
一番怒ってくれた先生
小学5.6年生のときの担任の先生。
毎週欠かさず、全部手書きの学級通信を作る先生だった。
( そしてもちろん、字も綺麗 )
5年生の春。赴任してきた先生が担任になった。
なんか…。怖そう…。 第一印象はこれしかなかった。
みんな数日は “ 良い子 " に見せようとしていたけれど、先生には敵わない。
椅子の脚に足をかけない。頬杖つかない。
長時間話してくれた人の前で背伸び、あくびしない。
プリントを渡すときは、相手の向きに合わせて両手で「お願いします」と言って渡す。
人の話は、顔を上げて頷きながら聴くこと。
当時の私たちは、「 口うるさい先生に当たった…。ハズレだ…。」なんて思っていたけれど、あの時期にこの先生と出会えたことは大当たりだったと、大人になるにつれて思う。
注意されて不貞腐れても、直るまで何度も何度もそれぞれに指導してくれた。
ただダメなことをダメだと教えるだけじゃない。
どうしてダメなのか。相手はどう思うのか。逆の立場だったらどうなのか。周りを想う気持ちの部分もしっかりと叩き込まれた。
教えてもらったことは、人との生活や信頼関係を築く中でとっっても大切なことだった。
先生のおかげでできるようになって、
それが褒められたり認められて、今の自分がある。
厳しいだけじゃないユーモア溢れる先生で、みんな大好きだった。休み時間になれば、先生の机の周りは自分のクラスや隣のクラスから自然とみんなが集まって、「先生!先生ー!」って笑い声が響いていた。
怒られすぎて何度怒られたかなんて記憶にないけれど。先生が教えてくれたこと、卒業式にもらったポストカードのメッセージ、最後の学級通信は、今までもこれからも私の中で、みんなの中で生き続ける。