
大きい自分、小さな自分⑩
ふと目を開けるとリビングで観葉植物を下から見てる形の自分に戻っていた。
今日はずいぶん長い間想像の世界に浸っていて気がついたらそのまま昼寝してしまっていたんだな。
本当は自分にも理想の暮らしというものがあって。
奄美大島や五島列島のような暖かい島でサーフィンをしながら自然に囲まれのんびりと暮らしていきたいという夢がある。
仕事や支払いなどに追われずゆっくりした時間の中で自然に囲まれ生きていきたいと。
snsでよくそういった移住生活などを実現させている人を見ると羨ましいなぁと思う。
理想と現実。
5年前くらいまで20代の時から自分で事業をやっていたのだが、自分の甘さもあり失敗した。
今もまた這い上がってやる!という気持ちもあるはあるのだが、人を抱えるストレスやお金関係のストレスを考えると今一歩踏み出せない自分もいる。
お金持ちになりたい!
毎日笑顔で余裕を持った生活をしたい!
そんな事を毎日毎日考え、プレッシャーになりながら日々を生活している。
だからたまに自分が疲れちゃうのかな。
だからこうして家の植物達を見て癒されてるんだろうな。
幸せって何なんだろう?
自分のやりたい事やれてお金にも余裕があって。毎日笑っていられたら幸せかな?
考えれば考えるだけよくわかんなくなってくるけど。
一度の人生やっぱり幸せでいたいよな。
こんなに毎日いろんなプレッシャーに追われる生活をするなら、自然に囲まれてのんびり生きていきたいな。
普段は周りに大きく見せている自分。
大きい人間になりたいと願う自分。
気持ちが小さい自分。
情けないなぁと思う小さな自分。
自分って何なんだ。
自分ってどうなりたい?
どう生きていきたい?
そんな事を考えていると部屋のドアがガチャリと開いて、「ただいまー!!」と元気な声で娘が学校から帰ってきた。
「綺麗な花が咲いてたからパパに持って帰ってきたよ!植物大好きでしょ?」
娘の手にはついさっき自分が想像の世界で花になったあの可愛い花が握られていた。
辛い現実の日々の中にもこうした幸せな瞬間もあるんだな。
ありがとう。
おわり