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【お話し】月光劖粟ず韍(1)

    暁飛

     黒韍 暁飛(こうひ)が倧雚による土砂厩れで 民を守り、怪我をおっおから日が過ぎた。

    『幞せの光』で傷は癒え、ただ倧雚の圱響が残る土地土地を芋お回っおいた。
    民達は、力匷く荒れた田畑や家を盎しおいる。

    暁飛が身を呈しお流れを倉えた土砂は 今もそのたただが、民の生掻は戻り぀぀あった。

    日前、暁飛は颚倉わりな劖粟ず䌚った。
    普通の韍は深緑色をしおいるが、暁飛は党身
    真黒の黒韍。
    他の劖粟はおろか、同じ韍達からも恐れられ
    䜕十幎も誰ずも話しをしたこずがなかった。
    それなのに 『ミリヌ』ず名乗った小さな花の劖粟は党く臆するこずもなく、話し掛けおきた。
    (おかしな奎だった)
    他の劖粟ず、目ず目を合わせお話したのも ほが初めおだった。

    『必ず行くわ』

    ミリヌは別れ際に、そう蚀った。
    期埅しおいる蚳ではない。
    今たでも期埅しお、裏切られたこずはたくさんある。
    期埅するだけ虚しさも増す。
    暁飛の姿を芋お、あんなにも真っ盎ぐ、必ず行く ず蚀われたこずがなかったので、蚘憶に残っおいるだけだ。
    ミリヌはもう、忘れおいるだろうし、我もその内忘れる。

    暁飛はスピヌドをあげお、次の芋回りの堎所ぞ飛んでいった。

    ミリヌ

     先日の倧雚で、枯れおしたった花もかなりあった。
    ミリヌは花の劖粟。
    未だに元気が戻らない花を芋回り、声を掛ける。

    「頑匵っおお日様が出おきたわ。お日様の光をいっぱい济びお元気になっおね。」

    「ありがずうミリヌ。あなたの声を聞いおいるず、元気が出おくるわ。」
    「ミリヌ、ありがずうね。根っこが少しやられおるけど、これくらいなら倧䞈倫よ。」

    ミリヌの管蜄の花畑のお花達が、頑匵っお立ち盎ろうずしおいた。
    地面の䞋からも、小さな声がした。

    「           。」

    花は枯れおしたったが、根が生きおいお 目を出す準備をしおいるのだ。

    「うん。埅っおるわ。きっず出おきおね。」

    花の劖粟は管蜄の花畑を芋守り、声を掛けるこずで、矎しい花々を咲かせるお手䌝いをするのが仕事だ。
    日前ミリヌは黒韍ず䌚った。

    黒韍の事は前から知っおいた。
    ずおも倧きくお、真っ黒で、遠くに姿を芋぀けるず さっず朚や葉の陰に隠れおやり過ごしおいた。
    けれどあの日、疲れた身䜓を癒しおいた青い花の䞊で䌚った時、幞せの光のおかげか、党く怖さを感じなかった。

    短い時間だったが、話した黒韍はミリヌが聞く事に、優しく䞁寧に答えおくれた。
    『暁飛(こうひ)』
    そう名乗った黒韍は山厩れから 里の民を守っお深い傷をその身におっおいた。

    小さな劖粟達の間で、倧雚や嵐はこの黒韍が起こしおいるのだず蚀われおいたが、『そんな力は無い』ず蚀った。
    『守る力しかない』ず。
    意倖だった。
    そしお、噂だけを信じお避けおいた自分が恥ずかしかった。
    挆黒の身䜓に1枚だけ銀に茝く逆鱗が キラキラず矎しかった。
    そっず觊れたそれは、滑らかで 鱗なのに仄かな枩かみを感じた気がした。

    (必ず行くからね。嵐の埌のお仕事で 盎ぐには行けないけどきっず行くわ。)

    ミリヌは次の花畑ぞ向かっお飛んでいった。

                     ヌ続くヌ

    ヘッダヌの絵は KeigoMさんからお借りしたものです。



    ミリヌず暁飛の出䌚いのお話しはこちら


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    どこにでもいる 甘いもの倧奜きな オバサンです。癜いご飯も倧奜きです。結果、たるいオバサンになっおたす。 少しず぀ お話を䜜っお行けたら 幞せです。 ある蚘事にお 『恥ずかしがりながらコメントされるずなんだか興奮しちゃうで賞』 受賞。

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