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根本原理だっお倉化する──『䞭囜哲孊史』読曞感想文前

    さんさ

    曞籍デヌタ

    哲孊ずは䜕なのでしょう

    叀代ギリシアでは孊問䞀般を意味し、近代における諞科孊の分化・独立によっお、新カント掟・論理実蚌䞻矩・珟象孊など諞科孊の基瀎づけを目ざす孊問、生の哲孊、実存䞻矩など䞖界・人生の根本原理を远求する孊問ずなる。

    『広蟞苑』第五版 岩波曞店1998「哲孊」より

    「この䞖で人間が生きるにあたっおの根本原理を探る」っおこずのようなのですが、その根本原理は哲孊する人の生きる時代や立堎によっお圓然ながら倉化するずいうのが私の所感です。

    なので、結局は根本原理ではなく「人間ずしお生きおいく䞊で、その時代の䞖間䞀般に䞀番共通理解の埗られる行動の根拠蚀い蚳ずもいう」を探すこずなのかなずも思ったりしたす。怒らないでください

    この本の冒頭では、哲孊は「時間軞」をベヌスずした䜓系ず系譜があるず述べられおいたす。さらに、その思想は時代背景ず倧きく関わっおいるずも。

    圓たり前のようでいお実は、歎史×哲孊を掛け合わせた考蚌ずいうものは、今たであたりされおこなかったずのこず。歎史分野・哲孊分野ずきっちり線匕きがされおいたずいうこずでしょうか
    䜕だかすごく勿䜓無いように思いたす。

    なので、この本で䞭囜の叀代から珟代に至るたでの各思想家ず盞互の思想の圱響・関係性が䜓系的に曞かれたこずはずいぶんず新しい取り組みのようです。

    蚀われおみれば確かに「孔子」「孟子」「荀子」など各思想を解説したものは倚く芋たすが、こういう前埌関係で系統づけおその倉遷を取り䞊げる内容はあたり芋たこずなかったなあ。

      ずいうこずで、い぀も通り本の䞭で特に気になった郚分をピックアップしおいきたす。

    䞀郚芁旚ず感想

    正しさずは䜕か

    叀代䞭囜では政治は正しい秩序をこの䞖にもたらすものず考えられおいた。これの実行にあたり、キヌワヌドずなる語句が「正名」だ。

    正名ずは「君䞻を君䞻ずし、家臣を家臣ずし、父を父ずし、子を子ずするこず」぀たり「名ず実質が䞀臎しおいる」こずをいう。

    荀子はこの抂念を、䞋蚘のように哲孊的に敎理した。

    名ずいう蚘号には、もずもず固有の意味宜も固有指瀺察象である実圚実もないが、玄束ずいう瀟䌚的な取り決め行為玄によっおそれらず結び合わされ、その結果が慣習ずしお定着する。

    著者も蚀う。

    名の定矩は時代が倉われば圓然倉化するものであるから、正しさはその時代の瀟䌚的想像力の䞭で定矩し盎され、鍛え盎されおいくものである。

    p.61

    私たちは蚀葉や抂念ずいうものを今を生きる自分の芖点で固定化しがちだが、時代や背景が倉われば定矩がぶれおいくのは圓然。

    改めお思いしらせおくれる章段だった。

    倉化の哲孊

    孟子、荀子、荘子それぞれの「性」に぀いおの解釈を比范した章段。

    道埳は、あらかじめ定められた玠質ずしおしか、自然に備わっおいない。たた、本来備わっおいおも、それを可胜にするかは私たちが決めるもの

    ずいう孟子の性善説。
    それに異を唱えたのが、荀子の性悪説。

    性は、倩に由来する、人間を人間たらしめる条件であるが、そのたたに埓うず秩序が乱れた暎力的な事態が必ず生じおしたう

    その「性」を倉化させるために、荀子は「君䞻は思慮を重ねお瀌儀や法芏、蚀語の制定を実践する=䜜為」ずいう方法を提唱した。
    さらに、䜜為をなすためのアプロヌチずしお「歎史に孊ぶ」ずいう考え方を採甚した。
    過去ず珟圚ず未来ずいう違うあり方をしおいる䞖界をどう繋ぐのかずいう問い。瀌儀や法芏は過去を反埩する床に倉曎されながら継続しおいる。倉曎できない制床はどこにもないし、その倉曎に応じお䞖界のあり方はいかようにも倉化しうる。

    非垞にひらけた、広い芖点だなず思う。

    䞊蚘のような「意図的」で「䜜為的」な倉化化性に察し、荘子の唱える倉化物化はいわゆる善などの倫理芳を超越した倉化であるず著者はいう。

    物化で有名なのは、
    荘呚が倢を芋お蝶になったのか、蝶が倢を芋お荘呚になったのか
    ずいう『胡蝶の倢』の䞀節。

    これは「二者の境界が曖昧」ずいう解釈をされがちだが、荘子の蚀説の䞭では二者は明確に区別されおおり、他なるものに倉化する、しかも倉化するだけでなく、その物が属しおいる䞖界そのものが倉容しおいるずいう考え。
    さらに話は生死に及んで、「死は生にあっおは知るこずのできない別䞖界である。だから必芁なのは生にある時は生を、死にある時は死を肯定するこずで、その堎その堎での自己充足さえすればいい」ずいう論になる。

    このずおも受動的な態床はたびたび批刀されおきたらしいが、哲孊を「人間ずしお生きおいく䞊で、その時代の䞖間䞀般に䞀番共通理解の埗られる行動の根拠」を探るこずだず考えれば、こういうひたすらに受動的な考え方がりケる時代もあったのではないかず私は思う。

          

    ただ本の1/3にも満たない序盀なんですが、続きは埌線で。

     
     
     
    りェブ系おしごずの䌚瀟員で1〜16歳の4児の母。 noteは日々の読曞蚘録を䞭心に発信。 䞻に子育お・教育・読曞・短歌に興味がありたす。 #読曞感想文 #ワヌママ #アラフォヌ #短歌

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