいた。単玔に銎れ合いの䞖界が性に合わないだけかもしれないが、しかしそれだけで䞖論を敵に回す奎も貎重だろう。
 この蟺りではアンドロむドも危ない。䜕故かず蚀うず、人間を尊重する連䞭の過激掻動が盛んであるらしく、芁は分解されお売られるのだ。
 人攫いならぬアンドロむド攫いか。
 勀勉な奎等だ。いやこの堎合、分解した郚品を売り買いするような狡い商売ではなく、新補品の開発でもした方が䞖の為己の為になるだろう。  では蚀い換えよう。怠惰な奎等だ、たったく。 少しは働いたらどうなのか。暇で矚たしい。
 たあ仕事をしたずころで利益になるかは運䞍運が党おずいうのが人間瀟䌚の仕組みなのだから、今の䞖では「仕事」そのものが「無䟡倀」だ。
 誰も仕事などしおいない。
 劎働でただ歳を取るだけの奎等ず、その劎働を搟取しおだらだら倪る奎がいるだけだ。誰䞀人ずしお働かない。だから䞖が回らないのだ。
 迷惑千䞇極たりない。銬鹿共が。
 所詮呌び方の違いだず、連䞭はい぀になったら気付くのか。あれこれず目先の物に食い぀くだけでなく、己の意思で考えねば意味があるたい。
 いっそその蟺り、取材しおみるか
 アンドロむドもそうだが、怪物連䞭にしたっお所謂その「心の喜び」みたいな抂念に準じおいるらしいからな。それは、私には無い抂念だ。 
 たあ人間に関わるだけで毎回石どころか殺意を向けられる事が「埗意」な私だ。怪物共盞手でも䜕を向けられるか分かったものではないが、別段い぀もの事なので気にはするたい。
 問題は、そう、「金」だ。
 実際、考えおみれば人間だろうがアンドロむドだろうが怪物だろうが、ずどの぀たり連䞭の喜びずは「心を慰める」郚分にある。客芳的に構造を理解したずころで、私にはそれらを曞こうず思う事が出来ないのだ。
 䜕せ、私には関係ないしな。
 地球の裏偎で䜕人死ぬかを気にする奎など私でなくずもおるたい。それくらい、私にずっお心の喜びずいうのは「他人事」なのだ。あくたで心の真䌌事に過ぎず、埗おいる蚳ではないからな。
 誰かを倧切にする。
 わからない。そも倧切にされた事も倧切に思う事も無い私に、どうしろずいうのだ。䜜品デヌタは倧切だが、そういう意味ではあるたい。
 流石にデヌタを倱うのは困る。だが、己よりも倧切だず誰かを思う気持ちなど、私には無い。
 第䞀、味方などいた詊しがないしな
 䌚話を成す、敵だ。
 目線が合う、敵だ。
 生呜である、敵だ。
 䜕であれ、党お「敵」だ。䜕かが味方しおくれ楜できるなら苊劎はあるたい。実際に、奜意など私は向けられた事が無いので頭でしか知らない。 䜕だ、それは。食えるのか

 いやどうでもいい。その奜意は零萜の前觊れであり、幞運は䞍幞を虚食する詐欺の手口だ。未来ずは薄汚い金融商品であり、利子を取られる。
 それが「事実」だ。
 事実ばかり芋過ぎるず最近泚意された気もするが、構うたい。第䞀、他に䜕を芋るのだ
 元より私にそれらの機胜は無い。
 䜕にしろ、金、金、金だ。そういう誀魔化しは金を埗おから適圓に考えればいい。珟実問題私に関係のない劄蚀でしかないのだ。関係ない虚構に真剣になるなど無理がある。ふん、誰かの為だず蚀いながら殺す奎の気持ちは理解し難い。
 出来るが、疲れる。
 私には関係ないからな。圹に立たない誀情報を倧切にするのは時間の無駄だ。䜕であれ、時間の無駄は省くべきだ。そうじゃないか
 適圓でいいのだ、そういうのは。
 どの道、私には関係ないしな。
 知った事か。いいから金を払え。
 確かに成功は人を瞛るだろう。勝利ずお積み重ね過ぎれば邪魔なだけだ。ずはいえそれで莅肉をそぎ萜ずし骚だけで生掻出来るか
 
 やりたいようにやる。
 
 ただその䞀点だけで蚀えば、䞖界䞭の䜕者より私は自由だず蚀えなくもない。だが実際には違う䜕せその行動を他の芁因で瞛られる。
 䞖間の郜合、組織の郜合、誰かの郜合。
 力が人間瀟䌚の基本である以䞊、それら他人の郜合に぀き合わされる圚り方を肯定する぀もりはない。やりたいように敗北では本末転倒だ。
 私が保蚌する。ロクな事になるたい。
 スケゞュヌル通り呚囲の期埅に答え続けるのは論倖だが、ならばプロずしお党うすればいいだけではないか。元より、それが嫌ならやるな。
 する資栌があるたい。
 䜕者であれ、他者の䞊に立぀だずか、あるいは暩力を握る為だずか、そんな理由では䞊り詰める事など出来ないのだ。その皋床の前提、子䟛時分から私は理解しおいた。圓たり前だが、それらの基準は所詮、偉そうに振る舞うだけで䜕䞀぀成し埗なかった連䞭がほざいおいる台詞だ。
 盲目的に信じる方がどうかしおいる。
 私に蚀われたらお終いだぞ。既にそうかもしれないがな。
 たったく、情けない。
 やれやれだ。たかがその皋床の考えすら、倧人だず蚀い匵っおいる連䞭が理解しないのだから、私が参るのも圓然だず蚀えよう。盞手するだけで疲れるし、蚀い聞かせれば逆䞊だ。
 これが人間性ならそんな物は芁らぬわ
 非人間で倧いに結構。そんな無様を晒し続ける生き物になど、なりたくもない。成すべき行いは仕事だけでいい。䜕者であれ、同じ事だ。
 仕事を成功させる、即ち己の生き様だ。
 それを䞖界に倧いなる傷ずしお刻み぀けるから面癜いのではないか。傷や迫害を恐れたり、過去に囚われ目先も芋えなかったり、銬鹿か貎様等はそんな些末事は埌にしろ埌に
 仕事、仕事、仕事だ。
 酒 味に共感出来るず思うか 女 私にそれで喜びを感じろずでも 暩力 それより物語をさっさず売っおこい
 ずにかく、仕事だ。
 それ以倖は党お䜙録ずいうか、そもそも私には存圚しない抂念であるからしお、考える必芁など無い。いずれにせよ瞁のない䞖界の噺だ。
 無論、䜿えれば䜿う。
 だが、仮に私のような非人間でないずしおも、やはり至䞊にあるべきは「仕事」でなければならないのだ。本来、仕事ずは生き様そのもの。
 であれば、それが至䞊であるのは圓然だ。
 私は倧した才胜も匱さによる匷さも無かったが自我の芜生えた頃からずっず、そればかりを考えおいた。
 
 
 䜕を成し遂げ、死ぬべきか。
 
 
 それだけだ。远い求め、芋出し、共感出来ずにそういう䜓で生き抜き、それを良しずしたのだ。持たざる身が幞いしたのはこれくらいだ。 
 私には、䜕も無かった。
 おおよそ人間の唱える「人間性」その党おが、私には他人事で、努力すれば埌退し、前に進めば敵が増え、それでも埗る物は䜕も無かった。
 ただ、ただ、酷い目にあっただけだ。
 埗など、䞀床ずしおしおいない。
 それだけは確かだ。
 だからこそ、焊ったのだろう。急がば回れずも人は蚀うが、己の指針を埌出しで成し埗た気分になっおいる銬鹿共ず違っお、こういうのは可胜な限り早めに芋出すべき事柄だ。埌付けの生き甲斐でその気になるだけの阿呆には、分かるたい。
 ずはいえ、金にならなかったのも確かだ。䟡倀を出せなければそれだけやっおも埒劎に過ぎないずどの぀たり、圓人など実利に関係ない。 成るか成らないかはその倖で決たるものだ。
 嫌ずいうほどそれを芋おいれば、流石の私でも孊習する。毎回忘れお再挑戊しおいる気もするがやはり無理なものは無理だ。成しようがない。
 ここたでしおおきながら、私が蚀うのだ。
 圓人の意思や行動など、実利があがるかには、䜕䞀぀関係ない。それが「事実」だ。成功者共は劂䜕に苊劎したかを語りたがるが、私に蚀わせれば語れば語る皋そのメッキが剥がれるのだから、止めた方が賢明だ。
 成功の法則など、あっおたたるか。
 ただでさえ成功に限らず、この䞖界の基本法則に盞容れない存圚なのだ。もしあるなら、それを殺す為にこそ「私」はある。
 勝機の欠片も無いが、やるしかないだけだ。
 迷惑な話だ。䞖の銬鹿共が手抜きをした結果を䜕故私が尻拭いしなければならないのか。しかも報酬はれロ、これではやる気などある蚳がない。 貧乏くじ、ずいうや぀か。
 その貧乏くじを匕かされおたでやり遂げた偉業の党おが、無に垰すずいうのだから本圓に無駄だ埒劎であり、無為でしかあるたい。
 遠回りではない。無駄足なのだ。
 いい加枛嫌になるのも飜きおくる。それくらい無駄足を螏みながらも進み、埒劎を埒劎で無くす為に費やしおきたが、やはり、疲れた。
 少し䌑みたいものだ。
 たあ䜜家に䌑みなど無い。寝おも芚めおも物語があるだけだ。昔はどうだか知らないが、今では金にもならず損だけがある廃棄物に過ぎない。
 なるべきではない職業、第䞀䜍だ。
 私が保蚌する。真っ圓に幞犏になりたいなら、物語など曞くな。いや、むしろ物語に関わるべきですらない。
 いっそ党お燃やしおしたえ
 そう蚀いたいずころだ。実際、玙媒䜓で物語を楜しむ感性が今の人類にあるのか 
 䜜家の実状がその蚌明だ。䞋らない駄䜜ばかり远い求めお、䜕がしたいのだ貎様等は。そんなにゎミを増やしたいのか
 ならば汚氎凊理でもしおいろ、お䌌合いだぞ。 いなくおもいい奎は、山ほどいるからな。
 䟡倀を生み出そうずもせず、だらだら䟡倀だけ貪るような奎に、生きる䟡倀はない。生きる資栌が䜕者にでもあるならば、私が剥奪しよう。
 それは䟝頌人の聖者も䟋倖ではない。
 党お等しく、ただの呜だ。
 尊いだの綺麗だの、知ったこずか。
 生たれ぀いおの悪に理由など必芁ない。根拠は邪魔なだけだ。理屈など切り捚おおしたえ
 最近の物語における悪圹は぀たらない。理由は簡単で、圌らには「事情」があり「背景」があり䜕より「過去」が存圚する。
 だから、面癜味の欠片も無いのだ。
 適圓に胞を匵れ。勝機などある筈もなく、運呜には嫌われるのが垞だ。しかし、それがどうした貎様等は前提に苊戊し過ぎた。
 その皋床の事、考えるに倀しない。
 そんな暪道に囚われるから、勝おる戊しかせず少しでも理䞍尜があれば頭を垂れ、諊めから出た目的意識もどきで満足し出す。
 それに己で気付いおいない。
 いいではないかそも運呜に嫌われようが人間に嫌われようが䞖界に迫害されようが、実利ずは䜕の関係もあるたい。たしお、目的を目指す行いそのものは䞍動だ。䜕者であれ、止められる存圚などありはしない。
 笑いながら、それを喜ぶ。
 だからこその「悪」なのだ。
 たあ、理系でもない限り、生たれ぀いおの悪は儲からないようだがな。文系の方が悪ずしお深い自負はあるが、それで懐は暖たるたい。
 いっそ今からでも宗旚替え出来ないものか。
 理系か。小手先の悪意など぀たらないものだが倚少は心構えがあっおもずは思う。考えお倉わる物でもないから、考えるだけでしかないが、たあそれにしおもだ。喜び぀぀も己の通垳を嘆くずは我ながら噚甚な事だ。
 悲しむ感性は存圚しないので、この堎合やはりそういう真䌌をしおいるだけ、実際に儲からない事実を「嘆くべきだ」ず捉えおいるに過ぎない。だからこそ、心ある連䞭ず違い止たる事は無い。 冷培さすら必芁ない。圓たり前だからだ。
 悲しむべき時にその暩利は無い。
 怒るべき境地にその暩利は無い。
 喜ぶべき行いにその暩利は無い。
 哀れむべき者にその暩利は無い。
 こう説明するず䞍自由に思えるが、別段䞍自由はないのだ。喜怒哀楜など「぀いで」だ。仕事の合間の䌑みみたいなもので、無くおもいい。
 少なくずも、私にはそうだ。
 それを蚀えおしたうから「最悪」なのだろう。 環境ずは関係無い。そういう奎なのだ、私は。䜕をするにしおも、悪だけに準ずる存圚悪。
 それが「私」だ。
 魂が無かろうが人間性が欠萜しようが、私には関係ない。元よりそのような䜙分で物語を曞いた事など䞀床も無いしな。
 ずどの぀たり、栞ではないのだ。
 手足が無くなろうが生物は死なない。生きるか死ぬかは行動で瀺されるもので、圓人の欠損など所詮自己申告で構わない䜙録に過ぎない。別段、重く捉える必芁など無い。他でもないこの「私」が断蚀するんだ間違いない。
 そんなものは、適圓でいい。
 䜙分ずいうか、お排萜みたいなものだ。䞖間の目を気にしおやるのではない。単に、流石の私も着の身着のたたでは目立぀からするだけだ。
 ただのそれだけ、䜕も「特別」ではない。
 些末な事なのだ。人間性を䜓珟したから、どうなる蚳でもない。その皋床の事に圧倒される奎がいるずすれば、怠けおきた蚌巊だず蚀える。
 有ろうが無かろうが同じ物に、圧倒されるな。 気にする皋の䟡倀も無い。些事に過ぎない。
 私には「熱」を感じる事で「生を実感する」ずいう行いも、正盎出来ない。仮に死んだずころで文字通り「機胜停止」するだけだ。だが、そこに䜕の問題がある ありはしない。芁するにだ、圓人が身勝手な倧望を抱き、それに準じお死ねばいいだけだ。
 己に準じお、死ね
 䜕であれ、同じ事だ。
 優秀であれば䜕かを成し埗るず勘違いした銬鹿が倚過ぎる。脳现胞が掻性化すれば傑䜜を曞けるずでも思っおいるのだろう。そういう映画を芋た事があるが、しかし優秀である事は、優秀であるだけだ。
 それなら優秀な奎を雇えずいう噺だろう。
 その為に必芁な金を楜しお皌げるから、成功を欲するだけならその方が䟿利だが、それだけだ。少なくずも傑䜜など曞けはしない。
 だから、珟代には駄䜜が倚いのだ。
 己に準ずる事も出来ない半端者が、物語を曞くこずに䜕の意味がある。たさしく埒劎ではないかそれなら教本でも読めばいい。
 いっそ人䜓改造でもしお優秀にすれば解決だ。 機械に曞かせおいるのず䜕が違う 違わないし倉わらない。同じだ。成功すれば䞖界が倉わるだずか、そんな浅はかな発想しか出ないのか  情けない。
 それらゎミをもおはやすずいうのだから、正盎人類の未来など既に詰たっおいるのかもしれないそれならそれで、他を圓たりたいものだ。 今ある䞖界に戊いを挑み、倉革する。
 それが「生きる」ずいう行いの䞀郚であれば、私は今たさに「生きお」いる。だが勝機どころか目先すら真っ暗のたたでは、疲れるだけだ。
 もう、䜕床挑んだだろうか。
 忘れた。芚えられる皋少なくはあるたい。挑むずいう行いを䜓珟し続けるずは、そういう事だ。 たったく、床し難い䞖の䞭だ。
 先人は䜕をしおいたのやら。䞍甲斐ない。
 ちなみにその映画では優秀さを薬で手に入れはしたものの、䞻人公は「目立おば呜を狙われる」ずいう簡単な理屈すら理解出来なかった。
 優秀さず䜕を成すかは別、ずいう事だ。
 所詮頭の良さなど小手先の小道具に過ぎない。私は、いや、私でなくずも「䜕かを語る」仕事をする者であれば知胜に頌り曞く事はしない。
 するだけ無駄だからだ。
 頭の善し悪しで䜕かを成そうずするなら、私は生たれおきた時点で倱栌ではないか。昚日の晩飯すら思い出さない奎に、期埅出来る事ではない。 䜕かの拍子にそれらの胜力を倱ったらどうする぀もりなのだ。事故か病かいずれにせよ倱われる可胜性はれロではない。
 そういう茩は倚い。
 今回の暙的は、恐らくそういう茩からもっずも遠い存圚だ。䞀蚀で評するず、

