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図書館電子書籍サービスの惜しい点

    令和になり図書館の電子書籍サービスが広がってきました。
    2025年7月時点で導入している自治体一覧はこちら


    わたしは今年から京都市に住み始め、転入届と免許証の更新の次に図書館の会員登録に行くくらい本好きです。そこで電子書籍サービス開始の貼り紙を見て心躍ったものです。

    しかし上の表でもわかるのですが、大半の図書館が2021年以降に導入したばかりで認知度やサービスは手探り状態でまだまだ快適とは程遠いという印象です。(京都市も2023年~)

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    京都市図書館トップページ

    良い点と惜しい点

    良い点

    • 図書館へ行かなくても予約、貸し出し、返却できる

    • PC、タブレット、スマホ等好きな端末でどこでも読める

    • 音声読み上げをしてくれる

    • メモ機能が使える

    • 絵本は自由に借りられる

    などなど良い点ばかりのように思えますが

    惜しい点

    • 2冊までしか予約できない

    • 蔵書が少ない・新刊はほぼない

    • マンガもほぼない・新聞雑誌もない

    • 総じて、読みたい本はまずないといってよい

    最も疑問なのは、紙の本は10冊まで予約できるのに、電子のデジタルデータがなぜ2冊しか予約できないのか?という点だ
    ※京都市の場合。他の自治体は不明

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    京都市電子書籍サービス予約管理画面

    このおかげで、わたしは1月17日に予約した2点がいっこうに借りることができず、他の資料を予約できないという状態に陥った。
    ついに昨日、ようやく『好きを言語化する技術』(三宅香帆)を借りることができた。『変な家』はもう絶望的で、半年たってまだ予約順位183番目ということはあと5~6年はかかるだろうw

    電子書籍のデジタルデータならば、技術的には希望者全員に一斉に配信することだってできるだろうに何かしがらみがあると推測される。おそらく図書館自身が実際に紙で所有している冊数しか配信できないという仕組みと思われる。

    そりゃそうだ、全員が一斉に図書館の電子書籍で読めるとなったら、だれも本を買わなくなるのだから。

    新刊本はほぼないしあってもなかなか借りられず、児童書メインで大人が読みたい本はほぼない。これではサービス浸透に相当時間がかかりそうだ。

    総じて、現状は絵本を借りに行く時間がない子育て中のママのためのサービスといった印象である。

    国で一元化できないものか?

    せっかく日本中どこからでもアクセスできる電子図書館というサービスなのに、各自治体がバラバラにやっているのは手間だし無駄だ。
    例えばマイナンバーカードがあれば、国会図書館のデータも含めて日本中の人が利用できる国立電子図書館が1軒あればよいのではないだろうか。

    図書館電子書籍サービスを使ってみて

    ここからは実際に使ってみて便利だった機能を紹介する。
    わたしはタブレットで読んでみました。

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    青空文庫

    青空文庫が500冊ある。夏目漱石とか昔の文豪を読みたい人には◎

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    児童書

    児童書は296冊あり、これは上で書いた予約2冊縛りとは関係なく読み放題。絵本がたくさんあるのはママにとってうれしい

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    (c)ポッキーのびっくりピクニック/柳澤幸子


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    音声読み上げできる本

    音声読み上げできる本が2000冊以上。
    現在amazonでもオーディブルというサービスを推しているので、無料の電子書籍サービスで声に出して読んでくれるのは強力な武器だ。amazonでは声優やアナウンサーが朗読してくれるのに対し、こちらは機械的な合成音声のみというのはマイナス点。


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    読み上げ画面

    左下に出ている再生ボタンを押せば、自動的に読み上げてくれて今どこを読んでいるのかもマーカー表示されシンプルで使いやすい。

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    (c)好きを言語化する技術/三宅香帆

    半年の予約待ちを経て、ようやく借りられた本。わりと新刊

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    左側にメニューを出せる
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    「推し」を本文検索

    本文検索が超便利

    紙の本ではできない本文検索。
    「推し」という単語を検索してみたらまあ多いこと。クリックしてそのページに瞬時にジャンプできる

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    ジャンプしたページの単語がハイライトされる
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    環境設定


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    文字サイズは5種類から選べる
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    クリシェという単語を選択したところ

    メモ機能がいい感じ

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    メモ登録

    例えば単語「クリシェ」を選択すると、

    • メモ登録

    • Google検索

    • 本文検索

    の3つができる。そこでGoogle検索をして調べた結果を、メモ登録して残せる。

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    メモ登録一覧画面

    メモ登録した単語の一覧がメニューから表示できる。クリックすると本文にジャンプできるのでしおり替わりにも使える。

    確かこの本のどこかに書いてあったんだよなー、と紙の本で困るあるあるが解消できそうです。
    ただこれは図書館電子書籍サービスなので返却するとメモは消えてしまうでしょう。

    まとめ

    以上のように便利な点も多いものの惜しい点も多い
    が、2025年9月現在の図書館電子書籍サービスの状態です。

    蔵書が増えること、予約数が増えること

    これらが充実してくれば日常的に使いたいサービスになるかと思いました。


     
     
    異文化ライター / AI対戦会主催 / 年間マンガ500冊レビュー / SF短編小説家 / プロいく一期生 スターバックス勤務20年。ゲーム実況15年。シェアハウス10年。 ヘッダ画像はタプローム遺跡(本人撮影)。木の根が寺院を包み込む様子が神秘的。 amazonアソシエイト参加