新婚旅行でイタリアへ行ったら、トラブルの連続だった話【前編】
深夜0時。対向車にプップー!と大きなクラクションを鳴らしながら、暗闇のなか、車のスピードをぐんぐん上げていく運転手。その後ろで私は「死ぬかもしれない…」と不安を募らせた。憧れの地・イタリアに新婚旅行で来たはずのに、どうしてこうなった…?
今回は2年前に体験した、トラブルだらけのイタリア旅行について書きます。
これからイタリアやヨーロッパ圏に行く予定の方、予定はないけれどいつか行ってみたいと考えてらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。
いつか行ってみたかったイタリア🇮🇹
大学生のときに初めて韓国へ行ってから、これまで7カ国を旅してきました。
韓国、台湾、ハワイ、中国、インド、スペイン…さまざまな異国の地を旅するなかで、最後に行った国がイタリアです。
コロナ禍から明けて、ようやく気兼ねなく海外へ行けるようになった2024年。新婚旅行もかねて、イタリア旅行経験がある夫を頼もしく思いながら日本を発ちました。
ピザ、ワイン、チーズ!ローマ、ヴェネツィア、コロッセオ!
浮かれに浮かれて、無事イタリアへ到着しました。
崩壊の始まり
まずはローマで観光を楽しんだあと、4日目にヴェネツィアへ向かうことになっていました。ローマ→ヴェネツィア間は高速鉄道(確かトレニタリアというもの)で移動します。事前に座席を予約していたので出発まで駅のホームで待つことにしました。
ここで一つ目のアクシデントが…
電光掲示板をなんとなく見ていると、予約した13時の列車に「運行中止」の文字が光っています。調べてみると、どうやら鉄道会社の乗務員たちによるストライキが発生したとのこと。
実はイタリアではストライキが珍しくありません。
鉄道、バス、飛行機、美術館など、旅行者も利用するあらゆるもので実施されます。これは労働者を守る意識が根付いており、ストライキをする権利が法律で守られているからだとか。
そんなことは露知らず、予想外のストライキ発生という状況に私たちの頭はまだ追いついていませんでした。
事の重大さに気づくとき
ま、まぁ、他の列車で行けばいいよね…。そう思い、ヴェネツィア行きの列車を探すも、どれもストライキか満席の表示で埋め尽くされています。
近くにいる案内のお姉さんを捕まえてヴェネツィアへ行く列車が空いていないか聞いてみるも、「ないね」と肩をすくめてどこかへ行ってしまいました。
や、やばい…
その日私たちはヴェネツィアのホテルを取っていました。ローマからヴェネツィアまでは約530km。日本でいえば東京から兵庫くらいの距離です。
その距離を今日中に移動できなければ、私たち野宿ってこと…?慣れないイタリアで野宿…?
焦りながら夫と話し合いました。鉄道で行けないとなると選択肢は2つ。ヴェネツィア行きの飛行機を取るか、今回はヴェネツィア観光を諦めてローマのホテルを探すか。けれどヴェネツィアは私が長年夢見ていた街でした。
やっぱりどうしてもヴェネツィアに行きたい。どうにかしてヴェネツィアに行く方法を2人で探すことにしました。
まだまだ続くトラブル
色々と探した結果、奇跡的に空きがあったヴェネツィア行き飛行機の2席を取ることができました。急遽当日に取ったこともあり、金額にして2人で15万円…。痛手ではありますが、背に腹はかえられません。ホッとひと安心したことを覚えています。
ちなみに、タクシーで行くことも考えましたが、基本的にローマで走っているタクシーはローマ市内しか行けないようでした。
日本で考えてみても、東京の道で拾ったタクシーに乗って「神戸までお願いしまーす」と言うようなもので、現実的ではありませんでした。
飛行機の出発まで時間があったので、予約していた高速鉄道の払い戻し手続きをすることにしました。ストライキによる運行中止の場合、手続きをすることで運賃は全額返金されます。
窓口に向かうと、そこには長蛇の列が…実はその日、ストライキで運行中止になった列車は多数あったようで、100人以上が並んでいました。高速鉄道の運賃は安くはないので渋々並び(主に夫が並んでくれた)、払い戻し手続きが完了するまで3時間以上かかりました…
長い一日はまだまだ終わりません。
空港行きの鉄道は動いていたので(よかった…)空港へ向かい、出発の21時まで待ちました。そう、なんとか取れたヴェネツィア行きの便は、夜に出発だったのです。それが新たなトラブルの始まりでした…
〜後半へ続く〜
