
時空を超えて‥‥詩(106)* ☡´
この詩に(歌詞は変えず)素敵なメロディー をお願いします。
この時期、つい雨を見つめてしまいます。
静かに、しっとりと・・
タイトル 翳りゆく
作詞 秋下 左内 作曲 ???
傘を傾け
雨に切られる竹林(ちくりん)を見ても
愛(いと)しい君が浮かぶ
探り抜ける空気は
聞かせずの無音(むおん)となり、澄み切り
参道に声が聞こえて
独りに慣れた私を
引き戻す声は
祇王寺(ぎおうじ)に消えてゆく
沁みいる雨に
私の涙を添えて見ながら
愛しい君を想う
濡れた歌碑(かひ)は光って
文字を洗い流し浮く悲しみが
懸命に足止めして
独りに慣れた私を
掻き立てる雨は
祇王寺を抜けてゆく
葉桜が揺れ
緑のしとねに安らぎながら
愛しい君に侘びる
雨上がりの陽射しは
木々を掠めて、茅葺(かやぶき)の屋根を
遠慮がちに照らして
独りに慣れた私を
凪(な)ぐ冷める光は
祇王寺に満ちてゆく
青もみじが散るつくばいは
君の笑顔を忘れてしまい、
嵯峨(さが)の空を染めゆく夕陽を
ただ映すだけ
紫陽花(あじさい)の色は変わらずに
君の心は移り流れて
虹の窓から闇が透け落ち
すべてを隠す
夕陽から逃げて来た私も
追いかけて来た闇に吞まれ、
君を終(しま)いながら
静かに翳りゆく
月夜に佇(たたず)む祇王寺が
誰にも姿を見せないように
※ 祇王寺は京都にあります。
吉野窓は、(虹の窓)とも称される。
耳を澄まして 翳りゆく
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