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さよなら、チョコちゃん。

    〜私が卵巣を取ったお話〜

    40才あたりから、
    髪の毛をかき分けた時に覗く
    生え際の白髪達。
    単体ではなく団体様、、
    あっちもこっちも。心底凹む。
    顔のシミ、しわ、たるみ、、腕のタプタプ肉。そして、そのうちにだんだんと老いてくる自分をイメージ、
    ものすごーく不安になってしまう。

    自分を見つめる余裕が出来てきたんですね。 良いことです。

    さて、私の息子と娘が(私に似ず)手がかからない子達で、すくすく育ち、義務教育も終わりホッとしていた頃。

    長年かれこれ5,6年?の付き合いだった子宮内膜症のチョコレート嚢胞(ここよりチョコちゃんと呼ぶ)が、大きくなってきちゃいまして。
    先日手術を受け、只今取りたてホヤホヤでございます。

    この話を誰がか目にしてくれて、同じ症状がある人達に少しでも参考になったら嬉しいなぁ、、と思い、綴りました。意外にも私の周りには子宮筋腫は多いものの、
    子宮内膜症の人っていなかったので、、(泣)だれかに相談してもあまりピンときてもらえなかったのです。

    初めは、、
    子宮頸がん検診でいった時。
    帝王切開で出産の為、定期的に婦人科の検査は行っていました。(帝王切開だと癒着しやすい為)
    オプションでエコー検査を毎回お願いしているのですが
    「子宮にポリープがあるから取りましょう。」て唐突に言われました。
    患者に、どうするか?て普通は聞かないか?と思いましたが、、
    すぐに入院の話になって、とんとん拍子に話が決まりそうになりました。

    ちょいまて!
    とりあえず一旦ストップ。

    そこは不妊治療に力をいれているクリニック。その話をしたママ友が「手術の実績をあげたいのか、すぐ切るみたいよ。」と、噂にあるのを教えてくれました。

    どうゆう治療法、手術しかないのか、そんな説明すらなく、不信感。なんだか院長も威圧的だし受付も感じ悪!って印象。しかも待ち時間が2時間以上かかる上、会計の時でさえも1時間超え。なぜ人気??
    これはセカンドオピニオンだな、と
    女医さんがいるクリニックに変更。

    「このポリープは、小さいし悪さはしないと思うからこれは様子見でいいね。」との診断を受けて、ホッとしました!、、が、
    「それよりも気になるのは、右の卵巣が腫れてるね。」て言われました。
    確かにチクチク痛あるかも?
    この時は、水が溜まっているかもしれない、て事で次回の検診でまた診てみましょう、て事になりました。

    そして、月日はめぐり、検診の日。
    卵巣の腫れなんかすっかり頭になく。
    「やっぱり腫れてるねぇ。」
    先生は、子宮内膜症を疑っていて、より詳しく判断する為にMRIを撮ることになりました。

    結果の画像診断をみて医師は、「これは子宮内膜症、チョコレート嚢胞だと思っていいね。」と。
    思っていいね、てそんな曖昧?
    子宮内膜症は組織を取って調べないと正確な判断はできないみたいです。卵巣は子宮と違って内臓の奥に埋まってるからほじくれない、てわけ。(厄介なヤツ)
    右側2センチ位のチョコちゃん。
    これくらいじゃまだ様子見だけど、治療としては、ホルモン治療と手術があると説明されました。ピルは若い人じゃないと無理みたいだし、、ホルモン治療って、生理を止めてその間にチョコちゃんを小さくしてしまおうって魂胆。ただ、私は乳腺症もあるし(隠していてすいません汗)ホルモン治療は、乳がんの発症率が上がるとの話。それをやるのなら手術の方がいいな、とこの時は軽〜く思ってました。

