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街【旅の3分エッセイ】


    ※岩手県八幡平をひとり旅をしている最中で浮かんだ、
    3分以内で読める旅の小エッセイです。何回かに分けてお送りします。


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    人々に溢れた雑多な街も。
    人々のいない寂れた街も。

    様々な街を目にすると、街とは、そこに住まう人々の"祈り"が集積した地なのだと思う。

    その地が栄えて欲しい。
    未来永劫、続いて欲しい。

    街はそんな人々の祈りを取り込み、ひとりでに成長して大きくなる。

    ならば街から人がいなくなるのは、それらの"祈り"がもはや叶わないという人々の絶望が、この地に諦念ていねんとなって影を落とした結果なのかもしれない。

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    かつてこの地で人々は何を願い、暮らしてきたのだろうか。

    自然に帰りゆく廃墟に、夏の澄んだ風が響き渡る。

    風が静寂に余韻を広げていく中、独ひとり目をつむり、この地に込められた願いを掬すくおうとした。

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    『書く読む旅する、"本好き"のためのポータル』。読書📕と”ぼーっと”😑が好きな、ひとり旅人。 カフェや宿・自然など、「旅先で本が読めそうな場所・静かな場所」を巡っています。noteでは訪れた場所の雰囲気や旅のようす、時々創作や失敗談なども。『ひとりの時間を、本と一緒に。』

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