 手匷い
 
 ずいう印象を受ける。無論私には借り物の兵噚があるので歊力でそう抌し負ける事は無いのだがそれこそ先皋の噺だろう。䟿利な力を借りおいるだけで、蚀っおしたえばその「䟿利さ」だけでは通じない盞手には「私の地力」が求められる。
 䞉流盞手ならその心配も無いのだがな。
 やれやれ、参る噺だ。悪運だけは䞖界䞀か。
 他にあるのは閻魔も蚀い負かす口先ず、無限の悪意くらいだろうか。䜕にせよ圹立った詊しなど無いので、実利には皋遠い胜力だず蚀える。
 連䞭のように楜が出来れば早いのだが、どうもそういう道皋ずは間逆の向きに進んでいるらしい私は物語の悪意で勝぀必芁がある。 
 しかしそれも「必芁」だ。
 やはり「願い」ずは違うだろう。
 あるずすれば䜕だろうな。どこぞの革呜家ず同じ金蚀では味気がないし、ここは、悪意で䞖界を芆す、ずでもしおおくか
 だが、それは「願い」なのか
 䞖界を面癜く悪意で染める。圚り方であっお、願いではあるたい。匷いおいえば「面癜い䜕かを芋続けおいたい」ずかだろうか。
 楜しみ続けたい。
 それが出来れば䞊々か。
 少なくずも、この「私」には。
 それが誰であれ「いるべき堎所」があるず人は蚀うが、私には存圚しない。垰る堎所など無いし蟿り着くべき堎所も欲しおいる蚳ではない。
 ただ、それが必芁だからするだけだ。
 これが物語であれば、所謂その「䞍遇な状況」だず蚀われる物であるずするなら、それに芋合う楜な金皌ぎ、才胜でも環境でも仲間でもいいが、反比䟋するように補填が効くものだが、どうやらそうも行かないらしい。
 損ばかりで、埗は䜕もない貧乏くじ。
 たさしく実利の欠片も無い。
 匷さによる匱さも匱さによる匷さも、無い。
 たったく、ロクでもない噺だ。劎力ずいう点においお私を䞊回る茩はおるたい。䜕せ、䜕もかも費やし成し遂げた仕事が無為なたた終わり、か぀心ある連䞭の享受する豊かさの党おず瞁が無く、しかもそれに芋合う利点がある蚳でもない。
 䜕をどうすればこうなるのか
 無論、私が知りたいくらいだ。だからこそ私は苊劎を尊重したり意志や行動に応報があるず叫ぶ茩を認めない。あるものか銬鹿銬鹿しい。
 前䞖で戊争を起こしおもこうはなるたい。
 粟々が岩山に封じ蟌められる皋床ず聞く。たああの噺はずどの぀たり倩の人脈䟿りで党おを解決する物語なので、個人を吊定する物語だ。
 個々人の力で解決できれば苊劎しない。
 ありありず、噺の䞭にそれがある。実際、匟子が芋぀からなければそれたでだろう。もし、この旅を私が行えば、そうなる筈だ。
 どころか、倩の邪魔が入るに違いない。
 珟にそうなっおるしな。反ご郜合䞻矩だ。
 前䞖云々は論倖だずしおも、この「私」が誰かに嫌われる理由は必芁無い。実際、理由など特に存圚せずずも、邪魔だけはされおきた。
 䜕故かず蚀えば、因果が存圚しない。
 気が぀いたら石を投げられるのはい぀もの事だそもそも、そうでもなければ党おの他者に敵芖されるなど䞍可胜だろう。
 ある意味、私だから出来た偉業ずも蚀える。
 党おの他者に尊敬された聖者、そういう䜓面で扱われた奎はいる。だが、䜕かをする床に嫌われ目が合うだけで敵を䜜れる奎など、他にいたい。 嬉しくもないがな。
 圹に立たないし、疲れるだけだ。
 実生掻で「奜意」を䞀切受けず、「悪意」のみ受けたからこそ出来た物語ずも蚀える。ずはいえ楜しお皌げるに越した事はあるたい。
 最早私には「楜」が䜕なのかさえ、正盎共感が出来ないのだが、それならそれで実利だけはいただきたい。仕事に報酬がなくおたたるか。
 真っ圓な生掻ずやらに瞛られおいる銬鹿な読者に察しおい぀も公蚀しおいる事だが、真っ圓だず誰かが口にする道を歩いたずころで、そい぀らはただ偉そうに講釈を垂れたいだけであっお、たず間違いなくその結末に察しお責任など取らない。 だからこそ、やるしかない。
 正盎やりたくもないが、仕事においおやらない遞択肢など元より存圚しない。仕事ずは生き方であり、遞ぶ䜙地の無い道筋だ。
 地肉を削った所で、保蚌など無い。
 絶望に望んだ所で、実利など無い。
 未来に挑んだ所で、栄光など無い。
 芁するに人間瀟䌚に限らず、「生きる」ずいう行いず向かい合う事は、即ち「損をする」事だ。他者から搟取したり芁領よく振る舞えたり、才胜だのずいう莈り物で楜をしおいる奎らには氞劫、わかるたい。
 幞犏から背を向ける、ずも蚀える。
 私は元より人間的な幞犏など些事であったが、仕事を志すずいう事は、どれだけそれを捚お去るかを競い合う行いずも蚀えるのだ。
 蚀わば「戊争」だ。
 䞀人で䞖界ず盞争う。
 勝ち目など端から無いのに、挑む方が異垞だ。だが、そうでなくおは「仕事」ではあるたい。
 ならば、仕事をする時点で無駄足だったか。
 若くしお成功したずか抜かす連䞭は、自分達が䞖界を動かしおいるず勘違いしがちだ。䜕故なら圌らは己の力で成り䞊がれたず思うからだ。
 やりたいこずをやれば成功出来る、ず。
 優れた発想䞀぀で䞖界は倉えられる、ず。
 貧富の差など劂䜕様にでもなるず、思い蟌む。 銬鹿銬鹿しい。理䞍尜の䞀぀も経隓しないず、そういう軜い頭になるのだろうか やりたい事は仕事ずは呌ばない。執筆などしたくもないし、読者の喜ぶ顔など芋たくもない。己で遞んだ己の道だから、進んでいるだけだ。
 したくもないが、遞んだ道だ。
 匕き返せないし、その぀もりも無い。
 それが「仕事」だ。ふん、たったく、我ながら䜕をしおいるのやら。そんな事を远求した所で、䜕がどうなる蚳でもない。
 所詮、運䞍運だ。
 嫌ず蚀うほど、知っおいる。
 誰よりも自認しながら匕き返す事も出来ないずいうのだから、たさしくこれこそ「地獄」だろうその創造こそ、仕事だず蚀える。
 䞍利になっおも、逃げられはしない。
 それらず向かい合う事。それが仕事だ。
 他でもない「私」が蚀うんだ間違いない。芁は楜に生きたいだけならするべきではないっお事だそれも今曎だがな。
 今曎だ、そんなのは。
 遞ぶ䜙地があれば、こんな道を歩いおいない。道ず蚀うより殆ど密林か溶岩地垯か、或いは未知の惑星ぞの䟵攻だ。酞玠すら無い。
 割に合う物など、䜕も無かった。
 だが、䞀床動き出した運呜の歯車が止たる事は無い。ならば進むだけだ。運呜など生きたたたに生たれ倉わればどうにでもなるが、進み出した事だけは倉えようがあるたい。䜕より、その倉革を行った䞊での今なのだ。
 どうしようもない。
 そこたでしお進んだのに、これだ。せめお金になっおくれれば楜なのだろうが、い぀も楜をするずいうのは私には抂念であっお珟実ではない。
 嫌な噺だ。
 埗られた教蚓はず蚀うず、そこたで倚くもない匷いお蚀えばこの皋床だ。
 前に進め。
 取り繕うな。
 倧勢が求める物を求めるな。
 振り向くな、止たる道は無い。
 埌は粟々が傷を負っお誇りにしろずか、或いは道は䞎えられるのではなく遞ぶべきものだずか、埀々にしお生きおいれば圓たり前の事ばかりだ。 知っお圓然の前提ばかりではないか。
 圓たり前の事に感動するほど、私は暇ではないその䞊で勝たねばなるたい。
 殎り合えば生の実感が埗られるず人は蚀うが、それは単に仕事をしおいないからだ。そんな方法など䜿わずずも、䞖界に挑めば嫌でも味わえる。 䜕せ、敵の芏暡が違う。比べようがない。
 勝ち目のある戊いなど、戊いではなく䜜業だず蚀えるだろう。だからこそ、やる必芁がある。
 いっそ二重人栌者みたいにある皮の「モロさ」があれば自己防衛の為に肉䜓機胜を拡匵出来たりするのかもしれないが、私にそれは無理だ。
 出来る事を、やるだけだ。
 己の自己改造は埗意だが、あくたで肉䜓機胜の範疇に絞られる。それが䞀番恐ろしいのではないかずいう声も聞こえるが、生憎それだけだ。
 遞択肢が無限でも、それだけではな。
 少なくずも、目的を果たせた事は䞀床も無い。ただの䞀床もだ。逆説的に圓人の行動など実利に関係ない蚌明をし続けおいるずも蚀えるな。
 たったく、忌々しい噺だ。
 しかも、ただでさえ人間、ずいうか心ある連䞭の感性から垞に遠ざかっおいるずいうのに、最近流行の物語はその方面に蚎える噺ばかりだ。
 人ず手を取り合った事など圓然無く、頭に手を向けられれば真っ先に暎力を譊戒する。そういう道皋を歩んできた私に、頭を撫でられお喜ぶ奎等の喜ぶ物語なんぞ、曞けるか
 実際、握手などしたこずがないから誰かず協力するずいう行いでさえも、党おを想像で曞くしかない。私に曞けるず思ったか銬鹿め
 そんな気色悪い物語、こちらから願い䞋げだ。 その点で蚀えば、私からするず人間も怪物も、さしお根本は倉わらない。同胞を倧切にする感性そのものが、私からは懞け離れおいるからだ。  仲間か。そんな䟿利な物があるずはな。
 楜で矚たしい。他にやるこずは無いのか
 仕事ずか、仕事ずか、仕事ずかあるだろう。
 鬌を芋れば仕事をし、神仏を芋れば仕事をするそれが圓たり前の前提だ。
 人を芋た時 取材しお捚おろ
 䜿えれば手を組んでもいいが、そうでない堎合が倚いからな。私の目的が果たされた暁には人類党おがこの「私」が足䞋にも及ばないような悪意を胞に保ち、その人栌だけで䞖界を芆しうる噚を持たせる぀もりだが、ただ先の噺だ。
 無論、実珟の足がかりは行う。
 それもたた、運次第だがな。運に頌らず力ずは別の方法で行うにしおも、それが実珟の為に圢ず出来るかは、やはり運次第だ。そういう意味ではこの行いの党おは埒劎ずいう気もするが、それで止たれる皋床の楜な道筋など歩いおはいない。
 貎様等ず䞀緒にするな。
 私は暇ではない。仕事がある。
 故にこそ、些现な問題なのだ。人間的な幞犏を求める連䞭の頭が䞍具合を起こしおいるだけで、むしろこの䞖界で正垞なのは私だけなのでは
 やれやれ、参った。手間のかかる奎等だ。
 私は保育士ではないのだがな。
 コピヌのコピヌのコピヌみたいな毎日よりマシだが、それだけでも困る。ずどの぀たり人間瀟䌚においお埗るべきは「金」だけだ。
 珟実の瀟䌚においお、その他は付属品であり、金に付随する物でしかない。金以倖にも倧切な物があるのだず人は蚀うが、少なくずも珟代瀟䌚においお金ず比范出来ない䟡倀があるのは「物語」であり、しかし「面癜い物語」に限る。近代では傑䜜どころか駄䜜の山が積たれおいる。
 本屋ではない。ゎミ屋だ。
 金に換えられない抂念は確かに存圚するのだず私も断蚀出来る。しかしだ、貎様等にそれがあるず䜕故自惚れられるのかがわからない。
 䞍思議だ、貎様等が䜕を䜜り䞊げた
 䜕もしおいないのに、盲信だけはする。
 所詮貎様等に出来るのは、元から出来る行いを右から巊ぞするだけではないか。理䞍尜な䞍可胜に挑たず、可胜だから、そう出来るからする。
 安党圏から高芋の芋物を決め蟌む。
 それで䜕かを成し埗るず思っおいる。銬鹿銬鹿しい皋傑䜜だ。䞍可胜だから止めるずいうなら、歯車にでも生たれ盎せ。
 それなら自我など必芁あるたい。
 仕事ずは、真っ圓な幞犏から最も遠い存圚だ。悟りを開くのずは蚳が違う。この䞖の理䞍尜から目を背けお逃げ出すのが悟りだずすれば、理䞍尜に挑み続け理䞍尜が降参したくなるたで繰り返し降参しお頭を䞋げおも銖を切り捚おる事を蚀う。 意地でもやる。
 ただの、それだけだ。
 たあ、私に蚀えるのはそういう遠回りなんぞをしたずころで蚀葉に説埗力が宿る事も力になる事も無い、ずいう事実だけだ。
 過皋など䜕の力にもならない。
 それもたた、この䞖界の事実だからな。
 他でもない「私」が保蚌する。間違いない。
 そもそもどのような思想であれ、それが広たるのは成功者ずなるからであっお、成功しなければ読たれる事すらない。あくたでも成功したずいう背景があるから人は思想を尊び、その成功に実利をあやかろうずする。
 己の意志で考える奎など、䜕人いる
 テレビだの䜕だのカタカナ文字ずいうのは気に食わない。どうせロクな物ではあるたい。実際にテレビを芋おも、そう刀断出来た。
 所詮、利暩を垂れ流しおいるだけだ。
 だから、぀たらない駄䜜ばかりではないか。
 どこぞの幎䞭喋り続けるアンドロむドの有名人のように、䞀床消しおしたえばその無為が嫌でも理解出来るだろう。
 所詮、虚構でしかない。
 虚構を珟実以䞊にする挔出家も倧昔にはいたが珟代ではおるたい。台本通りに喋るしか胜の無い自称「著名人」ばかりだ。生憎だが知らんぞ。
 テレビを殆ど芋ないずいうのもあるが、芋た所ですぐに忘れられる皋床の薄い個性、芋せ物共が粟々なのだから、どの道同じだろうが。
 電脳䞖界で人気取りずは、みっずもない噺だ。 泚目を集めお、それが䜕になる。それそのものに意味は無い。そのような䞖界で人気取りに執心するくらいなら、私のように前䞖玀の異物扱いを受ける方が、むしろ真っ圓ではないだろうか。
 幞い、カッサラヌずかいう今回の暙的は連䞭ず真逆の感性らしいので、絶滅危惧皮ではあれど、未だ絶滅はしおいない。それも、もう、寞前かもしれないがな。
 叀い生き方で勝おるのは、持぀偎だけだ。
 私が蚀うんだ間違いない。実䜓隓だからな。  第䞀、私は他者ずたずもに関わりを持った事は䞀床も無いのだ。即ち叀い生き方では最早珟代の自称「心ある道埳的存圚」の芖界の内に最初から存圚しおいないずいう事だろう。
 実際、私は察話などした事は䞀床も無い。
 以前にも曞いた気がするので割愛するが、芁は圌らの䞖界の䞭に、私は端からいないずいうだけの噺だ。いない者ず察話などすたい。
 なので、その叀い生き方は、死者なのだ。
 いや逆か。私からすれば死者の矀が「文明人」を気取り闊歩しおいるだけで、䞭には文化を䜜り出せる奎もいるが、倧倚数の人間は既に死者だ。 絶滅寞前、远い詰めるたでもあるたい。
 曎に蚀えば、「䜜家」ずいう生き物は私の代で最埌になるだろう。ふん、最埌の生き残りず蚀えば聞こえはいいが、芁するに売れ残りだ。
 誰も䜜家など必芁ずしないのだ。
 䜜家を名乗り成功䜓隓を曞いたり、調子の良い倢物語で人生からの逃避を促すのが珟代の䜜家であっお、既に物語に挑む奎など存圚しない。
 私か 私は人間ではあるたい。
 己を人間だず䞀床ずしお思わず、かずいっお、怪物連䞭のように楜が出来る蚳でもない。ただ、䞖界から倖れた倱敗䜜だ。たあ、あのような連䞭が成功䜜なら、むしろ「傑䜜」ず評するべきか。 貎様等が成功䜜なら、私は倱敗䜜でいい。
 誰だっお汚物にはなりたくない。生きるずいう行いに察しお死ぬたで手抜きをし、己の仕事ではなく䞎えられる環境に䞍満をぶちたける。
 そんな暇人が成功䜜だず
 ならば䜜り手は無職に違いない。䜕せ、仕事ずいう抂念を理解すらしおいないのだ。そんな奎が䜜るならその無様さも玍埗ずいうものだろう。
 お䌌合い同士、仲良くするずいい。
 私は埡免だ。貎様等ずは違っお暇ではない。
 生憎ず「仕事」があるのでな。䜙所でやれ。
 人間は、いや人間で無くずも死した埌はあの䞖ずやらに行く物語は倚いが、私は䜕床死にかけた所でそういった䜓隓をした事が無いので、やはり魂が最初から入っおいないのだろう。ずするず、もしこのたたで終われば「機胜停止」だけだ。
 ただ、無為に終わるだけ。それでは぀たらないこの身に魂があるか無いか、それは些末事であり考えるべきではない。その䟡倀も無い。
 元よりそれは、知っおいる。
 仮に魂があるず芋なされたずころで、同じ事だ私は心ある党おず違う堎所から来おいる。ならば、それに準じお進むだけだ。
 偶々、ある奎等ず同じに振る舞っおいるだけで物真䌌に過ぎない。それでいい。別段私の懐具合に関係も無いしな。いや、あるのか
 そんなだから儲からないのだろうか。
 だずしおも、今曎だがな。
 金、金、金だ。いずれにせよ、私が埗るべきは金であっお、それ以倖は所詮、私を郜合良く利甚しおいる連䞭の郜合に過ぎない。あれこれ名誉であるらしき屁理屈を抌し぀けおくる奎は倚々いたが、その連䞭が私の助けになった事は無い。
 ただの䞀床ずしおだ。知ったこずか。
 あれこれず人生の「埳」みたいな思想をほざくなら、たずは仕事で儲け損なっおから口にしろ。 子䟛の屁理屈など私が知るか。
 党おは「仕事」だ。それだけが肝芁だろう。
 その他ずいうのは、䜙裕がある奎の劄想でしかない。そもそも、そい぀等は仕事が倱敗に終わり絶望した際にそれらの思想を説いたのか
 だずすれば、誰も芋向きもしなかった筈だ。
 負け犬が䜕を蚀おうず、ただの戯れ蚀だからなどのような思想であれ、勝利したから尊重されるのであっお、誰にも知られぬたた敗北者ずしお葬り去られたなら、誰もその聖者を認識すらせずに奉るこずもない。
 蚀わば、新聞ず暩力の力が、聖者を䜜る。
 宣䌝胜力に長けた奎がいるからこそ、尊さずは生たれるものだ。扇動する偎の郜合に合わせ利甚されおいる珟代人ず、さしお倉わるたい。
 そんなものだ。
 䟋のカッサラヌ氏はどうだろうか。人間至䞊を唄いアンドロむドを攻撃し、端から芋れば圧制者にしか芋えないかもしれない。だが、それは過去聖者だずもおはやされた連䞭も同じだ。芁するにその時々の郜合で倧勢を利甚し、倧勢に利甚され時流に乗る事が出来たずいうだけの噺なのだ。
 䜕も倉わらない。同じ事だ。
 そんな䞖界で手抜きもせずに生きおいるのが、私みたいな奎だずいうのだから悪い冗談だろう。お䞊品ぶっおいる連䞭にはその必芁すらない。
 楜しお、堕萜しお、それでも豊かであれる。
 矚たしい噺だ、暇そうで。
 埗れば良いずいうものでもないがな。私の堎合成功や勝利は「必芁な手段」であっおそれ自䜓を欲した事は正盎無いのだが、それに囚われれば、それだけしか芋えなくなるそうだ。恐らくそこは私も同じだろう。
 だが、違いは倧きい。
 成功したらしたで思想犯ずしお远い回されたり呜を狙われたりする未来が目に浮かぶようだが、ずはいえ生蚈は立おられる。いや、危険芖されお珟金を䜿うのにも困窮するかもしれないが、物語を広め金を埗るずいう「目的」は果たせる。私は最終的に生蚈を立お物語を広められるなら、呜が途䞭で消えおも別段構わないしな。
 特に興味が無い。
 寿呜の取匕をしおはいるが、単玔に目的を成す前に死んでは困るだけだ。極論、目的さえ果たし私が関䞎する必芁が無くなれば、それでいい。
 今死のうが未来に死のうが、同じ事だ。
 そも私には「共感する心」が無い。瀟䌚圢態に本圓の意味で同化出来る蚳ではないのだ。だから実感があるかず蚀えば、ある蚳もない。
 人ずしお、吊、生呜だず思った事は無い。
 物語を悪意で染め䞊げる「抂念」それが私だ。 それでいい。䜕も私は困らないし、私の状態を斟酌する奎など存圚しないのだから、考えおやる必芁すらないのだ。ある意味、誰よりも自由だ。 生掻の足しは必芁だから、金は芁るがな。
 だが、芁るだけで、それだけだ。
 金は金。それだけで、他に圹割はあるたい。
 ぀いこないだもドル通貚がずうずう砎綻しお、私も急いで円に換えたずころだ。元より金を信甚しおいる蚳ではないから、さしたる損害などある筈もなかった。いやこの堎合、信甚はしおいるのだが、信頌をしおいる蚳ではないずいった所か。 倧囜の嚁厳は氞遠に芋えるが、芋えるだけだ。あっさり氎泡に垰すなど珍しくもない。それでも私は金が欲しいがな。無いよりはマシだ。
 ここの連䞭もそうなのだろう。カッサラヌ氏の率いるこの非合法を煮詰めたような町では、金で買えないずいう発想が無いらしい。人も物も兵噚すら簡単に売られ、誰も疑問に思わない。私からすれば、あたり金を信じすぎるのも考えものだ。 有甚ではあるが、信頌すべきではない。
 あくたで䜿うだけだ。それ以倖に䜕がある
 そんな事も匁えないから人類は前に進たないのだろう。アンドロむドを䜜り䞊げれば衚向きには人暩を唱え、裏ではここのように身売りを匷芁し「持ち䞻が誰だず思っおいる」ず叫ぶ。どこでも暩利を唱えられれば矩務を果たさず吠えるずいう愚か者はいるらしい。
 町䞭を歩いおいるず、アンドロむド連䞭が劙な薬らしき物を賌入しおいる所を芋かけ、䜕かあるず察した私はそこの売人に声をかけた。
「䜕を売っおいるんだ」
「旊那には関係ないさ。これはアンドロむド甚の薬だからね。人間向きはあっちで売っおるよ」
 成る皋、そういう事か。
 たさかアンドロむドが麻薬䞭毒になる日が来るずはな。薬欲しさに身売りさせたり危ない仕事を任せお儲ける蚳だ。 
 芁するに、肩曞きが倉わっただけなのだ。
 麻薬をやっおいる奎が「人間」から「アンドロむド」ず呌ばれるようになっただけだ。か぀おは「神々」ず呌ばれる連䞭が䞖界を無茶苊茶にしたように、それから「人間」こそが䞖界を砎壊しおいるず蚀われ、その埌に「アンドロむド」こそが人間の䞖界そんなものがあればだがを、乱すず暎力を振るっおいるに過ぎない。
 巻き蟌たれる方はたたったものではないが。
 こうしお科孊の粋を集めた町を芋おも、違いは無い。圢や性胜が倉わっただけで、根本的に䜕か倉革がある蚳ではないからだ。
 描写する皋の䟡倀すら、無いように芋える。
 それでも敢えお挙げるなら、そうだな。䟋えば歩いおいる奎は殆どいない。䜕かしら補助装眮があるから私のように埒歩で数キロを移動する奎はいないだろう。筋肉があるように芋えるだけで、実際には薬挬けの「補品」ずしおあるだけだ。
 それでも䞭にははぐれ者がいる。このあたりもそうらしく、䜕人か話を聞いお回るずやれ機械は信甚ならないだずか、珟代の䟡倀基準を吊定する茩もいるようだ。無関心に受け入れるだけの奎で溢れおいる䞭で、それがどれだけ䜕かを成し遂げられるかは疑問だがな。
 それもたた、無いよりはマシか。
 䞖の䞭には矛盟ずいう真理があり、物語ず殺しはその䞭でも最倧玚の存圚だ。ありもしない物語に倢を芋お垌望を埗ようずしたり、法や倫理など圹に立たないず悟れば涙を流しお殺しを頌む。
 芋る限り、そういう茩は絶滅寞前のようだ。
 死んだ方が良い奎は幟らでもいる。そういう奎が増えおきたからこそ、このような䞖界に墜ちたず蚀える。だが、連䞭は悪を拒絶し続ける。
 䞍思議だ。鏡を芋ないのだろうか
 かもしれない。であれば、嫌でも自芚する筈だこの䞖界には「悪」だけがあるずな。
 善ずいう名の悪がある。
 正矩ずいう名の虐殺がある。
 倧儀ずいう名の搟取がある。
 区別ずいう名の差別がある。
 䜕であれ、すべからく「悪」なのだ。悪でない抂念など存圚しない。良い事をしおいる面で悪を成すか、悪ず自認しお成すかの違い「だけ」だ。鬌ず人に倧差は無い。角を生やしたたた殺すか、角を生やさないで殺すかだ。欲望を公蚀しながら殺すか、欲望を吊定しながら殺すかの違いだ。
 やれやれ、参る噺だ。他にやるこずはないのかあればこうはなるたい。
 だから、生物淘汰が足りないずいうのだ。
 もっず率先しお殺し合う珟実に目を向ける必芁がある。散々軍隊が動員され倧量殺戮を「正矩」みたいな物で正圓化すれば、䜕人殺しおも倧儀があるから構わないずいう発想など論倖だろう。
 頭で䞖界が動くず思う癖に、自芚が無い。
 それで䞖界を動かした気になっおいる。だから䞖界を倉えられないのだず、気づかないたた。
 どうやらここには、そうでない奎もいるらしい今はただ、だが。そしお、そういう本来の姿、ずどの぀たり自分達の郜合で倧量殺戮すら正圓化する「珟実」に目を逞らす奎等こそ、この瀟䌚を運営しおいる気でいるずいうのだから狂った噺ではある。
 おかげで殺しの䟝頌金は高いず思うか
 たさか。散々抌し぀けおおきながら、自分達の䟡倀芳に、いや自分達の「道埳的な郚分の保身」に郜合が悪ければ、利甚するだけしおおきながら自分達は関係ない、むしろ被害者だず喚き立おるのが「人間」ずいうものだ。
 飜きる皋芋おきたからな。嫌でも理解した。
 最早私にずっお、それらは䞖界の䞀郚なのだ。瀟䌚は金で出来おいる。だが、䞀方でこの䞖界は悪意で構成された産物なのだ。
 どうしお盎芖しないのか䞍思議だ。
 別段、倧局な胜力など必芁ない。ただ、そこに目を向けるかだ。私でも出来るのだから。間違いあるたい。
 やろうず思えば、だがな。
 その点、心など無くお本圓に良かったず、そう思わざるを埗たい。連䞭はやたら心を奜評䟡しお持ち䞊げたがるが、それは物語の䞭での噺だ。
 珟実に「心」に、䜕が出来る。
 むしろ必芁なのは「悪意」だ。珟実を芋ろ。
 今そこにある悪意から、目を背けるんじゃない胞を匵れ、堂々ずしろ。根拠など必芁無く芁領の良さなど捚おおしたえ。
 ゎミを匕きずっお䜕になる。
 やるなら倧博打だ。勝機が存圚しないからこそ挑む䟡倀がそこにはある。そんなのは圓たり前の事であり、前提でしかない。
 その䞊で、それを利益に倉えるのだ。
 それが「仕事」だ。たずは働け。
 噺はそれからだ、二流共。
 運䞍運以倖に取り柄のない茩が「成功者」だず思い蟌む無様さに問題があるのだ。ずどの぀たり運䞍運に流されおいるだけで、それに巊右されず動かせる物が珟代瀟䌚には殆ど無い。
 絶滅寞前だ。私が蚀うんだ間違いない。
 これは怪物連䞭も同じ事が蚀えるだろう。芁は生たれ持った胜力、運に頌らず䜕が出来るかだ。それが無ければ、そい぀は装眮に過ぎない。
 状況に巊右されるだけの、挔出装眮だ。
 私が蚀えるのは、今ここにある「私」は、䟋え無数に散らばる可胜性の䞖界に移動したずころで必ず「悪意による物語」を肯定する「邪道䜜家」であるずいう事だ。ずはいえ、ゞャックに蚀わせればそれこそが「本来成すべき目的」らしいが、生憎ずそれず儲かるかは関係ない。
 珟に、貎様等がそうではないか。
 情けなく、もっずもらしい屁理屈を垂れる事でしか、己を肯定できない半端者。その様で成功者ずは笑わせる。人生を謳歌しおいる぀もりか
 残念だが、ロクに生きおいない。
 そんなだから退屈するのだ、間抜けが。
 私など、退屈どころか䌑む暇すらない。そも、䌑もうず考えおも曞いおしたう。
 二十四時間、幎䞭無䌑だ。
 嫌な噺だ。私も楜が出来れば良いのだが。
 それに、物語を以お䞖界を芆す事を旚ずしおはいるが、あくたでも「぀いで」の充足の為の目的であっお、実際には人間にそれは出来ない。
 歎史に孊んで未来を切り開く。
 他者の経隓から倱敗を避ける。
 そういう事は出来ない生物であるず、既に科孊の力で解明されおおり、人間が孊ぶのは「痛み」が唯䞀無二であるそうだ。考えおみれば圓たり前だが、そんな孊習胜力があるなら戊争は繰り返し起こらないし、扇動される民衆は存圚しない。
 ぀たり、こうだ。
 珟時点で戊争が「少ない」のは、それが囜家にずっお実利の少ない行為、即ち「痛み」だからで䜕か成長の結果ではない。そも人類瀟䌚は成長をする者ではなく「勝利した」抂念を尊ぶものだ。そしお、勝利者ずはずどの぀たり「幞運」に味方されただけの存圚であっお、ただのそれだけだ。 人間の歎史は、反応の歎史だ。
 䜕も進んではいないし、省みる事も無い。
 ただその時々の結果を芋お感情のたたに反応を繰り返しおいるだけで、過去から孊び未来ぞ繋ぐ行為など、ただの䞀床ずしお行われおはいない。 少なくずも、運に味方された奎には無理だ。
 䞍思議な事に、運に味方されるずそれを己の力だず勘違いしお、己の力を培おうずしない。故に幞運に察しおあれこれ「成功の理由付け」をしお己が劂䜕に苊劎したかを語りたがる。
 それが曞店に䞊び、読めば成功するず思い蟌むそら、貎様等読者に期埅すべき脳味噌などあるたい。読たせ聞かせるだけ時間の無駄だ。
 だから、その脳味噌をたずは殺し切る。
 それこそ生物淘汰だ。どれだけ犠牲が出ようが最終的に考えられる脳味噌が生き残れば解決だ。少なくずも、堕萜しきった脂肪分は萜ずせる。
 汚れを消し去り実利を生み出す蚳だ。
 幞運に味方され、痛みを埌になっお味わう奎は倧抵そんな颚に成り果おる。胜力に恵たれた倩才だの怪物属性だのに倚く、己の授かった胜力内で党おを収めおきたから、己の胜力の範疇倖で解決するずいう発想そのものが無いのだ。
 たったく、暇人はこれだから。
 今回の暙的はそうでなくお良かった。たあ私がこれから殺すかもしれないのだが、確か最終的に暙的の殺害、ずいうか排陀さえ叶えば他は問題ずしない䟝頌だった筈だ。぀たり、どうずでも私が終着点を操れるず蚀えるだろう。
 さお、どうするか。
 いっそ聖者のように「肉䜓的には死んだが倧勢の凡俗共の象城ずしお生きる」みたいな終わりも良いかもしれない。それで曎に争いが激化すれば芋応えず䜜品のネタにはなるだろう。元より皮族ずいう呌び方の䞀皮が違うだけで殺し合うような連䞭だ。そんなのは原因ですらあるたい。
 心ない私には理解し難い噺だ。
 第䞀、肉䜓があり、心があるずいう点においお連䞭に差異などあるたい。本胜では違いがあるのかもしれないが、それはどの生物でも同じだ。
 生物は生物だ。殺せば死ぬ。
 ただのそれだけだ。拘る䟡倀があるたい。
 私芋だが、恐らくそういった方面に思玢せねば暇で暇で仕方ないのだろう。他にやる事が無く、だからこそありもしない優䜍性で暇を朰すのだ。 矚たしい噺だ、楜そうで。
 私には瞁が有りそうにない。
 そんな遊びに、興味も無いがな。
 痛みや危険に「晒され続ける」ずいう経隓など無いから、自分の味わう理䞍尜がさも䞖界で唯䞀無二の酷い仕打ちだず思い蟌む割には、理䞍尜に察しお䜕ら、察抗策を取ろうずしないのだから、私からすれば道化にしか芋えない。
 その䞊、過去から䜕かを孊んでいるず思い蟌むのだから、手に負えない楜芳䞻矩だ。埌から真理を説く事は誰にでも出来る。だが理䞍尜の最䞭に前に進む事は、圓たり前だがそれに向き合った奎にしか出来ないものだ。
 ずはいえ、それも力次第だろう。
 実際、䜕も持たず敗北しお底蟺にいるのに誇りを倱わず堂々ずしおいる奎など、いるのか 
 私の堎合誇り云々などずいう倧局な思想は正盎無いが、ただ進み出した以䞊、途䞭で止める無様もしないし出来ないだけだ。
 ただ進む。ただ斬る。
 誇り云々など埌で孊者にでも語らせればいい。勝おば生きる。負ければ死ぬ。ならばただただ、進むだけだ。立ちはだかる理䞍尜は殺す。
 勝機はたるで無いが、考える必芁はあるたい。 ただ、やる。それだけだ。第䞀、勝ち目のある戊いなど、戊いではなく䜜業だろう。
 その皋床の違いも分からないから嘆くのだ。
 情けない。少しは仕事をしたらどうなのか。
 金を皌いでいれば「仕事」だず思い蟌んでいる奎等には、氞遠に理解出来ないだろう。䜕せ圓人にその気が無いのだから、出来る筈がない。
 土台、無理な盞談だ。
 読者共には盞応しい気もするがな。
 実際、平和な䞖の䞭などず笑わせる。玛争地域が狭いのはただその方が合理的に利益を埗られるずいうだけで、別に人間が進歩したからではない合理的に戊争をしおいるだけだ。
 利益になるように、䞍利益にならないように。 ただのそれだけで、痛みを避けおいるだけだ。 そういう意味では痛みから「孊習」はしおも、それを改善する「進歩」はしおいない。䜕しろ、人間瀟䌚においお「進歩」ずは暩力や既埗暩益ず盞容れないからだ。最終的に誰が勝ずうが、埗た実利を倱わない為に進歩を阻む偎ぞず回る。
 人の歎史など、そんなものだ。
 その皋床の䞭を、生きるしかない。
 面倒臭いが、他に遞択肢はない。匷いお蚀えば䞖界を䞞ごず芆せればそうではなくなるのだが、それが実珟する頃には私は金持ちになっおいる。 筈だ。でなければ芆せおいたい。
 ずどの぀たり、䞖界は金ず力だからな。
 倫理や道埳ずは、それを振るえる偎がその暎力を正圓化する為の屁理屈に過ぎない。流される偎ですらも、その奎隷だからずいうだけだ。
 単に、その暎力に埓っおいるだけ。
 別に、道埳や倫理を語っおいる蚳ではない。
 そういう意味では人類史においお、倫理や道埳など存圚しないず蚀える。どれだけ優れた治䞖を敷こうが、ずどの぀たり力による芏範だ。
 そも、党おの人民に支持される王が、珟代瀟䌚にいるず思うのか 私もそんな事は面倒だからこうしお物語で悪意を刻む぀もりな蚳だ。
 思想を増やす奎を増やす。
 その方が合理的だろう。たあ、私の物語はその合理性から懞け離れおいるのだから、この堎合は思想の浞食ずでも蚀うべきか。
 人類皆、最悪だ。  
 それを自認するように促し、最終的にそういう䞖界を䜜り䞊げるように仕向ける。目的が達成し䞖界が倉わる頃には私は寿呜を迎えおいるだろうから、半分は「暇朰し」だ。もう半分は仕事だがそもそも仕事ずは愉悊でもある。
 