    なので、ここから何年も様子見。 

    3ヶ月に1回は検診に行かなくてはならなかったけど、自覚症状も私は軽く、今すぐどうこうと、いう話にはなりませんでした。
    生理痛時は鎮痛剤を飲まなくて大丈夫だったし、経血も大量でもなかった。ただ、生理じゃなくても関係なく続くシクシクした下腹部痛や、腰回りのドーンとした痛みはありました。生理になりそうな、、あれは、嫌ですね。
    そんなこんなで、気づいた時には左側にも新たにチョコちゃん誕生!右チョコちゃんもゆっくりですが、3センチ、4センチとすくすく成長していきました!(うれしくないわっ)
    もうこの年で、生理なんて本当に煩わしく、早くアガればいいのに、てずっと祈り続けてましたが、毎月順調にくるんですな。(やれやれ)

    そして、子供の受験やらで3ヶ月の検診をサボりまして、6ヶ月経った年明け始めに行きました。
    大きくなってませんように、、と診察前はドキドキです。
    エコーで診られてる途中、先生は何かしらしゃべってくるのですが、口数が少なく、、いやな予感。
    そして診察室へ。

    先生、ちょっと険しいお顔になってて更にドキドキ。
    「う〜ん、、大きくなってるね、右は6センチちょっと。急に大きくなったよね。左側は小さいんだけど、ちょっと形が怪しいんだよね〜。」
    え、怪しいって、、、。
    「詳しく診るために造影剤を使ってのMRIを撮りましょう。」
    ここのクリニックは、検診用に使われるクリニックな為、検査はできず、初回のMRIを撮った同じ系列の大きな病院に再度行くことになりました。この時の気持ちとしては、
    まだどうにかなる!て思っていました。手当たり次第、内膜症に効く!なにかを探していました。本やツボ、そして漢方。
    婦人科系のトラブルに効く漢方があることが調べてわかり(もっと早く知ってれば良かったよ泣)、すぐにカウンセリングにいきました。それ飲んだら小さくなるかもな?とポジティブに考えてましたね。漢方に精通している薬剤師さんと話していて、自分の体に目を向けれました。血の流れが滞ってるんですね、、私。今だにしもやけになるし、貧血だし、冷え性だし、、
    だから、血の塊が出来て当然な体なのかも、と感じました。
    処方されたのは、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、婦宝当帰膠(読めません)の3点。
    「出来ているものは小さくには出来ないです。」と言われました。 そうですよね、、そんな魔法のようなものないですよね、、。
    「でも、これ以上大きくならないようにすることは出来るかもしれないです。」
    その言葉を聞いて、私は気合を入れて飲み始めました。少しでも縮んでくれたら!と思ったからです。 

    桂枝茯苓丸はお腹が張る感じで中止し、2つを1ヶ月毎日飲みました。更年期なのか不安感、イライラが以前からあったのですが、2、3日で心が穏やかに、体が軽くなる感じがありました。(飲んでいる安心もあったのかも)この頃、会社の一般的な健康診断があり、期待しながら受けてみました。
    なんと、その結果は、毎年基準値を下回ってた貧血の値が正常値に戻っていたのです!驚きです!
    薬剤師さんに聞いた所、「今まで体の隅々にながれなかった血液がいき渡って、改善されたのね」と。
    私が飲んでる当帰芍薬散は
    「巡りを良くする漢方なのですよ。」と言った後の、優しく笑った薬剤師さんの顔がお釈迦様の様に神々しかったのを今でも覚えています。

    そして、MRI当日。
    もしかしたら、、
    「チョコちゃんが小さくなって手術回避できるかも!頼んます、卵巣さま!」と願いながら、
    MRIのカプセルの中へ吸い込まれ、、とりあえず10分位入った後、再び外に出され造影剤タイム。
    若い看護師さん(女)と手慣れたレントゲン技師みたいな人(男)が待ち構えて「じゃあ、造影剤いれていきますね。」て看護師さんが腕に注射の針を刺してきまして、これが痛いのなんのって!どこ打ってんのっ!?とツッコミそうになりましたが
    「い、いたい、、です、、」と呟くと、「え、これはどうですか?」て。
    痛みは変わらず、
    何がどう変わったの?!
    男が「うん、全部入れちゃって。」とか指図してるから、若い子は研修医かぁ、ヘタだなぁ、何言っても無駄だなぁ、とか思いながらやり過ごし、、
    造影剤が体の中に流れてきた感覚があったと同時に猛烈に吐き気。 
    「うっ、吐きそう、、き、きもちわるいです、、。」と訴えてみたが、「え?まじ?」(まじ?は言ってない、多分)とか言ってる男。
    やばい、キラキラ(ゲロ)出ちゃうかもっ!と必死に堪えて数分。
    なんとか落ち着いてきた。
    セーフ。

