おばあちゃんの手仕事
「去年のじゃあ もう小さいねぇ」
そう言ってサイズを測り
祖母は毎年“はんてん”を作ってくれた。
お裁縫の上手な祖母は
はんてんでも浴衣でも、
編み物でも
何でも作ってくれた。
祖母からすれば
“昔の人だから”と
出来るのが当たり前という感覚だった。
とにかく手先が器用で
驚く程仕事が丁寧

そのくせ部屋は
全然片付けられないという
お茶目な一面も。
畑仕事にも精を出し、
夏などは子供の私なんかより
日焼けして真っ黒だった。
祖母の畑を手伝う時は
宝探しのようなわくわく感
えんどう豆を収穫した日は
塩茹でした大量の豆を
たらふく食べるのも楽しみのひとつ。

20代の頃、ある年の冬
紺色のかわいいセーターを買った私。
シンプルなデザインは
メンズにも似合いそうで
祖母に頼んで
少しサイズの大きい同じセーターを編んでもらい
彼にプレゼントをした。
お揃いだ、
祖母作だけどw

こんな風にいつも
頼めば何でも作ってくれた。
その中でも
1番お気に入りだったのは
子供の頃、
余った切れ端の布で作ってもらった
お野菜マスコット。
にんじんとか
だいこんとか
おにぎりや
ウインナーもあって
小さなカゴに入れたり
お弁当箱に入れたり
姉達と取りっこしながらも
よく一緒に遊んでいた。
今日、職場のケーキ屋さんで
並んだ焼き菓子のディスプレイに
小さなカボチャが飾られているのを見て、
祖母が作ってくれた小さなカボチャによく似てるな☺️と
大好きだったお野菜セットを
思い出しながら
開店の準備に勤しんだ🍰🫧

おばあちゃんとの思い出
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