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Photo byuenomanga

「普通」は「ドーナツの穴」

    恐らくだが、「普通」という単語は後から出来たんじゃないかと思う。例えば、「火事が起きた」「日照りで作物が枯れた」「熊に襲われた」「大雪に見舞われた」みたいな「特別」が色々ある中で、「今日は火事も熊も大雪もない日だった」みたいなことがあって、そういう時に「普通の日だ」みたいな概念が生まれたんじゃないだろうか(あくまで僕の予想でしかないが)。

    つまり、「普通」は「特別じゃない」という意味として生まれたと考えているのだ。

    なのに現代では、「普通じゃない」みたいな言い方で他人を批判するような言説が存在したりする。いやいや、おかしいだろ。

    「普通」は「ドーナツの穴」みたいなものだ。「ドーナツの穴」は「ドーナツ」がなければ存在し得ない。「ドーナツ」が無いのに「ドーナツの穴」だけ存在するなんてことはないというわけだ。

    「普通」も同じだと思う。「特別」が存在するからこそ「普通」も存在し得る。「特別」が無いのに「普通」だけ存在するなんてあり得ない。

    だから、「普通じゃない」なんて批判が成り立つはずがないのだ。

    「普通」だと思っている奴らは、認識を改めよう。
    それは単に「特別じゃない」だけだ。

     
     
    「文庫X」とか「帯1グランプリ」とかやりました 『書店員X』(中央公論新社) 『このままなんとなく、あとウン十年も生きるなんて マジ絶望』(秀和システム) フラフラと適当に緩やかに生きていきたい https://note.com/bunko_x/n/n651a50538180

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