    男はその様を見ているだけでした。
    そして、残りの6分位のMRI。
    本当痛いし、気持ち悪いし、工事現場だし(音がね)、最悪な気分で病院を後にしました、、(トホホ)

    後日、期待半分、
    画像の結果を聞きに。
    やはり「これは、うーん取ったほうがいいかな。」
    遂に来たか、、マジかぁ、、と
    そんな心境でした。
    「年齢が年齢だし、卵巣2つとることになると思う。」
    ガーン。女性ホルモン全くでなくなるやん。うわぁ、、更年期まっしぐらか。。。
    その日のうちに、
    MRI画像と共に紹介状を書いてくださり、A病院の産婦人科へ予約を取っていただきました。

    私が受ける手術は腹腔鏡手術。相当なテクニシャンじゃないとダメなやつだよね?位の認識でした。この〇〇病院で大丈夫なのか?有名なデカい病院の方が安心かな〜?(偏見です)と、不安はありましたが、やはり近くて通いやすい点は捨てれません!

    いざ、行ってみると
    何十年ぶりに来た昔と違い、新しくなっていたA病院。システム充実、清潔感あり。どこの科も患者さんが多く賑わって(?)、明るく良い雰囲気。
    産婦人科もめちゃくちゃ混んでいて、妊婦さんも赤ちゃんもおばちゃん、母娘、ヤングカップルまで勢揃い!
    先生にお会いし、画像やらなにやらを診てお話伺い、手術するには胸から下半身丸々、CTを撮って判断するという話を聞きました。
    「造影剤使うけど。」
    《えー勘弁してよー造影剤!でも、CTだと一瞬撮るだけだよね、じゃ大丈夫か?》と頭ではそんな事を考えて。
    先生に一応、以前吐き気が出た事を何となく伝えてみました。
    「それは、副作用だよ。何かその後血圧測ったとか、指示あった?え、ないの?!下手したら死んでますよ?」と、キレ気味に言われました。
    おかしな病院だねぇ、とまではおっしゃってませんが、そんな勢いでした。
    で、念の為あんたは副作用持ち、てことで、やる前にステロイド剤を飲めよ、と処方されました。(言い方に語弊あり)
    そんなこんなで、CTもやはり気持ち悪く、しかもずっーと。周りの方々は普通なのになんで私だけこんな具合悪いの!?不思議でした、、
    ですが、
    やる前とやった後の看護師さん達の対応が本当に大事にしてくれ、優しくて、泣けてきました。前の病院と大違い!!私だけじゃなく周りの患者さん達にもです。
    これが、私の決定打です!
    私はこの病院で手術をしよう!と覚悟したのです!!

    そして、手術日を決める日、
    画像をみて多分悪いものではない、と先生達の判断(カンファレンス済み)で早急に手術するわけじゃなく、1ヶ月半後に決まりました。左卵巣は小さいけど怪しい為、卵巣全摘。右は嚢腫だけを取り除いて卵巣温存との事で、1番良いケースでした。
    あー卵巣2個取られなくて良かったぁ〜と助かった瞬間でした。
    でも、組織を検査しなければ良性か悪性かわからない、悪性の場合は卵巣、子宮全部まるごととることになるよ、との話でした。

    とりあえずそれを考えるのは、後にしよう、、、

    手術日が決まれば、次は手術前検査(血液検査や心電図)があり、麻酔科の先生の説明があり、歯の状態も診ます。
    後はその日に向けて、仕事のシフト、子どもたちの学校行事など調整をかけ、自分の体もそれなりに体力をつけなきゃいけません。

    もしかしたら、死ぬかもしれない。
    そんな怖さも現実味をおびてきました。(汗)

