
🍂『朴葉味噌(ほうばみそ)── 大きな葉っぱがつつむ、あたたかい思い出』
未来の季節への想い
秋が少しずつ深まり、田んぼの水が引いて空気がピンと澄んでくる季節になりました。この時期になると、ふと心がじわっと温まるような物語のある景色を描きたくなります。
今回皆さまにお届けするのは、飛騨などの郷土料理でも知られる「朴葉味噌(ほうばみそ)」をテーマにした一枚です。
大きな朴の葉(ほうのは)の上にお味噌を乗せ、七輪でじっくりと炙る風景。香ばしい煙とあたたかい湯気が立ち上るその向こう側には、誰もが心の中に持っている「家族で囲んだ夕飯のぬくもり」や「ただいまと言える安心感」が広がっている気がするのです。
秋の冷んやりとした風を感じながら味わうお味噌の温もりは、私たちが歩んできた時間や大切な人との思い出を、優しく包み込んでくれるような気がします。季節が巡るたび、そんな愛おしい思い出をそっと抱きしめられるような絵を届けたくて、心を込めて筆をとりました。
