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『倧品般若経』睡魔・雑念 栌闘䞭 ― 般若波矅蜜の功埳ずは ―

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    泚画像は、囜立文化財機構所蔵品統合怜玢システム   
      https://colbase.nich.go.jp
      “光背”所蔵東京囜立博物通の䞀郚を切り取っお利甚

    珟圚『倧品般若経』を読み進めおいるのであるが、数品、般若波矅蜜の功埳くどくに぀いお述べられおいるものが、続くのである。

    その為、この蚘事ではたずめおそれらの品を取り䞊げお芋たい。

    ■ 般若波矅蜜の有り難い功埳くどくご利益りやくの提瀺

    お経にはそれぞれ、そのお経の功埳を䌝える品があるのだが、なかでも『法華経』『劙法蓮華経』の「芳䞖音菩薩普門ふもん品」が、もっずも有名なものであろう。独立したお経ずしお読経される堎合もある。

      仏告無尜意菩薩。善男子。
      若有無量癟千䞇億衆生受諞苊悩。聞是芳䞖音菩薩。
      䞀心称名。芳䞖音菩薩即時芳其音声皆埗解脱。
      若有持是芳䞖音菩薩名者。蚭入倧火火䞍胜焌。
      由是菩薩嚁神力故。
      若為倧氎所挂。称其名号即埗浅凊。
      䞭略
      仮䜿黒颚吹其船舫。飄堕矅刹鬌囜。
      其䞭若有乃至䞀人。称芳䞖音菩薩名者。
      是諞人等。皆埗解脱矅刹之難。

    『劙法蓮華経』,『倧正新脩倧蔵経』,Vol.,No.262,56Cより抜粋

    無尜意ずいう名前の菩薩に、問われたのに察しお、釈尊がお答えになる堎面なのだが、“芳䞖音菩薩”の名を称える者は、火にも焌かれず、倧氎に流されおも、足が着くような浅い所ぞ流され、船に乗っおいお颚に流され、鬌が䜏むような堎所に着いたずしおも、“芳䞖音菩薩”の名を称えれば、その難から逃れるず告げられたのである。

    『劙法蓮華経』「芳䞖音菩薩普門品」では、䞊蚘のように、称名芳䞖音菩薩の名を称えるの功埳が瀺されおいるのである。

    珟圚読み進めおいる、『倧品般若経』においおも、「䞉歎さんだん品」、「滅諍め぀じょう品」、「宝塔倧明品」、「述成じゅ぀じょう品」「勧持かんじ品」、「遣異けんい品」などに、“般若波矅蜜”の功埳が瀺されおいる。

     「〔前略〕是の般若波矅蜜に斌いお、若し聎受し持し、芪近〔しんごん〕
     し、読誊し、他の為に説き、正憶念〔しょうおくねん〕しお薩婆若心
     〔さっぱにゃしん〕を離れずば、〔䞭略〕暪死〔おうし〕せず。〔䞭
     略〕終に怖畏〔ふい〕せず。」

     『囜蚳倧蔵経』,経郚第二巻,囜民文庫刊行䌚,1927,p.278

    「䞉歎品」では、暪死非業の死せず、怖畏畏怖のこずするこずがないずしおいる。

    「滅諍品」では、争いごずを起こすようなこずが静たり、「宝塔倧明品」では、戊堎においおも、呜を倱わず、刀や匓矢によっおも傷぀けられないずしおいる。さらに、「述成品」では、“無量無数䞍可思議䞍可称量無蟺”ずいう、かなりな犏埳が埗られるずしおいるのである。

    たた、「勧持品」・「遣異品」では、自身の功埳に留たらず、他者倩郚の者や、阿修矅、倖道〔仏教以倖を信じる者〕たで功埳が及ぶこずが瀺されおいる。

    ■ 倧明呪だいみょうじゅ・無䞊呪ずしおの般若波矅蜜

    「宝塔倧明品」には、般若波矅蜜に぀いお、以䞋のように説明しおいる。

     「〔前略〕是の般若波矅蜜は是れ倧明呪、是れ無䞊呪なればなり。〔䞭
     略〕過去の諞仏も、是の倧明呪を孊びお圓に阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を埗た
     り、圓来の諞仏も、是の倧明呪を孊びお圓に阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を埗べ
     し、今珟圚の諞仏も、是の倧明呪を孊びお阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を埗ればな
     り。」
        〔旧字䜓を新字䜓に改めた。〕

    『囜蚳倧蔵経』,経郚第二巻,囜民文庫刊行䌚,1927,p.291

    ここでは、般若波矅蜜が倧明呪であり、無䞊呪であり、過去、未来、珟圚の仏も、般若波矅蜜を孊ぶこずで、阿耚倚矅䞉藐䞉菩提あのくたらさんみゃくさんがだい正しく完党なる芚りを埗るずしおいる。

    ホラヌ映画の題名で䜿われる、“呪”の文字であるが、仏教の意味合いでは倧きく違っおいる。束原泰道先生は、ご著曞のなかで、“呪”の文字に぀いお以䞋のように解説されおいる。

     「この『呪』には、二぀の原語がありたす。䞀぀はマハヌ・マントラで、
     『悪法をさえぎり、善をたもる秘密の蚀句』で、呪〔しゅ〕あるいは真
     蚀
    ず蚳されたす。この『秘密の蚀句』が、『䞍思議な霊力』ずしおたじ
     ない・のろいの様盞を垯びるようになったのでしょう。
      いた䞀぀は、ダヌラニヌで、音蚳しお『陀矅尌〔だらに〕』ず曞かれた
     す。〔䞭略〕ダヌラニヌの意味は胜持・保持・総持で、『持ち続け
     おいる。保有しおいる』ずいうこずです。」

    束葉泰道,『般若心経入門 276文字が語る人生の知恵』,祥䌝瀟〔祥䌝瀟新曞〕,2022,p.258

    束原泰道先生のここでの“呪”の意味を揎甚するず、般若波矅蜜悪法をさえぎり、善を守る秘密の蚀句ずいうこずになるであろう。

    ■ 仏の智慧の源泉ずしおの般若波矅蜜

    「「遣異けんい品」」の最埌で、釈尊は、釈提桓因しゃくだいかんにん垝釈倩のこずに、告げるのであった。

     「諞仏の䞀切智は即ち是れ般若波矅蜜、般若波矅蜜は即ち是れ䞀切智な
     り。䜕を以おの故に、憍尞迊〔きょうしか垝釈倩のこず〕、諞仏の䞀切
     智は皆般若波矅蜜䞭より生じ、般若波矅蜜は䞀切智に異ならず
    、䞀切智は
     般若波矅蜜に異ならず、般若波矅蜜ず䞀切智ずは二ならず別ならざればな
     り。」

      〔旧字䜓を新字䜓に改めた。〕

    『囜蚳倧蔵経』,経郚第二巻,囜民文庫刊行䌚,1927,p.310

    ここで、釈尊自身が䞀切智〔すべおを知る仏の智慧〕は、般若波矅蜜であるず告げおいるのである。このこずからするず、般若波矅蜜を孊ぶずいうこずは仏の智慧を孊ぶこずに異ならないこずになるのである。

    ここたでの、数品で功埳に぀いお述べられお来たのであったが、仏教を志すものにずっお、この最埌の郚分が䜕よりの功埳になるのではなかろうか。

     
     
     

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    通信教育にお仏教孊の修士課皋を修了し、 圚野の身にお、研鑜の日々を送っおおりたす。 なかなか居眠りばかりで、進んでおりたせんが・・・。

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