    手術をするからといって、医師からは特に何も制限とかはありませんでした。ただ、自分なりにストレスを溜めないように好きな事をしました。映画に行ったり、美味しいものを食べたりと。

    家族の反応はというと、子ども達にはあまり不安がらせたくないので、ざっと話した位です。夫は、女性だけにある臓器なので、子宮だか卵巣だかよくわかってないみたいでした。なので、ちゃんと子宮内膜症について調べなさい、といいました。素直に調べてました(笑)

    そして、入院当日。
    小旅行に行くような荷物。
    午後1からの予約時間なので、お昼にマックに寄り、フィレオフィッシュセット、普段は飲まないコーラ、気合を入れて食べました。

    病院で手続きをし、入院病棟6階へ。
    産科の病棟がいっぱいらしく、脳神経科の病棟でした。私の部屋は、4人部屋で、既に高齢の女性が2人いました。逆に静かで良かった、と安心です。私はいびきが公害レベルなので(家族の証言)妊婦さんやらに迷惑かけちゃう〜と気にしていたものですから、、、。
    体重、血圧、執刀医の説明がありまして、ここで初めて執刀医の医師にお会いしたのです。若くて(たぶん30代?)好青年の印象をもったDr.K。
    ハキハキとわかりやすく説明していただきました。
    それが終わり、その日お世話してくれる看護師さんが「剃毛処理を」と電気カミソリを持ってこられました。
    入院当日の日にやることリスト(病院からもらう)で、《剃毛》って書いてあったことを思い出し、家で剃ってくればよかったぁ、、と後悔。
    それが終わり、内診。エコーで現在の内膜症の症状を診られます。

    あとは夕飯食べて下剤飲んで寝るだけです。
    帰る夫を見送り、なんだか悲しくなりちょっと泣く。軽くホームシック。

    何もしなくていいので、
    超余裕〜なんて気でいました。
    ネトフリみたり、普段なら夕飯作ったりバタバタしている時間なのに、出されたご飯頂いてゴロゴロできて、家族とLINE電話したり、最高〜でした。
    まぁでも、夜間はなんかピーピーなったり、看護師さんが同室の方たちの処置をしたり、どこからかうめき声も聞こえてきたのでほぼ寝れず。

    そして、ついに迎えた手術当日。

    朝早く、朝食なしの代わりに浣腸されます。
    下剤も飲んでたのに、そんなに出ませんでした、、手術時間が14時と教えられ、それまで何時間もあったので
    またネトフリで映画を観て、スマホをいじってたら首コリから頭痛がしてきて、気持ち悪くなってきたので横になってました。(よくこうなります) 

    で、14時10分。
    ようやく看護師さんが来られ、
    「14時30に手術室にきて、と連絡あったのでトイレいってきがえましょうか。」
    紙パンツとぺらぺらの病院着?に着替えて、フラフラと気持ち悪い中、手術室へ向かいました。
    と、着くとこじんまりとした手術室。そこにはDr.Kが。

    台に寝かされ、足元が温められていて足湯みたいでとても気持ち良いわ〜と思っていたら、マスク?みたいなのを口元に置かれ
    「10分位で眠くなります」だったかな。
    あまり記憶なくて、
    そんな感じで言われたんです。
    1、2、3くらいで
    ほぇ〜と、脳がとろける感じがして、、
    次に気付いた時には、目の前にDr.Kが。名前を呼ばれ起こされていました。
    「終わりましたよ。」
    手術が終わっていたんです。
    え、もう?
    かれこれ、4時間弱ちょっとかかったようですが、そんな気がせず。
    初の全身麻酔は、思ってた以上に凄いものでした。寝てる間は本当に何されているかわからない!
    で、その後もまだ朦朧としているのでよくわからなくて、どこかに運ばれてる?くらいでした。
    何故かずっとエレベーターの中にいると思っていて。またハッとした時には、夫の顔が見えて、いつまでエレベーターにいるのかな?て思ったら、病室の自分のベットで寝ていました。
    で、そう思った時には、状況が把握できていて、
    「終わったんだな、生きてたんだな。」と、安心したのを覚えています。

