
【詩】飛び立つ鳥を追いかけない
彩度の低い冬の空
潤いを拒絶するような乾いた空気の中
アスファルトを這う冷たい風が吹き上げる
まるで忘れられたかのような態度に
関わりを無意味化されたように感じて嘆く人
その寂しさに共感する
それでも「忘れることで前に進める」と
自分に言い聞かせるように呟く人
その噛み締める思いにも共感する
君は輝いてまるで別人のよう
忙しく充実した煌めきの日々が
暗闇にいたあの頃を彼方に押し流して行くね
君が幸せになれば世界は1つ良くなる
それでいい
それだけで充分に確かな真実
飛び立つ鳥は追いかけない
陽に向けて大きく羽ばたく君を振り返らず
次の景色へと歩き出そう

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