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【免許取り消し処分】62年間お疲れさまでした。


Copilot


父親(干支戌)が今日、運転免許取り消し処分の聴聞に臨む。 行政処分の前に、本人の意見を聴くための場だ。 家族として、任意後見受任者として、そして介護のキーパーソンとして、落ち着かない心のまま筆を執っている。

父は62年間、運転と共に生きてきた。 仕事でも走り続け、日本本州と四国を沿岸沿いに一周したという自負もある。 物損はあった。違反もあった。 だが、人身事故は一度もない。 無事故無違反ではないが、「無事卒業」と言っていい経歴だった。

本来なら、免許返納を選べば「運転経歴証明書」が残る。 人生の証として、手元に置ける。 それを勧めたが、父は選ばなかった。 今日の聴聞を経て、免許は取り上げられる。 証明書は残らない。 62年の運転人生は、紙一枚も残さず終わる。

それでも、最後を見届けるのが家族の役目だと思っている。

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父が怒鳴るのか、自暴自棄になるのか、あるいは深い落ち込みに沈むのか。 反応は読めない。 だからこそ、こちらのメンタルケアも必要になる。 制度の手続きは淡々と進むが、家族の心はそうはいかない。

今日が終わったら、手作りケーキ屋さんに頼んで「卒業ケーキ」を作ってもらおうかと考えている。 免許を失う日を、喪失だけで終わらせないために。 62年間の運転に「お疲れさまでした」と言うために。

まずは、目の前の聴聞に向き合う。 父の62年に区切りをつける、その瞬間を見届けるために。



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