
【どこからでも読める短編小説】RPGゲームモブキャラたちのつぶやき📺🎮ターン1~児童書~
おん・ざ・さばく🌵
現場は広大な黄色い砂漠。
照りつける太陽。
ひとりの男が焦っていた。
ぴ~が~~~
通信機の不明瞭な音声が響く。
「えっ…!」
「ちょちょっ!」
ガガッ…
「第1セクター通過ぁ~?」
「まじ?」
「やべ~!」
「体力回復薬ないってぇ~(泣)」
「え?」
「そっちの買い尽くされたぁ
マジかぁ~」●| ̄|_
ピー~~プツッ・・・
そこで相手の通信が途絶えた。
近くの町までは20キロ超。
男の心の葛藤(かっとう)が始まった。
「MONSTERたち、足止めどんくらいできるかなぁ?」
「シフト変わったとき、前回のあいつ!体力回復薬売り尽くしたって、言ってくれなかったもんなぁ(怒)」
「仕方ねぇ。値段たけーけど、飛べる羽使うしかねぇかぁ(;´д`)」
「今回は大赤字だぜ。くそっ!」

男は近くの町まで飛べる羽を取り出し、体力回復薬を買い足しに行くことにした。
ヒューーーーー
ストン。
近くの町には着いたが、
まだ、売上もなく男の手元には両替用の小銭しかない。
「とりあえず体力回復薬5個ばっか買って戻るけど、今回のプレイヤー魔法使わないらしいから、
体力の消耗(しょうもう)激しいだろうな~。」
「運営に殺されるなぁこれ!確定だわ!」
「バグとかで間違って俺のこと消してくれねぇかなぁ~。」
などと呟きながら、
お金もなく、飛べる羽も使いきった男は、
仕方なく20キロ超を走って戻ることにした。
砂漠の道は灼熱(しゃくねつ)。
足をとられ、男は何度も転んだ。
持ち場に帰ったが、
案(あん)の定(じょう)プレイヤーからは、あるだけの薬草をせびられた。
「ゲームの運営に時給上げてもらわねぇとなぁ。」
「全くおれのせいじゃないっつうのに…」
あせあせ
男は仕事を終え、
村の自宅へと戻った。
「給料はいいけど、砂漠の商人は割にあわねぇ。」
「もっとラクーなやつに転職希望だしとこ。」
そう言って、砂漠の商人は窓から外を眺めた。

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