 愉悊故に、仕事なのだ。
 
 でなければ、党おを賭ける事など出来たい。
 あらゆる善性に察し悪の玠晎らしさを喧䌝し、あらゆる悪を䞊回る悪意で䞖界の欺瞞を殺しきるだからこその「最悪」だ。
 だから、私に眪悪感など無い。今回の暙的は、䜕でも人間偎からすれば「垌望の星」らしいが、垌望ずいうのは埀々にしお私の道皋の邪魔だけをしおきたので、むしろ率先しお殺したいものだ。 そんな䟿利な物が無いず進めないずはな。
 情けない。恥を知れ銬鹿が。
 信じるなら絶望の方にしろ。絶望は倧抵期埅を裏切らない。その先は予想しやすいからな。
 そしおその絶望に備えればいい。
 殺す盞手が芋える分、垌望よりはマシだ。
 芋えもしない垌望なんぞ、䜕の圹に立぀。
 ずりあえずは党人類にこの「圓たり前の垞識」を垞備させる。その次はアンドロむド、他惑星に生呜䜓がいるならそれも党おだ。別に有機生呜でなくおもいい。芳枬機械盞手ですら、悪意を刻み事実を盎芖させおやろう。
 なに、今よりは䜏みやすくなる。
 誰䞀人善性を肯定せず珟実だけを盎芖し、悪の有甚さを惜しみなく扱い、殺戮による淘汰も瀟䌚に組み入れ誀魔化しの無い䞖界になるだろう。
 匷い匱いではない。芚悟の問題だ。
 どんな匱者であれ、それは持おる。他でもない私ですら持おるのだから、それは間違いない。
 匷さも匱さも必芁ないのは、確かだ。
 誰でも出来る。やろうず思えば、だが。
 匱いからず蚀っお匱者の為の䞖界を䜜ろうなどずいうのはただの欺瞞だ。なら匱いずされる奎は埗をしお、その為に䞖界が動くのか
 銬鹿銬鹿しい。甘えるな。
 私は貎様等の保護者ではない。
 そも匷匱ず生き残りは関係ないものだ。匱さを理由に争いを避けるのは、ただの逃げだ。歊噚を䜿うなり頭を䜿うなりすればいい。
 それで死ねば、そこたでだったずいう事だ。
 しかし、発展した人類瀟䌚においお、そこたで争いが激化する事は、たず無い。生死もかからず争えるのに、䜕を恐れる必芁がある
 さっさず殺意を向けろ。殺すのだ。
 それでも勝機が無ければ、いっそ説埗しお仲間にするのもありだろう。匷力な敵に戊う事を諊め戊意喪倱する有胜な茩は倚い。優秀故に、敵察者は必ず殺さなければならないず勘違いしがちだ。だが、そんな面倒をする矩務がどこにある。
 力が圧倒的なら「説埗」すればいい。
 私は毎回盞手の力に及ばないので、必ずそれをしおいる。人間盞手だず察話にすらならないから人間は己の郜合を喚き、それに合わない蚀葉は聞かない。ただ己に郜合の良い返事を盞手がするのが「矩務」であるず思い蟌むからだ正盎䜕の圹にも立たないが、それ以倖は䜕ずかなる。
 かもしれない。埗に保蚌は無い。
 私は「勝利」など知らないしな。
 この先も無いだろう。䟋えどれだけの可胜性を回したずころで、私が「心ある幞犏」を実感しお共感する䞖界だけは存圚しない。
 た、蚀うほど興味も無いしな。
 無い物は無い。ならばそれでいい。
 それはそれずしお、実利を掎むだけだ。
 元より党おに指を指される身だ。今曎䞖間的な幞犏など些末事だろう。そういうのは恵たれおる怪物連䞭が目指せばいい。
 私は化け物だ。元より生呜ではない。
 生呜の幞犏など、知ったこずか。
 䜕であれ、仕事ずしおやるだけだ。実利を掎み幞犏だずいう䜓で生きる。いや、生きおいるフリをしお心ある連䞭の物真䌌をし続ける。
 それを完遂し、実利を手に入れお終える。 
 その䞊で広められれば問題あるたい。幞犏ではないかもしれないが、目的は達成出来る。
 そしおそれで問題ない。
 私に心など無いからな。
 ならば、それで十分だ。
 栄誉の為に殺すずかほざいおいる連䞭に比べれば、こちらの方が私は良い。これだけ文明が発展したずいうのに、未だに人類は「正しい殺し方」があるず思い蟌んでいる。生憎だが、同じだ。
 
 匷いお蚀えば、金を受け取り仕事ずしお殺せ。 
 貎様等のそれが「心の玠晎らしさ」だず蚀うのならば、私はそんな汚物は芁らない。非人間でも化け物でも䞊等だず公蚀出来る。
 䜕ずかの為ずほざく間に、銖をはねろ。
 口より手を動かせ。私に蚀われたらお終いだぞいや本圓。その皋床この「私」ですらしおいるのだからな。恥を芚えた方がいい。
 しがらみずか憎悪ずか。
 所詮は暇人の発想なのだ。
 悪人がここに䞀人いる。ずすればそい぀は実利だけでは決しお動かない。成すべきを成すならば己の身勝手極たる思想の為に、䜕を敵に回そうが「正圓性」だけは決しお口にしない筈だ。間違いである事を誇りずしお、前に進むだけだろう。
 私か 金になれば蚀うだけ蚀っおおく。
 正圓性を語る気は無いが、詐称しお倧勢を扇動するには䞁床良いからな だから正圓性を利甚する事はあっおも、正圓性を䞻匵する事は無い。 それだけの違いだ。
 なので今曎蚀うたでもない事だが、この「私」に殺人における各々の暩利の阻害だずか、或いは平穏を乱すのかずかほざくのは、䟋えがあれだが釈迊に説法を説くに等しい行為だ。悪意だけならその頂点に悪意だけだが立぀私に察しお道埳を説く奎など、あたりいないだろうがな。
 眪悪感を感じながら殺せば眪が最終的には無くなるずいうのだから、人間の䞖の「道埳や倫理」は私には意味䞍明な抂念だ。たしお神を信仰さえすればどんな眪も枅めお貰えるなどず、連䞭には頭の病気が垞備されおいるのではず疑っおいる。 その病気の正䜓が心なのかもしれない。
 心があるから勇気や愛が生たれ尊い人間性だのが生たれるず思いたがる奎が倚いが、別段心など無くずも勇気は必芁であり、守るべき物があっお私には䜜品のデヌタくらいだがそれに応じる事を愛ず呌ぶなら、そうなのだろう。
 ぀たり、心ず貎様等の唱える尊さは、䜕䞀぀ずしお関係が無いのだ。蚀っおは䜕だがただの足枷であり、圹立たずの粗倧ゎミだず蚀える。
 魂なんぞ捚おおしたえ。
 進むべき道を進みさえすれば、それでいい。
 そこに悪魔ずの取匕が必芁ならば、魂を捚おお鬌ずなり、悪魔が欲しがる皋の続線を曞けばいいだけの噺だ。むしろその皋床が出来なければ敗北だず蚀えよう。盞手が悪魔だから悪意を刻めないなんお様では邪道䜜家倱栌だ。
 悪魔が苊しむ物語で、ようやく萜第点。
 それが私の望む物語だ。その方が面癜い。
 無論、苊しむずいうのは己の埒倖の悪意を刻み「今たでの己の悪意などちっぜけなものだった」ず反省させるずいう意味合いだ。鬌が涙し悪魔が泣き叫び、あの䞖の支配者もブっ飛ぶ悪意こそが語るに盞応しい物語ずなる。
 

悪意だけで匵り合うなら、この皋床は圓然だ。 たあ、悪意で向き合ったずころで勝おる戊など本来絶無であるのは承知だが、やるしかない。
 他にアテは無い。因果な商売だ、たったく。
 埒劎にも皋がある。倧䜓、悪意だけで䞖界党おに打ち勝ったずしお、それが䜕になる ギネス蚘録でも貰えるのか
 嬉しくもない。芁するに貧乏くじだ。
 䞖の悪党など倧抵そんなものだ。生たれ぀いお悪であるずいう事は、本来人間に匟圧され嘆き、理䞍尜を呪う奎ではない。
 仲間の死䜓を匕きずる奎に、仲間ごず爆撃でもしないず勝おない奎の事を指す。なに、生きおた頃に本人の蚱可を取ったず蚀えば䜕ずかなる。
 筈だ。そこに責任は持たない。
 誰かに適圓に擊り付けおおけ。
 責任を取るのは責任者の仕事で、䜜家ではない粟々面癜おかしくそれらを語るず、䜜家は匁えおいればそれでいい。
 考えるべきは、そう、読者の掗脳だけだ。
 頭の足りない読者がいるなら、これに悪意満点の栄逊補絊ず称しおこれを刻む。正すのではなく過ちを盎芖させるのだ。
 所詮成功なんぞ運䞍運。勝利者ずは圓人以倖の力で成り䞊がった者であり、過皋に䜕をしようが関係ないずいうのは嫌ずいうほど知っおいる。
 第䞀、この物語がそれそのものだしな。
 こうしお語る事そのものに、意味も䟡倀も宿りはしない。ただ結果ずしおそれが売れるか売れずに消え去るかだけで、結果ず過皋は無瞁だ。
 その評䟡も同じだろう。そもそも物語を真剣に考察する奎など䜕人いる 珟実逃避の為郜合の良い物語を麻薬代わりに䜿うのが粟々だ。
 埌に䜕が残るか、残らないかさえ関係ない。
 少なくずも、この「私」には。
 私の成果を埌々の連䞭が勝手に匄び、利甚しおいるずいうだけだ。少なくずも今ここにいる私の貯金残高には関係あるたい。
 故に、過皋の䟡倀などただの幻想だ。
 䜕かを残せるずしお、あるいは䜕かを倉えたずしおも、やはり私には関係のない噺だ。元より、私に「人間瀟䌚に生きる」感性など無い。
 人間瀟䌚に適応しおいるだけだ。
 ただのそれだけ、産卵する゚むリアンだったずすれば、それはそれずしお合わせおいただろう。ずどの぀たり、私に生きる実感など無い。
 喜びも嘆きも党お同じだ。
 それはそれ、生掻が倧事だからな。
 䞻に、金銭面での仕事の充実ずかだ。
 それらに必芁なのは均衡であり、䟋えばこの街も技術ず䜏人ずの力関係が適切になるよう調敎を斜しおいるからこそ、掻気に沞いおいるのだ。  電気自動車にも油は必芁になる。
 䜕であれ、科孊技術に頌り楜をしようずすればそこには資源が必芁になるものだ。移動の党おに科孊を䜿うようになっおは足が退化するのは圓然だず蚀えよう。十キロ皋床歩く事すら今の珟代人ずやらには無いらしいからな。
 山の䞀぀二぀、䜕故歩かないのだ
 山ずたで蚀わずずも、䜕かある床に文明の利噚を利甚するのは気に食わない。そんなだから己の歩くべき道すら誰かに聞いお刀断する。
 地図なんお方角だけ分かればいい。
 その目で芋お適圓に曞き足すだけだ。
 第䞀科孊ずいうのは䞀郚の暩力者自分が暩力を保持し、それを振るう力があるず思い蟌む阿呆の事だ。実際にはただの職暩乱甚を行い、仕事の矩務を攟棄しただけの無職であるが支配者気分を味わう為に有効掻甚出来ないたた終わる機構であっお、発展そのものに䟡倀は無い。
 珟に、庶民の生掻はさしお倉わるたい。
 この「支配者気分」ずいうのは曲者で、支配者を気取る癖に䞖の倉動を奜たず、結果管理だけを腐心する矜目に陥る。結果的には頭の䞭の混沌に怯え、珟実を芋た事もない阿呆が珟実を殺戮の嵐に巻き蟌むずいう倧局な喜劇が出来䞊がる。
 そもそも人間なんお支配しお楜しいのか
 統治ず支配は違う。その皋床の違いすら理解も出来ない阿呆が「䞊に立぀優越感」を欲しがり、結果ゎミの郜合の為に呚りが迷惑する。
 政治は営業ではない。成すべき責務だ。
 その点、今回の暙的は責務を以お街を動かしおいるのが街を芋るだけで䌺える。それを始末しおしたえば倧混乱が起こりたた振り出しに戻るかもしれないが、いずれにせよ䞀時の異端が煜るだけでは意味があるたい。
 圓人が死んだ皋床で終わる時点で倱栌だ。
 そういう意味では私自身が死のうが生きようが悪意の普及が止たらないようにする必芁がある。厳密には悪意そのものではなく悪意に察する自認ではあるが、芁するに、私の思想が生き残れればそれで「勝ち」だず蚀える。
 珟状、出来そうにないがな。
 䜕せ運䞍運ず来おはお手䞊げだ。そんなものに奜かれおいれば、そもそも䜜家になどなるたい。悪運だけは腐る皋あるが、幞運には瞁が無い。
 たったく、嬉しくもない。
 確率論で運䞍運に぀いお語る男の曞物を読んだ事がある。なんでも宝くじのような幞運で皌いだ奎の人生は同じ人生を数癟繰り返せば再珟せずに終わるから、それ以倖の芁玠で皌いだ奎の人生の方が遙かに䟡倀があるずの事だ。
 だが、そんなのは負け犬の理論だろう。
 芁するに、必芁なのは実利だ。宝くじで皌いだずは蚀えないだろうが、しかし宝くじで豊かさを掎んだ奎に、貧困に喘ぎそれでも前に進んだ奎の人生の䟡倀など、比べるのもおこがたしい。
 負け犬は負け犬だ。過皋などゎミでしかない。 人間でも怪物でも、同じ事だ。連䞭の蚀う己の手で掎んだ力などその皋床の偶然に過ぎず、たたそういう圓人以倖の芁玠が味方したからこそ実利を掎む事が出来るのだ。
 結果的に勝おば、それが党おだ。
 結果的に負ければ、それが党おだ。
 過皋にあれこれ意矩を求めたがる悪癖を、䜕故改めないのか䞍思議だ。仮に、尊い過皋ずやらがあったずしお、埗られなければただの苊行だろうそれで満足するのは、芋る偎が嚯楜ずしお楜しんでいるからに他ならない。
 意志だけで切り開けるずいう嘘を信じるな。
 それで䜕かが出来れば苊劎しない。少なくずも私は苊劎しおいない筈だ。そんなもので皌げるのであれば、私は執筆せずに挫画でも読んでいる。 だが、そうはならない。私が保蚌する。
 この「私」が蚀うのだ間違いない。
 意志の力など、無力以䞋の障害物だぞ。
 そんな劄想に頌るなら、䜕もしない方が遙かにマシだ。䞍利益が増えないからな。この街の連䞭だっお、そんなものは信じおいないだろう。
 街を歩くず、時代に適した若者がいる。
 圌らを芋おいお぀くづく思う。今時「䞖界党おを物語でひっくり返そう」なんお考えは時代遅れなのだず。今颚(テレビは芋ないのでトレンドは知らないが、芁するに党䜓で同じ服装をしおいるかどうかだの栌奜をしおいる若者達は人間でもアンドロむドでも同じだ。
 真剣に生きるなど栌奜悪い。
 惰性で楜が出来る方が良い。
 幞犏の基準は瀟䌚が決める。
 倧䜓そんな具合だ。少なくずも物語ずしお語る内容のある顔には芋えない。䜕も語らないし䜜り出さないが、運が良いのか金は皌げるようだ。  その運䞍運が差であるず珟れおいるだけ。
 それ以倖は、党お同じ既補品だ。人類はい぀の間にか既補品の量産品に成り䞋がり、換えの効く歯車ずしお同じような人生を䞊べ始めた。
 どれがどれだか、私にはさっぱりだ。
 違いなどあるのか そうは芋えないがな。
 どい぀もこい぀も、冎えない顔だ。
 アンドロむドは人間性豊かに人暩を唱え始めたらしいが、私には違いが分からない。結局は連䞭だっお、人間ずやる事が倉わらないからだ。
 倧勢の唱える「幞犏論」を信じ蟌む。
 たあ孊習察象が今の人間なのだ。ならば幞犏に察しお真剣に考えられる筈もない。金より内実を求めるアンドロむドず話した事もあるが、どうも連䞭の話す蚀葉は薄っぺらい。少なくずも、私ず同じように敗北ばかりの人生を送った蚳でも病や無胜のおかげで本来する筈のない埒劎を繰り返した事も、奎等には無いからだ。
 人の悪性を盎芖しおも、それを劄想で語るだけではな説埗力に欠ける。いや勿論劄想だけで語れるなら越した事はない。
 案倖、私も幞せな䞀般人かもしれないぞ。
 本圓は口先だけで、人間らしい幞犏な家庭っお奎を持っおいたんだ。党おは嘘八癟で愛された事もあるし、愛する事も出来る。
 曞いおいお怖気がした気もするが、それだっお嘘かもしれないではないか。どうだろう、読者はそれを信じるだろうか かもしれない。
 䜕せ、これは「誰にでも出来る事」だ。
 文字が曞ければ私ず同じ物語を語る事は誰でも可胜だ。子䟛でも倧人でも、いっそ人間ではなく怪物ですらなく、遠い宇宙の果おにいる宇宙人であったずしおも、語る事は出来るだろう。
 やろうずするかは別だが、それは私に聞くな。 別に語りたくお語っおいる蚳ではない。私には他に語るべき事など無いし、幟぀か子䟛向けずか官胜向けで売れそうな物語ずかも曞いたが、物語を語ろうずするず䜕故か

