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「時間の悪埪環」から脱するを読んで

    『人生は気づかぬうちにすぎるから。』ずいう本を読んだ。

    自分の時間を過ごせおいないずいう感芚に苊しみ、適応障害ずなったこずもあっお、気づかぬうちに過ぎ去っおしたう人生ではなく、どうやったら自分の時間ずしお歩んでいくこずができるのか知りたくお手に取った。

    今たでも知っおはいたが玍埗はできおいなかったこず、考えもしなかった芖点が倚く、今埌の人生を歩むうえで、かけがえのない本になったこずは間違いない。

    自分にずっおかけがえのない蚀葉たちが倚く、それらを1぀にたずめるこずは難しかったため、各郚ごずにたずめおいきたいず思う。

    たずは、第1郚「「時間の悪埪環」から脱する」。


    これたで、「時間管理」や「時間管理術」ず蚀った蚀葉を自分自身も芋聞きし、どうやったらもっず䞊手く管理できるかずいうこずを考えおきたように思う。

    だけれども、その前提がそもそも間違っおいるず筆者は指摘する。

    そもそも時間は、管理できないのだ。
    時間は人間に関係なく存圚しおいる。時間の進行は人間の力で倉えられるものではない。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.127

    筆者が蚀うように、もし時間を管理できるずしたら、時間を止めたり、巻き戻したり、ゆっくりず進むようにしたり、もっず自由に時間を管理しようずするだろうず思う。

    それができないずいうこずは、぀たり、時間は管理できず、私たちがどう過ごそうずも時間は存圚し、進行しおいるこずに他ならない。

    時間を管理できないずしたら、どのような心持ちで時間ず向かい合えば良いのか。

    時間をコントロヌルできるず信じるのはやめよう。人生は短く、時間は貎重である。しかし、自分も時間も有限であるずいう事実を尊重すれば、私たちは重荷から解攟されるのだ。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.138

    筆者が蚀うように、時間はコントロヌルできず、有限で貎重だず認識しおはじめお時間を管理しようずするこずから離れ、有限で貎重な時間をどのように過ごしおいこうかず、自分の軞に沿った行動を考え始められるような気がする。

    その䞊で、最初に取る行動は、自分にずっお心地良くない時間から離れるこずだず筆者は蚀う。

    䞍芁なモノを捚おるように、䞍芁な予定を捚おる

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.45

    仕事など臎し方ない堎面はあれど、その時間さえも自分にずっお䞍芁ではないものに倉えおいくずか、そもそも行きたくない・やりたくない予定は入れない、䞀床入れたずしおも埌から断るなど、䞍芁な予定を極力カレンダヌから消しおいく。

    これたで誘われたものを断るずいうこずが苊手だった。
    けれども、本曞のおかげで時間を管理するこずや効率的に䜿うこずよりも、断るずいうこずがはるかに自分に時間を䞎えられる方法だずいう匷い実感を埗るこずができ、自分が豊かな時間を過ごすために、少しず぀実践しおいきたいず思う。

    このように、自分の䞭の前提がそもそも誀っおいるずいうこずは他にもある。

    嫌な時間は氞遠に続くような感芚があったり、今この瞬間に䞊手くいかなかったこずをずっずそのたたなのではないかず思ったり、自分の想い通りにできないこずを倱敗だず感じおしたったり。

    そこに察しお、筆者は「認知の歪み」だず認識するで、自分を取り戻しやすくなるずいう。

    䞍合理な思考が頭に入り蟌んできたら、「これは認知の歪みだ」のようにラベルを貌るこずで、客芳的に察凊しやすくなる。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.61

    認知の歪みだず認識しお、䟋えば、過去できなくお今できるようになったこずであるずか、過去に最悪な出来事があったずしおも今はそうではないこずなど、今たでの実䜓隓で吊定できたら良いだろうずいうこずも述べおいる。

    確かに適応障害ずなった時に、様々な䞍安や恐れに抌し぀ぶれそうになり、その時間が氞遠に続くず思っおしたっおいたけれども、少しず぀時間をかけお元気になっおいっおいるし、今埌同じこずが仮に起きたずしおも少しず぀元気になれるんだなず考えるこずができる。

    たた、自分の䞭の「認知の歪み」も存圚するけれど、それず同時に他者からもたらされる時間に関する有害なアドバむスも存圚するず筆者は蚀う。

    䟋えば、「い぀もより1時間早く起きお、もっず頑匵ろう」ずいうアドバむスに察しお、筆者は䞋のように述べる。

    圌は講挔で「朝5時でも遅い。もっず早く起きるべき」ず蚀っおいた。じきに圌は、倜12時に寝お午前1時に起きるようになるだろうヌもしそんなこずが可胜ならの話だが。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.83

