
#878 蹴球論77|2007年ワールドユース 〜調子乗り世代の躍進〜
本日は2007年にカナダで開催された20歳以下のワールドカップ「ワールドユース」に関して紹介します。
ちなみに現在はワールドユースという名称は使わず、U-20 ワールドカップが正式名称ですが、妻がイオンを未だに「ジャスコ」と呼ぶように、習慣はなかなか変えられないということで・・・笑
前回は1985-1986生まれが対象となるメンバーで参加し、
まさかのグループリーグ2分1敗で通過し、決勝トーナメント初戦で敗れて、1勝もできずにベスト16という不名誉な結果で終わっております。
そして翌年に控えた2008年北京オリンピックは、この2005年出場組と2007年出場組が軸となり、メンバーが構成されます。
前回の2004年アテネオリンピックは、2001年と2003年出場組、生まれ年でいうと1981~1984年生まれが対象でしたが、1985年生まれの平山相太が飛び級で選ばれてました。
前回でいうと2003年出場組では「今野」「徳永」がオリンピック本戦でもスタメンを張っていたので、下の世代からの叩き上げは実際に起こるという事実もあり、今回の対象となる1987-1988年生まれのメンバーのテンションも高かったでしょう。
2007年 ワールドユース 日本代表メンバー

1 GK 林 彰洋(流経大)
2 DF 内田 篤人(鹿島)
3 DF 安田 理大(G大阪)
4 DF 福元 洋平(大分)
5 DF 槙野 智章(広島)
6 MF 森重 真人(大分)
7 MF 梅崎 司(大分)
8 MF 田中 亜土夢(新潟)
9 FW 河原 和寿(新潟)
10 MF 柏木 陽介(広島)
11 FW ハーフナー マイク(横浜FM)
12 FW 森島 康仁(C大阪)
13 DF 柳川 雅樹(神戸)
14 FW 青木 孝太(千葉)
15 MF 青山 隼(名古屋)
16 MF 藤田 征也(札幌)
17 MF 太田 宏介(横浜FC)
18 GK 武田 洋平(清水)
19 MF 平繁 龍一(広島)
20 MF 香川 真司(C大阪)
21 GK 桐畑 和繁(柏)
梅崎と河原は1987年早生まれなので、学年的には1986年生まれで、本田・長友らのゴールデンジェネレーションと同級です。
残りのメンバーは基本的に1987年世代で、1988年世代が香川・平繁ですね。
ウッチーは既に鹿島までスタメン張ってて、梅崎、安田、柏木とかも試合に出てた記憶があります。梅崎はA代表にも呼ばれてましたね。
あとは個人的には野洲高校の軌跡を見ていたので、青木君には注目していました(乾は選外でしたが・・・)
今もまだ現役の選手をちょっと調べてみたんですけど、6名がまだ現役でした(林・森重・梅崎・田中・武田・香川)
この代ともなると、結構な年下として見てましたが、最早その代も引退しつつあるのが悲しいですね泣
そんな感じで大会を振り返っていきましょう。
予選リーグ
第1戦 3〇1|スコットランド
そんな感じの初戦、スタメンは4-4-2です。
DFは右からウッチー、槙野、福元(cap)、安田で、背番号が2,3,4,5で揃ってるのが個人的には結構好みだったりしました。
MFはボランチが青山(現俳優)で、右が田中、左が梅崎、トップ下が柏木ですね。
ツートップは河原とデカモリシでした。
先制は日本です。
ロングポールをデカモリシが抜け出して、キーパーとの1vs1を泥臭く抜け出して先制!気持ちの入った良いゴールですね!
そしてゴール後は当時流行っていたビリーズ・ブートキャンプをみんなで踊り、弓矢的なものを射ったりで大はしゃぎ。
この辺が「調子乗り世代」と呼ばれた所以ですね。
僕は微笑ましく、好意的に見ていましたが、点取られた相手はムカついたでしょうね笑

その後も梅崎が完璧なミドルを決め、更に青山もロングを決めて3-0。
最後に1点返されましたが、3-1で圧勝!最高のスタートを切りました。
第2戦 1〇0|コスタリカ
続くコスタリカ戦、初戦でナイジェリアに敗れて後が無いコスタリカ相手でしたが、後半に梅崎のクロスを田中亜土夢のゴールで先制し、それを守って1-0!
この時点で共に2勝したナイジェリアと、揃って決勝トーナメント進出が確定しました。
第3戦 0△0|ナイジェリア
そして最終戦は勝者の余裕です。
ナイジェリアも突破が確定していたので、ここは金持ち喧嘩せずでターンオーバーする余裕で挑み、林、安田、槙野、柏木、青山、田中、河原、デカモリシを休ませる理想の展開を迎えて、そのままスコアレスドロー。決勝トーナメントです。
この頃、結構日本は盛り上がっていた記憶がありますね。

決勝トーナメント
1回戦 2(3)●2(4)|チェコ
決勝トーナメント初戦の相手はチェコです。
グループリーグではアルゼンチンと引き分けて2位通過したチームでした。
とは言えブラジルとかスペインとかに比較すると「・・・勝てるんじゃね?」という慢心が今考えればあった気がしますね。
そんな感じのチェコ戦ですが、前半22分でした。
柏木のCKを槙野が頭で合わせて、サンフレッチェホットラインで先制!
このゴールのパフォーマンスは元気玉です!
槙野は当時チームのパイセンだった戸田の影響で、赤い髪のモヒカンにしたというのが個人的に非常に好きですね笑

そしてその直後、梅崎のクロスからPKを奪取し、デカモリシが決めて2-0!
ここまでは良かったんですが・・・
後半20分が経過して、3分間で2回PKを取られてしまい・・・同点に。
そして2-2で延長でも決めきれず、勝負はPKに。
日本は安田とデカモリシが外し、3-4で惜敗!まぁPKはしょうがないっすね。
日本中を熱く盛り上げていた調子乗り世代のサッカーはかなり楽しかったんですが、無念です。
まぁ結果チェコは準優勝したので、なかなか強いチームだったと考えると、そのチームに善戦したのは立派ですね!胸を張れお前等!
ちなみに優勝はアグエロ率いるアルゼンチンでした。
まとめ
そんな感じで調子乗り世代の挑戦は終わりましたが、PK負けは引き分け扱いなので、4戦して2勝2分けと無敗で大会を去ることになりました。
皮肉にも前回は(略)
そんな感じで活躍したが故に、この大会から翌年の北京オリンピックに森重、ウッチー、安田、香川が選出されました。
また、ワールドユースには出てなかったものの、この年代の吉田麻也と森本もメンバー入りしました。
ちなみにウッチーはゴールパフォーマンスを冷ややかにみていたようです笑

そんな感じでの良い大会でしたが、この後10年間ワールドユースに出場できなくなってしまいました!アジアのレベルも上がったんですね・・・
2017年に出場した時は、今の代表の主力である堂安や富安、板倉がいた世代ですね。
そんな感じで次は・・・2008年の北京オリンピックを書きましょう!