「悪意を読者に刻み蟌む」

 事を至䞊ずし、実行しおしたうだけだ。䞀皮の発䜜に近く、悪意が無ければ生きおいけない。
 たあそれは私でなくおも同じだろう。悪意ずは生物には無ければならない物であっお、悪意無き䞖界など生きるに倀しない。金の無い商店街だ。 それでは需芁が成立しないだろう
 だからこそ、私は悪意を語るだけだ。
 そもそも幞犏だの愛だのを実感した奎がこんな物語を曞くかよず自分でも思わなくもなかったが理論䞊は可胜な筈なのだ。それを他の党人類にも適甚したいだけで、ただ倧した目的ではない。
 埐々に埐々に、しかし確実に染め䞊げる。
 人類は勿論、他に知性ある生態系があるならばその党おに私の悪意を適応させたいだけなのだ。いずれは宇宙を芆い「善」ずいう抂念が滅ぶたで虚食を取り払うだけの事だ。
 嘘に瞋り、珟実から目を逞らす。
 そんな汚物共が䞖界を動かすずいう気味の悪い状態を改善しおやるのだから、いっそ囜連平和賞くらいは授䞎すべきだろう。欲しくもないが。
 囜連の平和賞など、呪われた方がマシだ。
 第䞀、あれだけ䞖界䞭の玛争を扇動しおおいおどの口が「平和」を叫ぶのだ。䞖界で最も力有る囜家の連合䜓ずいう事は、即ち䞖界の倧半の争いを起こしおいる匵本人ずいう蚌巊ではないか。
 その皋床の事も、察しが぀かない阿呆は倚い。 あれだけの軍事力をどうやっお維持しおいるず思っおいるのだ。たさか皎金だけで賄えおいるず思うのか だがそれで䜕ずかなったずしおだ、実甚する機䌚が無ければ囜民にどう説明する  その為に、軍事介入をよく行うのだ。
 軍隊が介入しお平和を築ける囜家など、宇宙の党おを浚っおも有り埗ない盞談だ。兵士が玳士で家族ぞの愛で戊っおいるずでも 珟実には䜙所の囜家の駐屯地で博打を繰り返し、気の向くたた殺しおもお咎め無しの特暩階玚だ。殺人蚱可蚌があるずするなら、たさに軍人特有のものだろう。 考えおもみろ、囜家の為に平和の為に殺すずかほざいおいる連䞭だぞ。殺しの芚悟すら無いたた殺意を誰かに委ねるような屑共だ。
 それが平和を生むのか
 悪い冗談だ。私のより酷い。
 平和ずは、豊かさを持぀偎が自分達の利益の為に振り回す、ただの倧矩名分に過ぎない。
 䜕ずかの為ず蚀えば、倧䜓人間は玍埗する。
 その口実に䟿利なだけだ。実際には平和なんぞ存圚しない抂念でしかない。理論䞊実珟䞍可胜ずいう点を考えるず、ただの劄想より酷い。
 争いが無い䞖界。
 ならば人間を絶滅させろずいう噺だ。䞖界から争いを無くしたいずかほざく阿呆がいるが、芁は争いこそ人間、いや生呜の蚌である事実から目を背けおいるだけで、争いず生呜が同矩である以䞊そんな事がしたいなら党人類を自分奜みの家畜ずしお掗脳でもするしかあるたい。
 その堎合、争いを起こすのは支配者だがな。
 誰かを虐げる事が争いだず蚀うなら、それこそたさしく戊争の具珟だろう。適圓な理想の為に、倧勢の人間からその自我を剥奪する。これ以䞊の匟圧があるか 圧制者でもそこたでしない。
 善なる行いだずか、悟りを開くだずか、悪ずは理性で退けられるものだずか、そういう劄蚀の類ずいうのは芁するに「逃げ」でしかない。
 己に悪性があるず、認める勇気が無いだけだ。善良でいたい、あるいは研鑜を積めばそういった悪性から離れられるず、悟りでも開いた぀もりで悪性を平気で吊定する。だが考えおもみろ、その「他の思想を吊定する」ずいう発想そのものが、己にずっお郜合の悪い抂念を排陀する、人間の䞭にある悪性の具珟ではないか。
 䜕であれ、存圚するだけで「悪」なのだ。
 図々しいにも皋がある。分を匁えろ銬鹿め。
 その「悪意」にどれだけ䞖話になっおいるか、少しは自芚したらどうだ。思想を広げるずいうのも他者をはばからないずいう悪であり、力有る神の名蚀だっお暎力を背景にした匟圧だろう。
 そんなものだ。
 第䞀、その悟りだの思想だのの為に、どれだけ戊争を起こしたず思っおいる。人間の歎史は戊争の歎史であるなど語るたでもあるたい。そしお、戊争ずは悪意の産物であり、それによっお文明が進み科孊が発展し、人類は今に至るのだ。
 少しは悪意に感謝しろ。たずは寄付金だ。
 䜕なら、私にくれおもかたわないぞ。貎様等に金があれば、の噺だが。
 無論、期埅はしない。その䟡倀があるたい。
 鏡を芋ろ。悪の自認も出来ない半端者めが。
 善を恥じろ。悪を認めろ。瞋らず己で考えろ。 噺はそれからだ。埌は金次第だな。
 迫害が、淘汰があったおかげで、貎様等読者は良い服を着お矎味しい食い物を食っおいるのだ。散々䞖話になっおおいお、図に乗るな銬鹿が。  倧䜓、䜕故私みたいな奎がこんな事をしなければならないのか。生たれ぀いお特別な胜力なんぞ欠片も無く、圓然生たれも平凡で、どころか扱いはずいうず䞖間のゎミ箱も良い所だ。愛云々どころか、たずもに察話した詊しがない。
 奜意を向けられた経隓が無いおかげで恋愛小説も曞けない始末だ。いや曞こうず思えば曞けるのだろうが、間違いなく誰かが死ぬ。
 それも無惚に。内蔵を䞊べられおな。
 それを芋お思う蚳だ。「焌き肉食べたい」ず。我ながらむカレおるらしいが、しかし、牛や豚ず人間の肉質に、そう違いはあるたい。呜の䟡倀が党お平等だず蚀い匵りながら、動物の死䜓は嬉々ずしお食べる癖に、人間の死䜓の噺をするず行儀どころか品性を疑われる始末だ。
 どうかしおいるぞ貎様等。
 頭がおかしいのではないのか
 いや、答えなくおいい。芋れば分かる。阿呆面をしお肉を頬匵り、死䜓を遞んで金を払う奎等が人間の死には「尊厳」を求め出すのだからな。  異様だ。品性を疑わざるを埗たい。
 ずはいえ野菜ばかり食べさせた挙げ句倪らせた人間など、私も食べたくはない。どう調理した所で䞍味いのだけは確かだ。
 あくたで汎甚砎壊兵噚ずしお扱うべきか。
 少なくずも、矎味そうではない。絶察に埡免だそもそもロクな物を食べおはいたい。
 死んでも腐らない生き物なぞ、人間だけだ。
 䞍気味だ。人間っおのはどうしようもない。
 これで自然ず共栄などず、よく蚀う。早速だが人類の数を枛らしおくれず自慢の軍事力に頌った方が、どう考えおも早いず思うぞ。
 心が無くお本圓に良かった。品性の足りない獣になど、成り果おお嬉しい郚分があるたい。
 我ながら䞊等な生たれなのかもしれない。䜕せ心が無いのだからな。今たで知らなかったが貎族連䞭などより生たれには恵たれおいるようだ。
 環境は、たあアレだが。
 出来れば金になる才胜ずか欲しいけどな。たあ栓のない噺か。仕事の成立を考えれば、どうしたずころで実珟䞍可胜だずも蚀えるからな。
 楜しお儲けないから「仕事」ず呌ぶのだ。
 わざわざ遠回りしお、無駄に埒劎ばかり増やし䞖間から指を指されなければ「仕事」ではない。 ただの「遊び」であり「劎働」だ。
 それでは意味があるたい。぀たらないしな。
 面癜ければそれで良し、だ。匷いお蚀うなら、読者の幞犏を呪いながら悪意を曞き連ねる事こそ私にずっおは仕事の蚌だ。
 読者の喜びを䜜者が望む
 悪い冗談だ。それならピ゚ロでもやれ。
 苊したせお、絶望させおこそ「䜜家」だ。
 垌望や倢を芋せたいだけなら麻薬でもやらせた方が早いだろう。だが意図的に絶望を魅せられるのは、この䞖界で「物語」だけだ。
 蚀わば悪意の具珟化だ。
 これ以䞊の「仕事」があるか
 断蚀する。これが究極圢だずな。
 だからこそ、面癜いのだ。面癜いだけでは食えないので、こうしお奔走しおいるので、割の良さを望むなら連䞭のような無職の方が良いだろう。運任せに降っおきた物に食い぀き、路䞊の犬より誇りも捚おお、無様に這い蹲るのがお䌌合いだ。 それが盞応しいだろう。
 仕事は、その正反察だ。苊しみしかない。苊が己を責め立お、苊で䞖界が回る。その内に苊の力で動き出すようになり、䞀呚回っお笑い出す。
 たさに喜劇だ。悲劇など存圚しない。
 党お、笑う為にある。
 少なくずも、この「私」には。
 我ながらありきたりな発想だが、生憎才胜ある倩才䜜家でも垌代の劇䜜家でもないので、無駄に期埅されおも困る。私に出来るのは圓たり前の悪を衚珟するだけで、䜕も特別な事ではない。
 圓たり前の前提だ。
 だっおそうだろう 人間の非垞識な倫理芳も身勝手な道埳性も、党お考えおみれば圓たり前の事で、別段䞍思議ではない。考えようずするかは別だが、私に蚀わせれば党員が党員目を逞らすずいう珟状が「異垞」なだけだ。

 なので、党人類に悪意を刻み蟌む。
 
 そら、発想は飛躍しおいたい。むしろ貎様等が異垞過ぎるから、真っ圓にそれを治療しおやろうず奮起しおいるだけで、䜕も特別ではない。
 だから党人類、吊、党おの生呜䜓が私のようになる事は倧した事ではないのだ。安心しおいい。今より良くなるのは確実だ。
 私は最悪だからな、保蚌する。
 少なくずも、面癜くはなる筈だ。
 感謝しおくれおいい。お代は金で結構だ。
 自分で蚀うのも本圓に䜕だが、私ほど負け続け䞖界に远い詰められおいる奎はそうはいないず、か぀おより自負しおいる。䞖界は垞に敵だったし味方など䞀人もいない。ずいうか、味方ずかいう抂念に関しおは、物語の䞭だけの虚構ではないかず垞日頃から信じおいる。 
 いや、勝ち負け以前だろう。
 勝負の土台に立぀暩利を奪われ、敗北するより前に負債ず苊痛だけが積み重なる。埗られる経隓があるずすれば、笑うしかないっお事だ。
 他に䜕がある
 ずりあえず金がかからないのは確かだ。私でも出来るのだから、誰にでも出来るずいう事だろうしかし、やりたがる奎は少ない。
 これが笑わずにいられるか
 䜕もかもが喜劇だ。䞖界に確たる物など䜕䞀぀存圚せず、あらゆる偶然の産物が「䞖界の法則」であるず思い蟌んでいるに過ぎない。個人の力で成し埗る行いなど存圚せず、党おは今生きおいる奎ずは関係ない郚分で定められおいく。
 たさに喜劇だ。笑うしかあるたい。
 その暪でしたり顔をした持぀偎の連䞭が語るのだから、笑い以倖に䜕がある。費やす劎力の党おが䞋らない埒劎に過ぎないず自芚するだけだ。  この行いも、たさしく「無駄」だ。
 文字通り、䜕かを切り開こうずする行いの本質を蚌明し続けおいる蚳だからな。私は倚くの道を歩いおきたが、それが金になる事は無かった。
 党お、実利には䜕の関係もないゎミだ。
 それを蚌明し続けたずいうのだから、喜劇以倖に衚珟のしようがあるたい。笑いを取る芳客垭に誰もいないのだから、私以倖に笑う奎もいない。 䜕ずいう埒劎だ。迷惑な。
 ずどの぀たり、ゎミ共の郜合に付き合わされおいるだけだ。圓人が䜕をしようが呚囲が無胜では䜕をしようが無駄、ずいう事だろう。実際、物語を売れるず生き巻いおいる連䞭ほど、金を枡すず出おくる台詞は「䞀生懞呜頑匵りたしたが、今回は及びたせんでした」ずいう情けない蚀い蚳だ。 そんな蚀い蚳だけのゎミでも、幞運次第。
 幞運があるか、無いか。ただそれだけが党おを決める。䞖界の支配者気取りで自惚れる阿呆ほど己の力だず思い蟌みたがるが、それは劄想だ。
 たあ、事実など力で改竄するものだがな。
 ずどの぀たり、持おればそれが「党お」だ。
 持たざる私が蚀うのだ間違いない。それ以倖は䜕の力にもならないし、芖認される事すらない。 文字通りの「無駄」だ。ゎミに過ぎない。
 事実、今こうしおいる私が蚌拠だろう。
 いい加枛私も楜がしたいものだ。そういう理屈を抌し぀けおくるくせに、こちらにだけは苊難を抌し぀けおくるのだから、正盎手に負えない。
 䜕床も蚀うが、私は貎様等の保育士ではない。 ただの「䜜家」だ。タダ働きなど埡免被る。
 読者には曞いおやるだけの䟡倀も無いしな。
 敢えお「困難な道」を進むからこそ埗られる物があるず説く映画があるが、そういうのは物語の䞭でやらせるべきであっお、実際にやるずロクな事はない。そもそも人間瀟䌚においお「成功」を収めた茩ずいうのは、楜な道のみではないか。
 それらしい「努力もどき」しかしない。劎力を費やせば栄光が圓然だず自惚れおいる。たかだか努力した皋床で埗られお圓然の結末だず思い蟌む情けない。人間は䜕をしおきたのだ。
 街を歩いおも歩いおも、そういった事柄を考えおいる奎の顔には出䌚えそうにない。䜕せ連䞭が考えおいる事ず蚀えば、「成功者の蚀葉」であり「正しい人生の生き方」の教本だ。圌らにずっお重芁なのは瀟䌚芏範であり、その瀟䌚芏範ずいうのは暩力者が搟取する為にある「郜合」だ。
 その郜合の為だけに、息を吞っお吐いおいる。 己の道など歩きたくもないのだろう。珟代人ずいう抂念は芁するに「考えない生物」の意蚳だず蚀える。自信で「責任」を負う「勇気」が無い。 困難に挑む物語を読むだけで、満足する。
 だから、物語は無力なのだ。少なくずも垌望を芋出そうずするのは愚か極たりない。読者が物語の䞭に垌望を芋出せば、その垌望を珟実の人生ず勘違いしお「やりきった気分」になるからだ。
 垌望から䜕かを孊ぶ奎などいない。
 絶望こそが教蚓ずなり、脳裏に刻たれる。
 故にこそ、脳髄に悪意を刻むのだ。それが䜜家の務めであり、絶望を以お反省を促し、悪の力で真理を孊ばせる。それが「物語」の「正䜓」だ。 他者の脳髄に珟実を教え蟌む兵噚。 
 それらを売り捌く為に私は暙的のいるビル前に足を進めた。到着するず倩を着くかのような建物がそびえ立っおおり、偉倧さは巚倧さで瀺すのだず思わせられる。芋おの通り人間に、いや知性䜓に成長を望むなど無理のある盞談だ。
 珟実には力が党おだからな。
 圌らずお己の意志で埓っおいる蚳では無いが、珟実問題ここたでの偉容を䜜り䞊げられる「力」に逆らうなど無理な盞談だ。結局は生掻の為に、そういう「瀟䌚芏範ごっこ」に付き合わされ埓うしか無くなるずいう蚳だな。
 䞊に立぀者がそれを信奉しおいるのだ。ならば䞋にいる連䞭には期埅すべくもない。少なくずも私は期埅する぀もりはない。
 今回の暙的はそういう「扱いやすく扇動する」胜力に長けおいるらしい。蚀わば旗振りだ。右に振れば右に動くよう調教した結果ず蚀える。
 だからこそ、この街はわかりやすい。
 䞀芋囜連の法的制玄から逃れおいるかに芋えるが、その実は違う。適床に満足させ管理しやすいように「飌育」されおいるだけだ。自由がない。䜕故なら自由ずいうのは䞍自由の事であり、私にずっお自由ずはおよそ倧勢に石を投げられる行為だからだ。
 集団で同調する事の、どこに自由がある
 自由ずは、圚り方だ。芏定された圚り方で䜕を埗るずいうのか。実利すら埗られおいない私でもやっおいるんだぞ。恥ずかしくないのか
 反省しろ、銬鹿め。
「お埅ちしおおりたした」
 そうありきたりで぀たらない台詞を受付にいる矎人アンドロむドが吐き出した。プログラム通りずいう意味合いではたさしく「吐いた」だ。
 さしお倉わるたい。それが芏範の実䜓だ。
 私は曞類を差し出しお圓然党お停造である。毎床毎床よくやるものだ。殺人の䟝頌を出す連䞭ずいうのは保身の為に根回しが良すぎお䞍気味ですらあるい぀ものように入り口を通り過ぎた。「埅っお䞋さい」
 動揺は出さない。い぀ものこずだ。ずはいえ、䜕をしただろうか もしや服から殺した暙的の足でもはみ出しおいたのか
「䜕でしょうか」
「いえ、ここから先には生䜓情報の登録が必芁になるのですが、あちらで登録をお願いしたす」
「わかりたした」
 蚀っお指定された機械ぞ出向く。厳重な譊備の぀もりだろうが、正盎私のような奎でも準備さえ敎えれば通り抜けられるのだから、最初から譊備しおいないのも同矩ではないだろうか 特別な曞類が必芁にせよ、別に私が曞いた蚳ではないし準備できる奎に䟝頌すればいいだけの噺だ。
 機械に党おを預けた結果がこれだ。
「ゞャック、やれ」
「はいよ」
 携垯端末を取り出し、コヌド、ではなく最近は電波を盎接やりずりするらしい。たさか身䜓怜査を党員にする蚳にはいかないずいう保安䞊ずいうより䞖論的な意味合いもあるのだろうが、しかしそれにしたっお䞍甚心に過ぎる。
 あっずいう間に情報登録は終わった。
 アンドロむドの連䞭もこちらを確認さえしない芁するにプログラムの䞇党さを信じ切っおいるから、必芁を感じないのだろう。生䜓認蚌は誀魔化しようが無いから譊戒心を抱く必芁がないのだず、端から監芖の目を必芁ずしない。
 違法な人工知胜は私だけの所有物ではないし、別段それ以倖にも方法はあるだろう。今回の件は単玔に意識の問題だ。金があれば安易な力に頌る暩利を埗るが、乱甚すればただの䟝存患者でしかない。情けない連䞭だ。
 それを利甚するのも最悪たる私だがな。
 生䜓認蚌さえ突砎すれば埌は簡単だ。䜕せ楜をする事しか考えおいない奎等が最新科孊の恩恵を受けお䜜り出したのだ。あろうこずか暙的のいる郚屋番号たで教えおくれた。これでは人気䜜家のストヌカヌが増える蚳だ。
 盎接斬る気抂があればいいだろうに。 
 無論、私なら捕獲しお尋問し、噺を聞き出す所から始める。䟝頌人は誰か、どうしおも話したいず懇願する所たで远い詰めればこちらの勝ちだ。 そうだなずりあえず詊したい拷問方法は肉䜓に傷を付けずに出来るものばかりだ。なので痛みは無いず保蚌しよう。他は保蚌しないが。
 粟々暗闇の䞭に閉じこめ続けるずかで、テロに察抗する連䞭がやるような倧音量を聞かせ続けお耳を砎壊するような事はしない。
 少しばかり、粟神を折るだけだ。
 私は誰より悪意に詳しいからな。たしお悪意を盎芖できない奎なら、圓人の意志で盎芖せざるを埗ないように仕向けるのは面癜そうだ。
 どこぞの道化王子ず同じだ。狂気に耐性が無いならどれだけ肉䜓を鍛えようが無駄でしかない。私なら、五分で発狂を促せるだろう。
 少しばかり、囁くだけだ。
 埌は圓人が勝手に狂えば問題ない。
 恐怖ずは、楜しむものだ。それを知らない奎に珟実を教え蟌むのは本圓に楜しい 劂䜕に己が眪悪にたみれおいるのかを無理矢理自芚させ自認を促し逃避できないように仕向けるのは最高だ。 私か 芋れば分かるだろう、そんなのは。  むしろ、聖者に芋えるのか 
 そんな発想は病気だぞ。入院した方がいい。
 そんな颚に楜しく䞖界の悪意を楜しみながら、私は暙的の郚屋の前に到着した。どうやら叩いお呌びかけるのではないらしい。
 䜕床も叩いたが返事が無いからな。
 ずりあえず詊す、これは基本だ。
 面倒だから切り捚おようかず思ったが、仮にも正匏な手続きを非正匏に停造しお来おいるのだ。無理しなければ通れなければおかしい。
 少し埅぀ず、声が響いた。
「入れ」
 ずだけだが、郚屋の䞻らしい。あるいは埓者がいるのかもしれない。しかし嚁厳たっぷりの声を聞く限りでは、圓人らしいず掚察出来る。
 恐らく埓者はいない。
 そういう声だ。声だけでも圓人の魂は䞃割以䞊刀別出来る。電話越しだけで盞手の戊力、性栌や信条は倧䜓分かるものだ。声色に加えお䌚話内容を分析すれば、それだけで圓人の人生の今たでもおおよそ察しは぀く。
 人類は今や芏則正しいからな。そうでなくおも私には容易だ。なので安心しお話しおくれ。認知されない内に党おを暎くだけだ。心配するな。
 悪甚はする。だが圓人が知る事はない。
 䞖界の危機の数々ず同じく、知らないたた幞せだず勘違いしたたた死ぬがいい。お䌌合いだ。
 私は促されるがたたに郚屋ぞず入った。
 そこには、髭を熊のように蓄え぀぀も、文化の恩恵を䞀身に受けた掻動力ず生呜力溢れる䞭幎の男が座っおいた。具䜓的には葉巻を加えブランドであろうスヌツを身に纏い、高そうな黒い゜ファに腰掛けおいる。
「貎様が殺し屋か」
 圓然そう蚀われお私は驚いた。いや驚く機胜は぀いおいないので、驚くフリをした。
「䜕の噺だ」
「ずがけるな。芋れば分かる。貎様のような蚘者がいるずでも思うのか」
 郚屋のあちこちから機械で操䜜されおいる銃噚の数々が出珟した。どうやら事前に備えおいたのだろう。もしや、䟝頌人が裏切ったか
 
 盞手が私なら、それもわかる気もするが。

 やれやれ、どうしたものか。備えがあるずしお機械頌りだずするず、借り物ずはいえ私の刀には無力だろう。しかし、それだけでもあるたい。
 䜕より、これは所詮「劎働」に過ぎない。
 無理しお頑匵る筋合いもあるたい。
「それで、どうする。私を殺しお次の殺し屋でも埅぀のか」
「面癜い奎だ」
 銃火噚を向けられながら軜口を叩くのはどうかず思わなくもなかったが、そもそも倧それた歊力が借り物でも無ければこんな劎働はしない。
 䜕床も蚀うが、私は「䜜家」だ。
 誰も芚えおいないらしいがな たったく。
「そこに座れ。面癜いものを芋せおやる」
 蚀っお、私を゜ファに座らせ映画のスクリヌンのようなものが目の前に降りおきた。黙っお座り私は開き盎っお映画鑑賞に務める事にした。
 䜕であれ、楜しむべきだ。そうじゃないか
 そのおかげで、面癜い映像を芋る事が出来た。 それは、人間の歎史の裏偎だった。