    が、急に嘔吐。
    オェーをやりたいのに、お腹が痛くて出来ず、
    「気持ち悪い」を連呼していました。
    そのうちに、看護師さんが点滴に吐き気止めの薬を混ぜて入れてくれ治まり、次はお腹の痛みが。はい、また痛み止めの点滴。
    その時の状態は、酸素マスクに、血栓予防に足にポンプみたいな機械がついてて、シューシュー鳴っていて規則時に圧迫されます。尿には管がつながれて自動的に?尿を出してくれていて、私のお腹あたりから下は全く身動きとれず。
    ただ、横向きは大丈夫とのこと。
    あ、この感じ帝王切開した後と同じだ〜懐かしいわ。

    次に目が覚めたのは、痛みと暑くて。多分もう夜中。何度か、看護師さんが様子を見に来てくださりました。 
    2枚布団が掛けられていて、暑いから1枚布団をはいでるのに、掛けられる、を何度か繰り返されました。
    「尿が少ないな、おかしいな」とブツブツ言いながら尿道の管の位置を変えられ、痛かったですが、それでも出ていない様子でどこかに電話で話をしてる声がしました。
    「〜リットルしかでてないんですけど」て。ヤバいのか?と思いながらまた吐き気。自力で横向いて頑張って吐いたら(吐くように受け皿がある)ワカメ色の液体がでてきて、
    なんじゃこりゃ!!と。 エイリアン風な液体。
    しかも横向いたからなのか、尿管の方に何かの感触がありました。電話を終えた看護師さんに、ワカメ色の液体をみせ、こんなんでましたー(泣)と訴えてるのに、反応は薄く。

    「あら、おしっこでてるわ!あぁ、良かった。良かった。横向きになったから出たのね〜。」と喜んでいました。
    とりあえず良かったけど。

    そんなこんなで病室が明るくなったので多分、朝。スマホが手術前に鍵付きの引き出しに閉まってあり何時かわからん!
    予定では、点滴、足の圧迫するやつ、お腹に入ってるドレーンを抜く予定。早く自由になりたい!
    、、、ちょいまて。
    お腹に入ってる、て何?!
    まだ動けずにいる頭の中でもんもんと考えていたら、看護師さん。
    「オナラ出ました?」
    「まだですね。」
    もう自分でトイレに行かないといけないので、点滴、尿の管、足の装置を取り、自由の身!
    「ちょっと起き上がってみますか。」と言われ、急に??と思いながらも横になり、手すりに掴まり、上半身をゆっくりと起こす。お腹の部分が自分の体じゃないみたいな感覚です。
    「トイレ行ってみてくださいね。」と
    言われるがまま、トイレにいきました。どうゆう状態か、怖いですが病院着をまくりあげ紙パンツをさげました。夜用ナプキンがあてられ、少しの出血。お腹には、あてられていたフカフカしたガーゼが剥がれそうになっていて、そこから薄い血がバッーと湿って?ました。なんじゃこりゃ。
    とりあえず、あんまりしたくないおしっこを絞り出し多少はお腹の痛みはあるものの、切腹はしてないせいかお産の時よりは余裕。
    病室に戻り、ひと休みしていると看護師さんが聞きに来たのでおしっこしたことを報告。そして、お腹のガーゼを替えてもらいました。そういえば、夜中も替えてもらった覚えがあるな、、
    薄い血は、お腹に入ってるドレーンから出てる血液と体液らしい。
    抜く、で、その後縫うのかな、、と不安でいっぱい。

