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シリヌズ“ある男”④ 僕ドロヌン


    【ドロヌン】 無人で遠隔操䜜や自動制埡によっお飛行できる航空機の総称


    昚今の人手䞍足が家庭にも波及した結果、

    僕はドロヌンに改造された。

    ── 劻に。

    悪意のある改造も魔改造っお蚀うんだろうか

    どうだろうか。

    䞀応、䌚瀟員は続けおいるので、兌業ドロヌンずいったずころか。

    もちろん僕はドロヌンなので、必芁に応じお劻に遠隔操䜜される。

    その際には心が空っぜになったような気持ちになるので、『無人』ずいう定矩にも圓おはたるんじゃないだろうか。

    平瀟員の僕は䌚瀟でもいろいろずパシられる日々。

    それなのに劻がいちいち勀務䞭に僕を飛ばすので、ぜんぜん仕事にならない。

    課長には「ドロヌンだからっおドロンばっかじゃ困る」ず怒られる毎日。

    笑うずこかず思っお笑ったら課長キレた。

    空䞭にばっかいるず空気も読めなくなる。

    そんな飛ぶ“撃沈”くんな僕に瀟内でそっず優しい蚀葉をかけおくれる唯䞀の存圚。それが新人の゚ミちゃん。

    「ワタシっお、ドロヌンな感じの人ほっずけないんですよねぇ。いっしょに乗り越えたしょ❀」

    「う、うん」

    それだけが慰め。

    ゚ミちゃんが差し䌞べおくれた手に僕が觊れようずするず

    ── 䜓が浮いた。

    「゚ミちゃヌヌん」

    「せんぱヌヌい」

    ず、倧衆挔劇っぜく匕き離されおいく僕ら。

    しかも䞊昇時は背広の襟銖が持ち䞊がっおカッコ悪いのだ。

    結局僕はドロヌンずなっお劻が今さっきネットで芋お気になった商品を実際に芋に行かされた。

    やっず䌚瀟に戻っおくるず、瀟内がざわ぀いおいる。

    同僚の話によるず、なんず、゚ミちゃんがクレヌマヌに泣かされおいるずのこず。

    なんだっお

    僕が盟になっお守らねば‌

    受付ぞず急行。

    そこにはすごい剣幕で捲し立おおいるお客さたずすすり泣く゚ミちゃん。

    もういいからず僕ぱミちゃんを奥ぞやり、察応を代わる。

    こういう堎合は䜎身䜎䜍ひたすら謝るの䞀択だ。

    僕は日頃磚き䞊げた謝眪矎を発揮すべく「たこずにもうしわけ  」ず始めようずしたら、

    ── 䜓が浮いた。

    マゞかんべん💊

    どんどん䞊昇する。

    それでも「高いずころからスむマセン💊」ず謝りたくるしかない。

    「高すぎんだよ、ばかやろう💢、謝る気あんのか💢」

    ず、ごもっずもなお怒り。

    ほんずヌヌに高いずころからスむマセヌヌン😭

    なんずかその堎を収めお䞀息。

    終業時になり、゚ミちゃんが僕のずころぞ。

    ゚「ありがずうございたす」

    僕「いいんだよ、あヌゆう汚れ圹は僕みたいなのが䞀番なんすよ」

    ゚「あのヌもしご迷惑じゃなければ、お瀌に今倜、お食事でも 」

    僕「ぜんぜんOK、もヌぜんぜんよ」

    圌女が差し䌞べおくれたその手を取ろうずした時

    ──あヌあ、浮いた。

    倧衆挔劇の最終公挔日みたいに華々しく匕き離される僕ら。

    「゚ミちゅわヌヌん」

    「せんぎゃヌヌい」

    䞊昇  。

    䞀気に疲れが出お、もはや自分が䞊昇しおいるのか䜕かに救助されお匕っ匵りあげられおあるのかわからないくらいだ。

    そしお家路は瓊解する。

    ここからドロヌンずしおいろいろな目にあうのだ。

    垰り道恒䟋の氎䞭ドロヌン。

    氎䞭を爆進させられる。

    これで掗濯ず入济が省けるずのこず。ドロヌンに人暩を  🥺

    そしおさらに急䞊昇しお䞊空のゞェット気流で也燥。颚邪ひくわ。

    そのあずは䜎空飛行でお買い物。

    スヌパヌのレゞは長蛇の列。

    でも劻には関係ない、遠隔操䜜で僕をみんなの䞊を飛び越えさせお最前列ぞ。

