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人は11.7℃を知ると戻れなくなる

    GWは男3人で神戸へ行った。

    神戸といえば中華街。

    だが今回の旅のメインは違う。

    サウナだ。

    目的地はサウナシュラン2022にも選ばれた
    神戸サウナ&スパ。

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    サウナ好きなら一度は
    名前を聞いたことがある有名施設だ。

    宿泊はカプセルホテル付きプラン。

    料金は約6,000円。

    三宮駅前という立地なのにかなり安い。

    しかも宿泊者は24時間お風呂入り放題。

    ロウリュは30分ごとに開催される。
    時計を見るたびに熱波イベントが始まる感覚だ。ホスピタリティの高さが
    評価されている理由も納得だった。

    そして噂の水風呂へ。

    温度は11.7℃。

    数字だけ見ると大したことなさそうだが、
    入ればわかる。

    冷たいではない。

    痛い。

    脚を入れて3秒。

    ふくらはぎが
    「おい、本当に入るのか?」と
    全力で抗議してくる。

    なんとか肩まで浸かり、水風呂を出る。

    すると脚が言うことを聞かない。

    生まれたての子鹿である。

    友人2人も同じ歩き方をしていたので、
    おそらく正常な反応だ。

    そして感動したのは動線。

    サウナを出る。

    すぐ水風呂。

    そのままリクライニングチェア。

    無駄な移動が一切ない。

    サウナーによるサウナーのための設計。

    気付けば何セットも繰り返していた。


    翌朝は朝食ビュッフェ。
    料金は600円。

    聞けば昔は無料だったらしい。

    企業努力がすごい。

    GWの神戸旅行。

    中華街も楽しかった。

    観光もした。

    それでも一番記憶に残っているのは、
    11.7℃の水風呂から出たあと、
    男3人で子鹿のように歩いていた光景だ。

    そして広島へ帰った今。

    いつもの銭湯の16.7℃の水風呂に入る。

    以前なら十分冷たかった。

    でも今は思う。

    「なんか優しいな。」

    人間は贅沢を覚えるのが早い。

     
     
    普通の会社員(広島市)。大学(関東) 正解のない日常を書いていきます。 30代、サッカー、マラソン、ランニング、恋愛、婚活、ポーカー、サンフレ、猫好き

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