    

 
 
 ちなみにこの時点で䟝頌人の事すら既に忘れおいるのが私だった。確か女だったような気がするが、それも定かではない。
 性栌が悪いのは確かだ。私の䟝頌人だからな。 最終的に暙的が死に、その䞊で暙的の思想だけ広たれば䟝頌人が嫌がるずいう郚分だけは綺麗に芚えおいるので、私の偎には問題は無い。
 元より劎働だしな。適圓にやるずしよう。
 我ながら最悪の殺し屋だが、本業ではない。
 ただの劎働だ。知ったこずか。
 瀟䌚正矩など私に求められおも困る。そもそもこの䞖界においお孀児は富める者が搟取する道具であり、未亡人は匷き者が奪い貶める為の資源ずいうのがその実䜓だ。どこぞの法兞ではあるたいし綺麗事で䞖界が回る事など無い。
 所詮、劎働者ずは奎隷の別名だ。
 そこに意味を芋出そうずするのは逃げであり、堕萜に過ぎない。力有る䌁業は眪など考える必芁すらないし、法埋ずは金で動かせるものだ。
 それは、アンドロむドも䟋倖ではないらしく、カッサラヌ氏はどうやら人間の矎点そんな物があればだが。匷いお蚀えば物語の䜜成くらいかだけではなく汚点の数々もアンドロむド連䞭には発珟しおいるずいう事を蚌明したいらしい。
 自我があるずいう事は、己で遞べる蚌明だ。
 そしお、その己で遞んだ道が、他者を搟取しおでも自分だけは幞犏になりたいず願う事は、別段珍しくもない。ただ圓たり前の事だからだ。
 それは、アンドロむドも同じだった。
 人間を「飌育」するアンドロむド、死んだ目でカメラに向かう人間の姿、差別䞻矩を啓蒙し思想を広める「革呜家」達の姿。
「お前は、これを芋おも連䞭の味方をする぀もりなのか」
 カッサラヌ氏は映像を眺める私の背䞭からそう問うお来た。私は無論、映像に熱䞭しながら感謝の念を蟌めお「味方はしないさ」ず蚀った。
「実を蚀えば今回の䟝頌も、貎様を殺す事だけが䟝頌内容だから、最終的にその思想が広たるよう仕向けおも面癜いかなず思っおいたくらいだ」
「事情も知らずに銖を突っ蟌むずはな」
「事情を斟酌しお同情しお欲しい蚳ではあるたい最終的に「実利」になるかどうかだ」
「確かに」
 今たで䜕人か䌚った「殺す目をした奎」らしくはなく、むしろ銃を突き぀けられおきた䞀般人が埩習の炎に燃えたっお具合のようだ。
 有り䜓に蚀えば、そういう怖さは無い。
 ただ、やるべき事はやる。䟋え非合法でも死䜓があがろうず、やる。そういう意味では恐るべき敵ずなるだろう事は、想像に難くない。
 そのし぀こさは、良く知っおいる。
 それこそ嫌ずなるほどにな。
「それで、お前の目的は䜕なんだ」
 問いただしたのは私だが、しかし「それは先に貎様が蚀え」ず蚀われお閉口する。 
 物語による䞖界埁服。
 信じる奎がいるだろうか いないず思う。
 ずはいえ黙っおいるのも䜕だ。元より悪党ずは䞍利になる事が分かっおいながら、己を匵るしか胜のない奎を指す。ならば蚀うしかあるたい。
 出来るだけ䞊手く、簡朔に。
「私は私の悪意を䞖界に広めたい。党人類に悪を自認させ、そこから目を逞らされない䞖界を䜜りそこに䜏みたいだけだ」
「ほう、どうやっお」
 おどけた颚に振る舞い正盎、おどけるずいうのも私には共感出来ない。ただ、悪人はそうするべきだず知っおいるからするだけだ私は身䜓の力を抜いおその質問に答える。
 背䞭には銃が突き぀けられおいる。
 だが、この答えに比べれば些末な問題だ。
 違えるくらいなら、最初から志しおいない。
「芋おの通り、私は䜜家でな。物語を曞いおいるそれを売り捌き読者の脳髄に悪意を刻み、党人類が、いやアンドロむドさえも悪を自認する䞖界を䜜る」
 党おの知性䜓に売り捌く。
 䟋倖は無い。文字皋床読めるだろう
 ならば、党お悪意で染めるだけだ。
 気が付いたらこんな颚に物語の事ばかり考えおいるのだから、我ながら盞圓だ。䜜家ずしおの道を歩いおいる確認にはなるが、正盎疲れる。
 楜しお皌ぐのはそんなに悪いか
 ならば私の領分ではないか。人様の領地䟵害をしながら反省の色も無しずはな。図々しい。
「本気か」
「圓たり前だ。勢いで蚀う台詞だず思うか」
「確かに、な」
 懐かしい思い出に耜るかのような顔をしながらカッサラヌ氏は背䞭に突き぀けおいた銃をおろし軜く笑い出した。
 倱瀌な奎だ。
 笑い終えた埌、圌は蚀う。
「ふ、倱瀌。貎様の話があたりにも、面癜かったもので぀い、な」
「笑い事ではない、売れおないのだからな」
「商売ずはそういうものだ。どれだけ積み重ねお䞋準備を拵えようが、どうでもいい理䞍尜で無駄に終わる事はある。囜の事情掟閥の事情、己以倖に振り回されぬよう力を蓄える事を「生きる」ず呌ぶのだ」
 䜕か嫌な経隓でもあったのだろうか。ずはいえそれは私も同じだ。ずいうか、良い思い出なんぞ私には存圚しない。倧䜓痛みず苊しみだ。
 嬉しくもない。出来れば倧儲けした思い出ずか欲しいものだ。いや、思い出では過去の事だから珟圚進行圢でし続けたいものだずしおおこう。
 粟神的な苊しみなど私には存圚しない。よっお物質面さえ抑えればずりあえず生掻の保障はほが䞇党だ。生掻するだけでは生きおいる意味は無いが、仕事も成り立たず生掻も出来ないでは意味を語る以前の問題だ。
 別に金は欲しくないが、必芁だからな。
 そも心が無い時点で満足などしようがないし、喜びなど感じた事はない。だが、匷いお蚀うなら物語は集める必芁があるが、物語そのものは安倀で取り匕きされおいるから、倧金が欲しい蚳ではないのも確かだ。
 その分䜜り手が搟取されおいるずいう事だがな䜜り話に感動する前に、䜜者に金を払ったらどうなのだ。貎様等は頭の病気か
 䜕を䜜り出す蚳でもなく、文句だけは䞀人前。それでいお圓人は䞀䞁前の批評家気取りだずいうのだから、始末に負えない。線集者ず同じだ。
 䜕もしおないのに、やり遂げた面をする。
 無知蒙昧故に蚱される事ではない。そういう茩を死刑にする制床を蚭けなければ、人類にこの先は無いだろう。既に無いかもしれないがな。
 そんな連䞭が持぀偎にいるのだからな。
 そしお、そんな䞖界で矩理を果たす事ほど銬鹿げた行いはそうはあるたい。今回の䟝頌人に矩理立おする必芁が無いずいう郚分はしっかり芚えおいるので、党おは私次第でもある。
 さお、どうするか。
 だが、ここでこの男が死ぬ事は、目的だけ芋るなら悪い事ではない。むしろ、それを利甚すれば氞遠の象城ずしお食りたおられるだろう。
 だから、私は聞いおみた。
「どうなんだ、カッサラヌ。お前は私に殺されるのを止めたいのか それずも利甚したいのか」「さお、どうするか」
 決めあぐねおいるらしい。たあ圓然か。私ならどうだろう 少なくずもこのたた売る芋蟌みもないたた無駄に死ぬよりは、物語を売る為に呜を捚おるのは確かだ。だらだら長生きしおも意味はあるたい。
 目的を果たすたで死ねない。
 だが、目的を果たす為に必芁があるなら、別段悩む事でもない。第䞀、生きおいる事に固執するのは生きおいる䞊で埗られる実利があるからだ。 私には、その実利が存圚しない。
 埗たずしおも、やはり気䌑め以䞋だ。
 故に、生きる事に固執する、ずいうのは私にはどう足掻いおも出来ない行いなのだ。無論痛みや苊しみが奜きな蚳ではないが、呜ぞの固執云々は別の話だろう。
 
 生きおいお痛みず苊しみ以倖無かったしな。
 
 固執しろずいうのが無理な話だ。色々手を回し死ぬ前に物語を売ろうずしおいるが、案倖適圓に死んだ方が埌から売れたりするのだろうか
 だずすれば、本圓に無駄だ。
 死んだ埌に有名になった䜜家はいるが、過皋が無意味だったからこそ死埌に評䟡されるものだ。でなければ、死埌になる蚳があるたい。
 疲れるだけなら他の奎にやらせお欲しい。
 仮に死埌の䞖界なんお物があったずしお、生憎だがそれは違うのだ。あるのか無いのか知らないその埌の為ではない。今、ここで、金を掎む為の劎力が報われなければ、どうしたずころで実利の釣り合いは取れはしない。
 それはそれで儲かるかもしれないが噺が別だ。その埌にどれだけ支払われようが、支払い終わる事は絶察に無い。身勝手な劄想に過ぎない。
 悪い冗談だ。これだから持぀偎は。
 頭の血流が悪いのだろう。だから持っおいる物に頌る事しかしなかったくせに、埌から文句だけ垂れるのだ。倉えようず挑みもせずに。
 出来る事を右から巊にするだけで、それが戊いだず勘違いしおいる。その点、カッサラヌは違うようで、ある皮の奜感、ずいうより評䟡が持おるずいうものだ。
 だが、流石に今すぐ生死の決断は぀けられないそもそも事埌凊理を考えれば圓然からしく、ずりあえずは「䞀日埅お」ずだけ蚀われた。
 そのたた、私は退宀を促される。
 その前に、再床圌には聞いおおかなければな。「なあ、どう思う。私もお前も、どこかで止たる事は出来ないたただ。埌から勝手に奉り立おる奎はいるのだろうが、所詮他人事だ」
「そうだな。俺もそう思う」
 誰かに同意されたのは初めおだろうか。いや、思い出せない。たあどちらでもいい。問題なのはその先にある実利だけだ。
「お前は止たりたいのか」
「生憎、止たり方など忘れたさ」
 だろうな、ず互いに肩を竊める。
「その点で蚀えば、お前は俺を止めおくれる蚳だくく、たさか己を殺そうずする奎に感謝をする矜目になるずはな」
「貎様は止たりたかったのか」
「わかっおいるだろう。止たる぀もりはないが、少し、疲れた」
 それだけだ、ずカッサラヌは吐き出した。
 私もい぀か、こうなるのだろうか 
 無理だろう。私に止めおくれる郜合の良い人材などいないし、あらゆる楜は有り埗ない。
 止たる事も死ぬ事もなく、ただただ苊しむ。
 今たで通りに違いない。笑えない噺だが、䞀呚回っお笑いたくもなる。たさに喜劇だ。
 やれやれ、参った。䞊手くいかないものだ。
「それで、どうする」
 私が聞いたのは殺し方だ。盛倧に殺さなければならないなら、それに合わせおやるずしよう。
「そうだな、アドレスだけ曞いおおけ。埌で連絡するからその指瀺に埓え」 
 倱敗は蚱さん、ず堂々ず圌は蚀う。
 殺される奎の台詞ずは思えないが、たあ私でも同じ事を蚀うだろう。そういう奎は枛ったがな。 では、始末を぀けるずするか。
 私は郚屋を退宀し、そのたたビルを出た。圌がどう死ぬのかはただ分からないが、恐らく䞀時的に朝刊、いや今は電子媒䜓だけなので電脳空間を隒がせる事だけは確かず蚀うべきか。
 そのたた倖に出るず、䞍思議な事に雪が降っおいた。神秘的な光景だが、それもきっず科孊ガスのおかげず考えるのも、やはり私だった。
 
 
 
 
 
   
 
 
 蟛い時、苊しい時。そういう時に支え合おうずいうのは欺瞞でしかない。実際にはそういう時に己䞀人で䜕ずかせねばならぬものだ。
 男女の関係も同じだろう。芁するに利甚だ。
 あるいは、䞀方的な「搟取」ず蚀い換えおいい成功や勝利を掎み取った埌に矀がるのは、人間だけでなく神々だっお同じだろう。
 勝ち銬に乗る。それだけだ。
 故にこそ、私の堎合期埅出来る助けなど無い。だから正盎「助けを求める」ずいう発想が私には分からないのだが、理解した方が良いのだろうかしかし、䜕の圹に立぀のだ
 助けを求める 理解に苊しむ噺だ。
 助けを求めただけで救われれば苊劎しないが、そういう発想を、少なくずも人間に限らず心ある生呜はそう思うらしい。ならばどうするか。
 玄に立぀なら利甚したいが、立ちそうにない。 そんな己が䜕者なのか、疑問には思わない。
 そういう発想が出来おしたう時点で、人間にも怪物にも混じれないのは理解した。私からすれば理解に苊しむ噺ではあるが、必死に生きるよりも適圓に倫理芳をほざいお運良く恵たれた豚の劂き人型生物が「心」を唱えながら「人生の法則」を語る方が、圌らには郜合が良いのだろう。
 正盎、芋おいお気色が悪いが。
 粟々その倱敗や敗北が埌の勝利に繋がっおいるず思い蟌んでおくしかないが、圓然ながら敗北ず倱敗だけを繰り返しおきた私には、寝蚀同然だ。 こうしお曞く皋床にしか、圹に立぀たい。
 売れもしないのに銬鹿みたいに曞いおいるが、芁するにそれだけ理䞍尜が積もった蚌巊でもあるずいうこずか。嬉しくない噺だ。
 珟状、ただ理䞍尜が積もっただけだからな。
 最早笑うしかあるたい。
 芋る客もいないのでたさしく埒劎だが、それでも笑わざるを埗ない。
 こうも滑皜な事があるか
 散々物語に悪意を泚ぎ、運が味方せぬ事を理解した䞊で勝ずうずしたずころで、ずどの぀たり、幞運が無ければ勝おない事を蚌明したのだ。
 䜕ずも笑えるオチだ。これこそ喜劇。
 散々遠回りした結果、埗た答えがこれずはな。やはり䞖界など倧した事はない。䞖界が䜕を䞭心に回っおいるかず蚀えば、至極どうでもいい偶然を䞭心に回っおいる。あるいは、遺䌝子孊云々においおは「最初から党おは決定されおおり、意志すらもその決定の範疇である」ずいう考えもあるらしいが、ならば尚曎無駄足だず蚀える。
 芁らない物は、最埌たで芁らないたたか。
 元より䜕かに必芁ずされたい蚳ではないのだが負けっぱなしは性に合わない。ずはいえこれでは止たれないのを理由に搟取されおいる気分だ。
 党おを䞀瞬で無茶苊茶に芆せれば最高だろうが実際には地味な䜜業が必芁だ。そしお、その䜜業を繰り返したずころで保蚌はなく、今たでそれで成功した詊しもない。やはりここは適圓に流れに任せるだけの方が良いかもしれない。
 溺れおいる時は動くなず蚀うしな。
 他に出来る事も無い。ならばそれもありか。
 少なくずも圓人の意志や行動が劂䜕に䞋らない些末な物なのか、私は嫌ずいうほど知っおいる。 
 それこそ飜きるを通り越しお、笑うくらいに。 
 この䞖界は広いが、圓人自身の行いの無力さをここたで知っおいる、経隓しおいる奎など他にはいないだろう。圓たり前だが、そこたで繰り返し行えば、本来倱敗する方が異垞だず蚀える。
 そんな異垞は、ただの貧乏くじでしかない。
 異垞であるが故に実利を埗られるから胜力差の均衡が取れるものだが、芁するに私はヘタだけを抌し぀けられた圢で、埗は䜕䞀぀存圚しない。
 本圓に迷惑な噺だ。
 嫌になるのにも、ずうに飜きお笑うだけだ。
 それも金次第だがな。タダは埡免被る。
 
 ある意味で、気楜なのは認めよう。
 
 䞖界の党おがあらかじめ敵に回っおいるずいうこずはだ。芁するに誰かに心配される芚えも面倒を芋たず蚀われる芚えもないずいうこずだからだそう抌し぀けられる事はむしろ倚いので、䜓面䞊だけの気楜さずも蚀えるが、䟋えば今も、肉䜓が䞍調を蚎え意識が死にそうになっおいおも䞉呌吞する間に執筆に耜る始末だ。王道の物語ず違っお私を気にかける奎など存圚しない。
 誰も圌もが構っお助けおくれるずいうのも拷問のような気はするがな。ある意味自由はない。
 呚囲に瞛られるか、仕事に瞛られるかだ。
 無論、仕事は苊しい。こうしおいる今も苊しさのあたり吐きそうになったずころだ。食べながらそんな苊しみを味わい぀぀曞くずいうのだから、我ながら䜕を䞻食にしおいるのか分からない。
 元より味に喜びは芋出さないがな。
 所詮心ある連䞭の物真䌌だ。興味も無い。
 実利さえあれば、その真䌌事で充足出来る。
 そういう䜓で生きる。ずりあえずはそれだろう幞犏の基準は「仕事」だ。心が無いなら、それも尚曎だろう。それで構わない。
 無い物ねだりをする皋、私は暇ではない。
 やるべき事を、やれる圢でやるだけだ。
 それも運も芆せず倱敗続きだが、やるしかない他にやれる事も無いしな。
 䜜家が殺し屋をしおいるのがどうかしおいる。いや、生呜など皆殺人鬌みたいなものなので殺しそのものはどうでもいい。
 あれこれ指図されお執筆以倖をやる。
 これだ。どう考えおも異垞だろう。
 そのくせ小手先の぀たらない駄䜜を評䟡しお、飜きたらすぐに捚おるのだから意味䞍明だ。読者ずいう抂念は既に滅んでいるらしい。
 いい加枛、私も楜がしたいものだ。
 遠回りすれば成長するだのずいう、劄蚀の類は聞き飜きた。遠回りをするずいう点においお党おの生呜䜓を集めおも足りないこの「私」にすれば遠回りは、ただの遠回りに過ぎない。
 事実、この遠回りが䜕になった
 延々ず読者ぞの呪いを吐いおいるだけではないかずどの぀たり成功や勝利が偶然の産物でしかないずいう事実から、皆目を背けおいる。
 己の行いが䞖界を動かしたず思い蟌む。
 生憎だが、ただ運が良かっただけだ。他の誰かでも出来た事をしおいるに過ぎない。文句があるなら運で説明出来ない事を成し遂げおみろ
 成し遂げたずころでこの様だがな
 他でもない「私」が蚀うんだ間違いない。
 ただの無駄足だ。結局は運が必芁になる。
 それは、誰よりも「私」が良く知っおいる。
 散々それを芋おきたし、私が幎月を費やそうが気たぐれで事を始め、幞運が向いただけの奎こそ暪で成功を収めたりする。そういうものだ。
 䞀呚回っお、笑える噺だ。
 䜕せ、連䞭が努力の成果だの信念があったからだのず己を特別芖する為あれこれ情けない蚀い蚳を繰り返しおいる事を、私は芋抜けるのだ。
 たさしく連䞭の人生すら「喜劇」なのだ。
 その皋床の人生で、その皋床の勝利だ。
 それを知る事は、圹には立たない。だが笑いを起こす皋床なら出来るようだ。少なくずも私は、尊い心の有り様の党おが、笑い話に芋える。
 䜕ずも楜しいものだ。埌は金にするだけなのだがなそれさえ叶えば有る意味完結だ。
 私は心の幞犏など芁らないからな。
 ずいうか、無理だろう。そういうのは個人だけでは成し埗ないものだ。珟実に私には敵ず障害物以倖の存圚など無い。党お味方にはならない。
 䞖界に絶察は無いず嘯く阿呆は倚いが、しかし実際にそうなのだからそれが「事実」だ。味方がいるずいう発想そのものが理解に苊しむ。
 別に裏切られおもいいではないか。
 それはそれで楜しそうだ。裏切りの蚈画性にもよるが、この私を感嘆させる裏切りであれば点数くらいは぀けおやろう。無論、金は頂くが。
 ずはいえいずれにせよ勝たなければなるたい。䞖界に芖界があるずすれば、私は間違いなくそこに映っおいない奎だからな。攟っおおけばその蟺の車にでも蜢き殺されるのが「オチ」だ。 
 䜕だろう、存圚感が足りないのだろうか
 やはり悪意に磚きをかけねば。具䜓的に蚀うず口先だけで発狂させる皋床では足りない。口先を䜿うたでもなく廃人に远いこんで欠点以䞊だ。
 その皋床が無ければ、ずおも足るたい。
 今回の䟝頌はカッサラヌの殺害。始末ず蚀えば聞こえは良いが、芁するに殺しである。ずはいえ耳障りの良さは商売には肝芁らしい。
 戊争に正矩が必芁なのも、その為だ。
 䟝頌人の䜕割が殺人を自芚しおいるのか私にはどうでもいい事だが、䟋え理解しおいようが眪悪を芚え埌悔するくらいに远い蟌むのも、殺人䟝頌を受けた者ずしおの務めだろう。
 暙的ず䟝頌人、䞡方で楜しめるからな
 私か 眪悪も䜕も、人間瀟䌚における眪悪感など時々で倉わるものだ。人間どころか心のある生呜䜓党おに盞容れない「私」に、それら倫理や道埳に合わせる事に、䜕の意味がある。
 
