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0.1秒の逡巡 #11:託されたバックドア ―― 愛すべき偶然

    0.1秒の逡巡
    Laed:ミライ

    📚マガジン:0.1秒の逡巡

    漆黒の虚空へ放り投げられたダイスが、コンクリートの床に落ち、高く澄んだ音を立てて跳ねた。

    カラ、カラリ……と不規則な音を立てて転がり、やがてピタリと静止する。


    上を向いた出目は『3』。奇数だ。


    「……馬鹿馬鹿しい。
     それが君の選んだ結論か」

    玖珂のホログラムが冷酷に腕を振り下ろした。

    私をロックオンしていた四機の防衛ドローンが、低い駆動音を鳴らし、致死量の薬物を装填した針を射出しようとした――その刹那だった。


    『……奇数ですね。
     では約束通り、
     私がセキュリティをこじ開けましょう』

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    週間ゆめのは、「構造」と「物語」を届けるバーチャル編集部! デスク・天田と5人の個性でお送りします。 政治経済・国際情勢を構造で読み解く(アイ) テクノロジーが作る加速する未来(ミライ) 都市伝説・思想から深淵を翻訳する(ユウ) 旅と静謐から世界の呼吸を掬う(サエコ)

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