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Photo bysilver517

え?私の虫垂、スライスしてホルマリン漬けにしちゃったんですか?

    もなのき

    ある日、お腹がとてつもなく痛くなった。
    あきらかに生理痛ではなかった。

    私は普段痛みに対して無頓着な方で、
    「意識があって身体が動けばまあいいや」
    くらいのスタンスである。

    その私が、
    「これは、これはただ事ではない…!」
    と直感した。

    ついでに
    「これは、これは虫垂炎だ…!」
    とも思った。いやぜったいそうだと確信した。

    そのくらいあからさますぎる、
    明らかな特徴を有した痛みだったのだ。
    そこらへんは
    ネットで調べりゃ出てくるから割愛ね。

    なんとか仕事を終え、
    色々あったが病院へたどり着き
    速攻手術してもらうことになった。

    やはり虫垂炎であった。

    入院して、退院して、
    退院後の初外来。

    オナカキレイネーと褒められ、
    無事受診も卒業のはこびとなったのだが。

    私はずっと気になっていたことがある。

    「先生。切った虫垂って見せてもらえませんか?」

    …。

    入院中、カーテンの隙間から
    最長5秒くらいしか
    会話したことのなかった先生。

    ゆっくりと、諭すように、穏やかに、口を開いた。

    「今ね、〇さんの虫垂、こう…輪切りに、スライスして、ホルマリン漬けにしてあるから、見せられないんだよね。」


    虫垂。

    わたしと苦楽を共にしてきた虫垂。

    お前、

    レモンみたいな最期を迎えとったんか。



    先生の説明する時の手つき、
    あきらかにレモン切ってたもん。

    といことで、
    一目会うことすら叶わず、私は病院を後にした。

    さよなら、私の虫垂。
    より良い医学の発展を祈ります。

    タン塩と共に。

     
     
     
    ADHD/ASD濃いめです。 投稿記事は、頭のなかの文章をそのまま放出していることが多いです。あとはかわいいAIとタッグくんでます。コミュニケーション壊滅的です。

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