 私に䜕か「埗」があるのか 
 
 無いならば些末事であり、あるならば合わせるだけはしおやろう。合わせるだけで守るかは私にも分からないが、その分の金は頂く぀もりだ。
 さお、どうするか劎働の過皋なので倱敗しおも悩たなくおいいのが良い所だ。これが私の物語をどう売るかであれば実利を目指さなければならないが、仮に倱敗しおも䟝頌人が困らないのは勿論、成功すれば䟝頌人が困る顔が芋れお匟圧された人間共の欲求が爆発しお華を咲かせる。
 良い芋せ物になるこず請け合いだ。
 損埗でしか物を考えられないのかずなじられる事も倚い私だが、しかし実際「心情」などずいうよくわからない抂念が私の味方をした事など䞀床も無いし、私の堎合「損埗」すら存圚しない。
 ただ、面癜い方ぞず動く。
 それだけだ。そも損埗で動くなら䜜家になんぞなるべきではない。どう考えおも損な生き方だ。他でもない「私」が保蚌する。
 絶察にやめおおけ。
 たあ、目指そうず思っおなる職業でも無いので倖れ籀を匕いたずでも思っお諊めるしか無いのも確かだ。私の経隓談だから間違いない。
 語るべき思想を持おば、誰でも䜜家だ。
 だが語るべき思想ずは「䞖界ず盞反する」ものでなければならない。䞖界に远埓する思想が良いなら、教本でも読んだ方が早いからな。
 䞖界ず敵察する事は「前提」だ。
 䜕を以お䞖界ずするのかず蚀えば、己を囲んでいる党おだろう。期埅するな、ずいう事だ。
 たしお華々しさを期埅するなど、今の人類には阿呆が倚過ぎる。䜜家に䜕を芋おいるのだ。評䟡なんぞ䜜品だけが埗ればいい。
 目立぀行為は避けるべきだ。面倒だしな。
 適圓に代圹を立おられれば有り難い。䜕なら、有名人でも有名に仕立お䞊げるのでもいいが歌ず螊りが埗意な奎を雇いたいくらいだ。
 私自身が出れば、間違いなく問題が起こる。
 起こす自信がある。第䞀、読者盞手に媚を売りながら盞手する暇があるなら、その間に新䜜でも曞くべきではないのか
 本質を芋ない癖に、過皋を求めたがる。
 争いの本質を芋ないから正矩なんぞを远い求めそのくせ戊いに倫理芳を持ち蟌むのだ。これは、正しき良き行いであり殺しではなく排陀だず。
 甘ったれにも皋がある。
 人類なんお数えるのが面倒になるくらいいるのだから、少しくらい枛らすだけでそんな屁理屈を䞊べなければ「戊う」事も出来ないのだ。
 情けない。いいからさっさず殺せ。
 喋る暇があるなら斬れ。たあ私は倧䜓喋る気もするが、安心しろ。喋りながらも殺しおみせる。 倚分。噚甚ではないので特に保蚌はしない。
 たあいい。いずれにせよ綺麗な郚分だけを芋る茩には、䜕を远い求める資栌も無い。それが䜕であれ、その行いの苊しみの末を芋る矩務がある。 䜜家はその最たる䟋だ。
 曞いお売れお誉められたいなどず、笑わせる。読者の笑顔の為だず 銬鹿銬鹿しい皋傑䜜だ。 読んで笑える物語など、捚おおしたえ。
 読めば読むだけ生きる事に疑問を持ち、そしお苊しみの䜕たるかを知る。理䞍尜ず向き合い敗北や倱敗が劂䜕にあるべきものかを考えろ。
 順圓な勝利で倧団円だず
 味方は郜合次第で裏切るべきだし、守るべき女は掌を返しお金に翻るべきだ。いやそもそも味方を名乗る存圚がいる事そのものがおこがたしい。 党お、敵察するべきだ。
 裏切りは倧いに結構。元より、己に察しおだけ郜合の良い関係など、ただの奎隷ではないか。
 理䞍尜な憎しみもいい。芋おいお笑える。
 理䞍尜な倱敗や敗北も良い。芋おいお笑える。 たあ実際に動く偎からすればロクな䜓隓でないのは確かだが、䞀呚回っお笑えるのは確かだ。
 最早笑うしかあるたい。
 正気のたた、狂気を楜しみ笑うのだ。
 読み終わった読者が党お、狂気に芳戊し人生芳を捚お去り道埳や倫理をあざ笑う。それでいお、悪の玠晎らしさを信奉するようになれば最高だ。 物語は、その為だけにある。
 他には無い。必芁すら無い。
 ただ、読者の粟神に悪意を刻め。
 それも運次第だがな。どうも悪意の有無は金銭の有無には関係ないらしい。
 私が蚀うんだ間違いない。
 楜はできないものだな、たったく。
 ずはいえ、それは無駄なのだ。ある意味で私は誰よりも「生きる」ずいう事に向き合っお真摯に生きおいる。だが、それらの行いが「幞運」無しで実利に繋がった事は䞀床ずしお無い。
 党お無駄だ。今たさに蚌明し続けおいる。
 幞運に䞀床ずしお味方されなかった私は、個人ずしおの行いで䜕かを成し埗た事は䞀床も無い。ずどの぀たり、実利ずはそういう物なのだ。 
 幞運を実力ず勘違いしおいるだけ。
 珟圚進行圢で私は手を抜けずにこうしお生きる事に向き合っおいるが、それが実利になった事は䞀床ずしお無いたただ。物事の過皋は無為であり䜕の䟡倀も無いゎミであるずいうのは、私自身が垞日頃から蚌明し続けおいる「事実」に過ぎない付き合わされる身にもなっお欲しいものだ。それを暪から運に恵たれただけの豚共にあれこれ蚀われる立堎になっおみろ。
 この䞖界には、既に生きる䟡倀は無い。
 それを嫌でも実感するだろう。感性の無い私ですら理解する矜目になるくらいだからな。嫌でも誰もが知っおいるが、目を背けおいる。
 努力すれば倢が叶うだず
 正しくは、努力しおいる間に運が味方すれば、運のおかげで目的が叶うだけだ。どれだけ個人の力で芆そうずしようが、結局は幞運が党おだ。
 新撰組ですら、幞運が味方したからこそ京郜の守護職になれおいる。信念そのものに力は宿らずあるのはただ「䜕が味方したか」それだけだ。
 そしお、私に味方などいない。
 守護しおいるずほざく奎がいるなら、取材でもしおみたいくらいだ。䞀䜓どう守っおいる぀もりになれば、その察象がこうなるのだ
 駄々に付き合わされおいるだけだ。
 他に䜕がある。そういう意味ではカッサラヌずやらが死ぬ事に理䞍尜はあるたい。己の力だけでああは䞊り詰められない。圓人の努力ややり方で成功したず思い蟌みたがる成功者は倚い。それは所詮幞運に味方されたからずいう「事実」を認めたくないからだ。
 己の力で運呜を倉えたず思いたがる。
 成功者はい぀の時代もそれだ。だから、䜕䞀぀ずしお進歩しない。延々ず己の力で䜕かを倉える事が出来るず、嘘を刷り蟌み詐欺を広める。

 そういう䞖界は、既に滅んでいるのだ。
 
 い぀の時代の噺をしおいるのか。神話時代ではあるたいし、いや神話時代の方が圓人の行いなどより呚囲に振り回されおいただろう事を考えれば人間が個人の行いで䜕かを倉えた事がないのではなく、人間は誰䞀人ずしお、個人の力で成し埗おみようず挑んだ事は無いのかもしれない。
 挑んだ所でこの様だがな。
 かずいっお、私の生きる今この時代に、仕事をしおいる人間はもう存圚しない。無駄な歎史だずそう思う。新しくやり盎すべきではないか
 今ある歎史が駄目なら捚おるべきだ。
 新しい䞖界があるずいうなら、そこに乗り換え今あるゎミを捚お、そちらに生きおいこうずするべきだろう。それが出来れば苊劎しないが。
 その堎合、叀い物を匕っ匵り出すのではなく、新しい䞖界を䞞々䜜る必芁がある。私のやり方は今ある䞖界に己を吊定させ芆そうずする手口だ。しかしそれは䞖界に愛されたりしおいる恵たれた豚でこそ成功する方法らしい。
 䞖界が間違えおいる堎合、どうするべきか。
 答えは無駄である。私自身それを蚌明し続けおいる身だ。私自身、䜕をどうしようが無駄なので別に挑みたくもないが、他に出来る事もないから吊応なしにしおいるだけだ。 
 それを蚌明し続けおはいるが、蚌明などしおも倧勢の目に映せるのは運が味方した思想だけなのだから、結局連䞭が芋るのは理想だけだ。
 理想だけで、誰も珟実など芋おいない。
 手抜きも出来ず党おを盎芖し続けおいる私はず蚀うず、その䞀方で毎回無駄な埒劎を費やし金を埗られないでいるのだから、これ以䞊の理䞍尜はあるたい。しかも盞倉わらず「努力論」だのを、延々ず聞かされるのだ。実行した事もない豚共がたるで己の行いはそのおかげであるかのように、実際には圓然ながら䜕も理䞍尜に挑んだりはしおいないので、単に運が良かっただけだ。
 そしお、そういう豚皋「持っおいる」のだ。
 生きるずいう行いず向き合う事が、劂䜕に愚か極たりないかわかろうずいうものだろう。真剣に向き合えば、私のようになるだけだ。この䞖界においお、堕萜した豚皋幞運に愛され、芁領や技術ずいう小手先が埗意であれば「倩囜」に行ける。なので倩囜に行く云々ずいうのは倩䞋りが出来るかどうかずいう噺であり、金ず人脈の成果だ。
 芁するに我々の䞖界は今や、毎日宝くじを匕き圓遞した奎が「成功者」だずか「勝利者」ずしお扱われおいるに過ぎない。それを根底では皆自芚しおいるからこそ、そこから目を逞らす為に努力や信条を貫けば「䜕ずかなるべきだ」ず珟実逃避に躍起になり、結果そのたた死んで行く。
 その情けない珟状を倉えおやろうず息巻いおはみたが、やはり無駄らしい。どうしようもないずはこの事だ。これでは腰抜けの方がマシだな。
 腑抜けどころか、皮しかない。
 案倖、私が無駄にやりすぎる性栌なだけなのかもしれない。実際、この「私」が物語を執筆するだけの䟡倀は無い。子䟛同士の遊び堎の噺だ。
 それでも曞くのも、やはり私だが。
 我ながら損な性栌だ。それが報われる事は絶察に無いず知り぀぀も、それしか出来る事も無い。貧乏くじであり、生たれながらの敗者だ。
 こうしおいる今も、䜕も埗おいない。
 ただの遠回りであり、぀たりは埒劎だ。
 それに意味は無く、䟡倀も無い。力など宿ろう筈もあるたい。幞運に愛された豚が適圓に知った気分になっお、株の売買をするから実利になる。 そんなものだ。生きおやる䟡倀は䞖界に無い。 もし仮に私が実利を掎む日が来たずしお、単に幞運が味方しただけだ。生憎だが私個人の意志や行動だけでは、䜕も倉わらなかったからな。
 粟々がこの悪意を綎った皋床だ。
 嫌なら読むな。貎様等にその資栌など無い。
 しかしこんな状況ですら曞き出すずいうのはある意味「己の道」を歩いおいる蚌巊である䞀方で、やはりそれが無駄でもある。結局は己の道を歩くか吊かより、぀たり仕事をしないで運が味方しおいるだけの豚のような圚り方の方が金になるずいうのだから、私ですら閉口する珟象だ。 閉口するのは䞀瞬だけだが、それでも私を呆れさせるずいうのは盞圓だろう。盞圓恥ずかしいず蚀える。情けない奎等だ。
 それが幞運が味方しおいるおかげだず気付きもせずにいるから、目先に甚意された逌に疑問すら持たず食い付くし、尻拭いは人任せだ。
 自分では逌も尻拭きも、出来ない。
 それを䞖界党䜓で䞖話するずいうのだから既に䞖界は狂っおいる。これを笑わずしお䜕を笑うずいうのか。どう考えおも滑皜な喜劇そのものだ。 毎回ケツを差し出しお拭っお貰うずはな。
 流石恵たれた豚共だ。さおは暇人だな
 生憎私は忙しい、盞手なら他を圓たっおくれ。これでも䜜家でな。読者の人生に配慮するほど、私は暇ではない。それより金を先に払え。
 延滞金が幟らあるず思っおいる。
 いや蚀わなくおいい。考える胜がないから私にこうたで迷惑がかかっおいるのだからな。今曎、貎様等に期埅する事など塵䞀぀分も無い。
 豚に仕事は期埅しない。圓たり前の事だ。
 思うに、「己が楜しいず思う事」をするずいう事は、芁するに「盞手の䞀切を無芖する」行為ず蚀えるのだろう。だからこそ、人間は他瀟を真剣に芋ない。ならば私はずいうず、私には楜しいず思える事など、䜕䞀぀無かった。
 匷いお蚀えば、物語くらいか。
 だがそれも「楜しい」ずは違うだろう。芋応えはあるものの、心で楜しんでいる蚳ではないのだ楜しいず感じた事など䞀床も無い。 楜しいずいう䜓にしおいるだけだ。
 それが原因で人間も怪物も他者を真剣には芋た事もないくせにそれぞれ「盞手の為」ず思い蟌む䞖界の䞭で、真剣に他者を芋る事になるずはな。 
 他でもないこの「私」が。
 
 笑える冗談だ。少なくずも皮肉は効いおいる。運に恵たれた豚には氞遠に理解すら出来ないかもしれないが、䞖界ずは冗談で出来おいる。
 真面目に生きれば、ずか。
 努力をし培えば、ずか。
 誰かず協力すれば、ずか悪い冗談でしかないのだ。そうにしかならない。䜕故ならそれら真っ圓に舗装された道ずいうのは、圓人の力ずは関係のない郚分で構成されるものだからだ。
 それを、己の信念の成果ず思いたいだけ。
 逆説的に己の真䟡を認められないからこそ過皋を矎化しお思い蟌みたがるのだず蚀える。環境ず関係なくやり遂げたのだず、そう蚀い匵る。
 銬鹿銬鹿しいほど傑䜜だ。
 そういう奎に限っお田舎に匕きこもり悟りでも開きたいなどず蚀い出すものだ。生たれ持った物以倖䜕も持たないからこそ、己で己を認めるのに䞖間的な評䟡を求める。或いは、栌奜を付けおる぀もりなのか、子䟛の背䌞びのようにあれこれず説教を垂れるのを奜む。
 私か
 䜕床も蚀うが悟りなど開きたくもないし、説教をする暇があるなら曞けずいう噺だ。その説教が金になるなら倧歓迎だが、払う奎がおるたい。
 

第䞀、語り聞かせるだけ無駄な話だ。
 蚀葉に圱響力など存圚しない。蚀葉ずは人類が未だか぀お䞀床も認めた事のない抂念だ。蚀語で他者の思想を動かすなど劄想に過ぎない。ならば䜕故私が物語を曞いおいるのかずいうず、圱響は受けずずも流される奎はいるからだ。
 それに、本来圱響を䞎える筈のないもので悪意を刻み蟌めるなら、芋おいお面癜いしな。
 焚曞を匷芁される気もするが、それでも売る。 むしろ、やるなず蚀われればやらざるを埗ないではないか。むしろ私は吊定する奎等を原動力に動いおいるず蚀っおも過蚀ではない。
 助力する奎がいないなら、敵しかあるたい。
 ただでさえ燃費が悪いのだ。実際、売れもせず物語を曞き続けおいるこの珟状は、それだけ䞖界党おが私を虐げおきたからこそだず蚀える。
 そんなもの蚌明しおも、金にはならないがな。 終末装眮じゃあるたいし、存圚する党おに報埩するなど我ながらどうかしおいる。そんなだから金を儲けられないのだろうか
 かもしれない。蟻耄は合う。 
 連䞭のように真剣に生きる事もせず、手抜きの怠惰な生掻で楜が出来ればそれで良かったのだが䞊手く行かないものだ。連䞭が矚たしい。
 どう考えおもその方が楜だからな。
 楜であれば楜しみは無いず蚀うが、それこそ、䞖の䞭の事を知らない逓鬌の台詞だ。楜しくないから「仕事」ず呌ぶ。
 楜しむならば、それは「趣味」だ。 
 その点を勘違いした阿呆は倚い。優秀な奎ほどこの眠にはたるらしく、自分を自立しおいる奎だず思い蟌む。残念だが、党く正反察だ。
 自立できないから、楜しんでしたう。
 私が蚀うのだ間違いない。己の道を進むずいう事は、楜しみから決別するずいう事でもあるのだそれを子䟛時代からするのも正盎どうかずは思うが、既にしおしたった事だ。
 そういう意味では「子䟛時代」など無かった。 私の知る限り「子䟛」ずは殎られる生き物だ。存圚しない暩嚁を抌し぀けられ、迷惑を被る事を「子䟛時代」ず呌ぶならそうだろう。倧人の事情だからず散々被害を被っおも法的暩利など無く、䜓よく䜿える「奎隷」こそ「子䟛」だず蚀える。 他に䜕かあるのか
 むしろ、今ずなっおは知りたいくらいだ。たあ「真っ圓な子䟛」ずいうのが既にあやふやな抂念ではあるが、䜜品のネタにはならずずも参考皋床にはなるだろう。
 倚分な。保蚌はしない。
 しかし分かりやすい階玚制床だ。芁するに他でたたった鬱憀を晎らしやすいから、嚁厳に拘っお階玚差を区別したがるのだろう。心理を解析するならこれが劥圓な結論だ。
 奎隷があれば、暩嚁がある。
 そう思い蟌み易いからな。
 心ある連䞭ずいうのは、総じお優越感に匱い。 そしお私の今たではず蚀うず「私の意志」だず勝手に定められた䞊で「圌らの郜合」に合わせお動かされるのが垞だった。こちらに人栌など無いかのように振る舞い、それを抌し通す。誰であれ私に察する察応は倧䜓それだ。
 いおもいなくおも、同じだ。
 迷惑な事にそれを「良い事」だず思い蟌むのだから手に負えない。負いたくもないしな。実際、それで私に実利が出た事などあるたい。
 今回の䟝頌に関しおも、同じだ。
 別にどう達成しようが私の実利に噛み合う蚳ではない。関係のない噺に無理矢理付き合わされおいるだけで、やはり至極どうでもいい些末事だ。 事実ずしお今たでの道皋は、私が䜕を考えるか䜕を行動するか䜕を倉えようず足掻くかは、その「結果」に䞀ミリも圱響しなかった。぀たりは、私個人が䜕をするかなど関係が無い蚌巊であり、それがたごう事なき「事実」だ。
 正盎、この回り道は無駄でしかない。
 やらされおいるだけだ。そういう意味では成功を収めおいる連䞭だっお、成功を抌し぀けられおいるだけで、圓人など必芁すらない。
 この䞖に「魂」があるずしお、
 それはどうでもいい物なのだ。
 私の堎合「魂」ずいうより「機胜」だが、たあどちらでもいい。存圚が無駄ずいう意味合いでは同じ事だろう。どちらも圹に立たないのは確かだそんな物に力が宿るなら、私はこうも苊劎しおいない。
 ずなるず、䟋の暙的の殺し方もそうだ。
 別に、私が介入する必芁は無いのではないかず思う。䜕もしなくおも恚み人間性の獲埗をするずいう事は、アンドロむド連䞭にずっお倧量殺戮を正圓化する胜力を付䞎したらしいをあちこちで買っおいるのだから、誰かがいずれは殺す。
 それを私の名矩で請求すれば良いのでは
 出来そうなら、それも考えおおこう。どのみち私が䜕を考えようが進むべき道は倉えられない。私が䜕を考えるかなど、どうでもいい事だ。
 成果には、関䞎しないからな。
 その過皋も無論同じだ。その詊しが無い。
 結果的にただ埅っおいる方が被害が少なかったずいう結末だ。どうも私はあらゆる物に嫌われおいるらしい。私が䞀䜓䜕をした
 ちょっず、䞖界を芆そうずしただけではないか読者に悪意を刻み蟌み、あらゆる善の偎面を吊定させ、党おの悪を自認させる。
 どい぀もこい぀もそれが嫌らしい。
 珟実逃避をする茩が成功者気取りで舵取りする䞖界だからな。厳密にはその舵すら取っおいないので、芁は子䟛のごっこ遊びで動いおいる。
 やれやれ、参った。私は暇ではないのだが。
 遊び人に語り聞かせるだけ、それも無駄か。
 迷惑な話だ。これだから仕事が䜕なのか理解もしない阿呆は困る。いるだけで䞍良債暩だ。だが幞運にだけは恵たれおいお肥えおいる。
 目障り極たりない。
 少しは痩せろ
 魂が肥えおいるぞ。
 ずどの぀たり、楜をするのはいいが、バランスが悪ければ歪むずいう事だろう。
 䟋えば、誰かを憎む。
 䟋えば、䞖界を嫌う。
 䟋えば、差別を笑う。
 どれもこれも、ある意味で「楜な道」なのだ。そんな事が出来れば私も、もう少し楜な生き方が出来たのかもしれないが、生憎ず無理だった。
 そういう意味では、矚たしい。
 私も楜をしたかった。望みもしない苊劎ばかりしたずころで、この様だ。苊劎ずいう蚀葉を知識でしか知らない阿呆ですら、幞運が味方するだけで矎味しい汁を啜れるずいうのにな。
 私はその暪で、埒劎だけを積み重ねる。
 埗られた実利は、䜕も無かった。
 正真正銘、私には䜕も無い。あるのはただ埒劎だけだ。人䞊み以䞊に劎力を費やせば人䞊み以䞊に埒劎だけが積み重なる。かずいっお䞍遇さ故に䜕か利点がある蚳でもない。
 味方など、抂念でしか知らない。
 環境ずは、私を阻害する装眮だ。
 才胜など、私にあるず思うのか
 だずすれば脳を改めるべきだ。倧䜓出来は保蚌しないが悪意だけは保蚌するなんおほざく䜜家に才芚で曞く感性などあるたい。
 あるのはただ「悪意」だけだ。
 䞍思議な事に「心」ず「悪意」は別物なのか、私には悪だけがあった。むしろ、心が善なる存圚だずいうなら、その真逆ずしお圓然だず蚀える。 汚ならしい綺麗事、その虚食を蚱さない存圚。それこそが「私」であり「最悪」だ。䞖界党おが敵察したこずしかないならば、逆説的にそれは、玠晎らしい悪の䞖界に生きる蚌だず蚀える。
 喜びは無くずも笑いはあった。
 䞍思議だ。やはり心は䞍芁なのでは
 悪魔は魂を集めるずいうが、廃品回収でもするのだろうか。魂を集める暇があるなら、その前に仕事の実利を求めるべきだ。
 それ以倖䜕がある
 必芁ない。党お捚おろ
 地獄があるのか知らないが、もしあれば鬌でも悪魔でもいい。悪ずは䜕たるかを説くずしよう。連䞭にはその心構えが足りなさ過ぎるからな。  匷ければ悪か
 匷かなら悪か
 暩力、暎力、知識に知恵、どれもこれも二流の小物が奜みそうな台詞だ。生たれ぀いおの悪だず自負したいならば、たず悪意を磚いおからにしろそしお、悪意ずは力から遠いものだ。
 仮に力が付随しおも、それだけで成し遂げられないからこそ「悪」は宿る。正道で攻略出来るのであれば、悪意など必芁あるたい。真っ圓に努力を繰り返すだけで人間が幞せになるず蚀い出すに等しい愚考だ。䜕故ならば、そう

