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【私小説】「それ、二人で旅行してる意味なくない?」友達に言われた一言

【この記事を届けるあなたへ】

こんにちは、ゆたです。

普段は会社員として働きながら、
何気ない日常の違和感を1000まで深掘りし、
過去の葛藤や不器用さを今の自分に馴染む言葉へ
「仕立て直す」活動をしています。

今回は、
自分から誘った友人二人との大阪旅行で感じた、
小さな価値観のズレについて書きました。

誰かと旅行に行って、
なんとなく噛み合わなさを感じたことがある方に、
読み終えたあと、
少しだけ心が軽くなる視点を お届けできたら嬉しいです。


【私小説】「それ、二人で旅行してる意味なくない?」友達に言われた一言

「大阪、行かない?」

そう誘ったのは、僕からだった。

学生時代からの友人二人と、
久しぶりに予定を合わせて、
大阪旅行の計画を立て始めた。

ホテルを決め、新幹線を予約し、
あとは当日の過ごし方を詰めるだけ。

そんな中、行きたい場所の話になった。

「海遊館、行きたいんだよね。」
友人の一人が、スマホで写真を見せながら言った。

「あー、いいね。」
相槌を打ちながら、 僕は僕で行きたい場所があった。

「大阪城も気になってて。」

地図アプリで見ると、
海遊館と大阪城は、 決して近い距離ではなかった。

一日で両方を、 ゆっくり周るのは正直厳しい。

「じゃあさ、午前と午後で 別行動する?」

僕としては、 ごく自然な提案のつもりだった。

それぞれ行きたい場所に行って、
夜また合流すればいい。

そう思っていたのだけど。

「え、それは二人で旅行してる意味なくない?」

友人の声のトーンが、
少しだけ強くなった気がした。

「そう、かな……。」

僕は素直に、 そう答えるしかなかった。

「それでもいいと思うけどな。」
もう一度、そう提案してみたけれど、

その話は、 なんとなくそのまま流れていった。

結局、その日は 海遊館を優先することになった。

大阪城の写真は、 新幹線の窓から、
遠目にちらっと見えただけだった。

楽しい旅行だったはずなのに、
なぜか、心のどこかに 小さな違和感が残っていた。


P.S. 「二人で旅行する意味」の正解って、なんだろう。

新幹線の窓から遠ざかる大阪城を眺めながら、
友人の放った「二人で旅行してる意味なくない?」
という一言が、 ずっと頭の中でリフレインしていた。

誰かと一緒にいる楽しさと、
自分一人だけの時間を確保したいという欲求。

その間でうまくバランスが取れない僕は、
「集団行動に向いていない不器用な人間」
なのだろうか?

立ち止まって言葉を仕立て直すなら。
僕たちが誰かと過ごす中で感じる「噛み合わなさ」は、絆の深さの問題ではなく、
ただ「心地よい距離感(境界線)の違い」
に過ぎないんじゃないか。

じゃあ、
僕自身はなぜ、
旅先でまで一人になろうとしたんだろう。

そう考えたとき、
そこには自分のダサい防衛本能と、
ある切実な理由がありました。

2日後、
この「集団行動でのモヤモヤの正体」、
そして「誰かといても『一人』を確保しようとする理由」を 【裏私小説(考察)】として解剖します。

※この続編は、
メンバーシップ『古言葉アトリエ』限定での公開となります。

「誰かと一緒にいるのは好きだけど、ずっと一緒にいると疲れてしまう」
そんな繊細な葛藤を抱えているあなたへ。

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