
この春やりたいこと
子どもを出産し、その子に障害があるとわかってから、介護的な側面を伴う育児を続けてきました。
一時期は、日常をこなすだけで精一杯で、助けを求める余裕すら持てない状態に陥っていました。
そうした経験から、社会福祉団体について調べたり、サポートのあり方について考えるようになりました。
ボランティア団体や非営利組織、NPO法人など、さまざまな形で社会課題に向き合い、無料相談や支援を提供している方々がいることを知りました。
しかしその一方で、支援のための掲示板ではなく、YouTubeのコメント欄に、身の上話や困りごとが書き込まれている場面を目にすることがありました。
「なぜ支援団体があるのに、動画のコメント欄が相談の場のような役割を担っているのだろう」
そんな疑問を持ったのが始まりです。
振り返ると、自分自身にも思い当たることがありました。
本当にしんどいときは、相談するための行動力が湧かない。
電話をかけることにためらいがあり、メールも書いては消してを繰り返し、結局送信できない。
専門のカウンセリングでさえ信頼できず、当たり障りのないことしか話せない。
選択肢が多すぎて、誰に相談すればよいのか決められない。
そして、「話したところで何も変わらないのではないか」という思いが先に立ち、行動に移せず、ひとりで抱え込む悪循環に陥っていました。
そうした状態にあるとき、コメント欄のような場所は、気軽に書き込める「ハードルの低さ」があるのかもしれません。
また、何らかの形で「否定される」経験を重ねることで、人はさらに傷つき、他者との関わりに慎重になっていきます。
否定を敏感に察知するようになり、結果として支援にたどり着きにくくなっている側面もあるのではないかと感じています。
支援団体を自分で調べることは、現実と向き合う行為でもあり、大きなエネルギーを必要とします。
信頼していた相手からの否定によって、信頼感も揺らいでしまっている。
それでも、「誰かに気づいてほしい」という気持ちは確かに存在しています。
だからこそ、私は、助けを求める準備がまだ整っていない段階の人に向けた「受け皿」となる居場所をつくりたいと考えています。
無理に言葉にしなくてもよく、関わることを強要されない。
それでも誰かとゆるやかにつながれる場所、住んでいる地域に限定されない形を模索する中、webサイトという形で実現できるといいなと考えています。
困っている人と支援が、自然につながっていくための入口のような場を目指したいと思っています。