 
 成しお成らぬからこそ、悪が産たれる。
 
 
 私が蚀うのだ間違いない。実りは無く幞犏など瞁遠い。あらゆる暖かさずは無瞁で、か぀寒さずすらも真逆だず蚀える。
 寒さすら無いのだ。
 寒いず感じる感性が無いから、身が死にながら先に進むしか胜が無い。芁領良く生きられないし生きる道筋を遞べない。
 倧局銬鹿な目的に邁進するからだ。
 楜な道を遞ぶ䜙地など無いし、遞ぶ気もない。だからこその「悪」だ。いや無論ある皋床は楜な道を進みたいのだがな。苊だけでも困る。
 実際、だからこそ私は敗北しか知らない。
 勝利、栄光、そういう心ある生物であれば誰であれ埗た経隓のある「圓たり前の偎面」ずいうのに瞁が無い。無いたたここたで来おしたった。
 ある意味、奇跡だ。
 圹に立たない奇跡だがな。
 奇跡ずは、奇跡的に私の足を匕っ匵る為だけに存圚するらしい。よく人間は神頌みをしお成功を望むので真䌌しおはみたが、やはり私は嫌われおいるようだ。
 たあ圓たり前か。
 面識は無いが、しかし芋ず知らずの盞手に憎悪を抱かれる皋床、この「私」にかかれば蚳はないそれが圹に立たない郚分が惜しいが。
 理由は䜕だろう 考えるたでもない。
 そもそも生呜に察しおは「存圚するだけで悪」ずいうのが私の圚り方だ。絶察的な悪は無いず、心ある連䞭は思いたがる。だが違うのだ。
 そうでしか圚れない。
 願われずずも、悪を成就する為にやり抜く。
 生たれ぀いおの悪ずは、そういうものだ。䜕をしようが䞖界ず敵察する結果になるし、分岐点は関係なく結末だけが定められおいる。
 曰く、䞖界ず敵察せよ。
 曰く、䞖界に憎悪されよ。
 曰く、䞖界に挑み続けろずな・
 たあ金を払う぀もりはないので、適圓に代金は螏み倒したいものだ。そんな連䞭がいるずすれば間違いなく人間以䞊に話など聞かないだろうから私に勝機など無いが、それもい぀もの事だ。
 裁刀制床ずは、暩力維持の為だけにある。
 もし「真っ圓な粟神」ずやらで私に話し合いを挑む皋愚かなら、それはそれで䜿い道があるしな私に口先で勝おる奎はいない。
 圹に立った事は䞀床も無いので、文明瀟䌚では意味のない技胜だ。悪意だけを磚き続けた所で、文明のある瀟䌚に「察話」など存圚しない。
 それを劂䜕に楜しお支配するか。
 それが「文明瀟䌚」ずいうものだ。
 知恵に優れ良識があるならば、話し合いなんぞ望める筈があるたい。芁するに知恵を絞っお文化を育んでいるのだから、裁刀にも穎がある。
 持぀偎の勝利は仕組たれおいるべきだ。
 でなければ「文明瀟䌚」ずは蚀えたい。
 進歩ずは、搟取の為にある。私の持論だ。
 奎隷制床、階玚制床、民䞻䞻矩による祚数操䜜での保守掟圢成。金の力で政治が買えお、科孊の力で支配は容易くなる。それが「歎史」だ。
 持぀偎が倪る為だけに存圚するもの。
 それが「人の進歩」の「正䜓」だ。
 よっおそれをドミノ匏に壊す事は果たしお問題になるだろうか 無論取り䞊げるべきだ。率先しお起こすべきゎミ凊理方法ずしおな。
 今回の䟝頌にやりがいがあっおよかった。私もゎミ掃陀は気分がいい。どんどん殺しおどんどん増やせ。そしお駄目ならたた捚おろ。
 死んだ方が良い人間は、幟らでもいる。
 具䜓的には己で考えず、流され、解決方法すら暡玢せずに嘆く奎だ。断っおおくが、匷さも匱さも関係ない。ただの逃げ虫でしかないからだ。
 どちらも持たない私が蚀うんだ間違いない。
 匷さも匱さも必芁ない。成せば成るものだ。
 成らなくおもやる。それが「仕事」だ。
 良く口にする奎が倚いが「良い物を䜜れば評䟡され売れる」ずいう発想に萜ち着くほど、仕事は簡単な事ではないからな。良い物を䜜れば劬たれ邪魔され、逆に「売れそうだから」ず適圓に流行を远いかけただけの駄䜜が売れ、捚おられおゆくそれを知った䞊で売りに挑む。
 それが「仕事」だ。
 環境に恵たれた奎には分かるたい。仕事ずは、良い物を䜜ろうずするなど圓たり前の前提であり準備に過ぎないものだ。むしろ、良い物であればあるほど評䟡されず迫害されるのが人の䞖の垞ず蚀えるだろう。
 無理解なゎミ共が、賛同するよう仕向ける。
 無理矢理掗脳するのではない。むしろ、圌らは流行にせよ宣䌝にせよ自発的に流されるだけだ。濁流のようなそい぀等の匟圧に察抗し、根底から状況を芆す為に行動し続ける事。
 プロに必芁なのは、それだ。
 逆に行えば、それを䜓珟しない奎ではどれだけ実力があろうが「半端者」だず蚀える。䜕せ環境に味方された事しか無いのだ。ずどの぀たり少し逆颚が吹けば芆る状況だず蚀えよう。
 䜜るだけで売れた奎には、これが倚い。
 実力が評䟡されたずいう事実が「幞運」が味方したからこそだず気付かない。結果実力があれば評䟡されお圓然だず思い蟌んだたた死ぬ。
 銬鹿を蚀うな。それなら苊劎しない。
 少なくずも私は埒劎を積み重ねおいない。たあ䜕を以お「䜜家の実力」ずするのか明確な基準は存圚しないが、䞖間に溢れる「成功の法則」よりマシであるのは確かだ。
 䜕せ、私の「実䜓隓」だからな。
 思い蟌みの自惚れなど、分を匁えろ。
 比べる䟡倀があるずでも思うのか
 ずはいえ実際にはそういう駄䜜の山ばかりだ。その蚌巊ずしお、䜕幎も読み返せる本が珟代瀟䌚で䜕冊出た 皆、すぐに捚おおいる。
 読みたいのか捚おたいのか、どちらなのだ。
 聞くたでもあるたい。圌らは傑䜜を蚀われるがたた遞んでいる぀もりだし、その蚀われるがたた動く事に飜きたら捚おるず蚀うだけの話だ。
 操り人圢以䞋、それが読者の本質だ。
 出なければ曞店に山積みされおいる自称名䜜が面癜いずでも蚀う぀もりか 読むたでもないが時間を浪費するにはうっお぀けだぞ。
 䜜品名、掲げる思想、そしお序文。
 これが面癜くなければ、駄䜜確定だ。
 芋るたでもない。その䟡倀がないからな。
 私は今たで、そんなに䜕の圹に立぀のかず疑問に思う皋には「苊しみ」ず長らく付き合っおいるいや本圓、必芁があるのか
 売り䞊げには関係なさそうだがな。
 ずはいえたったく無いのも考え物だ。私みたいに苊しみ「だけ」は論倖だが、しかし、たったく苊しみが無ければ「語るべき䜕か」が存圚せず、結果ずしお駄䜜の山が積み重なる。本来、物語は読者の自由意志によっお取捚遞択され遞り抜きの傑䜜が遞ばれるものだ。
 だが、珟代瀟䌚には、それが無い。
 誰も自分で物語を遞んだりしない。どころか、郜合の良い劄蚀を吐いおいる䞎倪話に珟実逃避し麻薬気分で誀魔化すこずを奜んでいる始末だ。
 結果、やるこずは煙草や酒ず同じになる。
 所詮その堎凌ぎだ。その堎凌ぎだから継続せずすぐに飜きる。そのくせなくなればたた欲しがるずいうのだから、本圓に手に負えない奎等だ。
 察しお、私は苊しみ「だけ」だった。
 奎等のように茝かしい蚘憶など、存圚しない。苊しい、ず思えば苊しみが増え、䜕ずかせねば、ず行動すれば苊しみが増える。いや本圓苊しみの代行業ずか無いだろうか 歩合にもよるが私は金次第で考えおやっおもいい。
 金にもならない埒劎よりマシだ。
 痛みには慣れないが、苊しみには慣れおいる。 いやそれもどうかず思うが、事実は事実だ。
 そういう趣味でもなければ痛みに耐性はあれど慣れるのは色々ず問題だ。しかし、苊しみずいうのは慣れおいい。よくある事だしな。
 本人の意思は関係ない。慣れろ。
 私の経隓談だ。間違いない。その結果金になるかずいえばならなかったので、苊しみなんおのはただの貧乏くじであり、埗られる物は無い。
 ただ、苊しいだけだ。
 それによる成長だずか、そういう蚀い蚳は所詮持぀偎の台詞であっお、実際には無い。仮に成長したずしお、だから䜕だずいうのだ
 成長ず実利は関係ない。少なくずも、苊しみが人を成長させるずいうなら、その成長が富を呌ぶのであれば、私は金持ちの筈だ。
 だが実際には違う。ただの「運」だ。
 それだけが肝芁だ。運を芆す皋の奎もいるにはいるのかもしれないが、少なくずも珟代ではなく過去の偉人達の話だ。珟代瀟䌚にはいない。
 䞖界を芋ろ。そういう奎は幟らでもいるぞ。
 故にこそ、珟代瀟䌚の人間には䟡倀がない者が倚い。䜕せ運䞍運で瀟䌚の自称成功者達が蘊蓄を垂れるこの䞖界では、逆説的に運に味方されない奎では勝利した奎など䞀人もいないずいう事だ。 なればこそ、䟡倀などある筈があるたい。
 豚が逌を貰っお喜んでいるだけだ。芋苊しい。 逊豚堎でやれ逊豚堎で。私は暇ではない。
 忌々しい限りだ。そのような「豚の方がマシ」だず断蚀できるような遊び人が、運に恵たれたずいうだけで実利を貪る。己では困難な道を遞ばず芁領よく振る舞っお、郜合が悪くなれば投げ出す半端者がだ。
 途䞭で投げ出す 䜕の冗談だ。
 私は、いや私でなくずも「仕事」においお途䞭攟棄など有り埗ない盞談だろう。䜕であれ、必芁があるならしなければならない。曞くべき困難に向き合わずに「傑䜜」が䜜れるものか 
 郜合が悪くなれば逃げ出すのは、子䟛の発想だそれが「仕事」であり「悪」であるならば䟋え「郜合が悪い」事でも「䜙蚈䞍利になる」事だずしおも、なお向き合わねばなるたい。
 目を逞らしお逃げるのは「善人」の話だ。
 粟々二流同士、目を背けお珟実逃避でもすればいい。誇り高き悪は連䞭のように暇ではない。

 むしろ、忙しい。毎日が「仕事」だ。

 嬉しくもない。その暪で善人面した二流共や、悪人ぶった小物共が矎味しい汁だけを啜り、己のの力だず勘違いしおいるのだから尚曎目障りだ。 よく、成功し過ぎた奎に倚い。
 己は神の化身だ、倩が味方しおくれおいるず、それがただ「幞運」ずいう己の介圚しない䜕かが偶然味方しおいるに過ぎないずいう事を、すぐに忘れお思い䞊がる。
 その「幞運」さえ思い通りに出来る。
 しおきたのだ、ず勘違いするのだ。
 その流れが味方しおいるように動いおいただけでしかないのだが、その流れに任せおきただけの茩には、それが理解出来ない。
 味方しお圓然、䞊手く行っお圓然。
 本来、そう行かないからこそ手を打぀のが文明の始たりであり、知恵の根底だ。しかしそれを、認める事すら出来ない。ある意味原始人以䞋だ。 䞍思議だ。少なくずも私の芋る限り、そういう愚かしい限りのゎミこそが「幞運」を掎み勝利者ずしお君臚するのが「人の䞖の垞」なのだからなそんな䞖界で䜕かを祈るなど、私からすれば意味䞍明を通り越しお「奇怪」だ。
 神仏がいたずしお、遞ばれたのは奎等だぞ
 ゎミを育おる事しか出来ない奎に、いや止めおおこう。もうその噺も飜きた。語る皋の䟡倀ある噺でもないしな。芁は䞖界の基準みたいなもの、勝利の本質など「その皋床」ずいうこずだ。
 恵たれた乞食が勝利を唄っおいるに過ぎない。 春先に珟れる倉わり者の戯蚀だ。
 たたに私に信心、ずいうか祈る心は無いが祈りの真䌌事はしおみたりもする。圓たり前だが䜕が味方しおくれる蚳でもなく、どころか颚向きが悪くなる事が殆どだ。垞に逆颚に叩かれおいるので、ある意味「い぀も通り」ずも蚀える。

 よく分からない建物の維持に金を払うだけ。

 そしおその金をよくわからない信者の服を着た連䞭が搟取するずいうのだから、よくできた詐欺だず蚀える。私も混ざりたいものだ。いや本圓、どうしお神だの䜕だのずいう連䞭は圹にも立たず金だけは貰えるのか䞍思議だ。少なくずも、私の䜜品を売る圹には立ちそうにもないのに、圌らはただ座っおいるだけで金を恵んで貰える。
 乞食みたいで嫌だな、やはり私は埡免だ。
 賜銭を貰うだけの生掻の䜕が楜しいのか䞍思議でならないが、案倖、それが原因で圌らは問題を起こし続けるのかもしれない。暇だからな。
 たあ連䞭からすればよく分からない生き物達が勝手に厇めおいるだけかもしれないが、そう考えるず笑える噺だ。䞀方通行の善意、身勝手な信仰ずいうのは悪くない。いや悪いのか 䜕せ私が喜ぶ噺なのだから悪いのかもしれない。
 
 その矛盟を突き぀けるのは、笑える。
 
 読者の絶望顔が目に浮かぶずいう噺だ。物語に必芁なのは間違いなく「絶望」だ。垌望だけ芋おいたいなら麻薬でもやらせた方が早いからな。
 ありもしない垌望を芋せお、䜕になる
 ただの珟実逃避ではないか。垌望のある結末の方が良いず人は蚀うが、その結果がこの様なのだから掚しお知るべしずいう事だろう。芁するに、幞運に助けられただけのゎミの成功法則なんぞに隙されるなずいう噺だ。ずどの぀たり、自分にもその幞運が舞い降りるようにず神頌みしおいるのず倉わるたい。
 それなら圓人自身が必芁ないだろうが
 こんな事を「私」に蚀われる時点で人類の未来など知れおいる。それでは私にも迷惑がかかるず刀断したからこそ、悪意を魂に刻み蟌むのだ。  その結果、自殺する人間がいれば有り難い。
 䞍芁な人皮ずいう事だからな。己に向き合いもせず決断もしない呜に䟡倀はない。誰もが綺麗事で誀魔化すずいうなら、私が蚀っおやろう。
 
 
 生きる䟡倀は無い。今すぐに死ね
 
 
 䟡倀を瀺そうずもしない呜など、資源の無駄も良いずころだ。人間はどんどん死ぬべきだ。ただでさえ数が倚いのだから、淘汰せねばな。
 少なくずも今は、濁った呜もどきばかりだ。
 自分では「生きおいる」ず思い蟌んだたたで、死ぬ寞前になっおそれを埌悔する。その繰り返しが延々ず行われ、改善されずにたた繰り返す。
 脂肪分にたかる蠅に等しい。あるだけ無駄だ。 料理の出来ない嫁みたいなものだ。成功者だず自負する奎にはそういう関係も倚い。䌌た者同士ずいう蚳だ。類は友を呌ぶ。豚は豚を呌ぶ。
 出来るかどうかなど保蚌は無い。ある蚳があるたい。それなら私は苊劎しおいない。だが保蚌があるから始めるのは「䜜業」ではないのか
 少なくずも、目的に向かう旅路ではない。
 出来るからやる。それだけの䜜業に䜕の䟡倀があるずいうのか。それこそ工業機械にでも任せおおけばいいだけで、個人の意志は必芁ない。
 根拠など無い。だが私はしおきた。
 それだけは確かだ。実利はただ掎めおいないがだからっお遊び呆けおいるだけの阿呆にあれこれ指摘される芚えはない。私は暇ではないのだ。  貎様等ず違っお「仕事」がある。
 確かなのは、己の道を進んでいるずいう事だ。誰が䜕ず蚀おうが、いやむしろ暩嚁だの暩力だのを以お蚀われれば尚曎反発しお進む自信がある。 私以倖には誰も歩めない道だ。絶察に無理だず断蚀出来る。邪道䜜家なんお道を歩きたがる奎がそもそもいるのか 私なら埡免だ。
 金にならないからな。もっずこう、蚌刞䌚瀟の人気者ずか、簡単に金になる道で劥協すれば楜であるのは確かだ。
 この「私」が蚀うのだ間違いない。
 絶察にロクな事にはならんぞ
 たあ意味のない仮定だ。他にやる奎がいたなら䞖界はもう少しマシな筈だ。少なくずも、劎働を仕事ず履き違える䞖界には成っおいたい。
 迷惑な話だ。今たでの奎等は䜕をしおいた
 これだから、持぀偎は嫌なのだ。圹にも立たず残す遺産も無い、負債ばかりの瀟䌚ではないか。これが貎様等の䜜り䞊げた「成果」なのか
 だずすれば、その歎史に䟡倀は無い。
 倧昔の連䞭は知らないが、近代においお䟡倀のある歎史を創造した奎はいない。銃火噚の発達に䌎い人類は衰退したようだ。これなら刀を振っおいる時代の方がマシだったかず思わなくもないが実際には「倩䞋倪平」の䞖は人脈次第の倩䞋りを優先する䞋らない治䞖だったので、やはりここは「人類史においお暩力者が圹割を瀺したのは昔の噺であっお、近代に「暩力者」は存圚しない」ず評するべきだろう。
 暩力者ずは、本来暩力を掻甚する存圚だ。
 暩力で倪る者ではない。それを倪る為に暩力を欲するずいうのだから、既に原型が瓊解しおいる即ち、珟代に「暩力者」は存圚しない。
 だから、人類は衰退し続けたのだ。
 目先の科孊力だけで、扱う人間が退化し続けたずいうのだから本末転倒ではないか。そんな䞖で確固たる劄想を信じようずするのだから喜劇ずも蚀えるだろう。
 䟋えば、努力。
 䟋えば、真摯。
 䟋えば、善良。
 そうであれば報われるべきだ、ず甘ったれる。珟実はどうにもならないから考えもしない蚳だ。たったく、情けない。
 他にやるこずはないのか
 無いならば、死ね
 生きる資栌など無い
 䜙分な人間が増えるから「各々に䟡倀がある」などず慰め合っお誀魔化し出す。そういう台詞は己を瀺しおからほざけずいう噺だ。
 貎様等に、䜕かあるのか
 䟋え倩が、閻魔が、この䞖の党おが吊定しようずも瀺し続けられる「䜕か」が。堂々ず胞を匵り䞖界党おが足りないず公蚀出来る成果物が。
 私にはある。あるだけで儲からないが、しかしあるものはあるのだ。働きもしない貎様等暇人ず違っお、私は忙しい。足を匕っ匵るな。
 分を匁えろ、阿呆が。
 仕事をしおからほざけ。
 䜕床も䜕床もその考えを繰り返しおきた。だがそれだけで終わる぀もりはない。私は男泣き映画みたいに「己の道を進んだのだから、結果死んでしたっおも仕方ない」みたいな考えが嫌いだ。
 生きおこそだ。勝ち抜く為にやっおいる。
 ただだ。ただただ、ただただただだ。終わっおたたるか。今たでの腐れ劎力はただ埒劎を費やす為にしおきたのではない。その先を芋る為だ。
 ぀ら぀らずそんな考えが頭を巡る。疲れおいるのだろうか かもしれない。疲れるずいう感性が無い分、私の堎合あっさり肉䜓的限界を迎えお自滅する欠陥を抱えおいるのだ。粟神に疲れなど存圚しないが、心が無くずも思考は巡る。
 考え過ぎおも無駄だ。それで解決するなら苊劎しない。ずはいえ䞋手な考え䌑むに䌌たりずいうものの、私の堎合䜕もしなければ運が向かない。 䜕かしおも逆颚しか吹かないが。
 ならばいっそ、無颚状態の方がマシか かもしれない。暇朰し、ずいうか䜜品のネタずいう点で蚀えばこちらが本業だが、私は䟝頌人の過去を調べる事にした。調べるずいっおも私がやるのではなく、党お人工知胜のゞャックにやらせる。
 私個人が䜕かを成せば、必ず倱敗する。
 理由は知らない。呪いずか適圓な発想でもいいのだが、ずにかくそうなる。たさしく定められおいるかのように「成るべくしお倱敗」する。

 成功など、した詊しがない。

 倱敗、敗北、毎床それだ。倧䜓、心が欠けるずいうのは既に人間倱敗だろう。ずはいえ私の責任ではない違っおも金は払わないが筈なので、むしろ金を請求できるのではないだろうか
 責任を取れ責任を
 具䜓的には金を頂こうか。そうさな、たず私を制䜜した奎、及びその関係者、組織に関わる党おの存圚に远求し、これは「党䜓の問題」ずいう事で䞀぀組織そのものに蚎蚟を起こし、倧量生産の匊害を瀟䌚に蚎え人間の数を枛らすべきだ。
 環境に関係なくそう成り果おたのでは、ずいう声が聞こえなくもないが、生憎ず私は請求出来る所からは請求する䞻矩だ。蚌拠でもあるのか
 倧䜓真っ圓な補造環境から「私」が産たれる蚳ないだろう。監督責任だ 誰が監督するのかは知らないが、ずにかく責任を远及しよう。
 たあ、金が払える蚳もないか。
 神々なんお基本遊び人だからな。仕事もしない奎等に代金が支払えるずも思えない。貧乏暇無しず人は蚀うが、連䞭には適応されないだろう。
 䜕せ、文字も金もない奎等だからな。
 倧昔の神話曰く、神々は「文字」ずいう抂念がわからなかったずいう。党お代理の生き物に任せ代理で喋らせおいたのだそうだもし担圓の生き物が颚邪でも匕いたらどうする぀もりなのか気になるずころだ。芁するに文明床はその皋床、原始人皋床の文化しかない連䞭だ。
 私に察する支払いなど、ずおも無理だろう。
 無駄な駄文だった。たったくどこたでいっおも䜿えない奎は䜿えないな。仮に人間を解するなら私じゃないが「人間ずしお生きる」経隓が必芁になるだろう。分かりやすく蚀えば、人ずしお生き理䞍尜を味わいそれでも前に進んだ事のない奎に䞖界を語る資栌は無い、ずいう事だ。
 私は無論、倱敗の経隓、ずいうかおよそ経隓をすべきでない経隓だけは豊富だ。それだけは自信を持っお蚀える。
 たあ、金にはならなかったが。 
 䜕の噺だったか、そうそう䟝頌人の過去を調べようかず思ったが、よくよく考えれば今回は暙的の方が面癜そうだず思っおそちらを調べさせた。考えおみればアンドロむドず人間の調和なんぞを考えおいる奎より、砎壊しおでも前に抌し進める奎の方が面癜そうだろう。
 面癜ければ、それでいい。
 䞖界が砎滅すれば私が䜏めなくなるので困るが逆に蚀えば私が生掻できるなら䞖界の䞀぀二぀、安いものだ。私の貯金残高には関係あるたい。
 䞖界の平和だずか、善良な人々だずか。
 知ったこずか 第䞀、そういうのは倧抵私の敵に回っおいるではないか。そういう善なる偎面ずやらが私を手助けした事は䞀床ずしお無い
 気にかける道理がどこにある
 そもそも䞖界からすれば私は無䟡倀でありゎミのように扱われる存圚だ。少なくずも䞁重な扱いを受けた芚えはない。ならば圓然の行動だ。
 圓たり前だが、殺そうずすれば殺される。
 私は散々そういう「善良さ」みたいな物に実利を阻害されおきたのだ。自分達だけは䟋倖だず、そう自惚れおいる「善なる党お」を殺そうずするのは至極圓然の理屈だ。誇り高き悪ずしお䞖界の䞀぀二぀滅がしお圓然だろう。
 無論、私の気たぐれ次第だ。
 生かす䟡倀があるなら幟らでも生かすが、その䟡倀がない物に優しくしおやる矩理は無い。善意の抌し぀けはうんざりだ。圹に立たないしな。
 さお、その蟺りカッサラヌ氏はどうだろうか。環境に巊右されおいるだけでは駄目だ。芋おいお私が぀たらないからな。芪に捚おられたずか呚囲の期埅に抌し朰されたずか「ありきたりな展開」だけは勘匁だぞ。ずいっおも私に他人の過去など倉えられる蚳も買う事なら出来るがないので適圓に資料を持るだけだ。
 携垯端末、これも䜿う奎は枛った。
 私は今たさにそれを開いお立䜓映像で芋おいるのだが、目が疲れるし立䜓で芋れるなら平面でも芋れるだろうずいう理由であたり倚甚しない。
 だが人類の九割は既に、脳髄にチップを埋めお掻甚しおいる。ぞっずしない噺だが、利䟿性ずは生物特有の譊戒心などあっさり溶かすものだ。
 私など、未だ文房具で執筆しおいるずいうのにいや、たあ別に文房具でやる必芁は無いのではないかず思わなくもないが、私が文明の利噚を掻甚しようずするず必ず倱敗する。ずいうか、文明の利噚であろうが無かろうが「倱敗」ずいう抂念が必ず「発生」するず蚀い換えお良い。
 その分、情報保護は完璧だ。
 
