
それからのこと
久しぶりに主治医の元へ行って来た。夫はまた、主治医宛てに手紙を書いてくれていた。マメなたちで、そんなところが好きだ。
とにかくエネルギーが枯渇している。少しの行動でどっと疲れてしまう。そんな話をしてきた。ほんの少しの外出、定刻の育児…それだけのことで、その後ソファで倒れ込まないといけないくらい、疲れてしまう。
そのため、子のお世話は出来ても自分のケアが出来なくなってしまうこと。たとえば、ほぼ毎日していたメイクをしない日が増えたし、メイクをしないからアクセサリーもつけなくなったし、メイク落としをしなくて良いから汗をかかなかった日はお風呂をやめたり、食後の後片付けをする元気がないから、朝食や昼食を抜いてしまったり。そんなことが日常化していること。そんな話をしてきた。
でも、夫の手紙曰く感情面では大きく改善が見られるとのこと。夫と子との関わりが積極的で明るくなってきたと。
主治医は「鬱病が治るには順番があるんです」と教えてくれた。まず、感情面が改善され、エネルギー不足は後まで残り、それから徐々に治るのがセオリーとのことだった。主治医の話によれば私は順当に治るコースに乗っているのかもしれない。
また、新しい薬の話も出て来た。薬の名前は忘れてしまったが、アメリカで使われていた鬱病の新しい薬が、日本でも使えるようになったと。どうやらその薬は、なかでも産後鬱に特化して開発された薬だとかで、しかもずっと飲み続けなくても良い。2週間の飲みきりタイプとのことだった。今回はまだ処方できないが、次回の受診頃には出せるんじゃないかとのこと。この話には希望を持つことが出来た。副作用については詳細を聞かなければいけないが、飲みきりタイプでもし効果覿面となればそれほど有難いことはない。毎回、受診は億劫で大仕事なのだが(電車とタクシーを乗り継いでの大移動なので)、次回の受診は少しだけ楽しみだ。
ところで、楽しいものを楽しいと思える気持ちは入院中から戻ってきている。最近、FNS歌謡祭で宝塚トップスターの活躍を観た。あまりの麗しさに心躍る、といった感情が呼び戻された。SNSで情報を集めるのがすごく楽しい。自分でも驚くほど生き生きしている。こうして少しずつ、日々の生活に活気が戻ってくるといいな、とこちらにも希望を見出す。子のお風呂も終え、今日の育児はひと段落。毎日少しずつ、エネルギーをチャージしながら闘病している。早く治るといいな、主治医の「鬱病は治せる病気です」の言葉を信じている。