    それからしばらくして、
    病室の壁越しに聞こえてきた「こっちの病棟に産科の方がいる、と聞いたんだけど。」て大きな声が聞こえてきました。
    綺麗な女医さんと看護師さんが来られ、「はーい、ドレーン抜くね。」と。
    仰向けになってお腹のガーゼを取られ、頭をおこしてその状態を見てみると右下あたりに何か細くてビニール?をくるくるしたものを安全ピン?で留めてるものがお腹に乗っかっていて、
    後は直視できず天井を見あげました。
    「抜くのは、い、痛いですか?」とおそるおそる聞くと「いえ、痛みがあるとしたら今ぐらいですね。」と、はさみでチョキンと何かを切りました。が、何も感じず、あー良かった。と思った矢先、「ちょっと気持ち悪いかも。」と、そのお腹から出ているビニールをゆっくり引っ張り出しました。
    ちょこっと入ってるだけなんだろうな〜なんて勝手に良い想像をした自分を罵ってやりたいです、、
    そのビニールは引っ張って引っ張って引っ張って、とやっと出たのです。20センチはあったんじゃないかしら、、、(こわっ)
    引っ張りだされる感触もわかるし、気持ち悪いとゆーか、痛み?なんだか最悪な気分でした。
    そして、その数ミリの傷口はテープを貼られ処置は終了!
    女医さんたちにお礼をいい、身軽になった喜びを噛み締めてました。

    その時に、
    「終わった!生きてたー良かったー
    超気持ちいい!」と、安堵感と至福に包まれたのであります。

    取れたら着替えて良い、と言われていたので早速下着と部屋着に着替え、オナラは出てませんが、腸はキュルキュルしていたのでOKが出て、
    お昼ご飯を食べました。
    痛みはさほど強くないですが、多少あったので貰ってた痛み止めを飲み、
    あとは、お通じ待ち。夕方まで出なかったら下剤を貰うことになってました。やはり、おしっこをだす、うんこを出す、ということは回復にもつながるので1番大切なんですって。

    午後にはシャワーを浴び(最高に気持ち良かった)、腹腔鏡を入れたオヘソを見ると痛々しく可哀想ですが、
    雑菌がついちゃう時期なので泡つけてちゃんと洗います。ちょい染みる。
    あーでも、さっぱり!

    その日の夕方、夫が来てくれ
    手術の日の事を教えてくれました。
    手術中に家族がいられる待合室があるのは知らず、病室でまっていたそうですが、、手術から3時間程たっていたので「遅いなぁ、、」と不安になっていたら、病院から着信があったそうです。 

    「絶対何かあったんだ!」と
    思ったそうで、
    覚悟したのかしないのか出てみると、
    Dr.Kからで「どちらにいますか?」と聞かれ、「病室です、、」と。
    そしたら、「待合室あったんですよ。」と。ちょうど終わったタイミングだったみたいですが、
    それだけだったらしいです。
    「病院からの電話なんてこぇ〜よ。」と、、。

    残りの2日間の入院生活はとても快適で、上げ膳据え膳だし好きな時に寝れるし、と満喫してきました。
    最終日、内診があり
    Dr.Kとお会いし
    「ありがとうございました。」と心を込めたお礼ができました。
    Dr.Kもこんな私なんかに
    お礼を言ってくださり、
    「元気そうで良かったです。」

    この医師に執刀してもらって良かったなぁ、としみじみ。

    順調な回復なので退院!重たい物と入浴(湯船につかる)はまだダメだそう。
    次回は2週間後。
    この時に、取ったものが悪いものか、良いものか、発表されます。
    超ドキドキですが、
    「問題なかったらそれで終わり、あったら、その時はその時考えましょう。」と言ってくれました。

    「結果が早くわかったら予約ずらします?電話しましょうか?」

    「そのままでいいですー。
    怖いから電話いらないですー。(汗)」
    と、お断りしました。
    「緊急なオペが入ったら、僕じゃなくて違う医師になる場合とかも電話かけたりしてるんですけど、皆怖がるんですよね、病院からの電話は。」と
    笑うDr.K。笑顔が優し〜。

    なのでまだ、結果は聞いてないのですが、多分、いや、きっと、
    悪いものじゃないはず!!
    そう信じて次回、行ってきます。


    病気になるたび、気付く、
    健康って
    素晴らしい事。
    私の、からだは
    この一体だけ。

    適度に相応に年をとり、
    あまり無理せず、
    毎日を楽しむ。
    変化を楽しむ。


    お読みくださってありがとうございます。
    御身体、ご自愛くださいますよう。


    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     

    沙紗

     
     
    好きなもの…植物、ヨガ、編物、ドラマ&映画、物語を作ること、など。

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