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夢も目標もない人間のぼやき

    香夜るり

    この記事を開いてくださった方、あなたには夢や目標はあるだろうか。
    私にはない。


    子どもの頃から夢のない人間だった。
    正確に言えば、「現実的な夢」がない。
    将来なりたいものと言えばセーラームーンなどの変身ヒロインや魔法少女だったし、何故それになりたかったかと言えば一つは可愛いからである。
    二つ目は不思議な力や魔法が使えること。
    どちらかというとこちらの理由の方が大きいだろう。
    他の人にはない特別な力。きらきらした魔法。
    物語の登場人物たちはその代償として(?)苦難に直面するわけだけれども、そういうのは考慮に入れなかった。
    苦難無しで、科学で証明されていない特別な力だけが欲しかった。
    そんな私の夢だった。
    今でも、だと思う。
    しかしこの世界にいる限りは、絶対に叶う事はない。


    物理的に叶うようなものであれば、夢も目標もあった方が良いのだと思う。
    達成するにせよしないにせよ人生の糧にはなる。
    苦痛や挫折を経験することもあるけれど、それに向かって進んでいるうちはある程度、充実しているはずなのだ。
    それが本当に叶えたいものであるならば。
    ゴール地点を間違えている場合や意図的にルートを外れている場合は、まぁ、過去の私のようになる。多分。


    実は手帳術絡みで知ることになったマンダラチャートにかなり興味がある。
    書くことが好きな私としてはこれもずっとやってみたいと思っているのだけれど、そもそも私には起点となる夢や目標がない。
    細々としたやりたいことや欲しいものはあるけれど、そもそもその程度のものはマンダラチャートを必要としない。
    他にも夢を叶えるための手帳術などが色々あるようなので、そちらにも手を出してみたいのに。
    なんかでっけぇ夢が欲しいんだ!!現実的な!!

    ……現実的なデカい夢とはなんぞやと一瞬思ったが、この世界で物理的に可能なもので、且つそれなりに道程の長い目標のことであると定義づけることにした。


    夢や目標がないのはつまり、人生の指針がないということなのだろう。
    どこに向かって進んでいるのか分からない。
    進みたい方向が分からない。
    目標なんてなくても人生を十分に楽しんで幸せに過ごしている人はたくさんいるだろうし、それならそれで良い。
    つまりそれは、既に確固たる自分があるということなのだから。
    でも、私自身は、現状を面白くないと感じている。
    先程書いたように細々としたやりたいことはそれなりにあるし、やらなければならないことと合わせて時間の余裕はないはずなのだけれど。
    人生が、暇なんだ。そういう感覚。
    おそらく前回の記事で書いたような「何かを成さねばならない」気持ちもあるとは思う。
    でも、やはり何もないと暇なものは暇。


    何か見つからないかなぁ。
    つまらないのは嫌だなぁ。
    どうやって見つければ良いんだろうな。
    私は何がしたいんだろう。
    どんな自分になりたいんだろう。




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