
抗いたい気持ちとブルーベリー
みなさんも、ありませんか?
薄々、そうではないかなあと思いながら
「いや、気のせいだよ」
「勘違いじゃない?」
「今日はたまたま」
そう思いたいことって、ありますよね。
最近、私は
スマホで何かを読む時
読みにくく感じるようになった。
それもそのはず、私はもう
アラフィフである。
気持ちだけは永遠に若く、
自分の年齢を全く意識していないけれど、
気持ちとはうらはらに
体は、何年も酷使されていることを
私は直視せずに生きてきた。
しかし、
目が明らかに霞む。
特に夜は酷く感じる。
若い頃、職場のおじさんたちが
手元から遠ざけてみているのを、見かけても
全くピンとこなかったけれど、
今は、本当によくわかる。
そうしたくなる。
ここで、大抵の人は
老眼鏡を手にしたくなるし
それが、正解。大正解。
私も夫から勧められた。
夫は仕事柄、細かい作業が多いため
気のせいでは済ませられないから
ここ数年、老眼鏡は大切な
パートナーである。
勧められたから
「じゃあ」と
老眼鏡を使ってみる。
え、
すっごくよく見える。
あ、これが元いた世界なんだな。
そんな感覚になった。
あ〜これは、
気のせいなんかではなく
ザ、老眼。
だった。
でも、私という人は、
できるだけ抗いたい。
何なんだろう。この気持ち。
認めたくないわけではないけれど
かけたら、負け。
かけたら、老眼鏡がないといけなくなる。
その状況がなぜか嫌なのだ。
本当によくわからない感情だけれど、
これも、名前のついた心理なのだろうか。
賢い人は知っているのかもしれない。
抗いたくて、私は頭の中でさまざまなことを
考える。
目にいいこと、何かないかな……
そこで、
ブルーベリーの登場である。
目にいいなど関係なく
ブルーベリーが好きなので
ここはひとつ
ブルーベリーを毎日
食べることにしたらいいのではない?
と
こういう時だけ驚くほど早く行動する自分に、
少し呆れる。
すぐさま、スーパーにブルーベリーを
買いに行く。
ありがとう、世界。
アンデス山脈からこんにちはである。
遠くからやってきたんだね。
どんな人たちが育ててくれたのだろう。
朝食には
グラノーラにブルーベリー
夕食後に
バニラアイスにブルーベリー
一日2回、ブルーベリーをいただく。
はっきり言おう。
ただ美味しいのだ。
これで本当に老眼にいいなら、
最and高ではないか。
まず、ブルーベリーさんは
すぐに、牛乳やバニラアイスの色を
美しい紫色に染めてしまう。
あ〜なんだか、これはかなり
いい成分が入っていそうだなあと
感じるのである。
バニラアイスさんは、
あなた色に簡単に染まってしまう
純粋無垢の少女のようだ。
あなた色が強ければ強いほど
癖があればあるほど、
その影響力は、凄まじい。
私にもそんなことがあっただろうか。
遠い記憶をたどる。
……
淡い思い出に浸りたかったのに
残念だ。
気づけば今日
冷凍ブルーベリーの大袋(二袋目)が
もう終わろうとしている。
そして最近、
「なんだか見えやすくなった気がする」
と思うことがある。
ブルーベリーのおかげなのか、
気のせいなのかは、わからない。
でも、それでいい。
だって、だって
美味しいから。
美味しいものは、人を幸せにする。
人は生きるために食べる、と
よく言われているけれど
私の場合は、食べるために
生きているのだ。
命ある限り、食べ物への執着は
やめられそうにない。