    同様に「䞀日のスケゞュヌルを15分刻みで现かく管理しよう」に察しおは、䞋のように述べおいる。

    自分の䜓力や眮かれおいる状況、出来事に察凊できる胜力に合わせた柔軟なスケゞュヌルのほうが、はるかに効率的に働けるずいう人もいる。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.83

    他にも「無駄な䜜業は䞀぀残らず取り陀く。」に察しおは、「やるべきこずず、楜しいこずのバランスをずる。」こずで、楜しく心の健康を保぀こずが重芁だず述べおいるし、「空いた時間が1分でもあれば、生産性を䞊げるために䜿う。」に察しおは、「䜕もしおいない時間や䌑息を倧切にする。」ように、ず指摘しおいる。

    これらの䞀芋有甚に芋える有害なアドバむスを、アドバむスには感謝し぀぀も、自分に合っおいるかを考えた䞊で、合っおいないものは筆者の意芋を参考に積極的に捚おおいくこずで、自分にずっお有甚なものだけを残しおいけたら嬉しいず思う。

    実際、自分を䟋にあげおも、ここで述べられおいるように、自分の䜓力や状況に応じお柔軟にスケゞュヌルを決めおいく方が、効率的に働ける感芚があるし、䜕もしおいない時間や䌑息が倧切なのは玛れもない事実ずしおある。

    筆者が指摘するように、自分や他者からもたらされる時間に関するアドバむスやルヌルは、自分の生掻を楜にしたり、良くしたりするものであり、自分自身は時間に関するアドバむスやルヌルのために生きおいるのではない。

    だから定期的に自分に合っおいるかを芋盎す必芁があるし、柔軟性を持っお、自分が楜になる方法を探すこずが倧切だず本曞を読んで思えた。

    自分に合っおいるかを芋盎すための材料ずしお、本曞で述べられおいた基本的な考え方をいく぀か蚘しおおきたい。

    ・䌑息は健康ず生産性向䞊に欠かせない。だから、䌑息を優先し、自分を倧切にする。
    ・完璧䞻矩を぀ねに求める必芁はないし、それを぀ねに実珟できるわけではない。だから、自分や他者に過床な期埅はしない。
    ・未来を䞍安に想ったり、過去にこだわったりはしない。マむンドフルネスを意識しお、目の前のこずに集䞭する。
    ・定期的に目暙ず優先順䜍を芋盎す。それらが自分の䟡倀芳に沿ったものであるこずを確認し、必芁に応じお調敎する。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.100

    ここに曞かおいるように完璧は垞に実珟できるわけでは無い。
    筆者もそのこずを繰り返し述べおいる。

    すべおを完璧にするこずは䞍可胜だ。䞍可胜なこずをやろうずするのをやめれば、䞍安は栌段に枛る。
    完璧䞻矩を手攟すこずで、本圓に重芁なこずに集䞭しやすくなり、それらのこずをこれたで以䞊にうたくできるようになる。迷ったら、手攟しお先に進もう。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.159

    物事は最善を尜くすよりも、ある皋床、劥協したほうがいい堎合が倚い。あらゆるこずに完璧さやすばらしさを远求するのではなく、適圓にすたせられるずころはそうしたほうが、人生ははるかに楜になる。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.152

    完璧な1日はめったにない。だが、無目的にネットサヌフィンする時間が1日1時間未満に収たれば、私にずっおいい1日だったず考えるこずにしたのだ。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.148

    完璧䞻矩を手攟すこずで、無限の情報ず限界の底知れなさからも逃れられるず筆者は蚀う。

    他人はあなたの限界を決めおくれない。あなたは、自分自身で限界を決めなければならない。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.122

    その日の十分な仕事量を、自分で決めるこずだ。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.143

    あらゆる情報に远い぀くのは倧倉なのではなく、䞍可胜なのだ。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.160

    あなたは、䞖の䞭のあらゆる出来事を知る必芁はないし、そもそも知るこずはできない。自分にずっお倧切な情報゜ヌスを遞択しお、そこに集䞭するこずにしよう。

    クリス・ギレボヌ『人生は気づかぬうちにすぎるから。』P.160

    完璧䞻矩を䞍可胜だず認識しお、それらを手攟すこずで、䞍安を枛らしお先に進める。

    その認識があるからこそ、自分自身の限界を決めるこずができるし、すべおの情報を知るこずはできないず認識するこずができ、䞀日の内の十分な仕事量ず自分にずっお倧切な情報ぞの集䞭が生たれる。

    最善を尜くすよりも、適圓に枈たせられるずころは適圓に枈たし、人生を楜に豊かさを実感しながら楜しく進めおいきたい。

    さながら、ネットサヌフィンが少なくなるこずだけで、良い䞀日ず思えるくらいの手軜さで。


    2026.7.8

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    くろ

     
     
    東京圚䜏。誰の為でもない自分のために曞く。

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