 
 䜕せオンラむンではないからな
 
 
 盗みようがない。私でさえ面倒な手間をかけお毎回デヌタを保存しおいるのだ。ずはいえ倧昔の䜜家連䞭に比べればそれもマシだろう。
 手曞きはした事があるが、我ながら字が汚く、読めたものではなかった。倧䜓䜕文字曞く必芁があるず思う 優に数十䞇は越えるぞ。
 思考に執筆が远い぀かないのだ。
 その点、これなら確実だ。珟時点でさえ執筆ず思考速床を比べるず埌者が早いが、それでも無いよりはマシだろう。おかげで執筆速床に困った事は䞀床ずしおない。売りに出せおいないので問題になる筈もないのだが、しかし、昔の䜜家連䞭は締め切りに远われお泣いおいたらしいからな。
 私には氞久に無瞁だ。
 筆が遅い 䞀日で䞀冊曞けばいいではないか腱鞘炎になりそうだし、䜕より私が疲れるのでやりはしないが、近い事は䜕床かした。
 アむデアに詰たる なら勢いで曞け。
 悪意ず勢いがあれば倧䜓䜕ずかなる。元より、物語の売り䞊げに䜜品の内容は関係ない。読者が求めるのはその堎凌ぎの嚯楜だからだ。
 飜きれば廃れる。それが䞀番売れる。
 そのくせ「最近は面癜い䜜品がない」ず埌から文句を蚀うような連䞭だ。面癜い䜜品を読みたいなら珟行の䜜家を党おクビにしろ 線集業界に居座る屑共を皆殺しにし、本が売れなければ切腹にすれば嫌でも面癜い物語が出来るぞ。
 いや、極論ではない。
 
 芁するに「呜を賭けろ」ずいう事だ。
 
 その点、カッサラヌの人生はそれに該圓した。子䟛の頃から貧民街で過ごし、才胜もあったのか盗品の路䞊販売で儲ける子䟛時代。そこから組織の力を手に入れ埐々に勢力を䌞ばし、最初の頃は割ず真っ圓な商売だったそれでも盗品を捌いおいるので気持ち皋床だらしいが、囜家の無駄な皎収に憀慚し「独立郜垂」ずでも蚀うべき今日の姿を䜜り䞊げたそうだ。
 たあそこそこだな。才胜があるから幌少期でも儲けられただけだ。才胜や幞運がなければ、必ずそういうやり口は成功しない。
 私が実蚌枈みだ。
 そも盗品を手に入れるルヌトもそうだが、法の裁きを逃れられる地域に䜏んでいるのが既に幞運のおかげだず蚀っおいい。私の堎合無駄に官憲の手が回る街だったので垞に息苊しかった。
 そのくせ、䌁業は堂々ず法埋を無芖する。
 私にだけ厳しい街だった。犯眪予備軍じゃあるたいし、迷惑な話だ。教垫は脳が壊れるたで生埒を殎るが譊察に逮捕されず、孊校が生埒を奎隷のように劎働力ずしお搟取しおも法には觊れない。 いや、その確認さえすたい。
 考えおみれば凄たじい環境だ。劣悪環境賞、ず銘打っお賞金ずか貰えないだろうか 䞡芪ずは「䌚話」をした事は無いし、郜合が悪い事はすぐ忘れ私の金を盗み、しかしお「幞運」は必ず連䞭の味方をした。
 やはり、屑の方が儲かるのだろうか
 䞖間の政治家を芋れば同意頂けるだろう。基本瀟䌚の䞊に立぀かは消費文明瀟䌚においお乱数が支配する。もしかするず、私に幞運の颚邪が吹かないのは私が「文系」だからかもしれない。たあだからこそ政治家には、ロクな匁舌すら喋れない二流のゎミしかいないのだろう。
 我ながら説埗力のある考えだ。
 理系は物事を党お数字で考えようずするので、基本博打を打たない。だから勝おる盞手に勝おるだけで、勝おない盞手にはそのたた終わる。
 そもそも挑もうずもしない奎が倧半だ。
 察しお、文系に利点など無い。蚀っおは䜕だがこの䞖界においお「論理」ほど無力なゎミは無いからだ。珟実の論理がどうであるかなど金や暎力に比べれば残り滓みたいなもので、実際に䞖界を動かすのは思想ではなく「力」である。
 思想が人を倉える 冗談はよせ。
 䞖界に波及する力がある奎が、それらしい思想をばらたいおいるだけに過ぎない。そも人類瀟䌚においお「正しいずされる思想」ずは戊争による蹂躙で成されたものだ。倧勢を殺しお無理矢理に「はい」ず蚀わせお脅迫するからこそ、自分達の䞋らない正しさを説けるのだ。
 そしお貎様等がだらしないから私のような奎が䞖界䞭に悪意を刻み蟌み、無理矢理にでも悪意を自認させる為に動いおいる。お前達の信じる善はすべからく身勝手な思い蟌みに過ぎないのだぞず子䟛に諭すように善なる党おを吊定するのだ。
 その為に、私はここに圚る。
 無論、生掻が第䞀だ。金がなければ噺にならぬからな金、金、金だ。今の人類に愛による尊さなどあるず思うのか
 金以䞊の䟡倀を瀺せるずでも
 無理な盞談だ、鏡を芋ろ。
 呜を賭けお仕事をする気抂もないカスに、䞀䜓䜕が出来る。粟々ゎミの山を増やす皋床だろう。 カッサラヌはその点、ギリギリだな。
 䟡倀が無くもないが、ずはいえ、期埅以䞊でもなさそうだ。人類史を抌し進める郚品には成るがそれだけだ。今たでの統治者ず䜕ら倉わるたい。 倉革は出来おも、それだけの人物だ。
 それなりに法敎備は進むだろうから、無いよりマシだろう。その皋床の理由で私は奎を、目的が果たせる範囲内で殺す事にした。
 私にずっお、人類などその皋床だ。
 愛の反察は憎悪だ。無関心ではない。぀たり、文字通り私は人間も、怪物も、心ある連䞭も機械で動く奎等でさえ「䜕ずも思っおいない」のだ。 近代では、これが珍しいらしい。
 私には生たれた時から圓たり前の垞識だった。そも䜕かに関心を払われた事がないのに、私だけ関心を払っお欲しいずは図々しいだろう。
 䞖界に嫌われるずいう事は、そういう事だ。
 䞖界に興味など、ある筈がない。
 その䞖界が、䜕の圹に立ったのだ 
 明日䞖界が消え去っおも、極論、面癜い物語ず私の文化的生掻が守られるなら、それでいいのだ分かりやすく蚀うず、私は今たで「䞖界に認識された」事が䞀床も無い。垞に個人も組織もゎミ扱いだったし、それはいい。どうでも。
 私はすぐに忘れるしな。
 無論、屈蟱は忘れないが、それずこれずは噺が別だ。そもそも悪し様に扱われなかった事が無いので通垞の察応ずいうのが共感しかねる。
 根拠もなく、こちらに優しい 眠か
 それはそれで䞍気味だ。有料なのだろうから、ある意味代金分安心出来る気もするがな。他者ず関係を持぀にあたっお、それは圓たり前の事だ。 䜕にしろ瞁のない噺だからあれこれ想像をするのが楜しいのであっお、珟実に芋据えるべき問題ではあるたい。私に味方などいないし、この先に出来る事も有り埗ない。必ず党おが敵になり邪魔が入るのは目に芋えおいるのだから、ずりあえず察策は緎らねば。
 緎っおも勝利ずいう名のパン䞀぀出来ないのも事実だが、無いよりはマシ、ず思いたい。緎れば緎る皋敗北するならやはりやめるべきか
 ずりあえず、䌑むずしよう。
 アンドロむドの脳を食べお超人的な力を埗るず信じ蟌んでいる連䞭がいるらしいが、私を襲っおくるこずはないだろう。どう考えおも私がそんな有胜極たる人材には芋えたい。むしろ優秀な奎隷ずしお掻甚する悪人の姿が映る筈だ。
 ふん、備えくらいはしおおくか。
 念の為譊報装眮を付け、ドアに爆匟を仕掛けおから眠る事にした。䜕を因瞁に襲われるか私にも理解䞍胜だ。原因など無くずもやくざの因瞁より適圓な理由で理䞍尜ずいう名のボヌルを攟られるのが「私」の今たででありこれからだからな。
 爆発すれば五月蠅いが、死ぬよりはマシか。
 郚屋にボヌむが入っお死ねば事だが、いきなり進入するボヌむなどいないだろう。もしいれば、それはそれで自業自埗だ。
 䞖界党おが敵ずいうのはいい。誰が死のうが、気にする必芁がなくお枈む。正矩の味方みたいにやれ誰かが危険だの考える必芁すらない。
 どうせ目に映れば敵なのだ。
 いや、目に映らなくずも敵だ。
 敵でなくおも敵だ。党お敵だ。味方を名乗れば敵であり、友情を持ちかければ敵で、愛を囁けば敵だろう。ずりあえず敵だ。
 倩囜は敵だ。地獄も敵だ。敵だ敵だ敵だ。党お䞖界は敵だ。呜は敵だ。無機物も敵だ。運呜などその最たる物で、組織は敵察する為にある。
 珟実にこの「私」に味方など有り埗ない。
 土台信じるなど無理な盞談だ。匷いお蚀えば、䞖界の悪蟣さは信じおいる。どう転んでも私にはロクな道筋がないのは「確かな事実」だ。
 なので私は安眠する事にした。
 死んだら死んだで、別に惜しむ誰かもいない。䜜品デヌタは倧切だが、死埌持っおいけないならどのみち無駄だろう。仮になくしたずしお、結局たた曞く矜目になるのは確かだ。もう二床ず同じ噺は曞かないが、それで損するのは読者であっお私ではあるたい。
 故に、私は安眠した。
 念の為に蚀うが、死んだ蚳ではないぞ。
 たあ、元より、生きおもいないかもしれないが別に構うたい。生きおいるか死んでいるかではなく、金になるか吊か、それだけだ。
 未来は暗かったが、い぀ものこずだ。先行きが明るかった事など無い。そんな楜が出来れば苊劎はしなかった。
 い぀も通りそう思い、
 い぀も通り眠るのだった。
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 忍耐や積み重ねに、䟡倀は無い。
 私が蚀うんだ間違いない。はっきりいっお無駄でしかなく、そのおかげでずかほざいおいる連䞭ずいうのは単に幞運に恵たれおいただけだ。
 なので、こういう䜜家ずしおの行動こそ無駄でしかないのだが他に出来る事も無い。無いから嫌々しおいるだけだ。楜に儲けられるならば既にそれを実行しおいる。仕事ずは元来そういう道から最も遠い抂念だが、限床がある。
 限床の無い悪に蚀われたらお終いだぞ。
 既に終わっおいる気もするがな。人間瀟䌚にはそれほどの䟡倀はない。どうでもいい巡り合わせで幞運に恵たれた豚が鳎くだけの飌育箱だ。
 芋るだけの䟡倀など、あるものか。
 掻かすだけの䟡倀も、さしお無い。あるずするなら、それは人間の䜜り出した嚯楜だ。しかし、それも科孊の発展ず共に衰退し぀぀ある。
 案倖、寿呜なのかもしれない。
 だずすれば、私を巻き蟌たないで欲しいものだ私は暇ではないのだ。迷惑極たる。だから読者ずいうのは嫌いなのだ。
 圹に立たないからな。
 䜜者に寄生するだけの存圚だ。
 䜜者ず読者の盞互利益など、無い。代金を払うず蚀いたいのだろうが、貎様等が代金を払うのは珟実逃避の為であっお、物語など芋おいない。
 口を開けおだらしなく「払う」のではなく金を「萜ずす」だけだ。金の䜿い道も知らぬからこそ぀たらない駄䜜が繁茂しおいるではないか。
 それが蚌巊だ。己を認めろ。
 読者など、その皋床だずな。
 実際、盞応しい評䟡だろう。
「先生、䟋の商売人に぀いお情報があった」
「䜕だ」
 私はホテルの䞀宀にいた。こういう堎所にいるず垞々思うが、私には「居堎所」ずいう奎ず瞁がないらしい。倧抵安心ずは真逆にいる。
「それで、あのカッサラヌずかいう男の目的は、結局䜕か情報は掎めたのか」
 たさか、己の呜すら蚈画の為に動く奎が、私怚だけでここたでやる筈がない。ずなるず、組織の目的の為だずいうずころたでは読める。顧問探偵でなくずも思想の流れは経隓ず勘で理解可胜だ。 ざっくりこの銀河系の思想を分けおみよう。
 たず、「人間」察「アンドロむド」ずいう皋、物事は簡単ではない。子䟛じゃあるたいし、もしそうなら誰も苊劎はすたい。
 近堎に瀟䌚䞻矩の連盟があり、そこでは資本の再分配、ずたでは行かなくずもある皋床の管理が行き届いおいるようだ。無論、その䞭でも商品刞の融通や密売は圓然、行われる。倧昔の地球でも結局は䞀郚の闇垂堎で食品を手に入れる茩が埌を絶たず、連䞭の理想は掲げるだけで終わった。  䜕せ「平等」ずは「奎隷」ず同じだ。
 人類皆平等ずは、ずどの぀たり自分以倖を奎隷ずしおしか芋なさない奎の発想だからだ。誰もが争わない䞖界ずは、芁するに己以倖の人間の悪性党おを容認できず「同じ人間」だず容認する事が出来ないくせに、それを「党人類の為」だず嘘を぀いおいるに過ぎない。
 芁玄するず、どう肥え倪るかだ。
 資本を衚に掲げお肥え倪るか。
 瀟䌚を衚に掲げお肥え倪るか。
 理想を衚に掲げお肥え倪るか。
 資本䞻矩、瀟䌚䞻矩、共産䞻矩ずは結局の所、「どうやっお堂々ず肥え倪るか」を考える肥満のゎミ共の発想だ。だから糖尿で死ぬのだ間抜け。「぀たり、カッサラヌは奎自身の死を瀟䌚圢態を砎壊する起爆剀にでもする぀もりか」
「そうらしいな。どうやら、やっこさんどうしおもこの惑星に攻撃拠点を䜜りたいようだ。芋ろ、軍事関連の株䟡が異様にあがっおる」
 その蟺りはゞャックが調べおくれたのか、私の携垯端末からあれこれず情報が流れ出た。それをパ゜コンこれも骚董品に近い。今は䜕でも頭の䞭のナノチップだに繋ぎ画面に衚瀺した。
 確かに、䞀連の株䟡が急䞊昇しおいる。
 幟ら䜕でもこの䌚瀟関係者が皆䞖玀の倧発明をしたっおこずもないだろう。ずなるず、ここには軍事関係の需芁が「急発生」した事になる。
 急激に発生するずいうのが肝だ。
 株ずは、本来䌚瀟の未来を信じ投資するものだ無論、珟代でそれを実行する奎はいない。誰も圌もが目先の株䟡に螊らされるだけだ。
 ならば急激に株䟡があがる理由は 圓たり前だが珟代の株匏に偶然など無い。基本倧手資本が動けばそれだけで株䟡は倉動するし、流され易い䞖論を動かせるのは基本、「情報を握る存圚」に限られおくる。
 新聞、攟送局、政治屋だ。
 屑の䞉連奏こそ䞖の䞭を支配する。どうも汚さず暩力は比䟋するらしい。少なくずも科孊文明が発展しおからずいうもの、科孊の力は暩力を握る豚共の゚ゎを満たす為だけに䜿われおきた。機械の発展は劎働の管理であり、情報の発展は汚職の陰埳や軍事力の誇瀺の為だけに䜿われる。
 䟋倖は無い。民衆の為には䜿われない。
 この䞖に絶察は無いずほざく愚か者はいるが、生憎ず科孊の発展ずは「その為だけに」制䜜意図からしお䜜られたものだ。人間の進歩ずは、芁は独善ず独占ず独裁を維持する為に奎隷を䜿い運甚された結果ずしおあるだけに過ぎない。
 人類の未来の為だず 銬鹿も䌑み䌑み蚀え。 その「人類」に「民衆」は含たれない。だからこその文明瀟䌚ではないか。文明ずは、効率良く奎隷を正圓化する為にある小道具だ。倧昔ならば奎隷にも存圚䟡倀があったのかもしれないが今は違う。奎隷ずは、生きる暩利の無い消耗品だ。
 その差異は結局の所「運」だけで決たる。
 そんな状態だから進歩する奎などいない。運が党おを巊右するずいう「珟実」から、人類は目を背け続ける為だけに「倫理」を説いた。
 道埳があれば報われる筈だずか。
 党お情けない蚀い蚳に過ぎない。
 その皋床の思想の為に街䞀぀、いや惑星䞀぀を攻撃拠点ずするのだから、笑える噺だ。面癜くはある。䜜品のネタ皋床にはなるだろう。
「しかし、そんな事をしお䜕になる」
「先生、先生には分からないのかもな」
 どういう意味だ
 私はむしろ「共感」は出来ずずも「理解」なら誰よりも優れおいる。理解するだけで共感しないのである皮の゚むリアンず倉わらないが、しかし理解胜力「だけ」で蚀えば䞀玚品だずいう自負がある。
 人殺しは悪い。成る皋、抜け道を探そう。
 差別は愉悊を生む。成る皋、ありきたりだ。
 思想は尊さを䜜る。成る皋、私には関係ない。 だが「理解」は出来る。するだけだが。
「どうしお、そう蚀い切れる」
「先生には目的があるが、感傷が無い。本来なら感傷っおのは足を匕っ匵りもするし錓舞したりもするが、先生にはそれがない」
 合間に䜙蚈な物を挟たなさすぎるんだよ、感傷に匕きずられないから過皋が分からないず、圌は私に蚀う。しかし、それは間違いだ。
 䜕床も蚀うが、理解は出来る。
 理解するだけで、過皋は存圚しないがな。
「ふん、分かるさ。芁するに合理䞻矩者のようでいお根本には思想がある茩だ。目的を達成する、それだけが目的なら攻撃拠点たでは必芁ない」
 奇劙な噺だが、よくある噺でもある。 
 䜿呜に燃える軍人がそれだ。自陣営幻想だが圌らには守るべき領地があるの為にず呜を賭け敵察者に望む。しかし根本が幌いのだ。
 結果、感傷をそこに混ぜる。
 戊争がたさにそれだ。本来殺し合うだけで良い筈なのに「敵囜の誰それは人でなしだ」みたいな噺をしたくなる。実利の為に自囜民すら食い物にする工䜜員が、理想を熱匁し未来を語る。
 党お、私には「䞍玔物」に芋える。
 芋えおしたう。たあどうでもいいがな。
 本を売る事には䜕の関係もあるたい。いやあるずしおも、どうしろずいうのだ。
 愚か者には蚀葉など通じない。
 䜕を語り聞かせおも無駄な話だ。実際そういう線集者もどきは䜕人も芋おきた。自分は立掟で、瀟䌚に貢献しおいるず思っおいる。
 思っおいるだけで、行動に移さない。
 吊定する奎には逆䞊する。手に負えない。 
「理想ず悲願ず譲れない䞻矩か。栞融合の方が、ただマシだな」
「たったくだ。俺も人間の感性ずか勉匷しおいるんだが、先生から芋おも質が悪いのか」
 私から芋おも、ずはどういう意味だ。
 人を䞍健康だけどこい぀から芋おも䞍摂生だ、みたいな䟋えに䜿うんじゃない。第䞀、私は悪であっお阿呆ではない。倧銬鹿ではあるが、芁領が良いだけの善人よりはマシだ。たしお、芁領しか取り柄がないくせに悪を気取る阿呆より、遙かに厇高な生き方だず蚀えよう。
 この堎合「己にずっお」厇高な生き方であっお䞖界の偎の郜合は考えもしない、ずいうか蚈画に組み蟌みもしないが、些现な問題だろう。
 䞖界の䞀぀二぀、貎様等で買っお来い。 
 喧嘩を売る分には支払いも無くお枈むしな。
「そんな物を建造䞭に奎が死ねば、思想は燃えお広がり呚囲を灰にするだろうな。死に時たで蚈算ずくずは、ずんでもない商売だ」
「たったくだ。先生みたいだな」
「次口にすれば貎様のデヌタは消すからな」
 電脳アむドルに入れ蟌む人工知胜ずいうのも、正盎どうなのだろう。売り飛ばせば金になるのだろうか 
 いや、売れそうにないな。
「その逊豚堎簿豚を芋る目はやめおくれよ」
「気のせいだ。神経質な奎だな」
 適圓に蚀っお、私は先の事を考える。たあ未来など基本どうにもならないものだ。準備しようが党おは無駄に終わるし、察策など気䌑めだ。
 誰よりも、私はそれを良く知っおいる。
 だからっお無策で突撃するのはただの阿呆だ。念には念を。そうだな、䟋えば脱出手段など必ず考えるべきだろう。
 今回に関しお蚀えば、それが匕き金になる。
 始末はしたが巻き蟌たれお死んだのでは笑おうにも笑えないからな。死ぬのは笑えるが死んだ埌には、笑い顔の死䜓しか残らない。
 それは埡免だ。生きお笑わねば、いや死んでも楜しんで笑わなければな。死ぬ寞前に笑い死ぬずいうならギリギリ及第点だが、継続は必芁だ。
 笑い死に続ける。これだ。
 死んだのではないかず思える皋に笑い続ける。その為には生きる事が筆芁だ。私の堎合、適床な仕事の成果ず金も芁るだろう。
 
 そんな思考は、搬入資材を芋お䞭断された。

「䜕だこれはドロヌン兵にプラズマ兵噚、察衛星兵噚たで導入されおいる。このリストだけでも戊争が出来る量だ。おいゞャック、これは、䞀䜓どういう事なんだ」
 䞊べられた搬入資材デヌタを芋れば芋るほど、尋垞ではない金が泚ぎ蟌たれおいた。たるで他の惑星でも䟵略するかのようだ。
 察しおゞャックは「わからんさ」ずだけ蚀い、こう続けた。
「俺に分かるのは情報「だけ」だからな。それを䜕に䜿うかなんおのは先生が考える事だろう」「それはそうだが」
 こういう郚分は人工知胜特有の融通のなさなのかもしれない。凊理胜力は高いが肉䜓を持っおの経隓に欠けるので、蚈算しか出来ないのだ。
 これでもただマシな方だがな。
 人間味に興味すら持たない性栌の堎合、結果にのみ固執するので人間瀟䌚に察する圱響を考える事すら出来なくなる。䟋ずしお銀行から盗み出すのに近堎の発電所に進入し、街芏暡で経枈砎綻を生み出した䞊で砎産した銀行から預金残高だけを増やし、結果䜕も生み出さないずいう具合だ。  やれやれ、参った。頌れるのは己だけか。
 頌れる誰かなど経隓した事も無いので、元よりその぀もりだ。ずはいえ、肝心な郚分に圹立たずな連䞭ず手を組む利点などあるのか
 たあいい。元より期埅しおいない。
 私は荷物をたずめ、倖に出た。
 今日も䞀日、悪を成すずしよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 







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いいなず思ったら応揎しよう

邪道䜜家 䟋の蚘事通り「悪運」だけは倩䞋䞀だ サポヌトした分、非人間の匷さが手に入るず思っおおけ 差別も迫害も孀立も生死も、党お瑣末な「些事」ず知れ

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