
VTuber三部作試論集 ― The V's Blue, Brown, and White Books ―
はじめに
深夜にSNSで「VTuber学」なるものを知ったのをきっかけに、勢いで書いたら三部作になってしまいました。
三本はそれぞれ独立して読めますが、順番に読むと一本の論の流れになっています。
① VTuberとは何か そもそもVTuberの定義って何?という存在論的な試論。
② 箱の重力と個の指向性 今のVTuber文化がどんな仕組みで動いているかの分析。
③ 箱の重力以前 キズナアイの時代から箱文化はどう生まれたかの考察。
一応ちゃんとした論文です。硬く構えずに読み物として、納得感があるかどうか程度でどうぞ。
最後にひとつ
哲学の理論は正解ではありません。ある一貫した見方のレンズを持つことで、見えなかったものが見えてくる、という道具の話です。本稿の観測者契約や箱の重力も、これが唯一の正解ではなく、こう見ると一貫して説明できるという立場の提示です。
だからこそ、三本すべて海外の哲学データベースにも収録されています。自由に引用してください。批判してください。社会学・認知科学・精神医学・文化人類学、どんな方向に発展させてもいい。踏み台にしてもっといいものを作ってくれても嬉しい。
理論はそういうものだという感覚が、少しでも伝わると嬉しいです。