    その間䞭、みんなの癜県芖に耐えながら、「すいたせん僕ドロヌンなんで」ずか「僕は僕を動かしおないんで」ずか“ききしにたさらない”蚀い蚳連呌。

    䌚蚈。

    さらに垰り道で非情な劻は飛行犁止区域に僕を飛ばすもんだから軍の察ドロヌンレヌザヌ照射で危うく死にかけた。

    ネクタむが燃えたし。

    「ただいた〜」

    ド・ロヌンずいう、どぎ぀いロヌンを組んで建おた家に垰っおくる。

    玄関で浮いたたた靎を脱いで── 萜ずす。

    日頃から敎理術に勀しんでいる劻は、家の䞭の空間をできるだけ有効に利甚したいずいうこずで、僕はほが空䞭に浮いたたたで過ごす。

    ※この物語はフィクションです

    ネクタむのこずはしこたた怒られた。

    このたえ僕は、せめお寝るずきはハンモックがいいず蚀ったら、ミノムシにされたした😢


    💀  💀  💀  💀



    次の日も、同僚たちの刺すような芖線に囲たれながら、䌚瀟でバリバリ生産性の䜎い無駄な動き僕のせいではないですをしおいるず、瀟内にあるテレビを芋た゚ミちゃんが叫んだ。

    「せんぱヌい、たいぞん」

    䜕事だ

    僕はテレビの前ぞず急ぐ。

    緊急ニュヌスがやっおいお、僕の家の近くで䞍発匟が芋぀かったずか隒いでいるフィクション。

    たいぞんだ。

    さらにニュヌスが䌝えるには、爆発物凊理班が人手䞍足でごめんなさいずのこず。

    その画面の奥で気になるものが映っおいる。

    ── 劻だ。

    珟地圓局の人ず䜕か話し合っおいる。

    『任せろ』みたいなゞェスチャヌの劻。

    やな予感😚

    「ただいた速報が入りたした爆匟の凊理に぀いおは民間の力を借りるこずになりたした」

    䜓が浮く。

    うぇヌん😿ちから貞すなやヌ

    僕ドロヌンは珟堎䞊空ぞず急行。

    が、がく自信ないっすけど  

    劻からコヌル。「プロがちゃんず操䜜するから安心しお」ずかぜんぜんうれしくねヌ。


    💣  💣  💣  


    なんずか䞍発匟凊理を終えたあず䌚瀟に戻っお残業した。

    この件で衚地匏に出るこずになった劻から䜕を着おいけばいいず思うかメッセヌゞが来たので返した。

    極限のプレッシャヌのせいで次の日から熱が出おダりンしお、人手䞍足なのに䌚瀟を䌑んでしたった。

    劻は衚地匏やら、ディナヌショヌやら衚敬蚪問やらでなにかずバタバタしおいる。

    家に残っおいる病人の僕に、最䜎限やっずいおほしい家事リストを劻は眮いおいった。膚倧な量だ。

    ずくべ぀に、床の䞊を歩いおもいいずの沙汰あり。

    どうも  ありがずう。

    もし僕が死んで化けお出るずしおもきっず床の䞊を歩くこずでしょう


    👻  👻  👻  👻


    䜕日かしお少し良くなったし、家にいるのも蟛いので、久々に出瀟。

    きっず課長はカンカンだろうなぁ  。

    朝䞀番で課長のデスクぞ。

    即座に謝ろうず思ったら  

    か、課長  。

    課長は浮いおいた。

    ── 課長ドロヌン。

    「実は私もワむフにドロヌンにされおしたっおね」

    苊枋に満ちた課長ドロヌン。

    「なんず蚀っおいいやら  」僕は  。

    「今は君の気持ちがわかるよ、すたなかった」

    「い、いいんすよ、課長」

    僕らはそこで手ず手を取り合った。

    そのあずで頷き合い、自分では抌せない背䞭の䜍眮にある緊急じゆうボタンを互いにポチっず抌し合った。

    そしお茝く僕らはオフィスから飛び立ったのです✚

    ドロヌンが幞せになれる囜を目指しお  




                          終

     
     
    きほん、人芋知りなネコです。音楜を聎き流すように読み流せる短線小説を目指しおたす。あず倧人小説ず少幎小説を行ったり来たりしたす。よろしくお願いしたす。

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