
【お金の話が苦手な夫婦へ】二人で話すのは5分だけ。家族のお金の現在地シート
夫婦でお金の話をしたい。
でも、
「何から話せばいいか分からない」
「相手に切り出しづらい」
「そもそも家族全体でいくらあるのか分からない」
そんな状態からでも始められるように、家族のお金の現在地を1枚で整理できるシートを作りました。
最初から、二人で全部のお金を出し合う必要はありません。
まずは自分で分かるところから。
そのあとで、分からないところだけ少し一緒に確認する。
「一人で7割。二人で5分。」
そんな始め方をするためのシートです。
このシートでできること
このシートでは、
自分・パートナー・共有のお金を、分かる範囲で入力していきます。
すると、
家族の総資産
総借入
純資産
すぐ使えるお金
が、ひとつの画面で確認できるようになります。
最初から全部を調べる必要はありません。
分からないところは空欄のままで大丈夫です。

※画像は架空の家族を使った記入例の一部です。実際のシートには、この続きの入力項目もあります。
僕がこの形にしたかったのは、
「全部分かってから話す」
ではなく、
「分かるところまで一人で進めて、残ったところだけ二人で確認する」
という使い方でした。
家計簿を毎日つけたり、最初から1円単位まで調べたりする必要はありません。
まず、
「うちのお金って、今どんな状態なんだろう?」
を見えるようにする。
そのための最初の一枚です。
僕たちも最初は、お金の話が苦手だった
僕たち夫婦も、最初からうまくお金の話ができていたわけではありません。
本格的に家計を整理しようと思ったのは、住宅ローンを組んで数年たった頃でした。
僕自身が資産形成について勉強するようになり、
「まず家族全体で、今どれくらいお金があるのか確認したい」
と思うようになりました。
ある夜、子どもが寝たあとに妻へ、
「今、お金ってどれくらい貯まってる?」
と聞きました。
返ってきたのは、
「300万円くらいかな」
という、少し曖昧な答えでした。
当時の僕は、
「細かく確認するのが面倒なのかな」
くらいに思っていました。
僕自身も、自分のお金を整理するのは面倒だったので、
「今はそういう気分じゃないんだろうな」
と考えて、その日はそれ以上聞きませんでした。
でも、ずっと後になって妻に当時のことを聞くと、理由は別のところにありました。
妻は、
「正直、最初はすごく嫌だった」
と言いました。
嫌だったのは、金額を知られることだけではありません。
「これしか貯まってないの?」
「何に使ったの?」
「そんなものに使わなくていいんじゃない?」
そんなふうに、
自分のお金の使い方まで採点されるような気がしていた
そうです。
その話を聞いて、
「そんなふうに感じていたんだ」
と初めて気づきました。
今振り返ると、僕自身も、
「それ高くない?」
「本当に必要?」
と、自分の物差しでお金の使い方を判断してしまうことがありました。
夫婦でお金の話をする難しさは、
数字を見せることだけではなかったんだと思います。
数字の向こう側には、
その人が何にお金を使ってきたのか。
何を大事にしているのか。
そんなものまで含まれています。
だから、夫婦だからといって、
「全部見せて当然」
とは限らないんですよね。
全部を聞き出さなくていい。「一人で7割、二人で5分」
この経験があったので、このシートは、
最初から二人で全部を出し合う形にはしていません。
まず、自分の分を入力する。
共有口座など、自分で分かるところも入力する。
相手にしか分からないところは、そのまま残しておく。
そして最後に、
「ここまで作ってみたんだけど、分からないところだけ5分くらい一緒に見てもらっていい?」
と声をかける。
それくらいからで十分です。
妻にも実際にシートを使ってもらいました。
そのときに出たのが、
「見せるタイミングも結構大事だと思う」
という言葉でした。
仕事から帰って疲れているとき。
家事や子どものことで忙しいとき。
そんなタイミングで、
「ちょっとお金の話しよう」
と言われても、重く感じることがあります。
だから、
作ったその日に必ず見せなくてもいい。
相手に少し余裕があるときに、短い時間だけ一緒に見る。
お金の話を“大きなイベント”にしない。
それも、このシートで大切にしたかったことです。
全部調べなくていい。入力した数字は、自動でまとまります
このシートで大切にしたのは、
「夫婦でお金の話を始めるハードルを、できるだけ下げること」
です。
最初から、家族のお金を全部調べる必要はありません。
まずは、自分が分かるところだけ入力する。
分からないところは、空欄のままで大丈夫です。
入力した数字は自動で集計され、
総資産・総借入・純資産・すぐ使えるお金
が、ひとつの画面で確認できます。
このシートにまとめたのは、
・全部調べなくていい
・入力した数字が、自動でまとまる
・パートナーへの声のかけ方まで分かる
この3つです。
価格は、500円です。
家計を完璧に管理するためのシートではありません。
「何となく分からない」を、
「うちは今こうなんだ」
へ。
「お金の話をしなきゃ」を、
「ここだけ一緒に見てみよう」
へ。
その最初の一歩として使ってもらえたらと思っています。
この先では、実際のシート本体と、使い始める手順を紹介しています。
分かるところから入力して、
分からないところは残して、
最後に二人で少しだけ確認する。
一人で7割。二人で5分。
夫婦のお金の話で一番難しい「最初の一回」を、少し軽くするために作りました。